前世でやる気のない転生者が女神補佐を目指します。 step1 めだかボックス 作:呪壊 赤城
さてさて、善吉君は原作通り名言を言えるのか、はたまた迷言を言ってしまうのか楽しみですね。いやまあ、それはさておき今回は鶴戯君がわりと真面目にちょびっとだけバトルしてくれます。
そんなわけで本編どうぞ。
前回の話
人吉善吉はスキルの説明を受け、江迎怒江は[過負荷]成長を遂げた。
そんな2人は早速、合間見えることになっていた。
一方、人吉善吉にスキルの説明をした後、彼の前から姿を消した戦神亜沙と、江迎怒江の前から同じように姿を消した戦神鶴戯。
爆弾ブレスレットが作動するまで残り36分。
はたして彼等の運命は如何に!?
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植物園のとある一角。
江迎さンと別の方向に来た俺は取り合えず、戦いが始まってもすぐに合流出来ない距離まで離れていた。
それから少しして遠くの方から植物が生えるような音が聞こえたから、恐らく江迎さンが善吉くンと戦い始めているンだろうな。・・・暇だし、上から視るか。
そう思った俺は近くの木に登り2人の戦いを観戦し始めた。
[おー殺ってる殺ってる♪こっからよく見えるじゃン。]
「何が殺ってる殺ってる♪デスか。鶴戯は始めから本気でこの戦いに参戦する気なんてないんでしょうに。」
木に登っている筈なンだが、何故か声が聞こえてきた。その声はまァよく知ってるというか、亜沙の声だったわけで、大して驚きはしないが声だけはかえした。
[空気を読ンでみただけだよ。・・・っつーか亜沙、なンで来てるンだよ。]
「いや流石に会わないで残りの時間過ごすわけにもいかないデスからね。」
そンな理由でここまで来るなよ。流石に言わねェけど。つーか来てどうするつもりだ。バトルでもするってかァ?
[じゃあ少しバトルでもするか?]
「なんでそーなるデスか!?」
[いや寧ろ俺が聞きてェぞ?敵同士なのに何、ヤッホー的なノリで来てンだよ。]
「いや、戦うなら向こう行って戦いましょうよ。」
[面倒臭いな。]
「でもやることはやったわけデスし、後は時間が過ぎるのを待つだけなんデスよね?」
[まァそれもそォだな、それに何もしないのも怪しまれるだろォし、ちょっとは殺りあいに逝きますか。]
「漢字違いますよね!?」
[今更だろ?さっきも殺ってるってたンだからよ。]
「さっきの使い方は間違いじゃないでしょうが、今の使い方は洒落にならないデスよ!?」
おいおい、それじゃあ俺が天災みたいな言い方じゃねェかよ。やめてくれよな。俺はそこまで強くはねェンだから。それに何だよ、さっきの使い方は間違いないって、そこも訂正しろよ。お前はそれでも女神かよ。・・・って最近どんどんコイツが女神なのか疑わしくなってきてンぞ。最近じゃアテナじゃなくて亜沙って呼ぶのに慣れてきてるし、コイツも今じゃそれが当たり前みたくなってきてるのにすら気付いてねェ。
・・・まァいいか。大した問題でもねェだろ。
それより今はアイツ等2人のバトルに乱入するとしますか。
[そォいや、残り時間は何分だ?]
「えーっと、残り時間は30分切りましたね。」
そういう亜沙の腕には善吉くンに着けた筈のブレスレットが装着されていた。そういう俺も腕時計を着けているような感じで残り時間を確認した。
[あー今ので1分減ったから26分な。]
そして、俺は亜沙に向き直ると、互いに頷いて善吉くンと江迎さンの方向を確認、再度頷くと亜沙の顔付きが殺気を含んだものに変わった。
「それじゃあ・・・いきますよ!」
それに応えるように俺はニヤリと笑う。
[来い!!全力で殺って殺るからよォ!!]
