黒川あかねと話すだけ   作:推しの子ハピエンで終わりそうですかね?

8 / 20
感想・評価ありがとうございます!
感想めちゃくちゃ嬉しいです!

とりとめのない日常をつらつらと書き連ねたいと思う今日この頃。


うまいこと書こうとしてうまくいかなかった感あるけど、おかしなことは書いてないはずだし投稿したいので投稿します。

ところで皆さんは、推しの子世界の髪の毛の色は染めてたり地毛だったりすると思いますか?それともアニメ・マンガ的な表現の都合だと思いますか?


黒川あかねと観てるだけ

「もしもし、緋彩くん今大丈夫?」

「もしもし、うん大丈夫だよ。どうかした?」

「今度花火大会あるんだって」

「そんなんだ」

「うん」

「で? 行けるの?」

「! うん、行けるよ!」

「僕もこの後旅行とか予定ないからいつでもいけるよ」

「わかった。また連絡するね」

「はーい」

「おやすみ」

「ん、おやすみー」

 

 

 ☆☆☆☆☆

 

 

「そう言えば、花火大会いつ行くの?」

 

 ふと、前に電話で話したことを思い出し勉強していた手を止めて聞く緋彩。

 

「そうそう、私もそれを話そうと思ってたんだ」

「おっけー。じゃあお昼食べながら話そうよ」

「ん、私もお腹空いてきたしそうしよっか」

 

 

「それで? いつ花火大会なの?」

「今週末」

「おーけー」

「七時から始まるみたいなんだけど、その……」

「あー稽古? それなら僕が場所取りしておいてもいいよ」

「本当? その日は稽古があるから結構ギリギリになりそうなんだ」

「ん、わかった。なら場所取りしておくよ」

「ありがとう。終わったら連絡するね」

「はいよ」

「緋彩くんは浴衣とか着ていく?」

「そうだね〜、着てくと思うよ」

「じゃあ私も着ようかな」

「夏祭りとか花火大会に行くときは毎回着てるよ」

「私は家族と行ってたから、浴衣着てまわったことないかも」

「そうなんだ? うちは家族で行く時もみんな浴衣だったよ」

「緋彩くんのご家族の事すごく気になるんだけど……」

「普通の人だけど?」

「普通? 本屋で、カラオケ100点家族は普通じゃないと思うな」

「そういうもん?」

「そういうもんだよ」

 

 

 

 ☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

「うーんあかねさんからの連絡は未だなしと…………」

 

 レジャーシートの上に座って、うちわを扇ぎながら緋彩は呟く。

 扇子とうちわで迷った結果、うちわを持ってくることに決めたらしい。

 先ほどからチラチラと携帯の様子を見ているが、それが震えることはない。

 予定通りなら、もう少し前に連絡が来てもいいのだが……まあ、そう言うこともあるだろうと考えて、急かすようなことはしない。

 なんだかんだ気遣いのできる男なのだ。

 

 この様子を側から見ればイケメンが、彼女からの連絡が来ないことを憂いている図である。

 中身もガワに相応しいようになってほしい。

 

「あつい……冷たい首巻き持ってくればよかったかもしれん」

 

 溶けるかもなどとふざけた独り言を言っていたところ、携帯が震える。どうやらあかねから連絡が来たようだ。

 よれば、会場にはすでに着いてるとのこと。

 なるほどと納得。隣の同年代であろうの金髪兄妹に、シートを見ていてもらえないかと頼み込み、快く了解を得たところで、迎えに行くことを返信。

 視線を集めつつも抜け出し、あかねを探しに行く。

 

「うわぁ、人が多いな……酔いそう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「連絡したけどこの人の多さ……私のこと見つけられるのかな?」

 

 そもそも私が緋彩くんを見つけられるのかな? と不安そうなあかね。

 稽古が終わってすぐに支度を済ませ、着付けまでしたが予定よりも遅くなってしまった。

 申し訳なさを感じつつも、文句一つ言わずに迎えに来てくれると言う緋彩に対して、いい友達を持ててよかったと思う。

 

 

「あ、いた。稽古お疲れ様あかねさん」

「ん? 緋彩くん? なんかすごい早く……誰?」

「え? 月下緋彩くんだけど?」

 

 友人の名を騙る狐のお面を被った不審者にあかねは警戒心を示す。

 すると不審者はああと、納得した様子を見せお面をずらして笑う。

 

「ほら、緋彩くんですよ」

「本当だ……早くないかな?」

 

 履歴を見てみるとほんの十数分前に連絡したばかりである。

 確かに会場からここまでくるのには、人混みを考えたらそれくらいの時間だろうが、それですぐに見つけられるとは思えなかった。

 

