処刑人の航海   作:カプサイシンマン

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 更新に関してですが、気まぐれにやっていこうと思います。

 あと思ってたよりも好評でめちゃめちゃうれしいです。愛してるぜ!




2話 巻き込まれる処刑人

 「で、そっちの嬢ちゃんがアラバスタのお姫様で、お前さんが護衛隊長だ?亡命でもしようってか?」

 

「そんなわげ、ンン!マーマー♪そんなわけなかろう!今のアラバスタが危ういのは事実だが…王女になにかあれば、アラバスタは終わりだ…!」

 

 どうしてこうなった、とは言えねェな。俺が勝手に頭突っ込んだんだ。正直クロコダイルの野郎に勝てる気はしねェがな。

 

「まぁ、そりゃあそうだ。なんたって相手は王下七武海の一角、砂漠の英雄だ。護衛隊長にゃ、荷が重いだろうな。」

 

 なんたってアイツは前半の海にいるような男じゃねェ。クロコダイルは…んん?え、今俺なんて言った?

 

「「「「「「「…ん?」」」」」」」

 

「あ、やべ」

 

「「「「「はあぁぁぁ!?」」」」」

 

「シチブカイ?」

 

「おいお姫様、ばれたらヤバいんじゃねぇのか?」

 

「え、ええ!ミスターゼロの正体がクロコダイルだなんて、絶対に言えない!!」

 

 …もう離脱して物語からフェードアウトしようとしてたのに、気づいたら騒ぎのド真ん中に居る。しかもビビがやる予定だった凡ミスを、俺がしちまった。

 

 マジどうしようかな…

 

「アンタら、正座」

 

「「…ハイ」」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「まァ、こうなりゃやるしかねェ。俺が持ってる情報で払うぜ。野郎は能力者だ。自然系スナスナの実を食った砂人間。手で触れたものは水分を失い、砂漠は野郎のホームグラウンドだ。懸賞金は8100万。まァ、この辺は誰でも知ってるだろうな。」

 

「ええ。私たちが持ってる情報と一致してる。イガラム、そうよね?」

 

「はい、ビビ様。しかし、聞けば聞くほどヤツに時間を与えてしまった自分が恨めしい…」

 

「そこはわかったわ。で、もう顔もばれちゃったし!?お金も持ってないみたいだし!?弱点とかは知らないわけ!?」

 

「ああ。奴にダメージを与えるには、2通りある。現実的に言えば、1つだな。」

 

「それを早く教えなさいよ~!ルフィ!さっさとクロコダイルをブッ飛ばしてきなさい!」

 

「ん、おう!クロコダイルってやつをブッ飛ばしゃいいんだろ?」

 

「ええ、そうよ!ロシオ、教えなさい!」

 

「…おい、コイツ一応8000万の首なんだよな?」

 

「…ああ。【処刑人】といえば、敵対した海賊を処刑するが、町からは一切略奪をしないというスタイルの変わった男だった。それもある日を境に姿を消していたがな…」

 

「その話はよせ。人に聞かせるような話でもねェ。…話を戻すが、野郎は水に弱い。野郎を水浸しにするか、体か武器を水で濡らしゃいいんじゃねェか?そうすりゃ砂漠の王は砂場の泥だんごに早変わりだ。」

 

 もう原作は大筋しか覚えてないが、しかたねェだろう。俺だってもう32だ。原作は今どうなってるのか、さっぱりわからねェ。…やっぱり俺は、何処まで行っても…

 

「…ねぇ、アンタはなんで私たちの味方をしてくれてるの?8000万なんて、ここいらじゃ比較にならないくらいの大物じゃない。その上情報も集めてる風だし、何が目的?」

 

 …なんか空気が変わってきたな。ゾロとルフィの出す空気が剣呑になってきてる。ここいらで退散するか。

 

「ふ、信じるも信じないもお前らの勝手だ。俺は聞かれたから答えただけ。俺のしくじりを、情報で払っただけだ。これ以上はない。」

 

「…そう。対価はもらったし、このへ「おい!お前強そうだな!」ってルフィ!?」

 

 麦わら君??ちょーっとマズいかもしれないな?

 

「オレはおまえとも戦ってみてェ!」

 

「…理由がないな」

 

「なんでだ!じゃあ、おまえが仲間になれ!」

 

 

「なんだと…?」

 

 …自分でもわかるくらい、怒りに吞まれてる。嘗てはその言葉を待っていたし、目指していた。真似して使ったこともある。でもダメだ。もう、仲間なんざ…信じない!!

 

 

「いうことに欠いて、俺に、この俺に、仲間になれだと…?気が変わったよ、麦わら。半殺しで勘弁してやる。こい…!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 おいおいおい…!笑えないぞ…!あのルフィが、まるで子ども扱いじゃねェか!

 

「そんなモンじゃクロコダイルどころか、オフィサーエージェントにも勝てねェぞ…そら、避けてみろ。『這縄』」

 

「ゼェ、ゼェ…こんにゃろ!『ピストル』!…ナワなのに硬ェ!?あ、離せ!」

 

「離さねぇよ。まァ、勉強代だ。食らってけ。『鬼蜘蛛の巣(ハンターズネット)

 

「ガッ…!」

 

「…いい勉強になったろう。気ィ失っただけだ。そのうち目が覚める」

 

 この野郎は強ェ。だが、縄が、硬い?悪魔の実の特性か?

 

「おまえの縄は硬くできんのか?」

 

「それを知るにはまだ早いぜ、海賊狩り。いずれ解る」

 

 なんだ?まだ早いってことは、どういうこった?

 

「…ルフィが起きたら聞き出してやるぜ、【処刑人】」

 

「…一人でやってろ。あばよ」

 

 チッ、名前は物騒な癖に、変に優しくて調子狂うぜ…

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