前世でやる気のない転生者が女神補佐を目指します。 step1 めだかボックス 作:呪壊 赤城
えー、先に言わせていただくと、今回は恋愛成分あります。(^ω^ゲスゲス)ああ、何だろう?凄いゲスい顔になってしまうぜ。
そんな茶番はさておき本編どうぞ。
生徒会戦挙副会長戦が終わった次の日の事。
戦神亜沙は駅の近くにある時計の前で人を待っていた。人を待つ亜沙はいつもより少しだけお洒落に気を使っているようで、淡い水色のスカートに白のブラウスを着ていた。時計を見上げると午前11時25分。
約束の時間までまだ5分もあるようだ。
どうしたものかとキョロキョロしていると亜沙が待っていた人物がこちらに気付いたようで慌てて走ってきた。
「戦神。待たせたか?」
「あ、日之影さん。大丈夫デスよ?私も少し前に来たばかりでしたから。」
そう言う亜沙は実をいうと30分前に着いていたりするのだが、あえて黙っていた。ちなみにあえて誤解の無いように言っておくと亜沙がお洒落に気を使っているのは日之影空洞に好意を持っているからではなく異性と2人きりというと状況が初めてだから変に悪い印象を持たせないようにしなければとかそんな感じの理由からだった。
そんな言い訳を聞いても端から見れば爆発すればいいのにリア充が!とか言いたくなる光景だった。
コホン、それはさておきリア充どもの話は続く。
「そうか。あーその戦神・・・。まぁ、その、その服似合ってると思うぞ。」
そう言った空洞の言葉を聞いて嬉しさで頬を赤くしながら綻ばせる亜沙。チッリア充め!
まぁそんな感じで亜沙の服を褒めた空洞は実は昨日の夜に亜沙の兄の戦神鶴戯から色々アドバイスを貰っていたりしているのだった。
その時に鶴戯が言っていた中に「会ったらまず服を褒めろ。似合ってるとかで良いから。ついでに化粧とかしてたらそれも褒めとけ。」と言う言葉があったのでそれを言っただけだったりする。
ちなみにそんなアドバイスをした鶴戯本人は現在ある場所で血の涙を流してリア充になりやがって裏切り者は斬首斬首。とか心の中で思っていたりするのだが、そんな彼も(現在は彼女だが)安心院なじみに好意を寄せられているのに気付かない鈍い奴だったりする。
そんな情報はさておき、チーム先輩後輩リア充どもに話を戻そう。空洞の言葉を聞いて機嫌が良い駄女神亜沙は辺りに幸せオーラを撒き散らしながら話始めた。
「そ、そうデスか?あ、ありがとデス。それじゃあ行きましょうか。日之影さんのお勧めの店。」
「あ、ああ。ここから近い所にあるラーメン屋だが構わないか?」
「はい!それじゃあ行きましょうか。」
なんというか、ラーメン屋を提案したことでデートっぽさが消えたと言うか、色気が全くないのを気にしなさすぎるこの2人はある意味お似合いだったりするが、それは置いておいて楽しそうに談笑しながらラーメン屋に向かった。
一方の鶴戯はというと・・・。
「はァ・・・。なんで俺が女にならなきゃなんねェんだよ。でもまァこうしてこっそり覗き見出きるから良いか。」
ビデオカメラを片手にラーメン屋に向かう2人を盗さ・・・暖かい目で見守っていた。
「でもよ兄ちゃん・・・目立ってなくてもそれはどうなんだ?流石にアウトな気がすんだけどよー。」
ついでに雲仙冥利を引き連れていたりしている。
若干引き気味の冥利はさておき、他の3人の事を説明すると彼らは家から鶴戯のビデオカメラを通して見ていたりする。ちなみに補足で言うと特訓は今日は休みだ。というよりも、休みにせざるおえない。理由としては鶴戯が女体化していつもよりモチベーションが低いからという理不尽なものだが、事実上鶴戯があの家のトップであるため皆何も言えないと言うのもある。
まあそんなこんなで巻き込まれてしまった冥利と待機組の禊はさておき実は残りの女子2人は結構ノリノリで生中継を見ていたりする。・・・禊を弄りながら。
「いやいや、冥加ちゃんは話がわかるよね。僕は嬉しいぜ。それに比べて球磨川君といったら・・・。こんなに楽しい物は無いというのにねぇ。」