「僕の運命力にかかればあかねさんを見つけることくらい容易いのだよ」

「早く見つけてくれて嬉しいんだけど、ちょっと怖いから家に帰ったら変なの紛れ込ませてないか調べとくね」

「友人かつあかねファンの鑑である僕がそんな事するわけないだろ!」

 

 昔アイドルが刺されて死んじゃったりしてるんだよ? と言うあかね。あんまりな言いように、緋彩はもはや泣きそうである。

 ちょっと言いすぎたかなとあかねは、緋彩の背中をさすって慰めるが

 

「でも周り見てよ」

「うん? ……人がたくさんいるけど」

「こんな中で私の事すぐに見つけられるものなの?」

「うん。迷子になってもすぐ見つけられるよ」

「やっぱり何かつけてるでしょ」

「つけてない! うちの家系は無くし物がすぐ見つかるの!」

「えー? まあ緋彩くんがそう言うならいいけどさ」

「ようやく信用してくれたか」

「じゃあ行こっか」

「はーい」

 

 

 

「本当に迷子になるのやめない?」

「…………面目ないです」

「もしかしておてて繋いでないといなくなっちゃう?」

「そこまでじゃないよ! 私高校生だよ?!」

「でも実際なんか流されて迷子になってるし……」

「…………あ、緋彩くんが迷子を見つけられるって本当だったんだね」

「話を露骨に変えるじゃん……これで信じた?」

「狐面が急に出てきたときは、心臓止まるかと思ったよ」

「やっぱりお祭りと言ったら、浴衣、うちわ、お面だよね」

「私浴衣以外ないんだけど」

「だから僕がさっきあかねさんが迷子になってるうちに買っておいたよ」

「そうなの?」

「髪型崩れると悪いから、うちわだけあげるよ」

「緋彩くん……」

「ん?」

「緋彩くんにそんな気遣いできたんだね」

「僕のことなんだと思ってるの?」

「あはは、ありがとう」

 

 あかねはとりあえず笑って誤魔化すことにした。

 

「まあ、いいけどね……シートまで戻れば飲み物もあるからちょっと我慢してね」

「ううん、私は大丈夫だよありがとう」

「じゃあ今度こそ行こうか……流されないでね??」

「そんなに何度も流されないよ!!」

「はいはい、いきまーす」

「そうそう、黙って行けばいいんだよ」

「辛辣だぁ」

 

 

 

 シートに戻ると、兄妹がしっかりと見ておいてくれたようで、誰かに座られているなんてことはなかった。あかねと緋彩はお礼を言って座る。

 

「はいお茶どうぞ」

「ありがとう…………ん、んん……喉が渇いてたから助かったよ」

「やっぱりそうだよねぇ、これだけ暑いとそりゃあ渇くよ」

「あ、緋彩くん」

「ん?」

「浴衣似合ってるね。いつにもまして綺麗に見える」

「でしょ? あかねさんに褒められると嬉しいよ」

「どういたしまして」

「あかねさんもすごくいいね。浴衣も洋服もなんでも似合うのはさすがだよ」

「私も顔がいいからね」

「僕の移ってるなぁ」

「一番話してるから移っちゃったみたい」

「美人で賢くて優しくて料理できてポジティブってもはや欠点をあげる方が難しくなってきてない?」

「ふふふ、でしょ? 私も成長するんだよ!」

「おーその笑顔は、かわいいもプラスできそうだねぇ」

「そこまで言われると照れるな」

「今だったら夏の暑さのせいにできるからいくらでも照れていいんだぜ?」

「変なこと言わないで」

「ごめんしゃい」

 

 

「そういえば今度お母さんがうちにいらっしゃいって言ってたよ」

「唐突だね。急にどうした」

「普段お菓子もらってばっかりだからお礼したいって」

「気にしなくてもいいのに。僕が渡したいから渡してるだけだし」

「お夕飯に御招待するよ」

「うーん、それ本当ぉ?」

「そんな嘘ついてどうするの?!」

「もしかして僕のこと狙ってる?」

「それ前に私がやったやつ!」

「やぶさかではないけど、私とあなたは女優とファン超えることの出来ない壁があるの」

「こうやって出かけてる時点でそんなのない気がするけど」

「ま、冗談だよ」

「それで、来るの? 来ないの? 来てくれないと私は悲しいなぁ」

「だからそれズルくない?」

「使えるものは使うべきだよ緋彩くん。それに来て欲しいのは嘘じゃないからね」

「そう言われたら断れないじゃん……お邪魔させていただきます」

「うんうん、遠慮しなくていいんだよ。友達の家に来るだけだからさ」

「あかねさんなんか悪い男みたいなこと言ってるよ」

「引っかからないから?!」

「僕くらいのイケメンで悪い男だったら仕方ないかも」

「だから!」

「俺にしとけよあかね」

「私はつっこまないよ? つっこまないからね!」

「ふっ、照れるなよ。俺の魅力に……お熱かい?」

「………………」

「だまんないでよぉ僕が恥ずかしい人みたいじゃないか」

「恥ずかしい人に決まってるじゃん」

「しんらつぅ!」

「付き合ってあげられるのは私くらいなんだからね!」

「お、ツンデレか?」

「緋彩くんくらいまで知力を下げると楽になるね」

「罵倒だったかー」

「でもそんな緋彩くん嫌いじゃないよ」

「わがままなあかねさんのこと僕は結構好きだよ」

「私わがままじゃないよ?!」

 

