前世でやる気のない転生者が女神補佐を目指します。 step1 めだかボックス 作:呪壊 赤城
まあ、それはさておき・・・何故こんな事になったのか分からん(´・ω・`)な本編どうぞ。
副会長戦が終わりを告げようとした直後に俺はほンの微かな音を聞いた。それは鉄骨が落ちてくるようなそンな音でそれを聞いた俺は無意識に近い状態で空洞を安全そうな場所に蹴り飛ばした筈だ。その後すぐに鉄骨が雨みてェに落ちてきやがった。それの被害を最小限に留めようと事故を引き付けるスキル『戌も歩けば事故に遭う(レイドカースニア)』で鉄骨を全部引き付けた筈だ。そして磔よろしく俺は鉄骨に手足をぶっ刺されて昆虫標本の虫みたいな愉快痛快なオブジェと化した。
つーか痛てェしマジで死ぬかと思ったわ。でも全身をぶっ刺されなかっただけましか。でもマジでこれは痛過ぎてヤバイわとか思いつつも手に刺さった鉄骨を(細い奴で助かった)スキル使って引っこ抜くと血が思いきり出てきた。マジで痛い。スキル使用の反動も丁度出ちまってるし、着てた服も破けちまうしどんだけついてねェンだよ。
「ったくよォ。鉄骨降って来るとかあり得ねェだろォ。真面目に洒落になんねェじゃん。しかも服まで駄目になっちまったし。本当についてねェだろ。」
思わず・・・この場合は思ってだが俺は悪態を吐いた。
・・・若干何時もより声が高いからやっぱりか。
よりにもよってこのタイミングとか真面目にやめて欲しいンだが。そンな俺の心情に止めを刺すがごとく周りの奴等からの声が聞こえた。マジやめろや。
『『『『『『誰?』』』』』』
そんな見事なハモりを耳にした俺は思わず感心したが、それどころじゃねェンだよな。服着てねェし、寒すぎンだろ。つかこのままはヤバくね?そう思ったが時すでに遅かった。砂煙が晴れてきて向こうの奴等も俺を視認出来たようで全員唖然としていた。何人かの奴というか、善吉くン、江迎さン、亜沙、融通、空洞は俺を見て顔を赤くしていた。つーか誰って聞かれて応えねェのは悪ィよな?
「誰って俺だ。」
『『『『『『え?エェェェェッ!?』』』』』』
「オイオイ、そんな驚く事じゃねェだろォが。」
「戦神・・・さん?」
「あァ俺だぜ?江迎さん」
「え、服!戦神さん服着ましょうよ服!!せめて前だけでも手で隠して下さい!」
そう江迎さンに言われなくてもまァ気付いてはいるンだけどなンか今更過ぎね?つーか既に手遅れだよな。ま、ズボンが辛うじてあったのが救いだな。流石にズボンも鉄骨に持ってかれてたらヤバかったな。
「おおおおおお兄ちゃん?なななんでそんな状態に・・・じゃなくてはいデス!パーカー急いで着てください!ほら早く!」
茹で蛸の如く顔を赤らめながらパーカーを差し出す亜沙を見ながら今更過ぎね?とか言える状態ではなく、仕方なくというよりはありがたくパーカーを貰って肩に羽織る。
「ん。サンキュ亜沙。」
「チャック閉めて下さい!お兄ちゃん。」
「へいへい。閉めりゃあ良いんだろ閉めりゃあよ。」
仕方なく渋々チャックを閉めると空洞が俺に聞いてきた。空洞の質問は恐らくここにいる全員が思っていることだろうな。
「鶴戯なんでお前女になってんだ?」
それは俺も聞きたいけどな?考えてみろ、誰が好き好ンで女になれるっていゆうンですかァ?無理だろ。どォ考えても。なンで人が二足歩行になったかって聞かれてるのと同じだぞ。だから答えはunknown。俺は知らない。つーか聞くな。聞かれても困る。
「知るか。寧ろ俺が聞きてェよ。」
そう言いながら亜沙に視線を向けるがしれっとした顔で俺と視線を合わせようとしねェ。絶対なンか知ってる顔だなあれは。暫く亜沙に視線を送り続けたが一向に無視。逆に感心するわ。
「それよりも鶴戯さんそのままで良いんですか?身体中からダラダラ血流れてますけど。」
蝶ヶ崎くンに言われて俺は自分の今の状態を思い出した。思い出した途端に感じてなかった傷みが俺に襲い掛かって来やがった。
「あ、マジかよ。」
素っ気なく返したけどこれは・・・痛ッてェェェェ!!うわっーちょっとこれは痛すぎだわ。泣けるマジ泣ける叫ンじゃうくらい泣ける。それよか死ぬわこのままほっといたら本当に死ぬ。冗談抜きで死ぬ。
・・・元気じゃないかって?空元気だよ空元気。というかこれ、スキルでどうにか出来るンじゃねェか?
