前世でやる気のない転生者が女神補佐を目指します。 step1 めだかボックス 作:呪壊 赤城
話数でお分かりかもしれませんが、今回は安心院さんを見て思った鶴戯君の視点です。
批評ご感想etc......ありましたら是非是非頂けると嬉しいです。私駄作者、最近物語を進めん速度がマンネリ化してきておりますので・・・。
そんなわけで、本編どうぞ。
ったく、なじみの奴、俺になンか酷くねェか?いや、まァ俺がデリカシーねェ事知らず知らず言ってるのかもしれねェからな。よし、なじみに何を怒ってンのか聞いて、反省した方が良いよな。
そう思った俺は、ひとまずなじみが居そうな3年13組の教室に行ってみることにした。
何となくで行ってみた場所にはまあ・・・なンというか、予想通りなじみが教卓の上に腰掛けて首を傾げていた。何か悩み事か?そう思った俺は、ひとまずなじみに声をかけずに様子をこっそり見ることにした。うーんと言ったりどうしようかとか言っている様子からなじみはやはり何か考え事をしてるみてェだったが、何か良いことでも思い付いたのか機嫌の良さそうな顔になりはじめたので区切りが付いたのだと思い声をかけることにした。
[お、なじみ丁度良かった。さっきは「きゃっ!!」って、どうしたンだよ。]
いきなり声をかけたのが悪かったのか、まるでお化けでも出たみてェな声を上げて驚いたなじみの驚き方には流石に傷付いたりはしたが、まァ今のはいきなり声をかけた俺も悪かったし、仕方ねェ。とりあえずはさっきは何を言ったせいで怒ったのか聞かねェといけねェしな。そう思ってなじみの顔を見るとなじみの顔はまだ赤くなっていた。
[まだ怒ってンのか?]
俺がそう聞くとなじみはキョトンとした顔をして聞き返してきた。
「え?」
[は?]
いやいや、なンでなじみが不思議そうな顔して聞き返してンだ?・・・いや、もしかして俺の勘違い・・・か?
[あー、取り合えず、だ。もしかして、俺、勘違いしてる感じか?]
わざわざ、言わなくても良いかもしれねェが、こォいうのは意外と確認が大事なンだよな。こォいうので一番厄介なのは互いに勘違いしたまま変な方向に話が進んでややこやしくなることだからな。ほら、会計戦での善吉くンと怒江が良い例だろ?
「うん。僕全然怒ってないぜ?ただ、ちょっと病気を患ってしまってね。」
は?なじみが病気を患った・・・だと?
「・・・だから、そんn-」
そんなに気にしなくて良いよ。そう言おうとしたのだろうが、俺はがいきなりなじみの顔に近付いて額に手を当てると黙りこンだ。そのまま少しなじみの額に触れているとカイロのように熱くなっていて身体に無理をさせているのか、顔が更に酷い赤さになっていた。恐らく体を起こしてるのも辛い筈なンだが、なじみは普段と変わらねェ表情をしていた。ったく、なンで早くになじみの体調が悪いって事に気付いてやれなかったンだ。いや、今はそンな事言っても仕方ねェか。取り合えず、普段通りに不機嫌そうな感じでなじみを不安にさせねェように答える。
[オイオイ、こンなに熱くなってるじゃねェか。なンで早く言わねェンだよ。取り合えず家に帰るぞ。熱下がるまではしばらく安静にしろよ。]
そう言って俺はなじみを抱えると『腑罪破壊(アリバイブレイク)』を使って、なじみの寝室に行った。抱えた時になンか声が聞こえたが、それは恐らく体調が悪いせいだろう。ちなみに今俺が居るなじみの部屋は確認する必要もねェがノックもなにもしていねェ状態だ。つまるところ、俺は現在、無理矢理押し掛けている無遠慮野郎ということになる。まァそれ事態は仕方ねェ、いや、仕方ねェわけじゃねェンだが、取り合えず俺の心情は人外を病気にさせるウイルスってどうすりゃあいいのか混乱していた。
[あー、ノックも無しに押し掛ける形で悪いな。]
あー、マジ俺最低な野郎じゃねェかよ。ほら、なじみもなンかまた顔赤くして怒って・・・って違うか。ン?つー事はこいつまた熱が上がってきてるって事じゃねェかよ。確か、こういうときは意識が朦朧としてるはずだよな。でも意識は保たせておくべきなのか?
