野園の事件も終わり、正人が心具に目覚めると言うことは合ったが無事解決した。
「けど立ちあえなかったのが残念ね」
「仕方ないよ、明久が教えてくれなかったんだもん」
「いや……それは謝るけど……」
僕は登校しながら幽香と妹紅にジト目で見られていた。
《おまけに無茶して倒れるし……》
「そうよね。どれだけ私達を心配させる気かしら?」
「ちょっと前にも約束したよね?無茶しないって……」
僕は目をそらすことしか出来ない。なぜなら無理した自覚はあるからだ。
いくら焦っていたとは言え、神眼を発動しないで創造と消滅、理と言う3つを操作したからだ。
刹那が取り乱すくらいだからかなりの事だと思う。
《普通なら消滅してるレベルよ。魂の不安定化と吐血ですむ方がおかしいのよ》
「ははは~」
僕は苦笑するしかない。見えないが刹那は呆れ顔してるだろう。
現に目の前の2人は呆れ顔だ。
「あら、明久おはよう」
「咲夜、ありがとう。君が天使に見えるよ」
「え、え?」
タイミングよく声を掛けてきた咲夜の手を取り明久は言う。
咲夜はいきなりの事に驚き、言葉を理解して顔を赤くした。
「おはよう、明久」
「正人、おはよう」
「皆さんもおはよう。明久、両手に花だな~」
残念な美形こと正人が登場した。
「おい、何を考えた今」
「気のせいだよ」
「おはよう、明久君、皆さん」
「おはようね」
「丁度いいですし皆で行きましょう」
栖々希の言葉に僕達は学園へと向かう。女4の男2。
僕は特に視線が来る。まぁ、正人は美形だから仕方ないとして、見た目普通の僕が美人と歩いているのだから当たり前か。
そして、校門にたどり着いた時彼女は現れた。
「来たわね!!明久!!」
校門前にドンッ!!と立つ少女。
「で、ちょっと新しいレシピ思いついてさ」
「おっじゃあ食べてみたい!!」
「妹紅、食い意地張りすぎよ」(苦笑
「お前ら酷くないか?」
「私も食べてみたいですね」
「お~い」
「私もいい?」
「そっとしておこう……」
明久達はその少女の横を通り過ぎようとした。
「ちょっと!!無視しないでよ!!」
しかし少女は明久の手を取り、それを止めた。
「……どちら様ですか?」
「いきなり酷いわね!?」
「僕には周りの迷惑を考えない先輩の知り合いはいません」
「覚えてるわよね!?その対応わかっててやってるわよね!?」
「はい」
「泣くぞ!?仕舞いには泣くぞ!?」
「はぁ……お久しぶりです」
「うぅ……久しぶり」
さすがに泣かれるのは困るので弄るのはここまでにしよう。
「先輩、校門で叫んだら迷惑ですよ?」
「そこについては反省するけど私は明久と話してるのよ?」
「話してるというより、子供のようにあやされてるがあってるのでは?」
「面白い冗談言うじゃない、崎橋栖々希」
「「……」」
「なんでいつも喧嘩するかな……」
「わってないのはお前だけだ」
「そうね」
「そうだな」
「確かに」
皆はわかるのか?
「罪状を」
「え~被告人……」
「簡潔に」
「吉井明久被告の死刑を」
また現れた……まぁ、今回は少ないと言うか、うちの学園の生徒だけか。
「男とはッ!『愛』を捨て『哀』に生きる者成りッ!被告人吉井明久!!貴様は我等の鉄の掟を踏みにじった!!」
「「「「「「我等異端審問会の血の盟約の下、異端者に死をッ!!死をッ!!」」」」」」
「懲りないね……」
「ふっ、個々では負けるが……我ら総出ならば!!第一陣放て!!」
須川君の号令と共にカッターなどを持った黒覆面がそれらを放ち、残りは鎌などをもって襲い掛かってきた。
明久はそれを避けようとし、ある事を思い出す。
今此処は校門前。
そして登校時間であり、
「きゃっ!!??」
「うわっ!!??」
他にも生徒達がいる!!避けれない!!と言うかこいつ等は……!!
「いけぇ!!!!」
「俺の業を受けてみろ!!!」
明久のようすに気づかず襲い掛かってくるFFF団。
『カチッ』
「「「え?」」」
しかし、彼らは何時の間にか正座をし、
「あれ?」
「あっ……」
「大丈夫?」
「え、えぇ……」
投げ放たれたモノは全て明久の手に収まっていた。
「くそっ!!ってあれ?」
「う、動けん?」
FFF団は立ち上がろうとするもなぜか立てず、
「何だこれは……」
騒ぎに気づきやってきた鉄人はその光景に驚き、
「「「……」」」(涙目
咲夜、幽香、妹紅は理解し震えだす。
「西村先生、ちょっと補修室5時間ほど借りていいですか?」
「何を言って……あぁ、いいぞ」
「ありがとうございます」
「「「え?ちょ、まっ!!??」」」
鉄人は明久を見た瞬間許可を出し、明久は何時の間にかFFF団を縛り上げ、
「さぁ、お話しようか?」
色のない笑みを浮かべ引き摺っていった。
所変わって職員室、保健室ではアリス、慧音、永琳。
たまたま来ていた紫が一瞬寒気に襲われ、それを何か察知したのか涙目になっていたそうだ。