プロットなんてフワフワしたものしか組めてないし、書き溜めてる訳でもないのでツッコミどころが多いかも…?寛大な心で見逃して、あとでこっそり指摘して欲しい次第です…!
ちょっとシリアス挟みます。主人公のこの世界での過去をひとつまみ…原作パンケーキにはこんな過去ありません。つまりコイツが憑依したせいで発生した過去です。これから助ける人たちは主人公の功績にもなるかもですが、本来死ななかった人が死んだら主人公のせいです。
ギャグ頼みだとペルソナにすら覚醒してくれないので追い込む必要があるんですね。…独自設定タグつけてるから許してください!
当時10歳のその少年…『明智吾郎』を初めて見た時の直斗の感想は、『子供らしくない子供』だった。
孤児院にいたという彼の環境を考えるにしても妙に所作が大人びていたし、警察の人や祖父への対応も綺麗に敬語を使う。子供らしく何かをねだったりもしない。何やら祖父やほかの大人に訓練を受けているようではあったが…。背伸びしているのかな?とも考えたがそれにしては慣れているような気がした。
自分が数年前、彼と同じ年齢の時はどうだったか…敬語は使えていたが、探偵グッズを作ってははしゃいでいたかもしれない。
ある殺人事件…彼が住んでいた孤児院で起きたという事件。
当時小さかった直斗は何が起きていたのか知らないし、現在でも聞くことはできていない。
分かるのは祖父が解決した事件の一つだということ。
『明智吾郎』が何もかもを失ったということ。
その後祖父が彼を養子と迎え、直斗の義弟としたこと。
祖父が、彼に何かを見出した上で迎え入れたこと。
それ位だろうか。
直斗もまた早く『大人』になりたい子供であった為、仲良くなるのは早かった。
弟として彼の事をゴロ君と呼ぶようになり、彼もまた義姉さんと呼ぶようになった。
誕生日プレゼントで自作の探偵グッズを送り、直斗の誕生日にお返しにと送られたネオフェザーマンロボのフィギュアはしっかり自室に飾っている。
…最近は自分の葛藤を知ってか、公の場では義姉さんではなく直斗さんと呼ぶようになって距離が遠く感じることもあるが。
総じて、血は繋がってないとは言えそれでも悪くない関係だったとは断言できる。
今年のこの春、5月の半ばに入り、八十稲葉に来て例の事件を調査している中で。ゴロ君に何か『隠し事』が出来たようだ、と察することが出来るくらいには。
――――違和感はある日の深夜から。
「ざっけんな男の純情を返せこの野郎!?」
普段おとなしい彼にしては珍しく酷く荒れた声が彼の部屋から聞こえたと思ったら、ドタドタ音がして一切音が聞こえなくなった。
「何かあったのかい?」と部屋の外から声をかけるが返事はなかった。
まあさっき聞こえたセリフから、「どうせ変な本でも買ったんだろう、一応中学生になってお年頃だし…」みたいな考えがなかったといえばウソになる。
だから何も言わず、その日は部屋にも入らずそのままにした。
次の日の朝、彼は何故か外から帰ってきた。割とボロボロで。
まさか朝帰り……!?いつの間にそんな相手が……!?というか相手はどれだけバイオレンス…!?あれ昨日部屋にいたよね?つまり夜這い…?
戦慄した。最近の中学生はそこまで進んでるのか。というかこっちに来てまだ一か月と少ししか経ってないんだぞ風紀はどうなってんだ風紀は。
直斗は こんらんしている!
聞いてみたら朝寝ぼけて二階の窓からFLYING IN THE SKYしただけらしい。俺はガ〇ダムになれない…!とか言っていた。ガ〇ダムってなんだ。子供らしくないとは思っていたがもしかしてただのバカなのだろうか。
直斗は こんらんしている!