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鶴戯と亜沙が戦いを開始する一方、先に戦闘を始めていた善吉と怒江の2人はというと、戦いから一転、何故か言い合いになっていた。始めの内はまだ良かった。善吉が怒江を発見し自分達はわかりあえるのではないか、と問いかけ怒江もそうかもしれないと心を歩み寄ろうとしたのだ・・・が、善吉は勘違いを引き起こす地雷を踏んでしまった。
まあ、まずはどういう流れでその地雷を踏んだのかだが。
怒江の攻撃を、使い方を覚えたばかりの『欲視力(パラサイトシーイング)』で全て避けた善吉は怒江の手を握りながら語りかけた。
「・・・なあ江迎。俺達はわかりあえると思うんだ。」
「っ、そんなこと出来るわけ無い達をわかるなんて、しかもわかりあえるなんて出来っこないに決まってる!でも球磨川さんは私がこの手で腐らせちゃってもなかったことにしてくれた!それに戦神さんも私が手を腐らせちゃっても許してくれた!だから、負けられないの!」
「そんなことねーよ。少なくとも江迎、お前は幸せになろうとしてるじゃねーか。だったら俺はお前を幸せにする。少なくとも、お前の欠点(マイナス)をなかったことにしない!だからお前も自分を駄目(マイナス)みたいにいうな!!」
「人吉君・・・。」
少なくとも、ここまでの時点なら善吉が名言を言って怒江が顔を赤らめてで終わっていた。しかし、ここで善吉は思わぬ地雷を踏んでしまった。
「・・・少なくとも、わかりあえねーんじゃねーかって思ってた戦神とだって今じゃあ。親友なんだ。アイツいっつも敬語使ってばっかでさ、遠慮すんなっつってんのに今でも敬語なんだよなー。」
「え?敬語?」
「そうなんだよ。戦神の奴、不知火といる方が多いんだけど、2人並ぶとおもしれーんだよな。そっくりでさー。」
「え?そっくり?」
「そうだぜ?あと、この前俺と不知火と戦神の3人で休みの日に焼き肉食いに行ったんだけど私服まで似てんのなんのって、そりゃあもうビックリしてさ、不知火の奴なんてこの前双子に間違われたつって笑ってたんだよな。確かそん時に姉妹揃って可愛いなんて言われたらしくてよ。」
「いやいやいやいや、人吉君。幾らなんでも姉妹には間違われないんじゃない?それに戦神さんは可愛いじゃなくて格好いいと思うわ!」
・・・そう。善吉の言う戦神は戦神亜沙の事を指しているのだが、怒江は戦神と聞いて戦神鶴戯の事を想像していた。それが勘違いの原因なのだが、・・・そこから不毛な言い争いが勃発してしまっていた。
「いや江迎、なんで戦神が格好いいなんだよ!可笑しいだろ!」
「可笑しいのは人吉君よ!第一、戦神さんが女の子なわけないじゃない!どう考えても間違わないわよ!」
「いや、可笑しいのは江迎の方だろ!なんで戦神が男なんだよ!アイツはどっからどうみても女子だろ?」
「何処をどうみたら女子に見えるの?人吉君は親友みたいなこと口では言ってるけど戦神さんの事なんにも知らないじゃないの!」
「知らないのは江迎の方じゃねーかよ!何処をどうみてもアイツは女子だよ!」
「じゃあ聞くけど、なんで知ってて可愛いになるの?いや、確かに人吉君は格好いいけども、戦神さんはお兄さんの格好良さがあるじゃない?」
そして、善吉は漸く気付いた。お互いが勘違いをしていることに。
「待て江迎、俺達は互いに誤解している気がするぞ。お前が言ってる戦z―。」
そして、善吉の言葉を遮るように2人のいる場所から少しだけ離れた場所が爆音と共に破壊された。
この時点で残り時間は21分。
善吉と怒江は5分の間言い争いをしていたことになる。
そんな2人の事などお構い無く、その2人の会話に出てきていた戦神兄妹はわりと真剣に戦闘をしていた。
[イイねイイねェ!!でもこンなンじゃ足りねェなァ!!もっと本気で来いよ亜沙ァ!!]
