ハーレムパでダンジョン攻略   作:レベル777

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先に謝って起きます

全国の水ヴァルファンの皆様ごめんなさい


6話:ウルカヌマラソンに挑戦・後編

 このパズドラの世界の設定はとても奇妙なものがある。

 

 一部のモンスター達はサーヴァントとしては生涯マスターに忠誠を尽くす思想があり……それが彼らの宿命であり使命であり彼らの誇りであり生き甲斐であり己の意志である。

 

 マスターがダンジョン攻略を目指すのなら時には助力する。

 

 マスターがハーレムパーティを目指すならそれに助言する。

 

 そうやってマスターとサーヴァントはより良い関係を築き上げいくのだ。

 

 だけども、それが全てではなく絶対のルールでもない。

 

 俺の白メタがイイ例えだろうか。あの変態大天使様は俺のお尻を狙っている。何度もお尻が犠牲になった。ヤメろと言っても嫌がっていようが構わない。命令したってそれに関しては言う事聞いてくれないんだ。

 

 まぁ変な忠誠心ではあるのだろうけども、サーヴァントであってもマスターな俺にいつでも逆らえるのが現状だ。

 

 忠義を尽くすのは絶対じゃない。

 

 上手く関係を築けなかった者たちもいる。

 

 マスター次第では酷い場合はサーヴァントがマスターの下から家出したり逃げ出したり他のマスターへ寝返ったり悪いことしたり捕食したり殺してみせたりするケースもあるそうだ。悪魔はとくに要注意。

 

 それが、ゲームとは違うこの世界のルールであり彼らにも自由と尊重と選択する権利を与えた救済処置。

 

 まぁでも基本はやはりマスターのために役に立ちたいと思っているとのこと。

 

 その証拠に、DTG3階のフレンド出張サービス案内所などと、BOXの中でくすぶっているモンスター達がいたりするワケだけども。

 

 そんな健気な他所様のサーヴァント、水ヴァルさんからそんな奇妙な話を休憩時間にされて、俺達はまたウルカヌマラソンを再開する。

 

「マ~ズ~ダ~、もう疲れだ~~~」

 

「さっき休憩したばかりだよね!?」

 

 俺のサーヴァントのサキュバスが開始早々俺にお姫様抱っこを要求する。

 

 このウルカヌマラソンでそんなことは絶対にしてあげないけども。

 

「サキュバスはもうちょっと頑張ろうよ、水ヴァルさんを見習って!」

 

 彼女がこの仕事を遂行しようとする心意気、一生懸命さに俺は涙した。

 

 暑いともしんどいとも一言も漏らさず彼女のマスターのために、友情ポイントを稼ぐために手伝ってくれているのだ。

 

 この子、本当に我が軍に欲しい。是非ともスカウトしたいね。

 

 まぁスカウトするのあ野暮かな。

 

 あの一生懸命さ、どれだけマスターのことを想っているのだろうかわかる。

 

 現在はウルカヌマラソンも14周目に突入した。

 

 たいへんここが暑くて道中がだるい。

 

「マ~ス~タ~…もう無理ちょっとだけでいいから休憩してお茶にしようよ~。冷房利いた室内に帰りた~い~」

 

 一度冷房の利いた場所で休憩したのがアカンかったのや~。

 

「ダメ、ここでちょっと休もう」

 

「え~~~、マスタ~のケチんぼ~~~うまんぼ~う~~~」

 

 こいつ……

 

 死ぬほど熱いってワケじゃない。ちゃんと日陰になって涼める場所も見つけたし、ダンジョンの道中だけど、そこで休憩しよう。

 

「だらしがないですね……」

 

「私はさっき生まれたてホヤホヤのサキュバスよ~? まだ体力だって付いてないわよ~」

 

 水ヴァルの言葉にも喰ってかかる余裕はないようだ。

 

 ずっとこれなら楽なんだけどね。

 

「俺、ちょっとトイレ……」

 

「またなのですか……さっき行ったばかりでは?」

 

 一度DTGに戻ってトイレ済ませたけどもそのあとにお茶沢山のんでまたしたくなった。

 

 飲み物持ってくるんじゃなかった。

 

「マスター、まさか立ちションなのね、お世話させてーーー!!」

 

 急に元気になりやがったよサキュバスちゃん。

 

「いや、お世話しなくていいからな……直ぐに戻ってくるからね!」

 

「ブーブー、マスターのケチ」

 

「殿方は皆こうだからフケツなのですよ。はい、これウエットティッシュです。ちゃんと用を足したらコレで拭いてください」

 