その日はそれで追及も終わった。色々考えたが聞くだけ無駄な気がした。頭も痛くなった…。
次の日。何故か行方不明事件の関連で調査していた鳴上悠・花村陽介の2名と接触していた。
何故かとても仲良くなってた。友達が出来たようで何より、という気持ちと軽々しく怪しい人物に接触するなという気持ちがミックスされて少しモヤモヤした。
しばらくして、前回行方不明になっていた今回の殺人騒ぎの重要参考人の一人、天城雪子とその友人である里中千枝との接触も確認できた。不用意に接触しすぎでは?しかもこれまた仲良さそうだった。モヤモヤした。
さらに少しして、青い服で銀髪の可愛らしい少女を連れまわしていた。アレ、あんな可愛らしい子そもそも八十稲葉にいたっけ…?モヤモヤした。
ここで疑問が出る。ゴロ君、今回の件で直斗が掴んでない何かに気付いているのでは…!と。
前から聡い子ではあった。小さい子供なのに、というと自分にもダメージが来るが、妙に鋭い指摘をしたり。一緒に推理小説を読んでいたら、自分より先に犯人を推理していたり。
或いは『今回も』と考えたわけだ。
「考えすぎだって義姉さん。外側から質問して1つ1つ聞き出すより、内側に潜り込んで全部情報共有してもらった方が効率良いってだけだって」
勘違いだったらしい。要注意人物をピックアップして、内側に入り込んで情報を聞き出そうとしていたようだ。成程、直斗は子供社会では馴染むのが難しい…いや大人側も大概……コミュニケーションがあまり上手くない自分よりも余程上手く溶け込んでいる。
「分かりましたよ。では何かわかったらこちらにも共有するように」
「心配しなくたって共有するよ。俺は補佐役って名目でこっち来てるんだから」
やはり子供とは思えない頼もしさだ。彼は本当に中学一年生なんだろうか。この子はいつか必ず探偵として大成するだろう。或いは女の自分なんて越えて……いや、この思考は不要だった。
それはそれとして聞きたいことはまだある。
何を隠しているかは知らないし、今は聞くつもりもないけれど。まあ姉弟の戯れくらいは許容するべきだと思う。色々心配かけてくるわけだし。
「ところでゴロ君。この間の青い女の子と一緒にいた、という事についてお話を伺いたいのですが。蝶の髪飾りをした可愛らしい子だったそうですね」
「…なんで尋問口調なのさ…八十稲羽じゃなくて、よその子らしいよ。遊びに来たところを偶々俺が案内したんだ」
「そうですか。10時26分から2時間27分ほどジュネス。その後34分は商店街に。15分ほど神社で残り3時間54分で街の散策。案内にしては随分と楽しんだようですね?」
「細かッ調書かよ!てかなんで全部知ってんだ怖いわ!!どこ情報!?どんな情報網!?」
「八十稲葉緊急配備白鐘式システム、NO.007です」
「無駄にカッコいいじゃないか…いやそんなスゲーのあるのになんで補佐役の俺に伝わってないんだ」
「別名『ウォーキング直斗くん』です」
「いや足かよ!それもうただのストーカーじゃねえか!?というか全く気付かなかったぞどうなってんだ」
「そっちはコードNO.005の『ハイディング直斗くん』ですね。隠れた秘密もシッカリ暴露します。探偵の基礎の基礎ですね」
「爺さんに仕込まれてたはずなのに何一つ聞いたことないんだけど…?俺はもう怖いよ白鐘システム…全部アナログなのに残りのNO.に何が隠れてるんだ…」
「ちなみにNO.の読みは
「いやもう何よろしくすればいいか分かんないよ義姉さん。多分俺だけじゃなくて誰に言っても分かんないよ。というかもう義姉さんが分かんねえ」
それもう白鐘じゃなくてナオトシステムでいいじゃん、いや響きが白鐘の方がカッコいいです…と、バカな話をしながらその日の夜は過ぎた。
偶にではあるけれど、これからも事件も隠し事も何も関係なく姉弟でただ駄弁るだけの日もあっていいんじゃないかと。直斗はそう思った。
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5月17日。夜。
この日は、マヨナカテレビという噂に流され、運命の相手に映ったのがおホモダチ♂という絶望に打ちのめされた日。或いは、物語の根幹を成す『ペルソナ能力』に覚醒した日。
並べてみると酷い落差だが…。それは間違いなく俺にとって。
白鐘吾郎という存在にとって運命の日になった。
商店街付近をブラブラしている時に、学生が噂をしていて偶然聞いたマヨナカテレビ。前にもどこかで聞いた気はしたが、雨が降る深夜0時にテレビを見ると運命の相手が映る…らしい。如何にも田舎でよくある噂話、といった風だ。こういうのはすぐ広まる。
なんとなく覚えているが、PQ2でP4勢のキャラがテレビに入りこむアニメーションがあった。この街に揃っている、『鳴上悠』・『花村陽介』・『里中千枝』・『天城雪子』・『巽完二』。そして『白鐘直斗』。『マヨナカテレビ』に『連続殺人事件』……。舞台は整った、どころじゃない。既に始まって、下手すりゃここは地獄になる。
本来ならここにいないオマケ…完全にイレギュラーな『白鐘吾郎』としてはどう動くべきだろうか。
正直、探偵補佐として全て…ペルソナ能力やテレビ世界の事を義姉さんに打ち明けるべきか迷う。