 

 

お兄ちゃん、隣のカップルなんかすごいよ

…………そろそろ花火上がるぞ

 

 

 

「お、上がるみたいよ」

「本当だもう七時になるね」

「お〜きれいだねぇ」

「綺麗だね」

 

 

「うん。本当に……綺麗だと思うよ」

 

 

 

 

「僕は花火の光が消えてく余韻がいいと思うんだ」

「私はどうだろう? やっぱり一番大きく開いた時かな」

「それもまた趣があっていいよね」

「流星群みたいに光が落ちていくところも好きだよ」

「それ僕も好き。スターマインとかどんどん上がるやつもいいけど、やっぱり一発大きいのが打ち上がったのを見てるのが好きなんだよなぁ」

「咲いた時はすごく輝いてるのに、だんだん小さくなって消えていくってすごく儚くて綺麗だよね」

「そうだね……僕じゃあ言葉で言い表せないけど、言葉に出来ない美しさを感じる」

「夏の思い出にはぴったりだね」

「そうかな?」

「夏の思い出は綺麗だった気はするけど、きっとよく思い出せなくなるでしょ」

「どんな思い出もそうじゃないかな」

 

 緋彩は空に消えていく花火を観ている。

 あかねは───

 

「だけど、私は今日のことは絶対に忘れないよ」

「どうしたの急に」

 

 緋彩の視線があかねに向く。

 あかねはもう消えてしまった花火を観ているようだ。

 

「んー? 伝えておこうと思っただけ。せっかく初めて友達と来たのに、すぐに忘れられちゃったら寂しいから」

「花火みたいに?」

「儚いものは綺麗だけど、褪せない思い出もきっといいものだよ」

「そう、だね。うん。間違いないよ。きっと僕も今日のことは忘れない」

「ふふふ、約束だよ」

「ははは、約束するよ」

 

 

 

「終わっちゃったね」

「終わったね」

「綺麗だったね」

「一瞬だったよ」

「でも忘れないんでしょ?」

「約束したしね」

「なら、今日は来た意味があったね」

「あったねえ」

 

 

 

「次は夏祭りだよ緋彩くん」

「夏祭り?! いいじゃん僕好きだよ」

「確かに好きそうな感じするよ」

「でしょ? くじ引きとかすごい好き」

「なんで? あれって当たらないものだと思ってるんだけど」

「そう? 僕結構当たるよ。前やった時はゲームソフトとゲーム機にラジコンとか当たったけど」

「どんな豪運の持ち主なの?!」

「正直クレーンゲームよりもこっちの方が簡単まであるよ」

「それは絶対におかしいと思うよ?!」

「確かに屋台のおじさんは、うそだとか言って驚いてたけど」

「それその数字入ってないはずだったんじゃ……」

「あかねさんもやってみよ?」

「流石の私もそれは出来そうにないかな……」

「そう? 別に無理強いはしないけど」

「そうして」

 

「あ、お迎え来る」

「ん、じゃあまた今度図書館でね」

「その日は私の家で夕飯食べてってね!」

「はーいまたね!」

「うんバイバーイ」

 

 

 

 今日の思い出は、確かに二人の記憶に刻まれた。

 




月下緋彩
何万人規模の花火大会で混雑してる中でも一人を見つけるくらい余裕な運命力の持ち主。月下家の血筋らしい。
普通のラブでコメな小説なら、なかなかヒロインを見つけられず見つけても、元の場所に戻れなくて遠くから二人っきりで花火観るようなシチュエーションだぞ。「花火始まっちゃったね」からの「君を独り占めできて嬉しいよ」とか言えるシチュだぞ。

黒川あかね
連絡したら想像以上に早く見つけられた人。
ラブでコメなら運命感じたかもしれないけど、それよりも先になんでこんなに早く見つけられるのか疑問がわいた。なんか付けられてるんじゃないかと思ったが、帰宅後確認しても何もなかった。
月下家やっぱり変な血筋なんじゃ……?

今回はなんだか会話が上手くまとまらない感ありました……
綺麗な心情描写を会話で表現したかったんだ……めちゃくちゃ難しいですねぇ

よろしければ評価・感想お願いします。
感想待ってます!!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。