前世でやる気のない転生者が女神補佐を目指します。 step1 めだかボックス   作:呪壊 赤城

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 前回と今回は凄くギリギリ・・・でした。


 本当、このスピードはオリジナルストーリーだったからでしょう・・・。

 矛盾が御座いましたらお教え下さい。

 それと誠に勝手ながら次回の投稿は1ヶ月後に致します。少しだけ休ませて下さい・・・。

 他の作品も書かなければならないので・・・(本当に申し訳御座いません。)


 そんな訳で、今月とこの章最後の本編どうぞ。


第46攻 「優勝チームは!」

実況者安心院さんと!

解説者不知火ちゃんの!

これで知らないことはないぜ!安心解説ぅ!!

 

 

「さてさて、今回でこの解説実況もいよいよ最終回だね。まぁ、前回は投稿予約した後に駄作者が『この・・・作品で一番多く書い・・・たゲフッ』とか言ってたけれど、今後前回よりも多くなるんじゃないかな。何だかんだ言いながら今回の時点で6000字はあるからねぇ。」

 

「へ?安心院さん何言ってんですか?」

 

「ああ、何でもないよ。こっちの話だぜ。俗に言うメタ発言だね。で、前回は鶴戯がめだかちゃんに勝って球磨川君が鶴戯に殴られて退場させられたんだよね。」

 

「そうですね。補足で言わせて貰うと、鶴戯先輩が密と疎を操るスキル『云集無散(マキシマムミニマム)』を使って連携を強制的に遮断してるって所ですかね。」

 

「そうだね。そう言えば言い忘れていたが、前回漸く脱落チームが出たんだよね。」

 

「あひゃひゃ♪[チーム過負荷(マイナス)]と[チーム異常(アブノーマル)]ですね♪」

 

「まぁ、本当に(・ ・ ・)[チーム過負荷]が脱落したのかは気になるけどね。」

 

「もしかして、亜沙ちゃんの作戦かもしれないですしね。」

 

「じゃあどんな結末を迎えるのか見届けようか。」

 

「それもそうですね。」

 

 

______________________

 

 

戦神鶴戯を襲った衝撃の正体は鉄球を外した雲仙冥加の正拳突きだった。焦る事なく半ば反射的に裏拳を放った戦神鶴戯ではあったが、内心では雲仙冥加の成長を嬉しく思っていた。

 

今まで何だかんだ言いながら球磨川禊や雲仙姉弟に修業を付けてはいたが人に教えるのは初めてで不安でもあったからだ。とはいえ、全身に通ったくらい(・ ・ ・)で戦神鶴戯は倒れない。否、前回日之影空洞が戦神鶴戯の回し蹴りのダメージを咄嗟に擦れて軽くしたように戦神鶴戯も又雲仙冥加の正拳突きを流した為、全身に通ってもダメージ自体は軽くなっていたのだ。

 

 

「・・・通りきらなかったか。」

 

[ガハッ!!ケホッケホッ!いや、いや、軽く、通った(・ ・ ・)、ぞ。ま、さか、肩、を脱臼、させに来る、とは思わ、なかった、から、な。]

 

「本当なら砕く(やる)つもりだったんだが失敗だ。」

 

[そ、りゃあ、怖、い。]

 

 

とはいえ、つい先程負った黒神めだかとのダメージや『表の六人(プラスシックス)』と2回も戦闘を行い挙げ句、右足が骨折し、今しがた脱臼した戦神鶴戯は疲労や蓄積ダメージが凄まじい。

一方の雲仙冥加は[チーム悪平等(ノットイコール)]と戦闘はしたものの、ダメージ自体は無いに等しい。

 

どちらが不利かは明らかに明白だろう。一方は満身創痍に近く、一方は無傷なのだから。

 

 

(とはいえ、ここまで簡単に攻撃に感付かれると厄介だな。弟の(・ ・)仕掛け終える(準備が整う)までにダメージをどれだけ与えられるか・・・か。それまでにバレない様にしなければならないとなると厳しいな。やはり今ので右肩を押さえられなかったのは手痛かったか。恐らく今ので、プランDの狙いに気付かれただろうから迂闊に攻撃しても返り討ちに合う確率が高いな。・・・どうしたものか。)

 

 

だが、その結果に雲仙冥加は内心焦っていた。

戦神鶴戯の裏拳は当たらなかったから良かったものの、右肩を砕くつもりで放った正拳突きを脱臼だけで抑えた事には思わず舌を巻くしかなかった。球磨川禊を殴っていた為注意が多少は逸れていると気配を消し、一撃喰らわせる為に鉄球を外して最高速度で撃ち込んだにも関わらず反応して瞬時にダメージを流し、挙げ句裏拳でダメージを狙いに来るとは流石としか言いようがなかったが、それにより作戦の狙いに気付かれてしまったからだ。

