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白々海に来たはいいが…妙だな。黒ひげの野郎、姿を見せやがらなかった。船体ごと引っ張ってノックアップストリームでブチ殺してやろうと思ったが…ままならねぇな。
「おいおいロシオ!なーに辛気臭い顔してんだ!見ろ!キャプテン・ウソップ、泳ぎます!」
「ハァ、ウソップ。一応命綱しとけ。空島版海王類なんて海獣、いや空獣がいたら縄引っ張れ」
「ハイ!アリガトウゴザイマス!」
「それと多分この雲の海、底がねェぞ。気ィ付けてな」
「すまんみんな、俺は泳いではいけない病が…」
「なんだ、ウソップ泳がねぇのか」
「おいコラルフィ」
「おい船長。向こうにデケェ門があるぜ」
「うおー!デッケェな!」
あ、門で思い出した。この国入国料取られるんだわ。
「あ、そういやナミ。この船にいくらある?」
あぶねあぶね。入国料があるの忘れてたぜ。エクストルはベリーよりかなり安いはずだから、まぁ払えるだろう。
「五万ベリーしかないわよ。なんで?買い物?」
…嘘だと言ってほしいが、あの食料の消費具合を考えるとマジっぽいな…
「…いや、空島に国があるなら、入国料みたいなモンもありそうだな、と」
「…ロシオ、アンタお金は?」
「…俺ァ身一つでこの船に乗ったぜ」
「「…よし、いっかい忘れよう」」
「忘れられるかァ!本当にそんなもんがあったら俺達空でもお尋ね者じゃねぇか!」
「まぁまぁウソップ。ルフィを見てみろ。お尋ね者って言われて嬉しそうだぜ」
「おい船長コラ!!」
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「あ…!」
「どうしたチョッパー!」
「なんか船が!でももう船はなくて!」
「おいおい落ち着け!一体なんだってんだ?」
そろそろか…ジャヤの現住民族が襲ってくんのは。何人だったか、どんな装備だったか…。まぁいくら空気が薄いとはいえ、負けることァねェだろ。
ストッ…!
「排除する」
「何だコイツ!?」
「ちっ!」
「とりあえず捕まえるぜ。『這縄』」
「ッ!インパクト!」
「グァ…!」
マジかこの野郎…!インパクトダイアル持ってやがった…!
「ロシオ!このヤロ、『ピストル』!」
「医者ァァ!」
「お前だよ!ってそんな場合じゃねぇ!なにが起きたんだ!?」
「そこまでだ!」
ギィン!!
「吾輩、空の騎士である」
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「クソ、えらい目にあったぜ…」
「戦いから離れてなまってんじゃねぇのか?」
「言うじゃねェかゾロ。あれ食らってみろ、けっこうエグいぞ」
「俺は食らう前に斬るから大丈夫だ。ヘマは打たねぇ」
「…おいサンジ、アイツのメシに睡眠薬入れといてくんねェか。縛ってその辺に流す」
「殺す気かァ!!」
「アンタたち!遊んでないではやく空気に慣れなさい!わたしたちの代わりに戦うのよ!」
「「「「いやいやいや」」」」
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「一人10億エクストル払っていきな」
「あ、あの~お金がない場合って、どうしたら…?」
「通っていいよ」
「いいんかい!」
「…おい婆さん。さっき俺らの写真を撮ってたが、それをどうするつもりだ?」
「…
「…ああ。ありがとよ」
「…おいロシオ、やっぱりなんかあると思うか?」
「あぁ。金を払わねぇヤツの顔写真なんざ、ロクなことに使わんだろう。追手の一人や二人、いつでも切れるようにしとけ」
「ハッ…腕がなるぜ…!」
「おーいお前ら!この雲乗れるぞ!フッカフカだ!!」
「おう!今行くぜ」
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それにしても、この父娘はお人よしが過ぎるぜ。こいつらは兎も角、俺なんて入れ墨まみれのオッサンだぞ。普通じゃない見た目してるだろうに。…あったけぇ人らだよ。
「コニスさん…私、嫌な予感がしてなりません…!」
「まさか、神の住む土地、アッパーヤードに…!?」
「なんだそりゃ?神がいんのか?」
「えぇ。そこは絶対に足を踏み入れてはいけない聖域です。もし犯せば、神官による裁きが…」
「おい、なんか変な奴らがきてるぞ」
「へそ!我々はホワイトベレー!そこの8人には、不法入国の容疑がかけられています!これは第11級犯罪に該当しますが、きちんと罰金をお支払い頂ければ、観光客に成れます」
「…おい、ナミ探しにいくか?」
「そうだな。おいマリモ剣士、金払っとけ」
「バカこけ。ウソップ、払っとけよ」
「すまん、俺は持病の金払ったら死ぬ病が…」
「こいつブッとばせばいいだろ」
ブオォォ!
「お、帰ってきたな。すまんなそこの人。アイツがうちの金庫番なんだ。アイツと話を付けてくれ」
「フム、そういうことならわかった。もし、そこの女子!不法入国の罰金全員分で800万ベリーだ!払ってくれ!」
「高すぎるわ!!!」
『マッキンリー隊長ォ!!』
「「「「おいおい」」」
「ハッ!高すぎる請求額につい…!ってそうじゃないのよ!さっき向こうですごい戦いが…!」
「クックック…!もう罰金などではない!これは第2級犯罪!神の地にて裁かれるのだ…!」
さて、ここからが腕の見せ所だな。船はやらせねェし、チョッパーとガン・フォールにもキズつけさせねェ…
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「あ、おい!あれ、メリーが!」
「なんだあれ!デッケェエビだ!」
「クソ!さっきの奴が言ってた試練ってやつか!?」
「いえ、彼らは生贄の祭壇に連れていかれているハズです。このルートです」
「お前らはあとからこい!俺は先に向こうと合流する!」
「あ、おいロシオ!」