[なじみ、大丈夫か?]
無理をさせているようで悪い気もするが、意識を無くしたら危険だってそれは出血の時か。いや、それにしても熱と動悸の症状か。その他にまた症状が出てくるかもしれねェよな。
「あ、う、うん。全然大丈夫だよ。」
そう言うなじみはやはり少し苦しそうな顔にも見えるが、本人が大丈夫だといっているのにしつこく言って悪化させたら悪いだろうしな。取り合えず黙っておくか。さてと、熱があンなら頭を冷やした方が良いか。でも、家には都合よく氷のうなンて物は置いてねェからな。アナログだが、氷水で濡らしたタオルが無難か。今から氷のうなり水枕なり買いに行ってなじみの体調が悪化してたなンて洒落になンねェしな。
[そうか?なら、取り合えず横になっとけ。今頭冷やせるようにタオル持って来るから。]
「う、うん。ありがとう。」
なじみが返事をしたのを確認した俺は頷いた後すぐに部屋から出ると、スキルでタオルと桶を置いている風呂場に行き、桶にはスキルで水と氷を作ってさっさと入れるとまたスキルを使い、なじみの部屋の前に行った。本当にこういうときはスキルって便利だよな。そして、今度はノックしてから入った。流石にノック無しで入るなンて何度もするわけにはいかねェからな。部屋に入ると、なじみは体を起こしていた。ったく、横になっとけっつったのに、まァ本人が大丈夫なら構わないには構わないンだが、熱あるときくらいは横になっときゃ良いのによ。という言葉は今日は言わずにキンキンに冷えているタオルを絞りながら滅多に言わねェ割りと本音に近い言葉で聞いていた。
[なじみ、体はどォだ?骨節が痛むとか喉が痛ェとかあったらすぐ言えよ?]
そのせいか思わず何時もより心配そうな声をかけていた俺を見ながらなじみは頬を緩めていた。ったく、そンなに俺が心配そうな声を出すのが可笑しいのかよ。わりと元気そうななじみの様子を見てホッとした俺はいつもの調子を取り戻した俺は、なじみにいつもの軽口を言った。
[どォした?なじみ、なンか楽しそうじゃねェか。良いことでも有ったのか?]
俺がそう聞くとそれに気付いたなじみはさらに頬を緩めて満面の笑顔を作ると人差し指を口に当てて答えた。恐らく意地悪く答えるつもりだったのだろうが、赤い顔して言われるとただ恥ずかしくて答えたくないように見えンだよな。
「鶴戯には秘密だよ。ふふっ。」
[赤い顔しながら言うなよ。ま、今は熱あるから仕方ねェかもしれねェか。でもそンな顔しながら言ってると照れてるようにしか見えねェからな?]
俺がそう言うと更に顔を赤くしながらジト目で俺を睨みながらブツブツと呟き始めた。これって・・・もしかしなくても図星だよな。そう思った俺は気まずくなっちまった空気を(多分俺だけだろうが)どうにかしようと話今日の飯の話に変えた。
[あ、そういや今日の飯はどうする?喉が痛ェなら雑炊にするし、寒気あるってンなら暖まるような料理作っし、今日はなじみの体調に合わせて作るから、食いたい物あったら遠慮なく言えよ。]
「う、うん。大丈夫だよ。喉の痛みや寒気は無いからいつもどうりで。」
それを聞いて安心した俺はなじみの頭に手を乗せて、少しだけ笑った。
[そうか。なら、少し休ンでろ。飯出来たら持ってくっから。]
と言って出ていった。下に降りた俺はこういうときはやっぱり雑炊か?と思い材料を冷蔵庫から出すと、それを洗ったり刻ンだりしながらなじみがなンの病気にかかったのか考えていた。病気だとなじみは言ってたが、それにしては心臓が速くなったりとか、顔が赤くなるとか言ってたンだよな。あー、やっぱあれしか思いつかねェンだよな。でも、相手は誰だ?
