俺は結局、アラバスタに行かなかった。俺がルフィをボコっちまったからクロコダイルに負けました、なんてのが起きたら笑えない。めちゃめちゃビビってたが、神はアイツを見捨てなかったらしい。しかし神の野郎は俺を見捨てやがった。
「そこにいるのはわかってるぞ【処刑人】!!貴様は包囲されている!!」
…なんでだね。俺、悪ィことしたかね?ウイスキーピークじゃ何もしてないんだがなァ…
「それにしても、新世界進出も目前とされた大物がなんだってこんなところに…!」
「そりゃお前…あの事件があったからだろう!いいから集中しろ!奴は能力者の上、二式使いだ!」
…そろそろ、ウザったくなって来たな。適当にボコって逃げるか。
「おい、海軍…今から適当にボコるから、死なねェように気ィつけろや…」
「ふざけるな!!いくぞ!」
『おおおー!!!』
「ハァ…コレ使うのは久しぶりだぜ…『鉤縄』!」
「「「うわぁー!!」」」
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「ハァ…俺がなにしたってんだ…」
あのあと結局適当に逃げた。でも船がなかったから軍艦をパクった。それが間違いだった。よく考えたら俺一人で軍艦を操れるわけない。【縄】全開で帆を操ったが、なんの因果か、ジャヤに着きやがった…
「ハッハハハ!おいオッサン!元気ねェな!ここは一つ、賭けポーカーでもやろうや!」
…ジャヤで賭けポーカーか。嫌な予感がしないでもねェが…まぁいいか。
「ああ、いいぜ。いくらだ?」
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「俺の勝ちだな。次は服でも賭けるか…?」
まぁまぁ稼げたし、この辺が辞め時だろうな…って、ん?コイツ…
「お前、イカサマしたろ…?」
あ、コイツベラミーだわ。よく見りゃあの趣味悪ィマークが…
「なんだと…?おいガキ、なんつった?」
にしてもベラミー、こいつマジでムカつく野郎だな。やられたフリはナシだな。ブッ飛ばすか。
「イカサマしたろ?なぁ!サーキース!!」
「あぁ、俺も見たぜ!汚ェ野郎だ!」
…あのモフモフコートも〆るか。
「…そうかそうか。行儀を知らねェガキは、躾けねェとなァ…!」
半殺しで勘弁してやる俺に感謝しやがれ…!
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ある酒場にて…
「おいおい、アイツ【ハイエナ】のベラミーだろう…?5500万の、スーパールーキー…なんでそんな大物がノされてんだ!?」
「ホントだぜ…死神でも居やがったのか!?」
「いいや…あのガキをボコったのは、もっと大物だ。つい最近まで姿を消してたから、お前らみたいな若ェのが知らなくても無理はねェ。」
「お、おいおい…5500万より大物って…」
「ヤツは【処刑人】ロシオ。懸賞金8000万だ。悪いことは言わねェ。ヤツの前じゃ大人しくしてろ」
「ああ…そうするぜ…」
カランカラン…
「おう…邪魔するぜ」
「「「!!」」」
「あァ?なんだ、葬式でもしてやがんのか?」
「…いや、何でもない。注文が決まったら教えてくれ…」
「ラム酒と適当なツマミを頼む。ラム酒はロックでな。」
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ニコ・ロビンside
カランカラン…
「ちょっといいかしら。話を…ッ!」
【処刑人】ロシオ…!なぜここに!?
「あァ?…テメェがなぜここにいる?ここには
なぜ彼がそのことを!?一体どこまで知っているというの!?
「ッ…!なんのことかしら?」
「ああ…隠さなくても構わねェぞ。俺は確信をもって話している…聞きたいことがあるようだが、
これは誤魔化せないわね…口をふさぐにも、彼のほうが格上…ここは従うしかない…
「…いえ、聞きたかったのはこの島にあると言われている黄金と、空に指針を奪われる現象についてよ。なにか知ってるかしら…?」
「…ジャヤの黄金は、モンブラン・ノーランドの話に由来している。彼は『ドクロの右目に黄金を見た』と言った」
「…ドクロの右目?それは一体…?」
「…俺は答えを知ってる。それをここで明かしてもいいが、お前さんはそれでいいのか?」
たしかに、麦わら君は答えを聞きたくなさそうね…一回確認した方がいいかしら。
「…一度船長に確認させてもらってもいいかしら?」
「船長…?お前さん、誰かの船に乗ってるのか?」
「…ええ。彼らにあっていく?」
「…そうだな。
…!一体どこまで…彼は、本当に何者なの?
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「おいおい!ルフィ、ゾロ!お前らがそんなになるなんて…!どんな怪獣がいたっていうんだ!?」
「ただのガキだよ、長鼻小僧。」
「だれが長鼻だ!って、ギャー!!」
「どうしたウソップ!って、おまえ!」
「まぁ落ち着け。何も襲いに来たわけじゃねェ。話をしに来ただけだ」
「…話?一体なんの話よ!」
「黄金郷、そして空への冒険の話だ。」