「まァ待て。話をする前に聞いておきてェ。おい麦わら小僧」
「なんだ?」
「俺は何をしたら何が起きるか、簡単に言っちまえば答えを知っている。聞きてェか?」
「いいや、聞かねェ!答えがわかってる冒険は面白くねェからな!」
「ハッ…それでこそお前だな。小僧…」
本当に、それでこそ麦わらのルフィだぜ…
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「で?なんでアンタがここにいるわけ?」
「ん?ナミさんコイツと知り合いか?…ハッ!テメェもしや、ナミさんのストーカーか!?」
「ちげぇよあほコック。こいつはウイスキーピークにいた8000万の海賊だ」
「…へぇ、そんな大物が何の用だ?」
「質問はひとつずつにしろ…それに俺がここにいるのはお前らのせいだ…!」
「「「はぁ?」」」
「俺はなんもしてねェのにお前らがバカワニを倒しやがったからその余波がウイスキーピークにも来たんだ。おかげで海軍に囲まれちまってな…おかげで懸賞金が数年ぶりに上がっちまった」
「お、おいロシオ。いくらになったんだ…ですか?」
「9200万だ。…そんなにビビんなくても戦争やりに来たわけじゃねェんだ。取って食ったりしねェよ長鼻小僧、トナカイ小僧。」
「「び、ビビってねぇぞ!!」」
「おっどろいた…ロシオ、アンタよく無事だったわね…それに9200万って億目前じゃない!」
んん?ルフィってこの時点で1億の首だろ?今朝の新聞に挟まってやがったしな。
「嫌味か?みかんの小娘。お宅の船長は1億の首じゃねェか」
「「「「「「「…ん??」」」」」」」
「あ?」
…何で知らねェの?
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「やったー!!」
「ふっ…6000万、悪くねェ…!」
「い、1億…おわった…強力な海軍戦力が…敵に…」
「航海士さん…元気出して?」
「おいロシオ!俺は!?幹部を蹴り倒したこの俺は!?」
「…まァ、なんだ…そのうち手配されるだろうぜ?」
「ふ…次に期待だな、グルマユ君…ぷっ」
「テメェ…!クソマリモのくせに…!!」
「俺は乗ってるかなーってそうじゃなーい!」
「「あん?」」
「話をしに来たんじゃねぇのかよ!黄金と、空への冒険の!」
「あぁ、そうだったぜ。結局、お前らは空島に行きてェわけだ。」
【うん】
「ちょっと!勝手に適当な事言わないでよね!そんな危険な「空にゃあ黄金都市があるらしい」よーしアンタたち!空島行くわよ!」
「「「おいおいおい」」」
「ど、どういうことだ?なんだって空に、」
「その辺はある男にも話しておきたいところだな。そいつがきっと、お前らを空に連れてってくれる」
「誰なんだ?そいつ」
「モンブラン・クリケット。偉大な冒険家の末裔だ」
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「ーー以上がノックアップストリームに関するすべてだ。なんか質問あるか?」
「あ~ちょっといいか?クリケットさんには申し訳ないんだが、結局ロシオが聞かせたい話って何なんだ?」
「…それは俺も気になるぜ、【処刑人】。一体何だってんだ。」
「そうだな。ここらで話すとしよう。おい、みかんの小娘。地図貸してくれ」
「みかんの小娘ってなんなのよ…はい地図」
「あぁ、こっちだけじゃねぇ。さっき言ってた古いほうだ。サルベージしたっていう」
「?いいけど何になるのよ、これ空島の地図でしょ?」
「それは
「ああ…【ドクロの右目に黄金を見た】だったか…」
「その通りだ。そしてこれが
【!!!】
「ドクロの右目に黄金を見た。どうやら、ドクロは見つかったようだな?」
「お、おいおい!まじであんのか!黄金郷が!空に!」
「それにしたってなんで空に!?」
「!おい、処刑人!まさか…!」
「ああ。俺はコイツはノックアップストリームのせいだと思ってる。大昔に島の半分を遥か上空までブッ飛ばすヤバい規模のが起こったんだろう。そう考えればこの家が半分で崖に建ってる理由に説明がつく」
「こ、これは…」
「ハラハラするぜ…!」
「ありがとよ…処刑人…!こうしちゃいられねぇ!野郎ども!宴だァ!!」
「「「「おおー!!!」」」
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何してんだろうなァ、俺は…。人を信じられねェって気持ちがあるのは確かだ。
なのに、なぜか、人のそばが、あったけェ…。もう関わらないつもりだった。でも、俺は…
「なにしてんだ、処刑人。お前のおかげで念願の俺の野望が叶いそうなんだ。お前も来いや」
クリケットの旦那か…。この人は、なぜ嘘つきの一族とバカにされて尚、前を向けるんだろうか。
「…なぁ、旦那。なんでアンタは前を向ける?」
「そりゃオメェ…俺がそう在りたいからだ。俺はつまんねェバカ共に振り回されたくねェ。俺の道は、俺が決める。そう決めたからだ。」
俺の道は、俺が決める…か。俺は…
「まぁ、よく考えるこった。で、さっさと宴に参加しやがれ。」
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「ったく…名前の割に繊細な野郎だぜ。…まぁ、あんなことがありゃ当然か…」
「…ねぇ、クリケットさん。それロシオのことでしょう?アイツになにあったの?」
「…頃合いか。いいぜ。あの悲劇は、それなりに知られた話だ…」
「ーーで、アイツはすべてを失った。宝も、仲間も、自らの心も、だ。これが海賊、【処刑人】ロシオの半生だ。」
「…そんな、そんなこと…!」
「…俺は一度だけ、当時の処刑人を見たことがある。大笑いして船員の前を走る処刑人。笑いながら怒鳴り、それを追うクルー。今のお前らみてェだった…。頼む…!アイツを、俺の夢を叶える手伝いをしてくれた優しいあの男を、昔の俺に良く似た今のアイツを、助けてやっちゃあくれねェか…!」
「…いやだ」
「ちょっとルフィ!話聞いてたの!?なんで「だってまだ、ロシオの口から聞いてねぇ!」っ…」
「…たしかにそうね。じゃ『ドゴォォォン!!』っなに!?」
「ハッハハハ!どうした、【処刑人】!反撃してこいよ!こいつらが死んでもいいならだがなァ!!『スプリングスナイプ』!」
「クソッたれ…!『
「グハッ…すまねぇ処刑人…俺らがとちったばっかりに…」
「ハッハハハ!聞いてた話より随分優しいじゃねぇか、【処刑人】!こんなサルを庇うとはなァ!あの世で仲間と仲良くやってろ!死ねェ!!」
「…おい。なにしてんだ、おまえ。俺のともだちに!なにしてんだァ!!」