まさか・・・いや、でも、ありえそうだな。
でも、半纏なァ。いや、別に好みとかは人それぞれだし、ま、まァ、良いんじゃねェかな。
そうこう考えてるうちに後は味を馴染ませるために少し煮詰めるだけの状態になってるってのは、手前味噌だが自分を誉めたくなる。
ま、考え事に時間を掛けすぎてただけかもしれねェが・・・ってそれより、出来たことだしなじみに持ってくか。と思って雑炊とおかずを器によそい、盆に乗せてなじみの部屋に行った。ドアをノックしようとするとウッキャーだのどうしようだの言うなじみの声が聞こえた。
・・・やっぱり調子が悪い訳じゃねェよな。
それからすぐにゴッ!という音と痛ったぁー。だの声が聞こえた俺は慌てて部屋に入ると、頭から少し血を出し頭を押さえ込んでいるなじみの姿があった。なじみ、と声をかけようとした俺に気付いたのか、なじみはフラフラとこちらに来ようとしたが頭がまだ揺れているのか動けずにいるようだ。呆れたくもなったが、頭を打っている以上は安静にさせておくべきだろうな。
[おい、なじみ。]
料理を乗せた盆を机に置き、俺はなじみに声をかけた。
「えへへへ。鶴戯に頭触られちゃったふふっ。ふふふふっ。」
は?いや、え?・・・イマナンツッタンダ?え?いやいやいやいや、なンで頭触られただけで頭ぶつけてンだよ。・・・あー、ちょい待て。もしかして・・・。いやいや、流石にそれはねェだろ。取り合えず頭に包帯巻いとくか。そンで、なじみが頭に押さえている手を無理やり離させると、懐から包帯とガーゼを取りだし頭に巻き始めた。すると少ししてなじみは気が付いたようで何時ものように聞いてきた。
「あ、鶴戯。えーっと僕どうしたの?」
それを聞いた俺は思わず溜め息を吐いて答えていた。
[はァ・・・覚えてないのかよ。俺が呼びに来た時にはお前頭押さえ込みながらそのまま倒れたンだぞ?倒れる前に頭痛いとか言ってたからどっかに打ったンだろうな。ったく、それじゃなくても風邪っぽいから無理すンなっつったばっかだったのによォ。・・・まァ、軽い脳震盪みたいだから安心したけど、もう打つなよ?]
ついさっき言った言葉は言わないでおくか。流石にそこまで言う必要もねェだろうからな。
「ありがとう鶴戯。」
俺のわりと棘のある言葉になじみはなンの悪意も感じ取らなかったのか、微笑みながら素直に礼を言った。・・・やっぱり、なじみの奴・・・。まァ、気付いてねェなら言わねェ方が良いよな。そう思ってるとなじみが一人でキャーキャー言い始めていた。まァ、これなら大丈夫か。
[おい、どうした。一人でキャーキャー言ってっけど。あー、なンかその様子見てると大丈夫そうだな。ほら、飯持ってきたから。]
そォ言って盆を差し出すとなじみはありがとうと言って食い始めた。それを見てひとまずは安心した俺は下に降りると丁度、禊達が帰ってきていた。
『鶴戯ちゃん』『安心院さん』「ただいまー」
「帰ったぜ兄ちゃんなじみ姉ちゃん。」
「ただいま。」
[おう、飯出来てるから手洗ってこい。]
それから飯を囲んで食ったが、なじみがいねェと意外と寂しく感じた俺等はさっさと食い終わっていたのは気のせいじゃねェンだろう。
それにしても、なじみが半纏の奴を好いてるなンてな。ま、後継者云々が終わるまでになじみの奴が気付けば良いンだがな。
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そんな的外れな考えを鶴戯がしているとは知らないなじみとアレルギーというとんでもない勘違いをされているのに全く気付いていない鶴戯。はてさて、この2人のすれ違いはめだか達生徒会の後継者作りに波乱を巻き起こすのか否か?それはまだ誰も知らない。
~その頃の亜沙~
亜沙「袖ちゃん~。私の出番が~私の出番が~!!」
半袖「まあまあ亜沙ちゃん今は仲良くご飯でも食べようよ♪」
亜沙「うぅ~。そうデスね。食べるデスよ!食べてやるデスよ!」
半袖「あひゃひゃ♪それでこそ亜沙ちゃん♪あ、善吉、それとって。」
善吉「おう。」
亜沙「へんひひひゃんひょ、ひょっひょひゃへへくらひゃい。(善吉さんも、もっと食べてください。)」
善吉「うん。お前がなに言いたいかは何となく分かったよ。分かったけど・・・。ちゃんと食べ終わってから話そうな!?」
亜沙「ひょんひゃ・・・ゴクン。そんな事言わないでくださいデスよ。」
半袖「あひゃひゃ♪2人は相変わらずだねぇ。」