僕と幻想郷と召喚獣   作:只今更新凍結中

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注意PAD長ではありません、メイド長です。


Aクラスとの交渉と会合

「一騎討ち?」

 

「ああ。FクラスはAクラスは試召戦争としてAクラス代表に一騎討ちを申し込む」

 

今回の交渉は雄二が行っている。ちなみに一応僕、幽香、ムッツリーニ、姫路さんは付き添いだ。

 

で、Aクラスから交渉に出てるのは秀吉の姉の木下優子さん、ホント見た目じゃどっちか分かりにくいね…

 

「うーん、何が狙いなの?」

 

「もちろん、俺達Fクラスの勝利が狙いだ」

 

「面倒な試召戦争を手軽に終わらせることができるのはありがたいけどね。だからと言ってわざわざリスクを冒す必要もないかな」

 

「賢明だな」

 

ここまでは予想通りだね。ここからが交渉の本番。

雄二君の腕の見せ所だよ?

 

「ところでCクラスとの試召戦争はどうだった?」

 

雄二は腕を組み、顎に手を当てながら訊く。

 

「時間は取られたけど、それだけよ?何の問題もなし」

 

「なるほどな。ところでBクラスとやりあう気はあるか?」

 

「Bクラスって…昨日来ていたあの…」

 

「ああ。あれが代表をやっているBクラスだ。幸い宣戦布告はまだされていないようだがさてさて。どうなることやら」

 

「でもBクラスはFクラスと戦争したから三ヵ月の準備期間を取らない限り試召戦争はできないはずだよね?」

 

確かにルール上そうだけど…

 

「知っているだろう?事情はどうあれ、対外的にはあの戦争は『和平交渉にて終結』ってことになっている。規約には何の問題もない。

…BクラスだけじゃなくてDクラスもな」

 

例外もある。

 

「…それって脅迫?」

 

「人聞きが悪い。ただのお願いだよ」

 

木下さんは考え込むように黙る…

 

仕方ない。

 

「木下さん、じゃあこういうのはどう?」

 

「なにかしら?」

 

「お互い7人、7VS7の一騎打ちを行って、最初に4勝したほうが勝ちっていう方法なんだけど」

 

「な!おい明久!何を勝手に…!」

 

「でもこの提案が却下されたら全面戦争になるかもしれないよ?だったらちょっとでも勝ち目がある方に妥協した方がでしょ?」

 

木下さんは少し考えた後、

 

「う~ん…いいわ。吉井君の案なら吞んであげてもいいわよ」

 

「本当か?」

 

「ええ。それならこちらのリスクも結構小さく出来るしね」

 

「…はあ、仕方ない。だが、勝負する内容はこちらで決めさせてもらう。それくらいのハンデはあってもいいはずだ」

 

さすが雄二、あくどい。

 

「え?う~ん…」

 

「…受けてもいい」

 

「ひゃっ!?」

 

「……雄二の提案を受けてもいい」

 

代表の登場だね…

 

「あれ?代表いいの?」

 

「……そのかわり、条件がある」

 

「条件?」

 

「……うん。負けた方は何でもいう事を一つ聞く」

 

そう言いながら翔子は雄二の後ろにいる瑞希を値踏みするようにじっくりと観察した。

そんでムッツリーニはカメラを準備した。

 

「土屋君、早くそれしまわないと…壊すわよ?」

 

「……(サッ」

 

さすがに壊されたくはないようだね、まぁ、僕自身幽香が言う前に壊そうかと考えたけど…

 

「じゃ、こうしよ?勝負内容は7つの内4つそっちに決めさせてあげる。あとの3つはこっちで決めさせて」

 

「そうだな…わかったそれで行こう」

 

「開始はいつ?」

 

「補給テストをもう一度受けたいからな、昼からだ」

 

「わかった」

 

さて、話も終わったしかえ…

 

その時僕は銀髪の少女に気がついた…

そしてその手に懐中時計が…

 

『カチッ』

 

その瞬間みんなが時間が止まったように動かなくなった、いや実際に時が止まってるんだから当たり前か…

 

「よかった。気づいてたみたいね」

 

「何言ってるのさ、思いっきり目があってから時を止めたじゃないか、咲夜」

 

彼女は十六夜 咲夜。幻想郷の紅魔館のメイド長で、『時間を操る程度の能力』を扱う。

 

「だって貴方、認識してないと周りと同じ状態になるじゃない」

 

「うっ…」

 

そう僕の能力だが意識していれば咲夜の止まった時間の中に入れるが、気づいてないと発動しないのだ…

 

「それよりいつのまにここに?」

 

「2年の始まりくらいに転校生ってことで来たわ」

 

「へ~」

 

「やっぱり…明久、貴方Aクラス見に来た時私に気づいてなかったでしょ」

 

「ハイ、誠に申し訳ございません」

 

本気で気付いてなかった…

 

「まぁいいわ。それより紫から伝言なんだけど」

 

「え?紫から?」

 

「今回の試験召喚獣で私達にちょっとした実験を手伝ってほしいそうよ」

 

八雲 紫。幻想郷を作った張本人で『境界を操る程度の能力』を扱う妖怪である。

みんなからは胡散臭いとか嘘つきと言われるけど、僕はそう感じたことがない。

彼女いわく「なぜか明久に対してだと本音とかぽろぽろ出ちゃうのよね…」と言っていた。

あと、彼女にとって僕は天敵みたいなものらしい。

それ以来僕の2つ名に「紫専用最終兵器」というものがついた…

で話は戻すが、僕がこの学園に入ったのを知ってから紫は何かしらと技術提供をしたりしてスポンサーみたいな立ち位置にいるそうだ。

 

「そうか、わかったよ」

 

「…明久」

 

「なに?」

 

「本気でやってね?」

 

 

「何言ってるのさ…」

 

「…」

 

「咲夜とやる以上本気を出すに決まってるでしょ」

 

僕が笑って答えると、

 

「…ふふ、そうね。ありがとう」

 

咲夜もそう言って微笑んだ。

 

「じゃあ、今度はクラス戦で」

 

「えぇ、待ってるわ」

 

『カチッ』

 

「?明久どうした?」

 

「何でもないよ雄二」

 

「明久…」

 

後で説明するよ幽香…

 

「じゃあ戻ろうか」

 

 

今回の補給テスト『本気』でやらないとな…

 

   

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