何もわからないままとりあえず書きなぐった作品。その内清書するかも。
需要あるかわかりませんが、とりあえずお目汚し失礼します。
貴方もまた、「囚われ」…。
命を賭して死に抗う事を運命付けられた、「運命の囚われ」…。
貴方の知る運命は、既にない。
本来在るべき歯車は狂ってしまった…貴方が壊したから。
貴方の「知っていた」未来はもう来ない。
それでも、貴方はもう「知っている」…そして「覚えている」…。
貴方たちの紡いできた絆こそが、いずれ世界の未来を変え得る事を…。
悪意に覆われた世界さえ、救うことができるのだと。私は信じています。
―――頼みましたよ、「マイトリックスター」
「……恋文贈る相手間違えてますよって、学校の下駄箱じゃないんだからさあ…」
――――――――――――――――――――いつかどこかの、未来の話。
そこは、まるで悪の秘密結社のような現実味のない場所で。
それこそ某ニチアサヒーローが誕生しそうな改造手術台があって。
ドリルだのアームだの、『それっぽい』だけの機材がごちゃごちゃと並んでいて。
だけどそれで改造されそうなのは、決してヒーローなんかじゃあなくて。
……俺だった。
『いつも羨ましいと思っていた。憧れさえあったよ“ゴロ君”。まだ小さいのにいつも冷静な性格も。優秀な頭脳も、カッコいい探偵みたいな名前も。そして何より、性別もね』
「俺に…?」
「な、にを……」
目の前で狼狽えているのはここ数日行方不明になっていた義姉で。
目の前で怪しく目を光らせ、俺に妬みの言葉を吐いているのも義姉。
『カッコいい大人の男になりたかった。でもどれだけ努力しても、性別は変えられない。…ゴロ君はいいよね。いつか僕の理想に届くんだ。これから先、僕がいくつもの事件を解決しても、僕はそうなれない。届かない。認められない。それが許せない』
「やめろ、やめてくれ…なんなんだ君は!」
『我は汝、汝は我…ってね。わかるだろう。僕は君だよ』
「ち、違う…違う!!」
それは、きっと義姉が心のどこかで抱いていたどうしようもない部分。諦念に満ちた影。
どこまでも歪んだ彼女は歪んだ笑みを浮かべ、こちらへ言い放った。
『だからゴロ君。お揃いにしようよ。大丈夫、痛くはしないからさ!!ちょん切るだけだよ、簡単だろう?』
「君は何を言っているんだ!!?」
「「「「ヒエッ」」」」
予想外で、シャレにならない。まさかのシリアスムードの中で去勢手術宣言。
巨大ドリルやら巨大ハサミがあるこの場でそれは本当にシャレにならない。
同じ想像をしたのか、俺の後ろの男性陣まで顔が真っ青だった。
反対に義姉の顔は真っ赤である。可愛い。
『さあ、改造手術を始めようか!!!』
「認めない!そんなのは僕じゃない!?」
「せめて麻酔を頼む」 度胸UP♪♪
「そこか!?」
「流石にこれ以上は不憫すぎるだろ!?今助けるぞオラァ!」
「こんなんばっかかよ勘弁しろよマヨナカテレビ!!人の恥しか晒してねえじゃねえか!!」
「クマもなんかヒュッてしたクマ。初めての感覚……これが…恋…?」
「「「違うでしょ」」」
グダグダな掛け合いの中で俺の
誰かのペルソナが刀で俺をかばう中、走馬灯のように少し過去を思い出した。
フィクションでもまあまあ有名な話ではあると思う。
とある高校生探偵は目が覚めたら「体が縮んでしまっていた!」で小学生に。
とある外交販売員は気がかりな夢から目を覚ますと、寝床で巨大な虫に。
人には「寝て」「起きる」という行動を経る事で体が何か別の物に変化する『認知』でもあるのかもしれない。
というわけで、寝て目が覚めたら別人になっていました。
僕『明智吾郎』!13ちゃい!!ピカピカの中学1年生!!!
つまり明智『子』吾郎ということで元ネタにより近いわけだ、HAHAHA!!
…泣いていいか?
説明しよう!
