場所は二−F・・・
明かりもなく暗い室内。
そこで一つの卓袱台を真剣な顔で囲うのは・・・
僕、妹紅、幽香、咲夜、アリス、雄二、秀吉、ムッツリーニ、姫路さん、霧島さん、美波、工藤さんの12人。
アリスは職員室にいたので捕まえてきた。
「王様ゲーム!」
「「「「イエ―――イ!!」」」」
雄二の一言に周りのテンションが上がる。
「何で私まで・・・」
「いや、暇そうだったから・・・」
「まぁ、いいんだけど」
「明久、ルールの説明を頼む!」
「了解。ここに1〜11番の数字と『王』と書かれたクジがあります。この『王』のクジを引いた人は他の1〜11番の人に命令ができます。例えば1番が王の肩を揉むとか、2番が3番にしっぺをするとか・・・後番号は見せたり、見てはいけません。そして王様の命令は・・・」
「「「「絶対!!」」」」
全員が一斉に声を揃えた。
「それじゃあ、始めるぞ!!」
雄二が言ったと同時に、一斉に皆が手を伸ばしクジを引く。
「さて、覚悟は良いか?」
「問題ないわ」
「はじめた時からしている」
「いくぞ、せーのっ!」
「「「王様だーれだ!!?」」」
しばらくの沈黙の後、
「よっしゃっ!」
くっ、5番か・・・
雄二がガッツポーズをとる。
「それじゃあ命令だ。そうだな・・・5番と6番が・・・」
反応からしてムッツリーニが6。
「鉄人に、『好きです、付き合って下さい』と、告って来い!」
と、ニヤニヤしながら宣言した。
「「キサマァァァ!!」」
なんて命令するのさ!?
「そんなことしたら、完全に変態じゃないか!!」
「・・・不名誉な!!」
「ダメよ、アキ!さっき自分で説明したばかりでしょ?」
「そうだよ、2人とも」
「「「王様の命令は・・・」」」
「「・・・絶対・・・!」」
血の涙が出そうだ!!こうなったら・・・
「「ダ―――ッシュ!」」
「行ってらっしゃーい♪」
数分後
「「・・・ただいま」」
「うん?無事だったのか?」
「ちゃんと言ってきたよ?ねぇ?ムッツリーニ」
「・・・あぁ」
「好きです、付き合って下さい、って」
「・・・鉄人に・・・」
「「・・・雄二(坂本)が言ってましたって」」
「お前等なんてことしてくれてんだ!?」
「だって指定なかったし」
ざまぁ見ろ。
「二回戦!行くぞおおおおおっ!」
「「「イエ――――イ!!」」」
「せーのっ!」
「「「「王様!だ〜れだ!」」」」
「あっ、ボクだね」
次は工藤さんか。さてどんな命令を下してくるんだろう?
「それじゃあ・・・2番が4番にホッペにチュー♪」
「ホントですかぁぁぁぁぁっ!?」
どうしたんだろう?姫路さん?
「2番は誰なの?」
「あ、吉井君・・・吉井君のクジの番号は2番・・・ですよね・・・?」
「姫路さん・・・」
僕はゆっくりと自分のクジを姫路に見せる。
そこに書いてあった番号は・・・3番。
「え・・・?」
「・・・(トントン)」
すると美波が姫路さんを肩をたたくと、
美波・・・2番
瑞希「あ・・・ああ・・・」
美波「いらっしゃい・・・瑞希・・・」
【キングクリムゾン!!】
瑞希「わかりました。そういうちょっとHな罰ゲームもありなんですね・・・?それならもう!私だって・・・!容赦しません・・・!!」
「普通は女の子はいやらしい罰ゲームを嫌がる物なのじゃが・・・」
「木下、それはあの二人には当てはまらないよ」
妹紅それは失礼だよ。
「いきますよ!せーの!」
「「「「王様だ〜れだ!!」」」」
「私だ」
今度は妹紅か。
「じゃあ、3番は11番に膝枕」
「!!!」
「11番は僕だね」
3番は・・・
「・・・私よ」
アリスは3番と書いた紙を出し、ちょっと動くと、
「はい」
膝を指す。
「アキ!!」
「吉井君!!」
「「「はいはい、王様の命令は絶対だからね~」」」
「えっと・・・じゃあお願い」
「・・・うん」
【キングクリムゾン!!】
飛ばす必要あったの!?
