僕と幻想郷と召喚獣   作:只今更新凍結中

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ここの部分を原作で見たとき、 「やべ、雄二がイケメンだ・・・ いつもこんな感じならかっこいいのに・・・」 と思った私がいました。


俺はお前の夢を笑わない

 

side明久

 

《は、花嫁さん?花嫁さんはどちらに行かれたのですかっ?》

 

秀吉が叫んでいるがそれよりも幽香だ!!

あれは完璧に切れてる。幽香にとって想いとは強ければ強いほど花のようにきれいだと前言っていた。

それを侮辱されたのだから切れるのも仕方ないけど・・・

 

「慧音、此処で待ってて」

 

「あぁ、幽香を頼んだ」

 

僕は動きだした。

 

「貴方達に霧島さんの想いを笑えるほどの思いがあるのかしら?

霧島さんはね、この時をずっと待ってたのよ?あっちの馬鹿な新郎に心の中でずっと積もってた想いを打ち明ける日を・・・何年もかけて育てていた、その大切な想いを・・・」

 

くっ!間に合うか?

幽香はゆっくりと2人に近づいて行く・・・

 

「バカにしたんだから覚悟出来てるんでしょうね・・・」

 

そして幽香は二人に向かって拳を振りあげた・・・

 

『バシッ!!!!!』

 

「「え・・・?」」

 

「ふう、間に合ったか・・・」

 

「な・・・明久?」

 

僕は当たる少し前に幽香の腕を掴み、当たる寸前で止めることができた。

 

「邪魔しないで明久!!私は・・・」

 

「幽香気持ちはわかるけど、暴力に走っちゃだめだよ・・・」

 

「そ、そうだ!お、俺たちはお客様・・・碧咲財閥の息子で・・・」

 

「おい・・・少し・・・黙ってろ・・・」

 

なんか聞いたことある名前だがいまは関係ない。

 

「口を開くな・・・すぐに出て行け」

 

「「ひっ!?」」

 

僕はそれだけ言って幽香を連れて行った。

 

 

《霧島さん?霧島翔子さーんっ!皆さん、花嫁を捜して下さい!》

 

スタッフがドタバタと駆け出す。

 

「坂本、霧島さん探さないと・・・」

 

島田さんがそう言うと、

 

「悪いが、パスだ。面倒だし、便所にも行きたいしな」

 

「え?ちょ、ちょっと、坂本・・・・・!」

 

「そ、そんな・・・」

 

「はぁ・・・」

 

「明久?」

 

「ほっといて問題ないと思うよ」

 

「な、アキまで!!」

 

「どういうことだ明久?」

 

慧音達も聞いてくるけど・・・解り切ってるじゃん。

 

「あの雄二が本気で霧島さんを無視するわけないでしょ?」

 

僕はみんなに言い、携帯を取り出した。

 

 

side雄二

 

明久は気づいてたっぽいよな・・・ありがとな、明久…

 

『・・・・・・・・クソォ、あのガキ・・・・・』

 

『リョータ、大丈夫?』

 

『ああ』

 

それじゃ、とっとと用を済ませるか。わざわざアイツが目を瞑ってくれたんだ・・・

ゆっくりと歩み寄り、背後から声をかける。

 

「なぁ、アンタら」

 

「ぁあ?ぁんだよ?」

 

「リョータ。コイツ、さっきのオトコじゃない?」

 

「みてぇだな。んでその新郎サマがオレたちになんか用か、あァ!?」

 

脅してるつもりか?はっきり言って風見達のほうが怖いぞ?

 

「いや。大したようじゃないんだが・・・」

 

借り物上着を脱ぎ、タイを緩める。

翔子の想いをバカにしたんだ・・・

 

 

男の襟をつかみ引き寄せ、

 

「ちょっとそこまでツラぁ貸せやぁ!!!!!!」

 

 

 

殴らねぇと気がすまねぇ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よっ。遅かったな翔子」

 

木によっかかって待っていると翔子が俯きがちにやってきた。

 

「・・・雄二・・・どうして・・・」

 

「此処だと思ってな」

 

そう、此処は昔翔子に嘘を教えてしまった場所…

 

「さて。それじゃ、帰るとすっか」

 

明久から受け取っておいた翔子の忘れていた鞄を担ぎ直して、駅に向かって歩き出す。

 

「・・・雄二」

 

「何だ?」

 

「・・・・・私の夢、変・・・・・・?」

 

「・・・・・」

 

やっぱり気にしてたのか・・・

 

「翔子・・・この際だから言っておく」

 

これは言っとかなければならない・・・

 

「お前の俺に対する思いは勘違いだ」

 

