僕と幻想郷と召喚獣   作:只今更新凍結中

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明久が悟り始めた・・・


冥界

 

side雄二

 

人は空を飛べない。

いや飛べないはずだったのだが・・・

 

俺達は明久の案内により冥界に向かっているんだが・・・

最初に驚いたのは、大きな開かない門だった。

 

どうやって行くのか明久に確認するとみんなで手をつなげと指示され、

つないだ瞬間、俺達は空を飛んだ。

うそではない、ほんとに飛んだのだ。

そして今も手をつないだままその先にあった階段を上っているのだが・・・

 

「明久」

 

「なに?」

 

「何で俺達は疲れてないんだ?」

 

結構歩いているはずなんだが疲れが来ない。

逆に体が軽いくらいだ。

 

「確かに、わしらはまだしも姫路たちも疲れた様子も無いのじゃ」

 

「そういえばそうですね」

 

「あ~、それはね僕の能力だよ」

 

「・・・明久の能力?」

 

「うん。『力を共有し昇華させる程度の能力』」

 

毎回思うが『程度』なんだな・・・

 

「それで何でうち等が疲れないの?」

 

「簡単な話、みんなに僕は『体力』と『運動能力の一部』を共有してるからね。

まぁ、条件としてみんなと手をつないでるってわけ」

 

「なるほど、さっき飛んだのも・・・」

 

「うん。それと同じ原理だよ」

 

「すごい能力じゃのぅ」

 

「相手が拒否したら共有できないけどね」

 

明久は苦笑しながら先に進む。

 

 

side明久

 

「さて、着いたね」

 

「・・・大きい・・・」

 

「豪華じゃのう」

 

「ここって冥界よね・・・」

 

「死後の世界とは思えないな・・・」

 

「・・・でも幽霊がいる」

 

「「ひゃぁ!!」」

 

何もしないし札を持たせてるから、無視してていいかな。

 

「あ、明久さん」

 

「やあ、妖夢。遊びに来たよ」

 

丁度掃除をしていたのか、妖夢が箒を持って現れた。

 

「はい、幽々子様から伺っております。こちらに」

 

「別に畏まらなくてもいいのに・・・」

 

「癖ですので・・・」

 

そう話しながら僕達は案内をしてもらう。

 

「あら~来たわね、明久」

 

「うん、約束したからね」

 

「いろいろと話したいことはあるけどご飯にしましょう♪」

 

「では用意しますね」

 

「あ、僕も手伝うよ」

 

僕は妖夢についていった。

 

 

side幽々子

 

「楽しみね~明久の料理」

 

「えっと・・・」

 

あら?どうかしたのかしら?

 

「西行寺さん・・・」

 

あ~名前ね。

 

「幽々子でいいわよ。他人行儀なよばれ方はあまり好きじゃないのよ」

 

「わかりました。あの幽々子さんは何時から吉井君と知り合いなんですか?」

 

ふ~ん。確かこの子と隣のポニテールの子が文の言ってた子ね~

 

「そうね・・・大体4年くらいになるかしら?」

 

「4年・・・」

 

「・・・聞いていいかのぅ?」

 

「何かしら?えっと・・・」

 

「あぁ、自己紹介が遅れたのじゃ。木下秀吉じゃ」

 

「秀吉君ね。で、何を聞きたいのかしら?」

 

「明久の左胸の傷のことじゃ」

 

・・・

 

「あれね・・・あれはフランちゃんがつけた物よ」

 

「フランって・・・前に来てたあの子?」

 

「あの子達は前に異変を起こしててね、その時の戦いでついた傷よ」

 

「異変?」

 

この子たちは何も知らないのね。

 

「ある時は、赤い霧が覆い、ある時は春が来ない、まぁ簡単に言うと問題ね。

私も起こしたけど♪」

 

「起こしたって・・・」

 

「でもまぁ、明久は少なからず、すべての異変に関わってるのも確かね。

そしてそのたび怪我をしているのも確かよ」

 

「・・・あの傷はその一つと・・・」

 

「そういうこと。そして貴方が疑問に思う『なんであそこまで、明久を守ろうとするのか』

と言う疑問の答えはそれよ」

 

「・・・言った覚えはないんだがな」

 

「文から聞いてるわ。それくらい」

 

「なるほどな」

 

「ここの住人は、何かしらの形で明久に助けられ、繋がりを持ち、

そしてそのために体を張るあの子の事を見ているのよ。

だからこそ、あの子には無駄に傷ついてほしくないし、傷つけるものなら力ずくでも排除する」

 

「「・・・」」

 

「本当はこんなことを言うのは駄目なんだろうけど・・・幽香達から言われてるかもしれないけど・・・」

 

 

 

「私達の優先順位は何事においても明久が上位よ。だからもしも明久を傷つけ、悲しませようものなら・・・」

 

「あらゆる手段をとってでもそれを排除するわ」

 

「それがあんた達の・・・」

 

「そう。間違ってるかもしれないけど、私達の思い」

 

「うん?何話してるの?みんな」

 

あら、明久が帰ってきたわね。

それよりも楽しみだわ~明久の料理♪

 

 

side明久

 

「さあ、食べようか」

 

「「「「・・・」」」」

 

「どうしたのですか?皆様」

 

「・・・吉井・・・」

 

「なに?霧島さん」

 

「・・・量、多い」

 

「あぁ、大丈夫だよ。だって・・・」

 

僕は隣を向くとそこには、

 

「さぁ、早く食べましょう♪」

 

食べたくて待ちきれない、と言う雰囲気をかもし出す幽々子が・・・

 

「じゃあ、いただきます」

 

「「「「「「「「いただきます」」」」」」」」

 

「いただきま~す♪」

 

すると一瞬にして一皿が消えた。

 

「「「「「「え?」」」」」」

 

「あ、全部食べちゃ駄目ですよ、幽々子様」

 

「だって、美味しいんだもの~」

 

「さ、早く食わないとなくなるよ」

 

こうして料理争奪戦争が開始した。

 

 

 

________

 

 

 

「美味しかったわ~♪」

 

「あの量を・・・」

 

「いつもあんな量ですから・・・」

 

「・・・なんで太らないのですか・・・」

 

「・・・全部胸(アレ)に行ってると言うの・・・?」

 

なんか姫路さん達がうなだれてる・・・

 

「さて、泊まっていくのでしょ?部屋に案内してあげて」

 

「わかりました」

 

「あ、明久」

 

「うん?なに?」

 

「一緒に寝ましょう~?」

 

・・・・

 

 

・・・・はぁ?

 

「・・・吉井君・・・」

 

「アキ・・・どういうこと?」

 

「・・・幽香達の言うとおりね・・・(ボソッ」

 

「え?え!?」

 

「ふふ、冗談よ。じゃあ妖夢、案内をお願いね」

 

「はぁ・・・了解しました」

 

「あ、寝たいなら来てもいいのよ~明久」

 

「冗談でもきついよ・・・」

 

「ふふ、じゃあお休みね~」

 

僕たちはその後、男子と女子とで別れ、寝室へと向かった。(一応個別の部屋だが。

 

 

[朝]

 

「・・・・・」

 

「・・・すぅ・・・」

 

まぁ・・・いつものことなんだろうね・・・

やばいな・・・一応僕もれっきとした男なのに・・・

 

でもまっ、嬉そうだしいいか・・・

 

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