明智吾郎(パンケーキ)とは、ゲーム“ペルソナ5”に出てくる登場人物。
政治家の父親とその愛人の間に産まれた望まれない子であり、そのせいで幼少期に母親とともに父親に捨てられる。その後すぐに母が亡くなり施設暮らし。
当然自分たちを捨てた父を憎むがただの子供が都知事にもなってる有権者に何かできるはずもなく、必死で勉強して自分を磨きつつも心を歪ませたまま少年時代を過ごすことに。
本編の数年前にゲームの主な舞台となる「認知世界」の存在を知り、シリーズお馴染みの「ペルソナ能力」を、それも“ペルソナ3”以降主人公のみが持ちえた複数のペルソナを使い分け、育んだ絆の力で強化していく「ワイルド」の能力に覚醒。―――「人生ソロプレイ」の為あまり意味はなかったが―――
さらに覚醒したペルソナ能力の延長か、人の精神を強制的に暴走させるというぶっ飛んだ能力まで獲得。
その後力を得た明智は父への復讐を遂げるため、自分の正体を隠して父へ接近。
表では名探偵として名を世に広げ、裏の世界では父の手駒として邪魔になる人物の精神を認知世界で暴走させて廃人化や殺害を繰り返す大量殺人の犯罪者に身を堕とした。
全ては父への復讐のため。いずれ自らの正体を明かして父親の弱みを握り、父親を越えるため―――――――だったのだが。事情は大体全部父親には筒抜けだった上に、主人公たち怪盗団相手に初手で大ポカをかましたせいで騙してたつもりが騙されて、最後の最後に大逆転。
しかもこの大ポカのせいでプレイヤーには「パンケーキ」なる不名誉な渾名を与えられることに。
まあコイツはコイツで主人公に「屋根ゴミ」という蔑称を定着させたが、それは置いておく。
最後は裏切りや明智の正体も含め諸々の事情を察していた父親が差し向けた、父親の認知存在の自分の襲撃を受け、怪盗団を守るも自らは父親の認知上の使い捨て人形としての自分と相打ち…にっくき父親の改心現場に立ち会うこともできず、誰にも知られない認知世界で怪盗団に父親の改心を託し、そのまま帰らぬ人に。
ペルソナ5の重大事件の大体はコイツが実行犯なので、主人公側からしても許されることは決してないが、立場や環境を考えると同情できる余地だけはあるよね、でも仲間じゃないよコイツといった評価を受ける。
さらに後年発売された追加要素有りのペルソナ5Rでは生きてるのか死んでるのかも分からない有耶無耶な状態に…。
―――幼少期から最後の最後まで碌な人生は歩めていないわけで。しかも最後までほとんど人生ソロプレイ。
俺はそんな明智吾郎に憑依だか転生だかしたわけですよ。ふざけんな。
俺が前世(碌に覚えちゃいない)を自覚したのは少し前。父親である獅童に捨てられ、母親も精神を病んだのかそのまま亡くなり、流れるように孤児院へ。ちょうどこのタイミングで俺は現状を自覚した。
子供らしく演技とか難しいから、ある意味ではいいタイミングだったのかもしれないけども。
ついでに言うならこの孤児院、原作明智が拗らせに拗らせてたからココも大概『クソみたいな大人』の掃きだめかと思ってたが、思ってたよりずっとマトモだった。まあ考えれば孤児院出でもしっかり進学校に入学できていたあたり、本人の努力ありきとはいえ環境は良かったのかもしれない。
と、まあココまで長々と回想したわけだけど……。
正直、腐った大人への「反逆の意思」を持っていない俺はペルソナ能力に覚醒できないだろう、と思っていた。原作で覚醒したのがいつかとか、どうやって覚醒したかなんかはさっぱりだけれど。
別にこの世界の親父に思うところがないというわけじゃないけど、ぶっちゃけ自分の感覚では最早赤の他人だし。
あの男が総理大臣一歩手前まで成り上がれたのも、ペルソナ能力に覚醒した原作の明智の尽力あってのこと。それがなければどこかでボロを出して、どこかで終わるだけだ。自分や主人公たちが手を下すまでもないかな…というのが俺の考えだった。
そもそも『明智吾郎』はペルソナ能力がなくても優秀だった。相当の努力があっただろうが、原作でも頭脳派キャラが頭の良さは自分以上と評価したり、実績的にはマッチポンプだが容姿も優れていて探偵王子の再来などと持て囃されたり…。
政治家に自分を売り込んだりする辺り、最低限のプレゼン力もあったと見える。
だったらそれでいいじゃないか。
自分の才能以上の立場を求めず。
先のない復讐に囚われず。
『原作』なんて危ない橋を渡るわけでもなく。
ただ努力して、当たり前の幸せを享受する。
まあ、とどのつまりだ。
―――――――死んでたまるか。
ペルソナ5?R?知ったことか。
これは俺の人生だ、好きに生きたっていいだろう?
―――そんな風に思っていた時期が、俺にもありました。
色々あって、殺人事件に巻き込まれた。コナン君よろしく殺人現場でウロチョロしてたら探偵一家で有名な白鐘家の養子になることになった。当時10才。
つまり今の俺の名前は“白鐘吾郎”だ。結局元ネタから遠ざかってんじゃねえか!
