右腕吹っ飛んで病んでたら周りがもっと病んでた話。 作:あさあさ
これからは感想がついた2週間後くらいには投稿できるようにしますので、どうかお許しください。(感想乞食)
あと評価一をつける際はできるだけコメントも付けてくださると嬉しいです。10.9.8.7と続いていきなり1にとんでしまうと流石にちょっと気になってしまいますので。
まだ一話しか投稿してないのにお気に入りを99もつけてくださりありがとうございます!
―最初はただの知り合いだった。それでも、日を増すごとに大きくなっていく彼の存在は、いつしかかけがえのないものになっていて―
「天才」「鬼才」
幼い頃の私は、常に周りに持て囃されて育ってきた。それだからだろうか、いつしか周りからの目が鬱陶しくなり、一人で行動するようになりはじめたのは。
何もかもを無視して進み続ける私の姿に、好意的だった周りの目も、段々と厳しいものになっていった。
「鉄血」「無心」
少女期の私は、常に周りから疎まれて育ってきた。子供の頃の愛嬌は欠片もなく、時には心無い言葉も浴びせられた。それでも気にならなかったのは、もとより彼らのことをかけらも意識していなかったからだろうか。
思えば、彼とのファーストコンタクトもこの頃だった気がする。
何かと子供扱いしてくる彼に、表面に出さないまでも、多少苛立っていたのを覚えている。
それでも、純粋な善意で近づいてくる彼を遠ざけるのも少し気が引け、彼との関係はだんだんと深まっていった。
とはいっても、それはあくまで知り合いとしてのものであり、彼との関係が今ほど深くなることはなかった。
それではなぜここまで彼との関係が深まったのか、それにはこのあと起きるある出来事が関係している。
「また一人で潜るんですか?」
ギルド職員からの問いかけを軽く無視した私は、無言で許可証を差し出した。
最近では恒例化したやり取りだ。そろそろ彼女にも諦めてほしいのだが、それは難しいのだろう。
許可証に印を押されたのを確認した私は、急ぎ足でダンジョンへと向かった。
「だいぶ深くまでこれたかな。」
ソロでここまで潜ったというその事実に、多少の優越感を覚える。
「そろそろ戻るか。」
安全マージンもギリギリだ。これ以上は危ないかもしれない。
そう思いギルドへと戻ろうとしたその時、ふと耳に剣戟の音が聞こえてきた。
―同業者かもしれない―
そんな考えが頭によぎった瞬間には、すでに体が動いていた。
この層にたどり着けるほどの実力者だ。ここで失うのはあまりにも惜しすぎる。
―自分なら助けることができる―
そんな傲慢さの垣間見える思考で、意気揚々と戦場へ乗り込んだ私は、
そこで"ホンモノ"を知った。
地獄絵図を想像していた戦場。そこにあったのは一つの作品だった。
次々と襲いかかってくるモンスターたちを、冷静に一つ一つ対処していく人影。その剣はもはや芸術の域に達しており、一つの剣の完成形のように見えた。
今の自分からすれば、それは大したものではないのかもしれない。
ただ、自分の才能に身を任せ、滅茶苦茶に剣を振り回していただけの私には、それはあまりにも衝撃的過ぎた。
「あの‥」
そうして、半ば無意識に声をかけた私は、これが人生を左右するかのような出会いになるだなんて、きっと想像もしていなかったんだろう。
このときからだったんだ。私の、コノエの人生が始まりだしたのは。
あのときあなたが私にくれたものは、たしかに私の中に強く残っていた。それ故に、あなたに対して何も残すことができない私が、殺したいほどに憎いのです。こんな私さえも許してしまう貴方の寛大さが、狂おしいほどに痛いのです。
次回は感想ついた2週間後くらいに投稿します!感想一個増えるたびに半日投稿早くなります。
まあそんな感想つくわけないんで基本的に一ヶ月投稿くらいだと思っててください。