「あ、ありがとう……」

 

 準備が良過ぎるよ、水ヴァルさん。

 

 冷たい視線から逃げるように少し離れた岩場に退散して用を足した。

 

 汚くてごめんちゃい。

 

「ほら、貴女もお茶飲んで落ち着きなさい。はい」

 

「わかったわよー。あー冷たいお茶が一番、ね…………」

 

 駄々をこね始めたサキュバスも冷たいお茶にやられたか。

 

 随分大人しく飲んでくれている。グッジョブ水ヴァルさん。

 

 用を足している間にサキュバスにでも襲撃されたら敵わないからねー。

 

 でも、そんな不安が的中する。

 

 敵モンスターの襲撃ではない。

 

 サキュバスの襲撃でもない。

 

 それは一番予想だにしない者の襲撃だった……

 

 だから本当にショックだった。

 

「私はその粗末なものを見ると斬りたくなります」

 

「えーと、水ヴァルさんがどうしてここに……??」

 

 用を足してる最中の俺に、正確にはマイサンを凄く冷たい目で捉えていた水ヴァル。

 

 戻ってくるのが遅くて心配で様子を見に来たワケじゃなさそうだ。

 

 いくらなんでも早すぎる。

 

「ご、ごめん、見ないで……」

 

 なんで俺が謝っているのかわかないけども。

 

 急いで用を足し終えて粗末なものをしまって、そして恐怖した。

 

 水ヴァルが俺を見て微笑んでいるんだ……

 

 今の今まで冷たい目だったあの水ヴァルさんがなんで微笑むことができるのかわからなかったけども。

 

「あの、なにか用……??」

 

 急ぎの用ではないかぎりココにこなくていいはずだ。

 

「レン様、サキュバスは私が睡眠薬をお茶に盛ったので今すぐには起きませんよ」

 

「な、なにを言っているんだよ……なんで、そんなことを……まさか、俺を殺すために?」

 

「いいえ、違います。貴方に抱かれるために、そうしたのです」

 

「は……??」

 

 それを聞いて脳裏に受付のお姉さんから忠告されたことを思い出す。

 

 この水ヴァルはオススメできないきっと後悔するって……

 

 俺がショックを受けていると彼女は剣を地面に放り捨てては迫ってきた。

 

 俺は現実を疑った。

 

 俺は彼女にフラグを立てたか? 否、立てていないのだ。

 

 それに彼女は彼女のマスターのために今まで一緒にマラソンしてくれた。

 

 だから、本当に意味がわからない行為だった。

 

「レン様……私を滅茶苦茶にしてくれても構いません。貴方が満足するまでサービスもします。オプションも付けます……だから、魔法石を……私のために譲ってはくれませんか?」

 

「ほ、本当に何を言ってるんだよ、お前は……??」

 

 魔法石を渡して水ヴァルを抱く。

 

 売春行為もいいところだ。そんなことしたら本当にデリヘルやそこらの風俗と一緒じゃないか。

 

「私は、私のマスターのお役に立ちたいのです。だから魔法石が必要なのです。どうか、お願いします」

 

「いやいや、さすがにそれはマズいって……!!」

 

 俺は水ヴァルを押しのけた。

 

「こ、こんなことしてお前のマスターは喜ぶとでも思っているのか?」

 

「はい……それがマスターの命令なのですから」

 

「な……」

 

 俺は耳を疑う。

 

「マスターは、悪魔タイプを得意とされるお方です。赤ソニアというフェス限モンスターを知っていますか?」

 

「うん……」

 

 俺も昔は赤ソニアパを使っていたよ。

 

「だったら分かりますよね。赤ソニアは優秀な子です。だからマスターは赤ソニアにゾッコンになって、気がつけば私の居場所はあそこにはなかった、です……」

 

「………」

 

「でも、BOX内で倉庫番をしている私でもフレンド出張サービスを利用すれば、身体を男共に差し出してでも魔法石を持って帰ればマスターの役に立てれるのです。マスターがそれを望んだのですよ。だから私はマスターの期待に応えるために、魔法石を約束通り100個集めなければならないんです」

 

「………」

 

「約束を果たせばきっとマスターは私を褒めてくれる。マスターは私をまた可愛がってくれる。きっとまた抱いてくれます」

 

「……なんて愚かなことを」

 

