それは帰り道・・・
何となく幽香たちに何かプレゼントをしようと思って、商店街を歩いていたら、
「これ買えないのですか?」
「お譲ちゃん、このお金じゃ無理だよ」
「うぅ・・・・」
「あぁ・・・・どうしたらいいかな・・・」
人形屋で泣きかけの少女とそれを見て困ってるおじさんがいた。
「どうかしたんですか?」
「いやね・・・この子がこの人形が買いたいそうなんだが、お金が足りなくてね。ほかのを薦めるんだが・・・」
「これじゃないとだめなんですぅ」
「この一点張りでね・・・」
そこには可愛らしい人形があって・・・って高!!
さすがにこれは・・・
「おねえちゃんのプレゼントはこれじゃないとだめなんですぅ・・・」
「えっとどれくらい足りないんですか?」
「~円だよ」
元の値段の半分くらいか・・・
一応お金はあることにはあるんだけど・・・まっ、すごく質素になるだけか・・・
「ちょっと待っててもらえますか?」
「?大丈夫だが」
僕は銀行に走りお金をおろした。
「はい。これとこの子の出したお金で足りますよね?」
「あぁ。だが坊主、いいのかい?」
「いいですよ」
「そうか、いい男だね~ちょっと待ってな包んでやるから」
「えっと・・・」
「おねえさん喜ぶといいね」
「・・・ありがとうですぅ、優しいお兄ちゃん!!」
その子はうれしかったのだろう人形を抱えて走っていった。
ハァ、質素に生きるかな・・・
キングクリムゾン!!時間は消し飛ぶ!!
明日、親の仕送りがくる。それまでの辛抱だ。
なんとか時折幽香や妹紅宅にお邪魔し空腹を耐えた・・・
「今日は持ち物検査をする」
「「「「な、なんだと!?」」」」
あ~僕には関係ないか・・・
放課後
ふう、なんとか乗り切ったこれであとは夜家に帰ってご飯を・・・
「やばい見つかったぞ逃げろ!!」
「うん?」
「明久?・・・!!」
?雄二どうしたんだ?
「明久荷物は俺に任せて逃げるんだ」
「え?何言ってるの?」
雄二は叫ぶと走っていった。うん?この足音は・・・
「吉井!!お前も共犯か~!!」
「え・・・鉄人?」
急接近しこぶしを振り上げる鉄人。
『ゴツン!!』
あ、やばいこの頃まともにご飯食べてなくて体力が・・・
その後、鉄人には誤解は解けるも点数も悪く、よく雄二達とつるんでいた僕はあまり良く思われていたのか、観察処分するべきではないかという意見が上がった。
鉄人、慧音、永琳は僕を頑張って弁護するも学園長はこれを聞き入れず・・・
「吉井、本当にすまなかった・・・」
「いえ、いいですよ。目をつけられてたのは僕自身が悪いですし」
僕は紙見つめた・・・その紙には
『本校の吉井明久を本日より観察処分者とする』
こうして僕は、学園初の観察処分者となった。
ちなみにその事件当日(鉄人によって気絶させられた日)の夜僕は永琳、慧音、幽香、妹紅、どこからともなく現れた紫からなんで相談しなかったのかと説教を食らった・・・
僕からすると観察処分者になるよりあっちのほうが辛い・・・