あと思ってたよりも好評でめちゃめちゃうれしいです。愛してるぜ!
「で、そっちの嬢ちゃんがアラバスタのお姫様で、お前さんが護衛隊長だ?亡命でもしようってか?」
「そんなわげ、ンン!マーマー♪そんなわけなかろう!今のアラバスタが危ういのは事実だが…王女になにかあれば、アラバスタは終わりだ…!」
どうしてこうなった、とは言えねェな。俺が勝手に頭突っ込んだんだ。正直クロコダイルの野郎に勝てる気はしねェがな。
「まぁ、そりゃあそうだ。なんたって相手は王下七武海の一角、砂漠の英雄だ。護衛隊長にゃ、荷が重いだろうな。」
なんたってアイツは前半の海にいるような男じゃねェ。クロコダイルは…んん?え、今俺なんて言った?
「「「「「「「…ん?」」」」」」」
「あ、やべ」
「「「「「はあぁぁぁ!?」」」」」
「シチブカイ?」
「おいお姫様、ばれたらヤバいんじゃねぇのか?」
「え、ええ!ミスターゼロの正体がクロコダイルだなんて、絶対に言えない!!」
…もう離脱して物語からフェードアウトしようとしてたのに、気づいたら騒ぎのド真ん中に居る。しかもビビがやる予定だった凡ミスを、俺がしちまった。
マジどうしようかな…
「アンタら、正座」
「「…ハイ」」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「まァ、こうなりゃやるしかねェ。俺が持ってる情報で払うぜ。野郎は能力者だ。自然系スナスナの実を食った砂人間。手で触れたものは水分を失い、砂漠は野郎のホームグラウンドだ。懸賞金は8100万。まァ、この辺は誰でも知ってるだろうな。」
「ええ。私たちが持ってる情報と一致してる。イガラム、そうよね?」
「はい、ビビ様。しかし、聞けば聞くほどヤツに時間を与えてしまった自分が恨めしい…」
「そこはわかったわ。で、もう顔もばれちゃったし!?お金も持ってないみたいだし!?弱点とかは知らないわけ!?」
「ああ。奴にダメージを与えるには、2通りある。現実的に言えば、1つだな。」
「それを早く教えなさいよ~!ルフィ!さっさとクロコダイルをブッ飛ばしてきなさい!」
「ん、おう!クロコダイルってやつをブッ飛ばしゃいいんだろ?」
「ええ、そうよ!ロシオ、教えなさい!」
「…おい、コイツ一応8000万の首なんだよな?」
「…ああ。【処刑人】といえば、敵対した海賊を処刑するが、町からは一切略奪をしないというスタイルの変わった男だった。それもある日を境に姿を消していたがな…」
「その話はよせ。人に聞かせるような話でもねェ。…話を戻すが、野郎は水に弱い。野郎を水浸しにするか、体か武器を水で濡らしゃいいんじゃねェか?そうすりゃ砂漠の王は砂場の泥だんごに早変わりだ。」
もう原作は大筋しか覚えてないが、しかたねェだろう。俺だってもう32だ。原作は今どうなってるのか、さっぱりわからねェ。…やっぱり俺は、何処まで行っても…
「…ねぇ、アンタはなんで私たちの味方をしてくれてるの?8000万なんて、ここいらじゃ比較にならないくらいの大物じゃない。その上情報も集めてる風だし、何が目的?」
…なんか空気が変わってきたな。ゾロとルフィの出す空気が剣呑になってきてる。ここいらで退散するか。
「ふ、信じるも信じないもお前らの勝手だ。俺は聞かれたから答えただけ。俺のしくじりを、情報で払っただけだ。これ以上はない。」
「…そう。対価はもらったし、このへ「おい!お前強そうだな!」ってルフィ!?」
麦わら君??ちょーっとマズいかもしれないな?
「オレはおまえとも戦ってみてェ!」
「…理由がないな」
「なんでだ!じゃあ、おまえが仲間になれ!」
「なんだと…?」
…自分でもわかるくらい、怒りに吞まれてる。嘗てはその言葉を待っていたし、目指していた。真似して使ったこともある。でもダメだ。もう、仲間なんざ…信じない!!
「いうことに欠いて、俺に、この俺に、仲間になれだと…?気が変わったよ、麦わら。半殺しで勘弁してやる。こい…!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
おいおいおい…!笑えないぞ…!あのルフィが、まるで子ども扱いじゃねェか!
「そんなモンじゃクロコダイルどころか、オフィサーエージェントにも勝てねェぞ…そら、避けてみろ。『這縄』」
「ゼェ、ゼェ…こんにゃろ!『ピストル』!…ナワなのに硬ェ!?あ、離せ!」
「離さねぇよ。まァ、勉強代だ。食らってけ。『
「ガッ…!」
「…いい勉強になったろう。気ィ失っただけだ。そのうち目が覚める」
この野郎は強ェ。だが、縄が、硬い?悪魔の実の特性か?
「おまえの縄は硬くできんのか?」
「それを知るにはまだ早いぜ、海賊狩り。いずれ解る」
なんだ?まだ早いってことは、どういうこった?
「…ルフィが起きたら聞き出してやるぜ、【処刑人】」
「…一人でやってろ。あばよ」
チッ、名前は物騒な癖に、変に優しくて調子狂うぜ…