「愚かでもそう思われたって構いません。マスターに見放されることがサーヴァントにとってどれほどショックなのか、あなた方には分からない。今もこうして知らない男に抱かれようとすることがどれほど覚悟いることなのかわかりますか? 時にはオーガやゴブリンの相手さえする者の気持ち考えたことありますか? 今もBOX内で期待して待っている者の気持ちを貴方は知っているのですか? 本当に私達がいらないんだったらいっその事誰かに食わせて合成するか売却してくださったらいいのに!!」

 

「うぐっ……」

 

 押し倒された……

 

「嫌だったら、そのマスターの下から離れればいい。それはお前が一番分かったいるんだろ?」

 

 休憩時に説明してくれたじゃないか。

 

 サーヴァントにも自分の人生を選ぶ権利がある。

 

「貴方はバカですか。それができるのならばこんな所にいません。貴方の相手などしていません……それほどまでにマスターに忠誠を誓ったのです。何度も言わせないでください」

 

「じゃあ……運営はこれを良しとしているのかよ」

 

 受付のお姉さんが言葉を濁らせたことから察することができるけども。

 

「運営は私の気持ちを汲んでお願いを聞いてくださりました。お互い合意のもとなら構わないそうです」

 

 ……本当に愚かな。

 

「お願いします、レン様。魔法石一個だけでいいんです。私、頑張って貴方をご奉仕しますから魔法石譲ってください」

 

「水ヴァル、さん……」

 

 ……彼女はとても穢れていた。

 

 とても穢れていて醜かった。

 

 とても穢れて醜く泣いては俺の唇を貪っていく。

 

 俺はどうすることもできなかった。

 

 どう説得すればイイのかわからない。上手い言葉も見つからない。

 

 なにせ、俺にそれを言う資格はないだろう。

 

 俺も冒険者だ。元の世界では課金して沢山ガチャしたりモンスターを集めたが、パーティーに組めない奴はBOX内で倉庫番するしかなかったのだ。

 

 特に赤ソニアが来てから酷かった。

 

 悪魔タイプ以外アウトオブ眼中になってしまった。

 

 最後は赤ソニア3体を詰め込んだ暴力的で面白味もないパーティしか使用していない。

 

 BOX内の奴らのことなどお構い無し。初戦はゲームだったからね……

 

 だからそんな思想を持っていた俺が彼女を責めることさえできない……

 

 愚かだと言ったことも謝りたい。

 

 俺は力を抜いた。

 

 抵抗をやめた。

 

「抵抗をやめたということは同意したということでよろしいですか?」

 

「違う……」

 

 首を横に振る。

 

「ごめん……お前の力になりたいと思ったのは本当だけど、それだけはできない」

 

「そう、ですか……」

 

「俺はお前のマスターが許せないから、自分のサーヴァントを無下に扱うそんな奴に魔法石を渡したくないんだ」

 

「はい…………」

 

 俺はそんなこと絶対にさせないよ。

 

 白メタもサキュバスもこれから手に入れる女の子たちも絶対に手放したりしない。

 

「それに……」

 

「それに??」

 

「魔法石が無い。今日の昼にガチャ引いてそれで0個だお」

 

「あ、じゃあ私も貴方とセックスするの嫌です……」

 

「………」

 

 あ、あれ、魔法石がないとわかった途端に水ヴァルさんが泣き真似をやめたかのようなシレっとした顔になっちゃった!?

 

 本当にショックだ。でも、俺は命拾いした。

 

 魔法石使って他所様のメスブタとセックスして白メタが黙っていないからね!!

 

 あと……この情事に水を差す者いるしね。

 

「あららー、中々次が来ないから変態冒険者の様子でも見にきたら残念なことになっちゃってるわwwズッコンバッコンやらないの??」

 

「ねーねー、さっきの話は聞かせてもらったよー変態冒険ーww魔法石とか関係なくヤっちゃいなよーwwそこのメスブタも魔法石無くてもきっとヤらしてくれるよーwwww」

 

「ほらっ、見ててあげるからそこのビッチと早く交尾するのだーwwちゃんとビデオカメラに録音してやるおーwwwwwwww」

 

「「………」」

 

 なんかすごい野次馬なナーガたん達。

 

 ボスなのに自分達の持ち場離れていいのかよ……

 

「水ヴァルさん、突然始まるバトルだけど【攻撃態勢・水】を発動……」

 

「はい、レン様」

 

「「「は?」」」

 

 水ヴァルのスキル発動。

 

 ハートドロップを水ドロップに変化させては、パズルをしてお邪魔虫3匹を撃破する。

 

「「「や、やな感じ~~~~ッ!!」」」

 

 どこぞの悪の三人組みたいによく吹っ飛んでくれたよ。

 