 

 

(右足を折ら(潰さ)れた挙げ句に右肩の脱臼とか洒落にならねェな・・・。しかも、冥加のあの様子何か(・ ・)ありそうだぞ。空洞と戦い方も冥加の戦い方も一撃で落とすと言うよりは、じわじわ真綿で首を絞めてくるように足や手を潰しに来てやがる。プランDはてっきり[Decoy(デコイ)]のDだと思ってたが、こりゃあもしかしたら[Destruction(ディストラクション)]のDかもしれねェな・・・。だとしたらタイムリミットまで持ち堪えるのは厳しいか。)

 

 

一方の戦神鶴戯は満身創痍ながらも日之影空洞が言っていたプランDについて考えを巡らせていた。今回の作戦は戦神亜沙だけでなく、同盟チームからも色々なプランを出している筈だからだ。そして、先程の雲仙冥加の攻撃といい、日之影空洞の左手を折られても離そうとしない所等から戦神鶴戯の攻撃と逃げ切る手段を出来うる限り奪う感じの作戦だろうと当たりをつけた。

 

そう考えた戦神鶴戯は時間切れまで持ち堪えるのは難しいと判断し、全体的な攻撃に転じようとする前に上に避けた(・ ・ ・ ・ ・)

すると、戦神鶴戯が居た場所には凄まじいまでの銃弾が襲い掛かった。

 

 

「・・・短機関銃(これ)じゃあ君を殺せないか。」

 

 

いつの間にかスキルの効果が『なかった』事になっている宗像形が戦神鶴戯に襲い掛かった。

後一瞬でも反応が遅れていたら蜂の巣になっていただろう。しかし、この時ばかりは空中に逃げたのは最悪の悪手であった。銃弾を跳躍することで回避した戦神鶴戯に古賀いたみと雲仙冥加が襲い掛かったのだ。

 

 

[なッ!?]

 

「だけど、幾ら鶴戯先輩でも空中じゃ簡単には避けれねーよなー?」

 

 

ギィと黒い笑顔を浮かべながら、名瀬夭歌は見上げながら言った。

 

 

「にししししっ♪名瀬ちゃんの作戦大成功だよーん。喰らえーライダーキック!!」

 

[ガハッ!!!]

 

「まだあるぞ。」

 

[おいおい、流石に冗談キツい―っての!!]

 

 

古賀いたみのライダーキックを脇腹に喰らい飛ばされた戦神鶴戯は続けざまに脳天を狙って降り下ろされた雲仙冥加の攻撃を痛む身体を捻り右手を犠牲にすることで何とか避けたが、それによって受け身を取りきれずに地面に激突した。

 

落下の衝撃で戦神鶴戯が落ちた辺りは土煙が立ち込めていた。名瀬夭歌、雲仙冥加、宗像形、古賀いたみは先程のようにスキルで土煙を操り視界を悪くする可能性を考え、それ以上深追いせずに暫く様子を見た。

 

 

「やった、かな。」

 

「いや、まだだろーな。『表の六人(プラスシックス)』と黒神と戦ってダメージが蓄積されてるとはいえ、足折れても焦らねーで状況判断したり、此方を引っ掻き回すの為に、干渉してくるようなスキル使ってるくるような人だからな。」

 

「確かに、右手でダメージを減らす判断が出来てる辺り、まだ動けるかもしれない。」

 

「そうかもしれない。気を付けないといけないね。」

 

 

そう言った宗像形はカチャリと二丁拳銃を取り出し、両隣に居た雲仙冥加と古賀いたみに突き付けた(・ ・ ・ ・ ・)

 

 

「っ!?」

 

「なんのつもりですか?宗像さん。」

 

「・・・そうか。やられたよ。」

 

 

何かに気付いた名瀬夭歌と雲仙冥加はしまったという顔をしていた。

 

 

「名瀬さんと雲仙さんは気付いたみたいだね。でも、今の攻撃は見ていても流石に焦ったよ。まぁ、3人とも巧く()騙されて(・ ・ ・ ・)くれたから良かったけど。」

 

 

そう言いながら宗像形は彼らしからぬ笑顔で(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)答えた。それにより、名瀬夭歌の推測は確信に変わった。

 

 

「だが、あのタイミングで(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)宗像先輩(・ ・ ・ ・)と入れ替わる(・ ・ ・ ・ ・ ・)なんて不可能(・ ・ ・ ・ ・ ・)みてーなもん(・ ・ ・ ・ ・ ・)だぞ(・ ・)!?」

