まさかの連絡・・・
それは・・・期末を控えたある日の夜・・・
「さて、妹紅と幽香の問題の復習用プリントもできたし、僕も勉強しないとね」
『~♪』
携帯の着信に僕は画面を見ると、
「あ、母さんだ」
僕の母、
結構放任主義者であり、数日行方不明になっても帰ってきたからいいと言ったり、大怪我をしても理由は聞けどそれ以上は口を挟まなかったり、慧音達の正体を知ってもだからどうしたと言うような人間。
でもまぁ何かと言いながらたまに連絡をしてきたりと気にはなるらしい。
しかし思うに久々な電話だ。
「はい」
『あ、明久元気にしてる?』
「うん、風邪も引いてないし、結構楽しくやってるよ?」
『慧音さん達には迷惑かけてないかしら?』
「アハハ、なんともいえないです・・・」
『まあいいんだけどね』
「でも久しぶりだね。どうかしたの?」
『いや~智久さんの仕事がやっと目途が見えてね。
久しぶりに電話をかけようと思ったのよ』
「え?父さんの?」
父、
母曰く、僕の性格は父譲りであるそうだ。昔は・・・てか今でもだが結構もてるらしく、
母さんと結婚する前には4人くらいから告白を受けていたらしい。
だが父自身母さんのことが好きだったらしく(早い話両思い)父さんから告白、
そして結婚した。ってところだ。うらやましい限りだ。
父さんはある会社の社長をしているらしく、いろんなとこを飛び回っている。
母さんは秘書兼副社長で、どんな会社か知らないが、文月学園にも支援してるあたり、
いろいろと手を伸ばしてるみたい・・・(学園長はこのことを知らない)
『えぇ、新しい次世代エネルギーについてのことよ。
どうもアメリカの首相さんが首を振ってくれなくてね・・・時間かかったわ』
まじめに父様、貴方は何の会社の社長ですか・・・?
「まぁ成功したならいいじゃん。父さんは?」
『今アメリカの犯罪組織と戦闘・・・殲滅してるわ』
「待って!?本当の貴方達の仕事って何!?」
『そんなのどうでもいいじゃない』
「どうでもよくないからね!?」
『あ、そうそう。明久、最初にごめんね』
「え?何が?」
『玲が話を聞かないで日本に行ったわ』
「え・・・・」
え?なんで姉さんが?
「・・・なんで?」
『今回文月で問題あったでしょ?覗きとか』
「え、うん。でもそれは・・・」
『えぇ、犯人を捕まえるためでしょ。聞いてるわ。
まぁ、それが原因でね』
「もしかして・・・」
『アキくんにはお仕置きが必要ですね。と呟いてていつの間にか荷物まとめて消えてたわ』
「・・・orz」
『まぁ、慧音さん達いるからそこまで出来ないでしょうけど、1,2週ほど泊めたらこっちに送り返して。あの子こっちの仕事ほっぽり出してそっちでの仕事を理由に行ったみたいだから』
「母さん・・・」
『まあそういうことだから、場合によっては慧音さん宅とかにでも泊まりなさい。
さすがに犯罪者にはなってほしくないから』
「それなら姉さんを止めて!?」
『止めても聞かないからこうなってるんでしょ。じゃあそういうことだから』
「・・・・」
電話が切れたと同時に僕は絶望した・・・
まさか・・・姉さんが帰ってくるなんて・・・
『ガチャッ』
「明久、ごはんまだかしら?」
「まだなら一緒に食おうぜ~」
「・・・・」
「あ、明久?」
「どうしたの?」
「幽香、妹紅・・・どうしよう・・・」
「「え?」」
僕は死の宣告を受けた死刑囚の様に、絶望に包まれた・・・