僕と幻想郷と召喚獣   作:只今更新凍結中

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時間軸はばらばらです


記念写真

side雄二

 

 

しばらく歩くと、小洒落たレストランが見えてきた。

 

「コチラでランチをお楽しみ下サイ」

 

そう言って似非野郎が案内したのはパーティー会場のような広間だった。

そこら中に丸テーブルが設置されており、前方にはステージとテーブルが用意されている。

この雰囲気、レストランというより――――

 

「・・・・・クイズ会場?」

 

そう。一応丸テーブルの上には豪華な料理が用意されているが、

TVでよく観るクイズ会場のような雰囲気になっていた。

 

「いらっしゃいませ。坂本雄二様、翔子様」

 

スタッフが現れ、俺たちを席に案内する。

・・・・・コイツも見覚えのある面だな、オイ。

 

「秀吉。スタッフの真似事か?」

 

「秀吉?なんのことでしょうか?」

 

顔色一つ変えずに切り返してくるクラスメイト。

こいつ、役者モードになってやがるな。こうなるとそう簡単に化けの皮は剥がせない。

 

「違うと言うなら、確認させてもらうぞ」

 

携帯電話を取り出し、アドレス帳から『木下秀吉』を呼び出す。

スタッフは携帯を取るも、俺のは呼び出し中・・・

用意周到だな・・・そこまでやるか?

 

「はい・・・すみません急用が入ったので失礼します」

 

そしてデザートも食べ終え、ここには特に何の仕掛けもないのか、

と安堵しかけたその時。

 

《皆様、本日は如月グランドパークのプレオープンイベントにご参加いただき、誠にありがとうございます!》

会場に大きくアナウンスの声が響き渡った。この声は秀吉か

 

《なんと、本日ですが、この会場には結婚を前提としてお付き合いを始めようとしている高校生のカップルがいらっしゃっているのです!》

 

「ぶふっ!」

 

《そこで、当如月グループとしてはそんなお二人を応援する為の催しを企画させて頂きました!

題して、【如月グランドパークウエディング体験】プレゼントクイズ!》

 

な、なんだと・・・

 

《本企画の内容は至ってシンプル。こちらの出題するクイズに答えて頂き、見事5問正解したら弊社が提供する最高級のウエディングプランを体験して頂けるというものです!

もちろん、ご本人様の希望によってはそのまま入籍ということでも問題ありませんが》

 

「大問題だバカ野郎!」

 

《それでは、坂本雄二さん&翔子さん!前方のステージへとお進み下さい》

 

ご丁寧にも司会が俺たちの席を示してくれたおかげで、レストランにいる観客が一斉にこちらへと目を向けた。

 

「・・・・・ウエデイング体験・・・・・頑張る・・・・!」

 

「落ち着け翔子。そういったものはだな、きちんと双方の合意の下に痛だだだだだっ!腕が決まってる!行く!行くから放してくれっ!」

 

目が・・・と言うか意識がそっちに完璧にいってるみたいだ・・・

ただの体験だと自分に言い聞かせ、渋々と壇上に上がる。

 

そこには縛られた姫路とにやついている風見がいた。(ちなみにその後ろに島田も・・・)

 

 

side明久

 

時間は少し戻って・・・

 

慧音が気絶から復活すると、

 

「あぁ、此処にいましたね」

 

「えっと・・・」

 

「ウエディング体験の用意ができましたのでお呼びに」

 

「あ、わかりました」

 

僕達はスタッフさんに案内してもらい分かれた。

 

「ふう、結構この服って堅苦しいな・・・」

 

タキシードを着ながら僕はぼやく・・・

 

「すいません、お待たせしました」

 

「あ、大丈夫ですよ」

 

女性スタッフからいきなり話しかけられて驚いた・・・

 

「ほら、お相手さんもお待ちですから」

 

「いや・・・しかしだな・・・」

 

「もう、愛そう尽かされちゃいますよ」

 

「うぅ、わかった」

 

そこには純白のドレスに身を包んだ慧音が立っていた。

 

「・・・・」

 

「ど、どうだ?」

 

「うん、似合ってるよ」

 

・・・見惚れてた・・・今言う事ではないけど彼女達は絶世の美女と言っても問題ないくらいの女性達だ。

そしていつも身近で過ごしてきた姉とも言える慧音の・・・何時もと違った姿に目を奪われ言葉を失った。

 

「そ、そうか」

 

やっぱ女性にとってドレスを着るって夢なのかな?

 

「では写真撮りますよ~」

 

どうしようかな・・・

 

『貴女達此処にいたのね!!』

 

『はなしてください!!吉井君が』

 

『そうよアキが!!』

 

『永琳!!』

 

『わかったわ』

 

?何か聞こえた気が・・・まあいいか。

 

「ほっと」

 

「なっ!?」

 

「あら♪」

 

僕は慧音をお姫様だっこした。やっぱり軽いな。

 

「あ、明久!?何を・・・」

 

「さっきの仕返しと思い出づくりだよ」

 

僕は笑い、そう答えた。

 

「では、チーズ」

 

「写真は後でお渡ししますね」

 

その後写真を受け取り、僕達はスタッフの言っていた会場に向かった・・・

 

 

  

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