 

「・・・跳んでなかったんだ。」

 

 

拳銃を突き付けられながら雲仙冥加が悔しげに呟いた。それを聞きながら拳銃を突き付けている宗像形の姿は消え変わりに二丁拳銃を持ち凶悪な笑みを浮かべた戦神鶴戯が姿を現し、その言葉に頷いた。

 

 

[そう言う事だ。少しの間だけなら、他に何かを仕掛けている奴等に気付かれる事なく、お前らの認識を散らせられると思ったからな。まァ、殆ど賭けに近かったンだが。]

 

 

そこで一旦言葉を切った。勿論、その間も拳銃は2人に突き付けたままだ。そんななか名瀬夭歌は、この状況を切り抜ける方法を考えていた。

 

 

[で?禊の奴は何処に居やがる?大方、俺がさっきリーダーのだと思って奪ったコサージュは別のチームのなn―いや・・・そこか(・ ・ ・)?]

 

 

刹那、何が起きたのか、名瀬夭歌と雲仙冥加と古賀いたみは見えなかった。否、まさか戦神鶴戯が[そこか?]と言いながら雲仙冥加と古賀いたみに突き付けていた二丁拳銃を離して誰も居そうにない物陰に発砲するとは思ってもいなかったからだ。

 

しかし、唖然とする3人の内、雲仙冥加と古賀いたみは身体に―正確には両足に―痛みを感じていた。

 

 

「ッ!?」

 

「あ"あ"あ"あ"あ"あっ!!?痛いっ!!」

 

『ゴフッ』『う』『嘘』『でしょ』『・・・?』

 

 

雲仙冥加は痛みを感じると共にその場で力が抜け、古賀いたみもあまりの痛みに膝を抑え蹲るしかなかった。そして、物陰からは8発の弾を喰らった球磨川禊が倒れ込むように現れた。

 

 

(おいおい、宗像先輩からいつの間にか拳銃奪ってたのはまだ納得出来るが、球磨川の旦那は存在感を『なかった』事にしてた筈だぞ?なのに気付くとか日之影先輩の『知られざる英雄(ミスターアンノウン)』みたく一度気付いたら見えるとかじゃあるまいし、ただ何となくで撃ったのか?いや、鶴戯先輩のあの言い方はある程度の当たりをつけてた言い方だった。じゃあ、どうやって気付いたんだ!?しかも、殺し屋じゃあるまいし、二丁拳銃を1発も外さず狙ったように(・ ・ ・ ・ ・ ・)的確に(・ ・ ・)関節を撃ち抜いてやがるのはどういう事だ?いや、それより・・・。)

 

 

名瀬夭歌が思った通り、戦神鶴戯が撃った弾丸は的確に関節を狙って撃たれていた。側に居た2人はまだしも、存在感が皆無だった筈の球磨川禊に対しても2発ずつ両肩両膝を外さずに当てるなど普通は無理だろう。しかし、実際は3人とも的確に撃たれている。その事実に驚きながらも、戦神鶴戯が何をしてくるのか窺いつつ、何時でも

凍る火柱(アイスファイア)』で反応出来るようにしていた。

 

 

[さァて、宗像形と鶴喰鴎は気絶、古賀いたみと冥加は膝間接を撃ったから立ち上がるのはキツい。禊はすぐに復活するかもしれねェとしても、他の奴等は何処だ?禊達のチームが脱落してねェ以上、お前らのだけで来るってのは可笑しいな。俺のスキルも禊が解除してるだろうし、バラバラってのは些か可笑しいとしか思えねェンだよな。]

 

 

対する戦神鶴戯も、下手に攻撃を仕掛ける事なく名瀬夭歌に他の仲間が何処にいるか問い掛けた。

無論、両手の拳銃は下ろさないままで、だ。

 

 

「その前に、俺も1つ聞きてーな。あんたそこまで強いのになんで今まで適当に戦ったり、適当な事言って逃げてたんだ?戦挙の時だってわざわざ相討ちに近い形であそこまで大怪我を負わなくても日之影先輩に勝てただろうし、会長戦もわざわざあんなくだらねー言い訳して逃げなくても充分戦えただろーが。今回のだって、今のを見ればそこまでダメージを喰らわされなくても黒神と戦えただろうし、ついでにいうならここまで小癪な真似をしなくても俺達を倒せるんじゃねーのか?