「『大嘘憑き(オールフィクション)』俺と空洞の怪我を『なかった』ことにした。」
あ、出来たわ。女体化は効かねェのは既に知っちゃあいたけど便利だなやっぱり『大嘘憑き』は。
「今のって球磨川さんのスキルじゃねーかよ。アンタも使えるのかよソレ。」
「あ?ああ、志布志さん。『大嘘憑き』か?答えるならNOだぜ。禊の奴が使ってるスキルはアイツが改良したやつだからな。確か元のスキルは『手のひら孵し(ハンドレッド・ガントレット)』ってやつだよ。だから俺のスキルとは名前が同一の別物ってことになるぞ。」
志布志さンにそう言うとスキルについては納得したみてェだな。他にもなンか聞きたそうにしちゃあいるが。
「へぇー。そうなんですか。・・・でも会計戦の時は違うスキル使ってた気がしたんですけど気のせいですか?それに今だって鉄骨が不自然に戦神さんに向かっていきましたし、戦ってたときは鉄骨の留め具をピンポイントで破壊してましたよね?鉄骨を自分に向けさせたり留め具を破壊するなんて『大嘘憑き』じゃできないんじゃないですか?」
そう言う江迎さンに同意するような表情で志布志さンも俺を見てきた。まあ、さっき戦ってた時に『 止まらない戯聖(ノンストップ・サクリファイス)ラグナロク』を発動したのに気付いちまったか。怪我を『なかった』ことにしたから一緒に忘れてたりするかと期待してたンだけどな。忘れたのは俺のスキルの名前だけか。
・・・仕方ねェが説明するしかねェな。『 止まらない戯聖』の詳しいスキルの説明と『戌も歩けば事故に遭う』の2つだけならそンなに時間も食わねェだろォし、隠す必要もねェからな。
「あー、そォだな。確かに江迎さんの言う通りさっきの戦いで使った[過負荷]のスキルは『大嘘憑き』じゃねェ。さっき空洞との戦いで使ったスキルを俺は『 止まらない戯聖』って言ってる。どんな効果かって言われるとなァ・・・。なんでも破壊するスキルってとこだ。」
後スキルを暴走させる力もあるがまァ今言う必要もねェだろうな。言ったら絶対面倒くせェ事になるからな。
特に黒神さンがよ。今だってこっちを睨ンでるしな。
「だが、なんでも破壊するスキルだと言うならば先程の鉄骨はどう説明する気だ。」
ほらな。やっぱりすぐに気付いたか。まァ他の皆も黒神さンが言っらすぐに理解したみてェだけどな。
「それは『戌も歩けば事故に遭う』っつー名前のスキルだよ。確か事故を引き付けるスキルだったはずだぜ?ちなみにそれも[過負荷]だかンな。ルールには一切抵触してねェから文句は一切受け付けねェ。」
「ふん。わかっておる。そのような事をわざわざ言うつもりもないからな。」
あー、なンつーか俺と黒神さンは根本的に合いそうになさそォだなこれは。俺は黒神さンと分かりあえそォにねェし、向こうもなンか俺を敵視してるみてェだしなァ。そンな険悪ムードの俺達に声をかけたのは空洞だった。もう普通に歩けるみてェだな。良かった良かった。つーか流石英雄だな。
「そういえば鶴戯。風紀委員長の雲仙にスキルを使ってたよな?あれはどういうスキルだ?一瞬で消えたように見えたんだが。」
「それか?あの時は空間を造るスキルを使ったんだよ。後はまァお前も知ってんじゃん。」
「ああ、確かスキルを反射するスキルだったか?」
「そうそう。まァスキルを反射するというかはベクトル・・・まァ向きを動かせるスキルっていうのが正しいけどな。」
「なるほどな。お前面倒臭がるタイプなんだな。」
「まァな。面倒なことは基本しねェ主義だ。」
「ハハッ。やっぱりお前は面白いな。スキルの数といい、性格といい。」
そォ言って空洞が笑っていると名瀬さンが話に加わってきた。
「ちょっと待ってくれよ。その言い方だとアンタはスキルを5個も持ってることにならねーかよ。一体どうやってそんな出鱈目な数持てたんだよ。」
「あ?ああ、それは勘違いだぜ?つーか早とちりし過ぎだぜ名瀬さん。」
「は?どう言う意味だよ?」