「ソレ80955。(分かる。)」
「なんで2人でそんなに意気投合してるのか僕は全然分からないんだけどね?」
「はぁ・・・これだから球磨川君は括弧付けないで話すとキャラが薄くなるんだよ。やっぱり球磨川にとって括弧はアイデンティティーそのものなんじゃないかな?無くなったら僕とあまり変わらないじゃないか。」
「いやいや安心院さん!それは流石に酷いんだけど!?と言うよりもそれ言うならなんで括弧付けて話すなって言ったのさ!」
「695588477522545898?(キャラ付けの末路なんじゃないのか?)」
「そうだよね冥加ちゃん。僕としては台本形式で表示しないと球磨川君が誰なのか分かられなくなりそうだからね。」
「・・・もうなんか疲れてきたよ。」
という感じを何度もやっていた。
それはさておき、ラーメン屋に入っていった亜沙達に話を戻そう。ラーメン屋の暖簾をくぐった2人はカウンターの一番右側に座るとメニューを開いた。
「・・・戦神は何を頼むか決めたか?」
「はい。ええっとこの[チャレンジ特選セット極悪級]にするデスよ。」
「そ、そうか・・・。本当に大丈夫か?」
「はい!結構食べる方なのでこれくらい問題ないデス。」
亜沙が頼もうとしているチャレンジ特選セット極悪級は見るからに辛そうで量が凄まじいラーメンと炒飯だった。それこそ空洞が心配するのも無理はないくらいのものだった。しかも空洞はここの常連客ということもあってかこのセットを頼むのがどれくらい無謀か知っていた。
・・・まあ無理だったら止めるだろうと思い空洞は取りあえず自分の分も頼むことにした。
「あー、大将。いつものやつとチャレンジ極悪級1つずつ頼む。」
そうこの店の大将に呼ぶと返事をしたのは意外にも若い綺麗な女性だった。タオルを頭に着けた女性は快活そうなイメージを周りに持たせている。
空洞に呼ばれた女性はニカッと歯を見せながら笑うと注文を聞き、奥の厨房に伝えると空洞と会話をし始めた。
「おうよ!ちなみに空洞。・・・そこのお嬢ちゃんはお前のコレか?」
右の小指を立てながらカウンターから聞く女性。
ソレを聞いて顔を赤らめながら空洞は否定する。
「そういう関係ではなくて俺の後輩だよ。ただ最近色々世話になってたからそのお礼に奢ろうと連れてきているだけだ。」
空洞の台詞をニヤニヤしながら聞いた女性は今度は亜沙の方に顔を向けると彼女に話をし始めた。
「お嬢ちゃんアタシは櫟野依哉(いちの いちか)だ。まあここの大将やってんだけど、コイツのこと頼むぜ?コイツ口下手でしかも影薄いからアタシ以外の店の連中はすーぐ忘れられてやんの。ま、それでも顔のわりには良いやつ過ぎてね。取りあえず友達から仲良くやって来れ。なんせここに異性を連れてきたことすら無いからな。」
「ほえ?あ、はい。櫟野さんよろしくデス。私は日之影さんの後輩で1年1組の戦神亜沙と言います。」
「へー、じゃあ鶴戯の妹だったりすんのかい?」
驚いたように亜沙に鶴戯の事を聞く依哉。一方の亜沙は鶴戯もここに来たことがあるのかと思いながらも依哉の質問に答える。
「はい。鶴戯は私のお兄ちゃんデスよ。櫟野さんはお兄ちゃんとお知り合いなのデスか?」
「知り合いも何もアイツは空洞とちょくちょく来てるからね。ここ3~4週間は2人で来たりしてないね。空洞、お前アイツと喧嘩でもしたのかい?アイツは喧嘩はしてないけど今勝負の最中だから手札見せ合わないようにしてるとか言ってだけどさ。喧嘩ならお前から謝っといた方が良いと思うよ?アイツはなんだかんだ言って強い奴だからね。しかも意地っ張りで負けず嫌いだからね。なにがなんでも謝らないだろさ。」
「鶴戯の言う通り喧嘩はしてない。後1週間もしたらまた野郎2人で食いにでもくるさ。」
「なんだかんだで2人とも仲良いんデスね。」
「違いないね。お、出来たみたいだね。亜沙ちゃんほらこれが[チャレンジ特選セット極悪級]さ!当店1の辛さと量を誇ってるから心しな!」