そこが分からねーんだよ。暇潰しとか言いながら体育祭とか表立って出たがらねーのかと思ったらこうやって全校生徒巻き込んで『戦夜祭(バトル・ナイト・ウォーズ)』なんてのを考えたり。今まで散々黒神と戦いたがってなかったと思ったら、こうやって戦ってみたり。とんでもねー[異常(アブノーマル)]かと思ったら、球磨川の旦那よりも最低な[過負荷(マイナス)]持ってたり、かと思ったら安心院さんと組んで人吉を鍛えたりよー。

今までの事を思い出してみても、黒神の敵だと思ったら戦挙で勝ったマイナス13組が生徒会にするのを止めたりしてよ。あんたは一定してない。あんたは一体、何がしてーんだ?それを教えてくれや。」

 

 

そう言った名瀬夭歌の問いに首を捻り、辺りの気配を確認しつつ、薄く笑いながら戦神鶴戯は答えた。

 

 

[俺は―その手には乗らねェ、なッ!!!ッ!?]

 

 

と言い、後ろから攻撃をしてきた球磨川禊の螺を蹴り飛ばした。そして、もう一度投げ付けて来た螺を今度も蹴り飛ばそうとしたが、何故か身体を動かすことが(・ ・ ・ ・ ・ ・)出来なかった(・ ・ ・ ・ ・ ・)

 

 

「ケケッ!『霞網(かすみあみ)改』だ!!『霞網』じゃあ黒神相手に効かなかったからな。あれから改良に改良を重ねてるから強度と切れ味は抜群だぜ。」

 

「おいおい、美味しいとこばっか持ってくなよ。あたしの見せ場()がまだなんだからよ。」

 

 

そんな言葉と共に現れた雲仙冥利の言った通り、触れるか触れないかの程度の距離で戦神鶴戯の皮膚が裂けた。

続けざまに来た志布志飛沫は『致死武器(スカーデッド)』を使い、戦神鶴戯は文字通り全身を切り刻まれた。

 

 

[ッ!!]

 

「駄目ですよ志布志さん。もっと派手に殺らなければ。彼は鉄骨刺さっても何気に平気なんですから。そう、それこそ爆発くらいさせた方が良いでしょうね。」

 

「確かにまたさっきのように撃ち抜かれかねないからな。最悪両手両足を砕く様にすれば良いんじゃないか?」

 

 

サラッと恐ろしい事を言っているのは蝶ヶ崎蛾ヶ丸と先程銃で膝を撃たれていた筈の雲仙冥加だった。いつの間にか取ってきたのだろう鉄球を持ち上げ、壁にぶつけ始めた。

 

 

『あ』『なんなら』『平衡感覚をなくそうか?』『それなら逃げられないだろうし』

 

「いえいえ、いっそ五感を『なかった』ことにすれば良いんじゃないデスか?」

 

 

嬉しそうに恐ろしげな提案をしているのは球磨川禊と戦神亜沙だ。ちなみに、他のメンバーも姿は現したが、流石に加わらずに若干引き気味に見ながらも、コサージュの取り合いをしている。

 

 

「えっと・・・流石に大人気なさ過ぎね?」

 

「・・・あはは、まぁ鶴戯クンに沢山ダメージ与えるチームにコサージュを渡す言うて皆を説得したらそらこうなるわ。後は鬱憤晴らしたりとかもあるんやない?」

 

「まぁ、こっちはコサージュの奪いあいになってるけど、ねっ!!」

 

「グッ!!いえ、なんか志布志さん辺りは敵味方無視で攻撃してますよね!?」

 

「まぁ、志布志ちゃんだし・・・。」

 

「それより、そろそろ夜明けてきてないか?」

 

 

志布志飛沫の影響で古傷が開きながらも、何気に会話している人吉善吉、鍋島猫美、人吉瞳、阿久根高貴、江迎怒江、日之影空洞は何気に神経が図太い。まぁ、日之影空洞の言う通り、後数十分もしないうちに日は昇のだろうが、戦神鶴戯を攻撃している彼等は気付いていない。まぁ、彼等もそれを言う余裕はないのだが。

 

ちなみに、彼等が自分達の戦いに集中し始めた頃、戦神鶴戯は『霞網改』から抜け出し、ちゃっかり6対1を楽しみ始めた。

 

又、名瀬夭歌と古賀いたみは全体から距離を取り、いつの間にか現れたシスコン基、黒神真黒と共に黒神めだかや、気絶している参加者を1ヶ所に集め介抱していた。

 

しかし、気付いていようといまいと、気を失っていようといまいと、戦っていようといまいと、時間というのは移ろい、過ぎて行く。

それはこの『戦夜祭』でもそれは変わらない。

が、ボロボロで傷だらけになりながらも、彼等の表情(かお)は楽しんでいた。

 

 

______________________

 

 

 

そして―

 

 

