処刑人の航海   作:カプサイシンマン

6 / 6

 いつもお読みいただきありがとうございます。感想や評価、本当に励みになります。




6話 処刑人 in スカイピア

 

 白々海に来たはいいが…妙だな。黒ひげの野郎、姿を見せやがらなかった。船体ごと引っ張ってノックアップストリームでブチ殺してやろうと思ったが…ままならねぇな。

 

「おいおいロシオ!なーに辛気臭い顔してんだ!見ろ!キャプテン・ウソップ、泳ぎます!」

 

「ハァ、ウソップ。一応命綱しとけ。空島版海王類なんて海獣、いや空獣がいたら縄引っ張れ」

 

「ハイ!アリガトウゴザイマス!」

 

「それと多分この雲の海、底がねェぞ。気ィ付けてな」

 

「すまんみんな、俺は泳いではいけない病が…」

 

「なんだ、ウソップ泳がねぇのか」

 

「おいコラルフィ」

 

「おい船長。向こうにデケェ門があるぜ」

 

「うおー!デッケェな!」

 

 あ、門で思い出した。この国入国料取られるんだわ。

 

「あ、そういやナミ。この船にいくらある?」

 

 あぶねあぶね。入国料があるの忘れてたぜ。エクストルはベリーよりかなり安いはずだから、まぁ払えるだろう。

 

「五万ベリーしかないわよ。なんで?買い物?」

 

 …嘘だと言ってほしいが、あの食料の消費具合を考えるとマジっぽいな…

 

「…いや、空島に国があるなら、入国料みたいなモンもありそうだな、と」

 

「…ロシオ、アンタお金は?」

 

「…俺ァ身一つでこの船に乗ったぜ」

 

「「…よし、いっかい忘れよう」」

 

「忘れられるかァ!本当にそんなもんがあったら俺達空でもお尋ね者じゃねぇか!」

 

「まぁまぁウソップ。ルフィを見てみろ。お尋ね者って言われて嬉しそうだぜ」

 

「おい船長コラ!!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「あ…!」

 

「どうしたチョッパー!」

 

「なんか船が!でももう船はなくて!」

 

「おいおい落ち着け!一体なんだってんだ?」

 

 そろそろか…ジャヤの現住民族が襲ってくんのは。何人だったか、どんな装備だったか…。まぁいくら空気が薄いとはいえ、負けることァねェだろ。

 

ストッ…!

 

「排除する」

 

「何だコイツ!?」

 

「ちっ!」

 

「とりあえず捕まえるぜ。『這縄』」

 

「ッ!インパクト!」

 

「グァ…!」

 

 マジかこの野郎…!インパクトダイアル持ってやがった…!

 

「ロシオ!このヤロ、『ピストル』!」

 

「医者ァァ!」

 

「お前だよ!ってそんな場合じゃねぇ!なにが起きたんだ!?」

 

「そこまでだ!」

 

 ギィン!!

 

「吾輩、空の騎士である」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「クソ、えらい目にあったぜ…」

 

「戦いから離れてなまってんじゃねぇのか?」

 

「言うじゃねェかゾロ。あれ食らってみろ、けっこうエグいぞ」

 

「俺は食らう前に斬るから大丈夫だ。ヘマは打たねぇ」

 

「…おいサンジ、アイツのメシに睡眠薬入れといてくんねェか。縛ってその辺に流す」

 

「殺す気かァ!!」

 

「アンタたち!遊んでないではやく空気に慣れなさい!わたしたちの代わりに戦うのよ!」

 

「「「「いやいやいや」」」」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「一人10億エクストル払っていきな」

 

「あ、あの~お金がない場合って、どうしたら…?」

 

「通っていいよ」

 

「いいんかい!」

 

「…おい婆さん。さっき俺らの写真を撮ってたが、それをどうするつもりだ?」

 

「…あたしは(・・・・)どうもしないよ。さっさとお通り」

 

「…ああ。ありがとよ」

 

「…おいロシオ、やっぱりなんかあると思うか?」

 

「あぁ。金を払わねぇヤツの顔写真なんざ、ロクなことに使わんだろう。追手の一人や二人、いつでも切れるようにしとけ」

 

「ハッ…腕がなるぜ…!」

 

「おーいお前ら!この雲乗れるぞ!フッカフカだ!!」

 

「おう!今行くぜ」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 それにしても、この父娘はお人よしが過ぎるぜ。こいつらは兎も角、俺なんて入れ墨まみれのオッサンだぞ。普通じゃない見た目してるだろうに。…あったけぇ人らだよ。

 

「コニスさん…私、嫌な予感がしてなりません…!」

 

「まさか、神の住む土地、アッパーヤードに…!?」

 

「なんだそりゃ?神がいんのか?」

 

「えぇ。そこは絶対に足を踏み入れてはいけない聖域です。もし犯せば、神官による裁きが…」

 

「おい、なんか変な奴らがきてるぞ」

 

「へそ!我々はホワイトベレー!そこの8人には、不法入国の容疑がかけられています!これは第11級犯罪に該当しますが、きちんと罰金をお支払い頂ければ、観光客に成れます」

 

「…おい、ナミ探しにいくか?」

 

「そうだな。おいマリモ剣士、金払っとけ」

 

「バカこけ。ウソップ、払っとけよ」

 

「すまん、俺は持病の金払ったら死ぬ病が…」

 

「こいつブッとばせばいいだろ」

 

 ブオォォ!

 

「お、帰ってきたな。すまんなそこの人。アイツがうちの金庫番なんだ。アイツと話を付けてくれ」

 

「フム、そういうことならわかった。もし、そこの女子!不法入国の罰金全員分で800万ベリーだ!払ってくれ!」

 

「高すぎるわ!!!」

 

『マッキンリー隊長ォ!!』

 

「「「「おいおい」」」

 

「ハッ!高すぎる請求額につい…!ってそうじゃないのよ!さっき向こうですごい戦いが…!」

 

「クックック…!もう罰金などではない!これは第2級犯罪!神の地にて裁かれるのだ…!」

 

 

 さて、ここからが腕の見せ所だな。船はやらせねェし、チョッパーとガン・フォールにもキズつけさせねェ…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「あ、おい!あれ、メリーが!」

 

「なんだあれ!デッケェエビだ!」

 

「クソ!さっきの奴が言ってた試練ってやつか!?」

 

「いえ、彼らは生贄の祭壇に連れていかれているハズです。このルートです」

 

「お前らはあとからこい!俺は先に向こうと合流する!」

 

「あ、おいロシオ!」

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。