ニヤリと言う音が付きそうな笑みを作りさっきまでとは違う空気を纏わせてみる。すると見事に亜沙以外の全員が呑まれたみたいだな。まァそうなるように仕向けたんだけどよ。亜沙はその事を知っているから俺がこれから言う言葉を大体予測してるはずだ。
「俺が何時スキルを"5個しか"持ってないなんて言ったんだァ?言ってねェだろ?」
「5個しか・・・だと?おいおいその言い方じゃあまるで5個が少ねーみたいな言い方じゃねーかよ。5個もあるのにまだあるとか言うのかよアンタは。」
「ちょっと待てよ、今数えるからよォ。『指折り確認(カウントアップ)』・・・えーっとわざわざ[異常]と[過負荷]には分けねェけども2京1032兆9651億0021万4829個のスキルが現在の俺の持ってるスキルだぞ。まァしょうもねェスキルも結構あるけどな。」
確か、前にふざけてバナナの皮を出すスキルとか作った気がするしな。後は黒板消しが上から落ちてくるスキルとか、ハリーポッターの魔法であったメガネを綺麗にする奴をメガネ洗浄専用のスキルにしたりとかもあったよな。・・・本当になンであンなの作ったンだよ俺は。
「は?なんだよその馬鹿げた数は!?そんな量は今まで聞いたことねぇぞ。あり得ねぇって。嘘吐くならもう少し考えろよ。いくら俺でもそれくらいは嘘だってわかるぞ。」
「だからしょうもねェスキルも結構あるって言ってるだろ。つーかそんな餓鬼くせェ嘘吐く訳ねェだろ。それならまだ正義のヒーローとかダークヒーロとか悪の手先とか暗黒の騎士とかそォいう嘘吐くわ。」
後、魔王とかスライムでも楽しそうだよな。
「・・・あー、名瀬さん。お兄ちゃんの言ってるのは本当デスよ。正真正銘さっき言ってた2京1032兆9651億0021万4829個スキルがあるというのは嘘じゃないデス。流石にそれを数えるなんて私も驚いたデスけど。」
「スキルを数えるスキルで数えたからな。いつもなら兆の位からは切り捨てして約2京って言ってるしな。まァ折角後輩が聞いてるから親切丁寧に教えようとして数えただけな。」
「なるほどなのデス。言いたいことは皆さんあるでしょうけど、でもまあそろそろ帰りませんかね?あ、でも日之影さんはこれからなにかご馳走すると言うことで付き合わせるデスよ?」
「お、いいねェ。なんなら俺も混ぜろや。」
「まあ、いいぞ。折角だし、お前達も来るか?」
「それは賛成だぜ空洞・・・と言いてえけど、それなら折角だし生徒会戦挙終わったらにしねェか?」
「あー、それもそうだな。戦神、それでもいいか?」
「確かに皆でワイワイするのは楽しそうデスねぇ。その時は仕方ないデスから3年生メンバーからの奢りにしておきますよ?」
「ちょっ亜沙お前なァ!」
「アハハ、それじゃ解散なのデスよー。」
そォ言うと亜沙は足早に帰ろうとした。いや、だからなンで俺がお前の分まで払わされなきゃいけねェンだよ。その暴挙を止めるべく俺は亜沙を追いかける。
「ちょっと待て亜沙ァ!それだと俺も奢らなきゃなんねェだろォが!」
こォして俺と空洞の互いの信念をぶつけた副会長戦は結果的に俺の勝利で幕を閉じた。
残るは禊の会長戦だけだ。
~帰宅後の鶴戯~
鶴戯「おーい、お前ら今帰ったぞ。」
なじみ「あ!お帰rって鶴戯どうしたのさそんな格好で。」
鶴戯「ん?バトってたら鉄骨落ちてきただけだぞ?そんな心配しなくても大丈夫だって。服は無事じゃなかったけどな。」
なじみ「ま、まぁパーカー着てるだけ良いけどさ。1つ言ってもいい?」
鶴戯「なんだよ。俺が女になってるのがそんなに気に食わねェか?」
なじみ「・・・どうすればそうなるの?」
鶴戯「あ?どうって何がだ・・・って、ああ。」
なじみ「何が『ああ』だよ!!僕だって、僕だってー!!」orz
鶴戯「・・・お、おう。」
なじみ「・・・鶴戯に負けた。男の鶴戯に負けるって・・・僕だって気を付けてるのに。」
鶴戯「・・・取り合えず着替えてくるわ。」
なじみ「え?あ、うん。」