「・・・・・・っ・・・」

 

「だが・・・俺は・・・・・・・俺はお前の夢を絶対に笑わない」

 

「え・・・」

 

「お前の夢は、大きく胸を貼れる、誰にも負けない立派なものだ。

まあ、相手を間違えていなければの話だけどな?」

 

そう言いながらヴェール付ける。

 

「まあせっかくの体験だったんだ貰っとけ」

 

「雄二・・・」

 

「そうだ。それと・・・・・・弁当、旨かったぞ」

 

「・・・・・・」

 

「帰るぞ、遅くなると勘違いされそうだからな」

 

「雄二っ!」

 

翔子の大きな声・・・久々に聞いたな・・・

 

「何だ?」

 

「・・・私・・・」

 

 

 

 

 

 

「やっぱり何も間違っていなかった!」

 

 

 

そう言って・・・翔子は微笑んだ・・・

 

 

 

side明久

 

僕は柱に寄り掛かり先程までのことを思い浮かべていると・・・

 

『痛っ・・・あのクソガキが・・・』

 

『だ、大丈夫?』

 

『あぁ。しかし服が台無しだぜ・・・』

 

『訴えればいいじゃん』

 

『だな』

 

あらら、結構痛めつけられてるね~けど・・・

今回の僕は・・・優しくないよ・・・

 

「や、こんばんは。手痛くやられたね」

 

「な、さっきの・・・」

 

「いや~ちょっと確認したい事があってね」

 

「それよりもてめぇ!!連れのせいでこんなになったんだぞ!!」

 

「そうよ!!どうしてくれんのよ!!」

 

「碧咲亮太、碧咲財閥の一人息子・・・」

 

「な、なんでそれを・・・」

 

僕は手帳を取り出し、

 

「僕の名前はね吉井明久って言ってさ、

よく父さん関係でさ、いろんな人と合ってたんだ。

その中にね結構年輩のお爺さんがいてねよくお菓子とかもらったりしてたな・・・

父さんもかなりその人を気に入っててさ投資してたんだ」

 

まぁ、父さん達がどんな仕事してるかは僕も知らないけど・・・

 

「え・・・吉井・・・?」

 

「その人の名前が碧咲旭っていってね・・・」

 

そう、現在の碧咲財閥のトップだ。

 

「な・・・」

 

「おまけにさ、今回貴方達が喧嘩売った人はね霧島財閥の娘さんなんだ」

 

「「!?」」

 

結構有名だから知ってるよね・・・

 

「・・・別にどう行動しようが君たちの勝手だ・・・でも」

 

僕は亮太に近づき、俯いている彼の襟をつかみこちらを向かせた。

 

「アンタの軽はずみな行動は今まで頑張って・・・子供の・・・孫のために努力し、信頼を得てきたあの人の顔に泥を塗ったんだ!!」

 

「「・・・・・・」」

 

「行動に責任が伴うのは現実だよ。

今回は霧島さんも気にしてないって言ってたし、僕も言いたいことは言った。

よく考えなよ、今までの行動を」

 

僕はそれだけを言うと駅へと向かった。

 

 

 

[次の日]

 

 

はぁ・・・FFF団、美波と姫路さんに追いかけられるは散々だった・・・

 

「よ、明久」

 

「あ、雄二おはよう」

 

「昨日はありがとな」

 

「気にしないで」

 

「あ、そうだこれ」

 

雄二がニヤつきながらチケットを渡してくる。

 

「映画のペアチケットだ。『誰か』と一緒に行くといい」

 

「うん・・・ありがとう」

 

なんか企んでるのか?

 

「あ、アキっ! そういえば、ウチ週末に映画を観たいとおもっていたんだけど・・・」

 

「あ、明久君っ!私も丁度観たい映画があったんですけど!」

 

「へぇ?どうして2人ともそんなに殺気だってるの!?」

 

くっ・・・こうなったら!!

 

「ゆ、幽香、妹紅」

 

「ん?なにかしら?」

 

「ん?なに?」

 

「今度一緒に映画見に行こう」

 

「「え?」」

 

「アキ~」

 

「吉井君?」

 

意外と選択しミスったかも・・・

 

 

 

 

 

 

関係ない話だが・・・

 

旭さんから連絡があった。

それは僕やみんなに謝罪をしたいとのこと。

まぁ、断ったけどね。

でもそれ以上に・・・

 

「この頃な孫が一生懸命頑張っているんじゃよ。

髪も昔みたいの戻して駆け出しの社員の一人としてな。

これがもう嬉しくてな・・・彼女の方も頑張って走り回って孫を手伝っておるよ」

 

彼等は頑張っているみたいだ。

   

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