狩人様がいたっていいじゃない...だって上位者だもの 作:酒鴉
まぁ、なんか違うなぁってとこあっても許してね
血とは昔から重要視されてきた
それは今とて変わりはしない
人は血こそ尊きの証とし、血を継ぐことを本望とした
それは決して変わることはないだろう
ほんのりと明るい薄暗く古錆びた洞窟を歩いているものがいる
そのものは人目見れば分かるほど、離れていても匂い立つほど、血に塗れていた
嘴のようなものが着いた鉄製の兜を被り、鴉の羽のような外套を身に纏い、鎌のような凶器を携え、その腰には細長い銃があった
そのものは一言呟いた...
「...早く帰って会いたいぜ!人形ちゃん!」
そのものは狂っていた
この街に来る前から、この街の、上位者の、血の狂気に染まる前から
そして、更に狂気は強くなっていった。常人ならば、もはや意識は保てぬほどに。
だが、このものはそれを良しとした
狂うことが良いことのように、狂うことを喜ばしく思っていた
はっきり言って異常者である
阿呆である
馬鹿である
変態であ「ちょい待てや...誰が変態だってェ?」
変態である「言い切るなやてめぇ!」
「黙れ。今私が貴様を正しく説明してるのだ。邪魔するな。」
「全部嘘じゃねェかよ!てめぇ脳味噌腐ってんのか!」
「それは貴様だ。」
「てめッ!もう知らんわクソがッ!」
失礼した
このようにこのものはまるで我等が狩るべき獣が如く脳がないのだ
前置きはさて起き、今から語るは我等二人に起きた夢が如き事実である
是非楽しんでくれたまえ
茶番劇~日常~
「...なぁ、今日は何するってェんだよ?」
「今日は教会方面を狩り尽くすと昨日言ったばかりだ阿呆が。」
「チッ...んなこたァ知らねェよ。大事なのはどんくらいかかるかってことよォ。人形ちゃんが悲しむだろォ。」
「何を言っているんだ馬鹿が。それは貴様だけだ。」
「んだとてめぇ!」
「相変わらず獣の如く怒りやすいな。...それより持ち物の確認もしたのか?」
「アァ?...ちょい待てや。」
「はぁ〜」
「輸血液に水銀弾、油壺に火炎壺、後はまァ、あんだろ。よっしゃ完璧だぜェ。」
「貴様という奴は...まぁ一番困るのは貴様か。迷惑だけはかけるなよ。」
「へッ。そいつァ俺のセリフだぜェ?」
「...貴様ァ...」
ギィ...
「御二方、御用意はもうできたのでしょうか」
「おうよォ!完璧だぜェ!」
「チッ...あぁ、勿論だとも。」
「では、行ってらっしゃいませ。狩人様方。」
「おう!」
「うむ。」
「ハッ!...なちィなァ...」
「おい!馬鹿者がッ!気絶から醒めたのなら直ぐに起きよ!」
「へッ...わかってんよォ!次ァヘマなんざしねェぞ!」
???「グギャアアアアアァァァァァァォォォン!!!!!!」
ちなみにこの二人の装備はちゃんと決まってるからね
基本的にヒロインは人形ちゃんだけだからね
気が向いたら誰かヒロインになるかも
...なるかな〜