……
なんだろうか……あ、そういや力の使いすぎで倒れたんだっけ?
「本当無茶するね、君は」
「まさか引篭もりが出て来るとは……」
「言っては悪いけどひど過ぎない?」
眼を開けると其処は白い空間であり、大きな扉が開いていた。
何より……
「……何してるの?」
「君の寝顔を覗き込んでいた♪」
「と言うか今回そんな姿なんだ」
「僕に姿はないからね」
そういうのは短すぎる気がする着物を着た女性?
髪はピンクのような桃色で、お面を着けている為表情は見えない。
「刹那は?」
「ちょっと情調不安定になったからね、
「悪い事したな……」
「さて、色気ないし跳ぶか」
「わざと言ってるの?」
「さぁ、どうだろうね~」
世界は色を作り出し、夜の海へと変わる。
「普通此処に繋ぐ?」
「よし、がんばってペルs……」
「おい馬鹿やめろ!!」
「あいた!?」
さすがに釣竿を出すとか言う奇行を行ったので拳骨を頭に振り落とした。
「いったいな~普通女性に拳骨振り落とす?」
「君は性別なんてないだろ……」
「仕方ないじゃん。所では女性だの男性だのと別で信仰されて、と言うより全ての元なんだから」
「はいはい」
「と言うより君くらいだよ、僕にこんなことするの」
彼女?はニコニコしながら胡坐をかく。顔は見えないけど。
「胡坐かかないの。と言うよりやれる相手が居ないだけじゃない?」
「まぁ、そうとも言う。
それより、話は戻すけど無茶したもんだね」
「……」
「眼を発動しないで創造と消滅……おまけに理を書き換えるなんてさ」
「最後は一応自然から力を借りてしたけどね」
「うん、だからちゃんと二人一緒に逝けたよ」
「そっか、よかった」
「良くないわ、ドアホ」
「ヘブっ!?」
いきなり倒されるようにして僕は寝転ばされた。
と言うより感触からして膝枕?
「いくら人の為とは言え、命を削りすぎだよ。
やるんだったら神眼くらい発動しなくちゃね」
「う……」
「君の命は君だけの物じゃない。絆を繋いだ以上それは守らないと」
「ごめん……」
「何より恨みや悲しみを背負うもんだからこうなるんだよ」
確かにあの時二人の負の感情を吸い取りはしたけど……
「僕がそれを知らないと思ったかい?」
「そうだったね、アイツは?」
「寝てる。さっきまで負の感情を君から吸い取ってたけど、やることは終わったって」
「そっか」
「何かと言いながら心配だったらしいね~
あぁ、動かないでね~」
僕は起き上がろうとすると押さえ込まれる。
「此処に来た理由だけど君の魂はさすがに不安定になってるからね。
だからこそ女性の姿」
覗き込むようにブイサインをする姿に少しイラッと来た。
「刹那は楽しそうかい?」
「全て見て……いや、知ってるでしょ?」
「それは僕の主観だ。君の主観が聞きたいのさ」
「さぁね」
「ふふふ、そうか」
僕は周りを見て、やっぱり何もないと思い、そしてなんだか安心すると思った。
「普通なら自身の心理世界に入り込む事自体有り得ないのだが……
まぁ、君ゆえに仕方ないのだろうな」
「なんか酷いね……」
「いくら僕達も原因とは言え、此処までになったのは君が原因だ」
「もういいや……寝るよ」
「あぁ、眠ると良い。次目覚めた時、其処は現実だ」
「ありがとう」
「なに、気にするな」
僕は休むために深い眠りについた。