「あっ、レン様、ナーガが卵がドロップしました……」

 

「え、本当だ……」

 

 まさかこのタイミングで。

 

 卵が勝手に割れて中からナーガたんが誕生した。

 

「マスター、よろしくなのだー♪」

 

「よ、よろしく……」

 

「レン様、それが私と貴方の愛の結晶ですね。子供ができたのだから当然責任は取らないとダメですよね、魔法石一個で勘弁してあげますよ、今から新しいダンジョン攻略しに行きましょうか?」

 

「ちょっと本当にそう思っているなら棒読みだけはヤメテ!」

 

 冗談もほどが過ぎるよ、クスクス笑う水ヴァルさん。

 

 なんか煮えたぎらない。

 

 既に懐かれたナーガが身体を摺り寄せてくるけど俺の心、ここに非ず。

 

 ごめんね、ナーガたん。あとでいっぱい可愛がってあげるから。

 

「ん~? マスター、なんかあっちの方でイビキかいて眠っている淫魔がいるお~??」

 

「あ……」

 

 サキュバスのことすっかり忘れていた。

 

「あれは俺達の仲間のサキュバスだよ。ちょっと行って鼻フックで起してあげて」

 

「わかったのだー♪」

 

 ナーガがサキュバスを起しにここを離れた。

 

「目的は達成されましたね……これで、私のお役目も終わりました」

 

「うん、でも、まだ水ヴァルの目的が……本当にごめんね」

 

「いいのです。他の殿方に相手してもらうだけですから……」

 

 水ヴァルはとても悲しい顔をして無理に微笑んでいた。

 

「レン様のパーティはメタトロン様を筆頭にした回復パーティ……またフレンドリーダーでよろしければお力になりますよ。もちろん、魔法石の件も考えていたただけたら嬉しいですが、無償でも仕事は引き受けますので」

 

「そ、そう言ってもらえると助かるよ」

 

 水ヴァルたんとイチャイチャするチャンスはまだあるってワケだ。

 

「じゃあ俺からも一言。二言?」

 

「はいなんでしょう……」

 

「俺はお前のマスターと違ってたとえ彼女らに戦力外通告を出しても、BOX内で倉庫番させたとしても、俺のサーヴァントはずっと可愛がり続けてみせるよ。絶対に魔法石のために他の男に抱かせるようなバカな真似はしないからね」

 

「はい……レン様はそうしてください」

 

「それと、俺たちならいつでもお前を仲間に歓迎するよ。そのマスターに愛想尽かしたらこっちにおいで」

 

「嫌です」

 

「」

 

 スカウト失敗!!?

 

「ま、まぁ、仲間にならなくてもいいけど、悩み事とかあったら相談乗るから。力もできるだけ貸すから」

 

「……魔法石、くれなかった癖に??」

 

「」

 

 またしても撃沈!!

 

「ですが……気が向いた時は、その…話だけは聞いてください」

 

「うん、待ってるから」

 

 こうして俺達はDGTへ戻っては水ヴァルさんとさよならした。

 

 まぁいろいろ心配事も残っているけど、どうすることもできに。全ては水ヴァルさんの意志次第だね。

 

「マ~ス~タ~、ナーガが鼻フック攻撃を止めてくれないよ~」

 

「私はマスターからお前を鼻フックで起せって言われておるのだー」

 

「もう私起きてるから! もう大丈夫だからしなくていいのよ!!」

 

「はいはい、こんなところで走り回らない」

 

 ちょっと、うるさいサーヴァントの2人を連れて家に帰宅した。

 

 それは夕方にまだなっていない時のことだった。

 

「は、鼻フックやめんかーい!!」

 

「い~や~だ~お~!!」

 

「……俺を挟んで喧嘩しないで」

 

 家に帰っても休憩する暇もないね、こりゃ。

 

 だけど、この一時がいい。




はい、無駄に長ったらしくどうでもいい内容でした。申し訳ありません

パズドラの世界なら、こういった発想で魔法石を手に入れようとするマスターや、マスターのためにどんな手段を使っても役に立とうするサーヴァントがいるんだろうなーとか思って書いちゃいました。

気分を悪くさせたら、ごめんなさい。性格の悪い作者でごめんさい

でも、本当にヴァルキリーシリーズは全色欲しくて、水ヴァルちゃんはとくに趣味レベルでほしいです。

追伸
ウルカヌマラソンは作者は本当にラッキーで14周でナーガーをゲットできました。前回は普通に50は越えてましたので素直に早くゲットできて嬉しかったです。
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