打ち明けることで解決は早まると思いたいが、正直どう転ぶか分からない。
まず間違いなく彼女は未来のペルソナ使いだ。ここで隠しても、いずれは覚醒する。
『ペルソナ4』も『ペルソナ4G』もプレイしたことのない自分はこの世界の流れを知らない。どこで義姉さんが能力を得るのか、その時に何が起きたのか。危険はなかったのか、それとも乗り越えたのか。
いずれ事件が解決するとして、それがハッピーエンドに繋がる保証もない。『ペルソナ5』とて、プレイヤーの選択次第ではバッドエンドもあり得たわけだし。
原作で無事に義姉さんが覚醒できたからと言って、今覚醒させるのが本当に安全とは限らない。
シャドウの自分に言われたことを思い出す。
『お前は所詮「余所者」で「俯瞰者」なんだよ。「母親」も「白鐘」も、「主人公」に「仲間」どころか「世界」も丸っと全部だ。分かってんだろ?お前にとって目に映る者全てが「登場人物」でしかない。この世界で生きる?より良い結末に導く?お前にとっちゃア全部「赤の他人」でしかないのに。出来ると思ってんのか?』
『だからほら、心の底から泣けないんだよな。あの時のことあんまり覚えてもないんだよな。今もへらへら笑えてんだよな。父親に捨てられて母親が死んだのに。子供嫌いってだけのクソ野郎になにもかも燃やされたのに。院長が死んだのに。全部なくなってお前だけ生き残ってるのに。「明智」吾郎なら反逆したぞ?』
『お前のそれは弱い自分を受け入れてんじゃない。「諦めた」だけなんだよな』
『まあいいさ。我は汝、汝は我。今言ったことはお前自身自覚済みで、お前が俺を拒絶することもねえってのも分かってる。だから力だけはくれてやる。やってみろよ、今のお前に出来んならな』
『…とっくにお前は「囚われてる」。ついでに「与えられてる」。じゃなきゃテレビなんかに入れるもんか。忘れるな、お前の始まりはここじゃねえ』
どこぞの虚のホワイトさんですかってくらいツンデレな奴だった。
いやデレてねえなこれ…。終始馬鹿にされてるよな俺。殴りかかったんだけどボッコボコにされた。事前に爺さんのバリツを受けてなければ即死だった…()
しかも妙に意味深なことを言っていた。お前も俺ならもっとわかりやすいように言って欲しい。
その後はテレビの世界から出られず彷徨い歩き、たまに出るシャドウを肩慣らしにぶっ飛ばしていたら、戦いの気配を感じたという『クマ』が現れ現実に返してもらったら朝になっていた。いやマジで助かった…。
ボロボロなのと覚醒した反動かフラフラなので義姉さんを誤魔化すのが大変だったし碌な目にあってない。
ぶっちゃけ体より心の方が痛いわけで。俺の中にパレスがあったらもう廃墟だよ多分ってくらい言葉攻めされたもんな…俺前世もあるからまだ受け入れられたけどさ。普通これ自分の内心の闇と対面したら少年少女絶対拒絶するし最悪ぶっ壊れるよ。下手すりゃ暴走して殺されないか?
乗り越えるか打ち勝つことが覚醒の条件だとしたら……いや義姉さんもか強いな!?
兎にも角にも、事件と、このマヨナカテレビの情報が欲しい。せっかく覚醒した力も強化する必要がある。頼れる仲間もだ。
とりあえず、明日は鳴上さんに接触しよう。出来ればベルベットルームの情報も欲しいな…他は…
ダメだな、考えすぎて頭が痛くなってきた。今日はもう寝てしまおう。一回リセットした方がいい。
―――――――『寝て』『目が覚める』と。俺は青い部屋にいた。
「ようこそ……。我がベルベットルームへ」
この主人公、人生2周目だしエンジョイしたい気持ちは間違いなくあり。
だけどやっぱり前世のせいで原作っていうフィルターがかかってしまいます。原作あり転生主人公の宿命だと思います。人間だし誰しもそういう側面もあるよねっていう、ペルソナ4大体こんな感じ説。多分ジョーカーみたいにそんなん気にしねえ大事なのは今と未来だって人間じゃないと無理。
このシャドウだって『本来出る必要ない』のに最後の警告の為だけに出てきた律儀な子です。それはそれとして出てきたからには言うことは言う()
素質が前提で覚醒するP3や、極限状態から反逆の意思もって初めて覚醒するP5もなかなか厳しい条件だけど、誰でも覚醒できるけど自分の影の部分全部受け入れろよ!出来なきゃ死ね!なP4って実は割と鬼畜では?と思う人間は私だけだろうか。
だから主人公の周り色々死んでるけど実際何も感じてないわけじゃなくて結構グチャグチャだから安心してね!(鬼畜仕様)
乗り越えたのではなく、前世持ちで「それが自分だ」っていう自覚から受け入れていたために能力覚醒?した主人公です。
だからコミュ中間あたりのイベントの内心グチャグチャでそれでも進まなきゃみたいな感じのままペルソナ使ってます。何色にも染まれるワイルド能力持ってるのにキャンパスが前世の絵の具で真っ黒なせいで何色も塗れない感じ。使えるペルソナは増えるし強いけど何かしら弱体化、みたいな。結局宝の持ち腐れだよコレ!
原作明智が見たら絶対許されなくて射殺される主人公です。もうちょい今の自分の意思強く持ってどうぞ。でもそのうちいろんな人が何とかしてくれるよ!シリアスもちょこっとあるけどP4はギャグも日常も強いので中和できる万能薬なのです!たぶん。