僕と幻想郷と召喚獣   作:只今更新凍結中

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さてどうなるか。
多分きっと読んでる方の予想通りの展開にはならないと思います。
え、読んでない?


つかの間の……そして開戦の狼煙

そこは幻想郷……永遠亭。

いつもは物静かで時折聞こえる竹の葉音がなんとも風流を感じるとこなのだが……

 

「妹紅!!そこのステーキを運んで!!」

「咲夜!!皿がたまったけど置けない分はどうすればいいかしら!!??」

「下に置いといてください、お嬢様!!妹様できました」

「うん、わかった!!!」

 

鍋などの調理器具が置かれ、数個ある台では咲夜、紫、藍、永琳、そして刹那がもすごいい勢いで料理を作っており、完成次第残りの皆がどこかへと運び皿を持って帰ってくる。

 

「すまないセレナ。貴女達まで手伝ってもらって」

「いいえ、頼んだのは私達ですから」

「私たちにはこれくらいしかできませんし」

 

その皿を慧音達や一緒に来ていたセレナ達が洗ってく。

 

「しかしものすごい量ですね」

「この頃はこんなことなかったんだけどね」

「幽香の言う通りだな。久々で忘れかけてたよ……」

「しかし驚きです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明久さんがこれほどの量に食べ物を食べるとは……」

 

 

____________________

 

それは永遠亭のある一室。

そこには大量の料理が並べられ、次々と消えていく。

それを食べているのはたった一人……明久であり、別段荒くとかでもなく行儀よく、しかしとてつもない速度で食べていく。

するとフランが台に大量の料理を載せて運んできた。

 

「あっもう食べちゃったの?ちょうど良かったのかな?」

「うん、ありがとう。紫達にいま作ってる分で止めていいよって伝えてきて」

「は~い」

 

フランは台を起き、のけていた皿の山をを持ち上げると戻っていった。

数分すると料理と共に紫と刹那が現れた。

 

「さすがに疲れたわね」

「ごめんね2日間も作らせちゃって」

「流石に量が量でしたから材料も出したけど……軽く数十は行くんじゃない?」

「それが明久のどこに行ってるのかしらね?

太りにくいとかでも2日間ずっと……それこそ数十トン単位のものが収まってるようには見えないけど、いつもながら」

「まぁ消化しだい霊力とかに変わってるんじゃない?」

「普通ありえないわ。けど……なんでそこまでして貯蓄する必要があったの?」

 

紫の言葉に僕は考える。そして

 

「……今回の相手、たぶん神様が関係してくる」

「……で?」

「きっと激戦になるだろうし、彩凛を取り返さなくちゃいけない」

「そうね」

「でっ今回僕だけじゃなくて幽香、咲夜、妹紅……慧音やアリス、永琳達にも手伝ってもらおうと思うんだ。……封印を解いてね」

「……それほどの相手?」

「あの男はさり際に大事な友人という残骸が崩れると言ったわ。

それからしてきっと明久の関わりあるものに手を出す」

「そこで僕が妨害に入るのはわかってるだろうし、だからこそ団体で来る可能性がある。

そうなると僕一人では難しい」

「なるほどね……」

「だからこそ……本気(・・)でやりたいから。みんなのことを頼みたいんだ」

「……わかったわ、任せなさい」

 

紫はそう言うと部屋を出ていった。

 

「……今日までところ動きはなかった。でも明日はそうじゃない気がする」

 

日が沈み、暗くなった外を見て明久はつぶやいた。

 

「きっと明日やつは来る。だからこそ用意しなくちゃ」

「えぇ、でもその前にやることがあるわね」

「何……かな?」

「少しだけ時間があるんだから……気を抜いてもいいよ」

 

刹那はそう言うとそっと明久を抱きしめた。

明久は理解していた。紫がこんなに早く部屋を出て行った意味も、刹那が言う意味も。

 

「明久のことだもん、大事な幼馴染を守れなくて平気なわけないでしょ。

どうせ今ならみんなは見ていない」

「……そう……だね。ははは、ダメだな……守るって言ったのに……約束守れなかったよ」

「人だからこそ失敗はする。でも助けるんでしょ?だったら今度はつかめるよう、頑張って」

「当たり前さ……」

「そのためにも……今はね?」

「……ありがとう……すまないけど借りるよ」

「……明久は明久らしくつっぱりなさい。それがみんなが大好きな貴方の姿なんだから」

 

刹那に抱かれながら眠る明久の表情は刹那しかわからない。

 

「今はゆっくり英気を養って……」

 

 

________________

 

それは朝。

もう文月の生徒は教室へと入り、授業を開始するであろう時間。

そのグラウンドに影が沸き、それが人の形を取る。

 

「……なんとも汚い下劣な場所だな……まぁいい。所詮人間(ゴミ)の相手だ。10もいればいいだろう」

 

その影、ゲベから複数の影が校舎へと走っていく。

そしてそれは窓を通り抜け、教室棟に入ると突如として異形の姿を取る。

 

「さぁ……どれだけの悲鳴が流れるかね~まぁ、綺麗な悲鳴なんて求めてないけどな」

「なら良かったな、悲鳴なんて多分聞こえないよ」

「なっ!!??」

 

げべの独り言に応えるように、ゲベは突如として横に現れた存在に殴り飛ばされた。

そのには黒いロングコートを着た明久が立っていた。

 

「驚きだな……お前本当に人間か?間違っても人間が2日で治るようなものでもないぞ?」

「……」

「おいおいだんまりかよ。けどいいのかい?人間に奴らは……」

「問題ない。みんながもう対処してるからね」

「……あの娘たちか。どう見てもそこまで強くなさそうだったがな」

「どうとでも言えばいい。

……でなにものかってはなしだったっけかな?」

「なんだ、聞こえてなかったわけじゃないんだな」

「……何者か……か。きっといつもなら人間だって言うんだろうけど」

 

明久はゆっくりと顔を上げる。

 

「今回は違うな……

何者でもないさ……しいて言うなら人のものに手を出したバカにお灸をすえに来た……

 

 

 

殺戮貴(バケモノ)だよ」

 

その表情はいつもの笑顔ではなく無表情が張り付いていた。

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