日々探偵業を仕込まれているのでこのまま行けば本当に高校生探偵爆誕だ。この世界はペルソナじゃなくて名探偵コナンだったのかもしれない…?そのうち「親父にハワイで習った」とか言えるかもしれない。
俺はペルソナ5しかしらないが、確かQ2で出てきたペルソナ4出身のキャラの苗字も白鐘だったし親戚かなー、とか思ってたら義姉になってた。な、なにを言っているのかわからねーと思うが(ry
原作なんて関わらないって言っててこれだ。誰でもいいから笑ってくれ。
なんだかんだドタバタしている中で、白鐘家で探偵業その他諸々を学んで3年過ごした。
いきなり警察から「とある田舎でわけのわからん連続殺人事件が起きたから力を貸してほしい」という依頼が来たわけだ。仏が屋根やら電柱に逆さにぶら下げられてる猟奇殺人らしい。警察から依頼される探偵とかマジであるんだな、とか今更な感動を抱いていた俺だが、なんとびっくり。
「直斗を警察の応援として出すから探偵助手として吾郎もついていきなさい。何事も経験だ」
とサラッと爺さんに言われたのである。マジで?相手連続殺人犯よ?子供二人で行ってこいとかついにボケたか爺さんといったら取っ組み合いの喧嘩になった。バリツ!とか言ってボコボコにされて負けた。強すぎないかあの人。
ちなみに子ども扱いで義姉さんの機嫌も悪くなったので宥めるのが非常に大変だった。
そんでもって、応援に行った先でもまあ大変。
警察で受ける扱いは、まあ簡単に言えば「子供が口出しするんじゃねえ」である。
そりゃそうだ、普通に考えたら高一と中一のガキが警察の捜査に横から口出しなんてするもんじゃない。
予定調和の如く義姉さんの機嫌は急激に悪化。それを受けて警察側の態度も悪化。となると俺が緩衝材になるしかないわけで。探偵と警察を宥める中学一年生の探偵助手、とかいうわけのわからん状況になった。ボーっとした方の刑事(足立さんというらしい)の大変そうだね君、みたいな同情の視線に悲しくなった。堂島刑事にも後で大変だったなと同情された。ビフテキ奢ってくれた。ちょっと泣いた。
その後は殺人事件と並行して行方不明事件を義姉と追い、そこで容疑者の一人となる高校生と対面したわけだが。
――――嗚呼、この事件がそうなのか。
“ペルソナ4”が始まっていた、という事実をそこでようやく知った。
銀髪の男子高校生、鳴上悠。間違いない、『番長』だ。俺はその由来を知らないが、そう呼ばれていたことは知っている。他に知っていることといえば何故かメガネをかけていたり、カードを使ってペルソナを呼び出していたり、刀を使ったり、テレビの中に入っていたくらいだろうか。
俺はペルソナQ2での彼しか知らないため、知る情報は非常に少ない。ああやって会って初めて知ったことの方が多いくらいだ。何故か他人の気がしなかったのは、本来の明智吾郎がワイルド能力者だからだろうか?彼らとすぐに仲良くなれたのは俺としても非常に嬉しい出来事だった。
その後は『マヨナカテレビ』とかいう噂を聞いて、運命の人にワクワクしながら見てみたら何故か『アーッ♂』な番組が放映されて絶望状態になったり。
思わず画面を殴りつけたらテレビに飲み込まれたり。
自分のシャドウと対話するビックリ経験をして、何故かペルソナ能力を獲得してしまったり。なのに服装は変わらなかったり。
ワイルド能力も覚醒したが精神暴走能力は覚醒しなかったり。
ベルベットルームに招待されてイゴールとラヴェンツァに会ったり。
鳴上さん達と力を合わせることになったり。
危ないことしてないかと問い詰める義姉を誤魔化したり。
巽さんと可愛いもの同盟を結んだり。
花村さんとクマさんと逆ナンチャレンジしたり。巽さんと鳴上さんも巻き込んだり。
菜々子ちゃんと遊んで鳴上さんに睨まれたり。
変な遊びしてないかと問い詰める義姉さんを誤魔化したり。
国民的アイドルが来訪したり行方不明になったり救出したり。
殺人犯(疑惑)が自首したり行方不明になったり救出したり。
いやはや、転生してから人生が忙しすぎるなホントに…楽しい日々だ、
とか思っていたら義姉が行方不明になった。
そして現在。まさか転生した上息子とサヨナラしてTSの危機とは…。
「なんか悟ったような顔してないでお前も戦えよ吾郎!?」
「ちょん切られるクマよ!二度と逆ナンできなくなるクマよ!!」
「逆ナンは忘れてって言ってるでしょ!?」
「ジュネスコンビうっさいですよ。ほら見てあれ。義姉さんの顔がもう般若ですよ主にクマのせいで」
『逆ナン……?』
「もう一人の僕、やっぱりちょん切ってください」
「バッカお前!クマ!余計な事口走ってんじゃねえぞバカ!その毛丸めて編みぐるみにすっぞコラ!」
「あの子サラッともう一人の自分受け入れてない!?いいのそれで!?なんか暴走シャドウの力強くなってるし気を付けて!!?」
「ペルソナァ!イザナギ!!」
「鳴上君はこれスルーなの!?いいの!?」
まあ、この戦いが終わった後もドタバタもグダグダもするんだろうけど。
この第二の人生、まったく先が分からないとしても……楽しめるとは、思うかな。
何か読みづらい、こうした方がいいなどアドバイスあったら是非お願いします。初投稿なもので…。
パンケーキ憑依モノってあまりないなと思って書きました。
でもペルソナ5で出したら悪役だし…、怪盗団と絡ませるのどうしよう、と考えたところで。あ、じゃあ4にしようと。シリアスよりギャグ調が強く出せるし、いけるかな、と安易な考えのもと作成。
結局自分の文才だとただの状況説明みたいになって悲しいのです。だれか書いてくれたりしないだろうか…
需要あるなら続くかも?