正直者な君と臆病な僕   作:雪夏(せつか)

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12.5話がどこかに上がってるみたいなのでもしよかったら、、、、!
(作者より)


第三章~心のつながり~
ep.13 胸の高鳴り


次の日、俺と北見さんは一緒に家を出る。

「ごめんね、俺から誘ったとはいえ。。。大丈夫だった?」

彼女は顔を真っ赤にして俯く。

「ひゃ。。。い。。。大丈夫ですっ」

なにこの彼女。。。可愛すぎる

俺たちは恋人つなぎをして道を歩く。

「私、幸せすぎて頭ふわふわしちゃいます。。。」

北見さんは真っ赤な顔で俺に微笑みかける。

 

唐突に何かを思い出した俺は北見さんに話しかける。

「あのさ!連絡先。。。付き合ってるのに知らないのはあれだよね」

北見さんも驚いた顔で俺の顔を見る。

「本当だ!!なんで今まで知らなかったんだろう」

「まぁよく会ってたしね。じゃあ、これ俺のLINEね」

俺のLINEに、北見さんが追加された。

「これでいつでも連絡できるね」

「はいっ。。。!」

 

そして北見さんは最寄りの駅で降りていった。

正直俺もまだ実感はわいていない。

「昨日で振られて。。。付き合って。。。本当に波乱万丈だなぁ」

会社につくと、ばったり西浜さんに会う。

「おはよう七浦くん!。。。で、どうだったよ!」

「あの。。。お恥ずかしながら。。。お付き合いすることになりまして」

西浜さんは、手を口に当てて笑みを浮かべた。

「本当に!?やったじゃん!!七浦くんの心、ちゃんと伝わったんだね!」

「どれもこれも西浜さんのおかげです。本当にありがとうございます」

「お昼の時にじっくり話聞かせてよ~」

 

今日の俺はメンタルも良く、仕事も効率よく進めることが出来た。

「おう、七浦君!今日の君はとっても良く頑張っているじゃないか!」

昨日怒られた上司にも今日は良く褒められる。

そしてお昼になり、俺は西浜さんとレストランに行く。

「それでそれで?彼女ってどんな人なのよ!」

西浜さんが予想以上に食いついてくれるので、俺も笑顔になる。

「彼女今大学四年生で。。。」

「えー!!!年下なの!?出会いはどんな感じだったの?」

「実は。。。入社式の日に、彼女が痴漢に遭ってて。。。俺がまぁ助けたというか」

それを聞いて、西浜さんは微笑む。

「七浦くんは本当に変わってないね、昔と。私が知ってる七浦くんだ」

思わず俺の顔が真っ赤になる。

 

「あっ、そうだ西浜さん。彼女まだ就職先決まってないみたいなんですよ。」

「あら、そうなんだ。ちなみに大学とかってどこだかわかる?」

俺は声を潜めて言った。

「実は東京大学らしいんですよ。。。」

それを聞いた西浜さんは驚くでもなく、ただ顔が固まっていた。

「おーい、西浜さんっ?」

「。。。私も」

「へっ?」

思わず素っ頓狂な声を上げる。

「私も。。。東京大学行ってたわよ。。。首席で卒業して」

「へぇっ??」

俺の頭の理解が全くもって追い付いていない。

西浜さんが東大で。。。。首席で。。。

「俺なんかがよくこの会社入れましたね。。。。」

するとふと、北見さんとの会話が頭をよぎる。

 

「でも私、2つ上の先輩の事を尊敬してて、その先輩と同じ所に就職出来たらなぁって思ってます…! 凄いんですよ、首席で卒業したんですから…!」

 

「。。。西浜さん」

「何、どうしたの改まって。。。」

「北見遥。。。って知ってますか?」

西浜さんの目が丸くなる。

「はるっち。。。?同じサークルだったよ?彼女本当に可愛くて。。。」

すると、西浜さんがまた口を押さえる。

「ま、まさか七浦くん!!!」

「。。。彼女です」

「ちょいちょい!!はるっちは大学の中でも絶世の美女なのよ!そんな子と七浦くんが!?」

「ちょっとそれ西浜さん失礼じゃないっすか~?」

「ごめんごめん、あまりにもびっくりしたもんで!」

 

すると、西浜さんが微笑む。

「まぁ、でもはるっちか~。。。七浦くんとは本当にお似合いだと思うよ!お幸せにね!」

「ありがとうございます!」

「あと、説明会は来週の水曜!」

「それもありがとうございます!!」

 

世界は意外に狭いのかと思い、作業に戻る俺であった。

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