まぁ、アリスが終わるまで恥ずかしそうだったけど・・・
「それでは四回戦だ、せーの・・・」
「「「王様だーれだ!?」」」
「私ね」
幽香はにっこりしながら札を見せ、
「2番は4番に、5番は10番にほっぺチューで♪」
「な!!てめぇ!!」
雄二は・・・4か。
「・・・2番」
霧島さんが2番と。
「「またですか(なの)~!?」」
姫路さんと美波が膝をついていた。
【キングクリムゾン】
「「・・・」」
雄二達は顔を赤くし、
「「・・・」」
姫路さん達は絶望の表情をしていた。
「それじゃあ、せーの!」
「「「「王様!だ〜れだ!」」」」
一斉にクジを引く・・・さて次は誰かな?
「「「「・・・・・・」」」」
流れる沈黙・・・
「・・・」
霧島さんはクジを見せつける。
そこに書かれていたのは『王』の文字。
「・・・!?すまんが急用が!!」
「「逃がすかぁ!!」」
「ぐわあっ!!」
雄二が脱走を企てるや否や、僕達が雄二を捕獲した。
「さあ王様、ご命令を!」
「うぐぐっ、やっやめろ!離しやがれえぇぇ!」
「だが断る!!」
「いっ、嫌だ!嫌だ!嫌だ!!やめろ!!」
「・・・じゃあ、雄二は後で私とデートする」
「は?」
「霧島さん、ちゃんと番号言わなきゃ」
「そうだった・・・ありがとう、風見。
4番は王様と後でデートする」
「・・・ちっ!!分かったよ」
素直じゃないな~
「じゃあ、せーの!」
「「「「王様!だ〜れだ!!」」」」
「・・・俺・・・」
ムッツリーニが『王』と書いた札を上げ、
「・・・命令は・・・」
「・・・・・・・」
「・・・6番が・・・上白沢先生と八意先生の恥ずかしそうな写真を撮ってくる」
「「「いや、無理でしょ!?」」」
「上白沢先生はまだしも八意先生はね~」
「で、誰だ?」
「・・・・・・・僕・・・」
手に持つ『6』と書いた札を見せると、
「「「うん、できるわね」」」
「確かに」
どういう意味さ!?
とりあえず・・・
「ムッツリーニ・・・」
「・・・なんだ?」
「売らないって条件なら撮ってくる。
というか見せたらそのあと焼く。
それでいいね・・・」
「・・・(コクコク」
僕はカメラを持ち、部屋を出た。
【少年女性をたら・・・説得中】
「・・・取ってきたよ・・・」
そこには顔を赤くした二人の写真。
何か失いそうだった・・・それよりもいやな情報も手に入れた・・・
「じゃあ、これ燃やすね」
「・・・orz」
「それじゃあ、ラスト。せーの!」
「「「「王様!だ〜れだ!」」」」
「よし、僕だ!!」
最後の最後で取った!!
「んじゃ、1番から11番までの全員は・・・」
「「「・・・・」」」
「隠し持ってる僕らの女装写真を焼き捨てる!!」
永琳からの情報でネットに僕の女装写真がアップされてたらしい・・・
その写真、また、情報は紫が処理してくれたらしいが・・・
「「そ、そんなぁああ!?」」
「それは名案じゃな!」
「そんなのひどいです!!あんまりです!!」
「そうよアキ、それにそれだと木下の写真まで燃やすことになるのよ!?」
「本人が嫌がってるし別にいいと思う」
「「・・・」」
「さぁ!!おとなしく写真を出すんだ!!」
「何であそこまで明久荒れてるの?」
「話によるとね・・・(アリス説明中)ってことらしいわ」
「「「貴女達!!写真を全て出しなさい!!」」」
「「い、いやぁぁぁあ!!!!」」
【少年少女写真を処理中】
「すごいわね・・・」
「何時のまに撮ったんだよこれ・・・」
「というか没収作業したら明久のBL本が・・・」
「「よし、燃やすついでに書いた奴調べなさい」」
「当たり前です」
部屋の隅で美波は膝を抱え、姫路さんは目が虚ろとなっていた。
「処理活動は続けるとして・・・」
ムッツリーニから取り上げた妹紅達の写真を燃やしながら、
「とりあえず・・・」
「「「解散!!」」」
こうして、王様ゲームは終了した。