「はい!」
「てま、空洞はいつものチャーシューラーメンと炒飯のしっかりセットだね。ほらお待ちどう!」
「ああ。」
そう言って2人に渡すと依哉は2人のいる側のカウンターに行こうと1度厨房に姿を消した。
「おいお前ら!昼飯に入って良いよ!!」
そしてカウンターの方に姿を現すと近くにあった椅子を引っ張り腰かけた。
「あ、もしかして休憩時間なんデスか?」
亜沙が辺りを見回すと客は自分達だけのようだ。
それを依哉は肯定すると笑いながら気にしないように言いふと外を見た。そしてベンチに腰掛けている鶴戯と冥利を見付けると心の中で笑いながら見なかったことにした。何故彼女が鶴戯を鶴戯だと気が付いているかは服装を見たからだが、それを亜沙達に教えなかったのは彼女も又悪戯好きだからだろう。そして暫くしてからアノセットを平らげた亜沙を見ながら呟いた。
「・・・にしても、そのセット頼むなんてやっぱり兄妹だねぇ。しかも御丁寧に平らげるなんてねぇ。空洞もそう思わないかい?」
「まあ似てるところは結構あるな。だが鶴戯は鶴戯だし、戦神は戦神だと俺は思うよ。」
「ハッ!随分くさい台詞を言うようになったじゃないか。空洞も前に比べてスッキリした顔してさ、ま、アタシは嬉しい限りさね。2人ともなんかあったらいつでもアタシを頼ってもいいよ。なんせ少なからずアンタ等の先輩になるんだからね。ほら、食ったんなら帰った帰った。」
「いや、会計がまだだが。」
「良いさね。今回はアタシからの奢りだよ!」
「え?いやでも・・・。」
「ハッハッハ!!どうせ亜沙ちゃんの分はタダだしね!アノセットは平らげられたら無料だからね。空洞もこんなに可愛い子に奢るんならデートに遊園地とかに連れていくんだね!じゃあ帰った帰った。午後も店開いてんだから商売の邪魔になるよ。分かったら帰んな。」
依哉にそう言われ仕方なく帰った2人を暫く見守った後、彼女はベンチにまだ居る鶴戯達に声を掛けに外に出た。
「よっ、依哉。」
「全くアンタは相変わらずだねぇ鶴戯。冥利も久しぶりだね。大変だろコイツと一緒に居ると振り回されて。」
「え?まぁそうではあるけど・・・ってそーじゃねーよ。大将。なんでなんも気にならねーの!?兄ちゃん今女になってんのに。」
「ん?あー別にそんなの今更だろ。はっきり言ってアタシはコイツが男でも女になってたとしても気にならないし、猫になっても蛇になって来てもまぁコイツだしですんじまうからね。」
「あー依哉ならそうだろォな。」
「だろ?ほらアンタら昼飯まだだろ?食ってくかい?」
「あー、止めとくぜ。家に姉ちゃんとなじみ姉ちゃん残してきてるし俺はまた今度にする。」
「なら俺も止めとくわ。悪いな依哉。」
「ハッ!そう言うと思ってたよ。まあちょっとだけ待ちな。」
そう言って1度店内に戻った依哉はすぐに戻ってきた。手には何故か大きいレジ袋を持っている。
「ほれ。家に3人だか居候してんだろ?冥利も入れてさ。取りあえず5人分入ってるから皆で食いな。今度は全員連れてきなよ。アタシの手料理振る舞ってやるよ!」
ニカッと笑うとレジ袋を鶴戯に渡して依哉はさっさと店内に戻った。残った2人は顔を見合わせて苦笑いすると家に帰った。
こうして彼らの一日が過ぎていった。
~亜沙と別れてからの空洞君に届いたメール~
ピリリリ。
空洞「なんだ?鶴戯からか。」
[以下は鶴戯のメールの内容である]
(^∀^)ニヤ(^∀^)ニヤ(^∀^)ニヤ(^∀^)ニヤ(^∀^)ニヤ(^∀^)ニヤ
今日は随分楽しんだようだな。亜沙も食ったんだからそこはお前も食えよー(―△―)あ、そうそう、近くからずっとずっと見てたぜ?┣ω^v)
いやーマジウケたわ。見ながら笑ってたわ。(^∀^)
あ、DVDに保存してるから、見たかったらいつでも言えよ(―ω―)
じゃっ(―∀―ノシ)
このメールを見た後空洞が絶叫したのは誰も知らない。