「おや?明久君ではないですか」
村を歩いてると下駄を履いた少女から話しかけられた。
「あ、文。久しぶり」
彼女は射命丸 文。天狗であり、本来は1000年近く生きている最高クラスの妖怪なのだが、戦闘は好まず新聞記者をしている。あと羽だと思っていたがあれは羽毛らしい・・・
「あ、そうだ。文、はいこれ」
「なんですか?」
「現代での記事と、シャーペンと手帳後カメラ」
「おお、これはまたありがとうございます」
「いいよ、気にしないで」
「しかし現代も楽しそうですね・・・」
「来たいの?」
「いけたら行ってみたいものですが・・・あ、明久君?間違っても大天狗様のところに突っ込まないでくださいね!?前の時は本当に心配したのですから」
まさか考えを読まれるとは・・・
「あ、そうだもう少ししたら僕の学園で学祭があるんだけど来る?」
「学祭ですか・・・」
「一応紫に言ってみるけど?」
「では今回はご厚意に甘えましょう。ところでどこか行くんですか?」
「太陽の畑だよ。幽香との約束で」
「それは呼び止めてすみませんでした」
「いいよ、ちょうど探してたし」
「ではお気をつけてくださいね~」
「うん、またね」
さて、行くかな。
少年移動中
太陽の畑
「や、お待たせ」
「そうね、じゃあ始めましょうか・・・」
「だね」
持ち機体は一機。
開始と同時に幽香が弾幕をばらまく。
「なら僕も・・・」
僕は手の中の魔力で短剣を大量に作り出しそれを弾幕に向けて投擲した。
普通の短剣なら意味はないが、これは魔力で作った短剣・・・
『ボンッ!!』
短剣が弾幕に当たると爆ぜ、連鎖的に爆発し幽香の弾幕を消し去った。
「簡単にはいかないわね・・・なら花符『幻想郷の開花』」
まるで花のように並べられた弾幕が敷かれる。
僕はそれを避け、避けれない場合は魔法刃で相殺していく。
「なら僕も行くよ刃符『破刃散歌』」
魔法刃をばら撒くとそれらは砕け散り、細かい弾幕として広がる。
「さっきの貴方のやり方借りるわ」
「え?」
「幻想「花鳥風月、嘯風弄月」」
「あ・・・」
互いの弾幕は相殺し合う・・・あ、煙幕の役目か!!
「しまっ「捕まえた」!!」
後ろに回りこんでいた幽香は傘を突きつけ、
「マスタースパーク!!」
僕は何とか回避しようとしたが服の腕の部分に当たってしまった。
被弾しちゃったな…
こうして僕の負けが決定した。
「今回は負けちゃったな~」
「持続戦になるとあなたのほうが有利だから速攻で決めさせてもらったわ」
「でもホントにこんなことでいいの?お願い」
僕と幽香は太陽の畑で紅茶を飲んでいた。あ、クッキーもあるみたい。
「いいのよこれで。昔を思い出せるからね」
「そういや幽香と初めて会ったのもここだったね」
「・・・覚えてたのね」
「うん、大切な記憶だもん」
「そう・・・明久こちらへいらっしゃい」
幽香は太股を指さす。
「・・・え?」
「ふふ、昔みたいに膝貸してあげるわよ?」
「はは、じゃあお言葉に甘えようかな」
僕は幽香に膝枕をしてもらいながら…
「この一週間楽しかったけど疲れたや」
「なら・・・おやすみなさい。帰る時は起こしてあげるから」
「うん・・・・おや・・・すみ・・・幽香・・・『お姉ちゃん』・・・」
「えぇ、おやすみなさい」
僕は太陽の畑の優しい雰囲気のなか眠りについた・・・
自宅
その後自宅に帰りつき、
「さて明日からミカン箱だな・・・」
「そうね・・・」
「そう思うと憂鬱だよな・・・」
「あ、そうだ!!慧音」
「ん?なんだ明久」
「大掃除したいんだけどダメかな?」
「う~ん、西村先生と相談してみよう」
「ありがとう」
さて、掃除でもすればそれなりに快適になるだろ・・・