僕達は霊夢と別れ、冥界へ・・・
「あ・・・」
行く前にやることを思い出した。
「ん?どうした?明久」
「いや・・・先に村に行こうか」
「なんでですか?」
「用意がいるからね」
僕はそれだけ言うと階段を下りていく。
さすがにたぶん影響は無いと思うけど・・・
用意するだけ無駄なことは無いからね。
少年少女移動中
僕達は村につくと、ある場所に向かった。
「明久よ、どこに向かっておるのじゃ?」
「寺子屋だよ」
「・・・寺子屋?」
「うん。慧音が先生をしてるんだ」
霧島さんの質問に答えると、
「で、アキは何しに行くの?」
「用事。さて着いたね」
今授業中だろうか、静かだ。
「あれ?明久どうしたんだ?」
「あ、妹紅。慧音に紙をもらいにね」
「紙?」
「冥界に行くからね」
「あぁ~」
妹紅は雄二たちを見ると理解した様だ。
「もうそろそろ授業終わるから、待っときなよ」
「妹紅は?」
「家の帰る」
「そっか」
話していると、寺子屋が騒がしくなった。
「終わったみたいだな。じゃあね」
「うん」
僕は寺子屋に入ると慧音を探した。
「あ、慧音」
「ん?明久か。どうした?」
「紙と筆がほしくてね」
「ふむ。部屋にあるから使って良いぞ」
「じゃあ借りるよ」
僕は奥へと進んでいった。
side雄二
明久が奥へ消えた後、
「せんせ~」
生徒か?
「うん?どうした?」
「この人たち誰?」
まあ確かに知らない人間達がいたらこう反応するな。
「明久の友人だよ」
「え?お兄ちゃんの友達?」
「ってことは外の人?」
「明久の兄ちゃん帰ってきてるの?」
『ガヤガヤ』
うお!?いきなり来たな。
「吉井君結構知られてるんですね」
「あぁ。たまに授業を手伝ったりしてもらってるからな」
なるほど、だからあいつ教えるのがうまいのか・・・
「あの・・・」
すると一人の少女が話しかけてきた。
見た目すこし俺達より年下で、右腕を包帯?で覆い札をつけ、
髪は赤っぽく、左目を隠している。
「誰だ?」
「あ、えっと、火渡智理(ひわたりともり)です」
「俺は坂本雄二だ。それで何のようだ?」
「えっと・・・明久さんは?」
「今なんか紙を取りに行ったな。それよりそれ怪我か?」
俺は智理の右手をさした。
「これですか?いえ、封印ですよ?」
「・・・封印?」
「何で封印してるんですか?」
「そうね。なんか問題あるの?」
ふむ。なんとなくだが藤原達の意見も納得できるな・・・
「私は半妖なんですよ」
「「「「「半妖?」」」」」
「智理は、人と火蜥蜴の半妖なのだよ」
「はい。ですからほら」
そういうと左の髪を上げると、
眼はまるでトカゲのように縦に割れていた。
「火蜥蜴ですか・・・」
「それとその包帯がどう関係するのじゃ?」
「えっと私の能力は『葬炎を操る程度の能力』なんですが、制御が下手でして」
「青炎?」
「葬炎だよ」
すると明久が帰ってきた。
しかし、葬炎?
side明久
「あ、明久さんお久しぶりです」
「うん、ひさしぶりだね」
「葬炎ってなんだ?」
「葬炎って言うのは、あらゆる物の生命力を焼き尽くす炎だよ」
「正確には蒼い炎なのだが能力を見て、蒼を葬ともじってるのだよ」
僕の説明に慧音が補足する。
「この頃は結構制御できてるんですけどね。一応の保険です」
この子も変わらないな・・・
「ところで明久、何してたんだ?」
「・・・気になる」
「何してたんですか?白沢先生の部屋で」
「そうね・・・何してたのかしら?」
ん?なんか雲行きがおかしい。
「みんなの分の護符作ってたんだよ」
「「「「「「護符?」」」」」」
「うん。一応保険でね」
僕は作ってきた護符をみんなに渡した。
「一応持ってるだけで効果があるからもっててね。」
「どこか行くのか?」
「冥界だよ」
「なるほど、たしかに要るかもな。気をつけてこいよ」
「お気をつけて」
「わかってるよ。じゃあ行こうか」
準備も終わったし、行くか。