「それでは、日が昇りましたので、『戦夜祭』を終了と致します!!!参加者の皆様は速やかに互いへの攻撃を止め特設会場にお集まり下さい!」

 

 

長者原融通の制止と共に、『戦夜祭』は終わりを告げたのであった。気絶していた者も意識を取り戻し、怪我をしていた者も安心院なじみや、赤青黄の治療により、快復していた。尚、崩落したり半壊してしまった校舎は戦神鶴戯と球磨川禊により、元に戻っている。

 

特設会場に着いた黒神めだかは戦神鶴戯の元に行った。

 

 

「ふっ、結果がどうであろうと私は何も言わんよ。どちらにせよ私は貴様に負けたからな。だが、次戦う時は負けんぞ。」

 

[あー、まァ機会があれば、な。]

 

 

他にも志布志飛沫と蝶ヶ崎蛾ヶ丸が黒神めだかと今度戦おうと言ったり、戦神鶴戯がふざけながら球磨川禊を弄っていたり、人吉瞳が人吉善吉に成長したと言っていたり、全校生徒も誰が勝つのか話していたりして会場はざわついていた。

 

 

「それでは、これより結果を発表致します!」

 

 

しかし、そんなざわつきも長者原融通の声で静まり返った。誰が勝つのか、全員がその結果が気になっていたからだ。

 

 

「優勝チームは!13ポイントを獲得した[チーム特別(スペシャル)]に御座います!」

 

[あ、あーそういう事か・・・まァ。]

 

「何となく」

 

『予想はしてたね』

 

「「「(水中運動会の再来だ・・・。)」」」

 

「やーどーもどーも。」

 

「勝ちは勝ちだからな。(ドヤ」

 

「・・・まぁ、それはそうだけどよ。」

 

「・・・勝っても私は負けましたからね。」

 

 

そんなこんなで、戦神鶴戯が考えた『戦夜祭』は、何故かリードしていた筈の戦神鶴戯が負け、何故か鍋島猫美率いる[チーム特別]が勝ったことで幕を閉じたのであった。

 




~安心院さんの!これで安心!!後書きボックスぅぅぅぅ!!~


なじみ「やぁ読者の諸君。何だかんだで暫く休むらしいね駄作者の奴。あ、それはそうと、今回の話で何故鶴戯の奴がリードしていた筈なのに、負けているのか解説しておこう。」

駄作者「にゃ・・・(°ω°)チーン」

なじみ「駄作者も屍になってるしね。ちなみに、今回鶴戯が負けたのは駄作者がポイント数え間違えたとかではなく、鶴戯がめだかちゃんと派手に戦っていたというのが原因だったりする。

まぁ、ここら辺を解説するにあたって、『戦夜祭』のルールを思い出す必要があるね。

[ルールの1つに各チームに8個のチームコサージュと1個のリーダーコサージュが配られる。]

さて、ここで鶴戯が『表の六人』と戦った時に手にいれたポイントを思い出してほしい。『表の六人』のうち、百町君以外はめだかちゃんと一緒のチームだったね。そして、彼らが持っていたポイントは7だった。つまり、めだかちゃんはリーダーコサージュの他にチームコサージュを1つ持っていたことになる。

では、前回の時鶴戯が取った場面ではどうだったか?

『ついでに黒神めだかのリーダーコサージュを奪い』

となっているんだ。気になる読者は確認をしてみてくれ。鶴戯に至っては、表記はされていなかったけれど、実は『表の六人』から奪った9ポイントを戦っている最中に落としてしまっている。

考えてもみたまえ。『表の六人』の9ポイントとめだかちゃんのリーダーコサージュの8ポイントの合計は17になる筈だ。なのに優勝した[チーム特別]は13ポイントで勝っている。

鍋島ちゃんは、校庭の様子を見て、「これなら落としていても可笑しくないんじゃないか」とでも思ったんだろうね。大方、高千穂君にも手伝わせたんだろうけど。そして、鶴戯の落とした9ポイントとめだかちゃんが落とした1ポイントを手に入れたんだろう。とはいっても、そのうち2ポイントは自分のチームのだから実質は8ポイントなんだが。

後は鶴戯が取る時間が無かった鶴喰君と宗像君のポイントと自分達が最初に奪っていた人吉君と古賀ちゃんのチームコサージュ、亜沙ちゃんから貰ったチームコサージュを高千穂君に預けて時間まで高千穂君に隠れて貰う。これが[チーム特別]の勝因だ。

まぁ、今回はこれで終わりだね。次回からは新章に入るようだぜ。恐らく読者の諸君と再開するのは来月だろうから、また次回会おうと言っておくよ。」
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