「アッハハハハハハ♪そんなに吹っ飛ばされてなに言ってんDeathかぁ?もうちょっと耐えてみてくださいよぉ♪お兄ちゃん♪」
笑いあいながら殺気をガンガン出しまくる2人に暫くは声をかけれなかった善吉と怒江だが、このままここで殺り始めたら自分達の命が普通に消える気がした2人は声を振り絞って呼び掛けた。
「「戦神」」なのか?」さんですか?」
善吉と怒江の声を聞いた途端に、今までの殺気が嘘のように消えて鶴戯と亜沙の2人はいつものように返事を返した。
「あ、善吉さん。どうしたデスか?」
[江迎さんもどォした?]
あまりの豹変ぶりに怒江は声も出ず、善吉は少ししてから声をかけた。
「・・・いや、どうしたっつーか、変わりすぎじゃねーか?お前ら。」
「そうデスか?」
[いや、お前は変わりすぎだろ。なんでデスがDeathになってんだよ。」
「いや、お前もな!?」
[そォいや、善吉君は俺と亜沙を戦神って呼んでた気がするけど、どっちか呼び方変えろよ?]
「そうデスね。途中から戦神云々ですごい勘違いが起こってたみたいデスし。」
しかも、戦闘しながら先程の言い争いが聞こえていたようだ。そして、フリーズしていた怒江は漸く話せるようになり、会話に加わってきた。
「えーっと、もしかして聞こえてたんですか?」
「[はい。]」
「戦いながらか?」
善吉は最もな事を言うが、この兄妹にそれを聞くのは間違っているだろう。なんせ、女神と転生者なのだから。・・・しかし、善吉はそれを知るはずも無いわけで、こんな質問をしてしまったのだが。
「え?普通じゃないデスか?戦いながら周囲の音を聞くのって。」
[だな。じゃなきゃ後ろから突然不意討ちとかもあるかもしんねェからな。]
「え?なに、これって聞いた俺がおかしい感じなわけ?」
「そうデスね。」
このままだと善吉が聞いた質問は悪いという話になると思い空気を変えようと怒江は思いきって亜沙に声をかけた。
「あ、戦神さんの妹さん。はじめまして。江迎怒江です。いつもその、戦神さんにはお世話になってます。」
「あ、怒江さんデスね。私は戦神亜沙なのデスよ。こちらこそお兄ちゃんがお世話になってるデス。」
その結果空気を読まない女子2人になってしまったが。それを見ながら今は仲良く自己紹介してる場合じゃねェよ!!と心の中でつっこむ鶴戯と声に出してツッコミ始める善吉。
それを無視してほのぼのと女子2人は今度遊園地に遊びに行きませんか良いですねそうしましょうのようなことやら、亜沙さんは人吉君とどういう関係なんですか!?とか言っているのをみて鶴戯はツッコミに疲れ、善吉は果敢にツッコミを繰り返した。
そうしているうちに戦場だった筈の植物園はカオスと化していた。
そんな事態を収集したのは以外にも怒江だった。
「あ、そういえば残り時間が!」
[それな、もう手遅れだわ。]
・・・手遅れだったが。残り1分を切っていた。
「ど、どうしましょう戦神さん。」
[え?なんで俺に聞く。]
「あー、もうこうなれば、カウントダウンするしかないデスね善吉さん、怒江さん。」
「え?いや、待てよ戦神。何開き直ってんだよ!」
[あー、10秒切ったわ。ほらいくぞ、3、2、1]
そして次の瞬間。
無慈悲な爆発音が植物園に響き渡った。
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生徒会戦挙 会計戦・卯「火付卯」
勝者 無し(タイムアップのため引き分け)
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To Be Countiny.....
~鶴戯と亜沙がバトルをしている間の話~
[オイオイ横ががら空きだぜェ!!]
「なっ!?キャアッ・・・なーんちゃって♪引っ掛かりましたねぇ♪」
[クソがっ!!わざとか。グッ!!]
「アッハハハハハッ♪ほらほらもっといきますよぉ♪今度はどこまで吹き飛びますかぁ♪」
[オイオイ誰が吹き飛ばされるってェ?寝言は寝て言いやがれよォォォォ!!]
※善吉君と怒江さんのお話し中ですよ?それでは次回にお会いしましょう。