黒川あかねと話すだけ 作:推しの子ハピエンで終わりそうですかね?
バーが埋まってました。まさか埋まると思っていなかったので、とても嬉しいです。赤バーにしてくれてもいいんですよ!
それよりも、あかねさんの誕生日が知りたい。
公式さん情報ください。私は誕生日祝ってる二人が書きたい。
今回は短め。これくらいの長さで毎日更新したい人生だった。
追記 あかねがアクアとデートで「はいチーズ」をおじさん見たいと言ってたのに、今回「はいチーズ」言ってます。……ごめんなさい許してくださいなんでもします
「いらっしゃいませ」
「こんにちは緋彩くん」
「あれ? あかねさんじゃん。どうしたの急に」
「えっとねー」
「?」
「来たかったから来ちゃった」
「買い物じゃないの?!」
「もちろん何も買わないなんて事はしないよ!」
「あ、そう? 別に遊びに来てくれるだけでもいいよ」
「それは流石に申し訳ないよ」
「僕が嬉しい」
「緋彩くんも稽古観にくればいいんじゃない? 私も来てくれたら嬉しいよ」
「なかなかあの中に混ざろうとは…………」
「劇団といえば」
「うん?」
「先輩が緋彩くんとのツーショット撮ってきてって言ってた」
「どういう事?」
「うん。私と仲良くしていいか確認するって」
「保護者かな?」
「こういうのを後方保護者面するっていうんでしょ?」
「そうじゃない? というか僕はご飯ご馳走してもらった時に、黒川両親には会ったことあるんだけど」
「前来た時は緋彩くんのことよく見えなかったから、どんな子か見たいのが本音だって」
「なるほど……それでツーショット? 自由というかわがままというか」
「うん。結構ノリがいい人だよ」
「写真はいいけど、あかねさんが僕のことをかっこよく撮ってくれれば問題ないのでは?」
「私と写ってる写真の距離感を見てどうとか言ってたけど、途中から何言ってるかわからなかった」
「わからないなら仕方ないな」
「だから一緒に写ってくれない?」
「別に写真くらいならいくらでも撮ってくれて構わないよ」
そっち側行くから待ってというと、緋彩は靴を履きあかねの方へよる。
「前に撮った写真じゃダメだったの?」
「下手くそすぎてダメって……」
「悪いが僕は撮影技術向上してないぞ」
「私が先輩と練習してきたから大丈夫だよ。安心して写ってね!」
「そういうことなら」
「もっとこっちに寄ってきてよ」
「ええ? そんなに? 十分近くないかな?」
「顔つけるんだよ」
「何言ってるの???」
あかねの言葉に距離をとる緋彩。もしかして僕あかねさんに狙われてる? と疑う。
普段はあかね全肯定マンであるが、流石にこれは看過できない。
「それ絶対間違った知識植え付けられてるよ」
「そんな事する意味ないと思うんだけど」
「それはそうだけど……」
顔くっつけるのは明らかにおかしい。普段のまともな感性をしたあかねさんはどこへ行ったのか。
そして先輩は何を教えてるんだ??
そんな緋彩にあかねはジト目。ジト目したいのはこちらである。
「そんなに私の言うことが信じられないの?」
「僕はあかねさんの言葉は信じられるが、それは先輩さんの言葉だろ」
「なら仕方ないなぁ、これ見てよ」
「何を見せても僕の意見は変わらないぞ」
いいからと言って、スマホの画面を見せるあかね。
そこには
「…………」
「他にもあるよ……ほら、これとか……これとか……これも」
「…………」
確かにそうだなと緋彩は心の中で肯定する。確かに
「男女で写ってるの一枚もないぞ!」
「うん? うん」
「????」
「あ、男女のもあったよ……これ」
「うそだぁ……本当じゃん?!」
「これも、これも、これも……ほらね言ったでしょ?」
「…………うんまぁ確かにあるけど」
緋彩は友人達がこんなに顔を近づけて写真を撮っているところなど、見たことがない。前にあかねとカラオケ行った時と同じような事はしていたが、ツーショットで顔をつけるなんて事はしてなかった。
というか顔をくっつけるなんていうのは
「これ実はカップルとかじゃなくて?」
「友達って書いてあるもん」
「…………そうだけどさぁ」
「緋彩くんは私と写真撮りたくないの?」
あまりにも緋彩に否定されるのであかねは涙目である。
月下緋彩女を泣かせる最低な男である。
やっぱりあかねは悪い男に引っかかる運命だった?
「撮りたいか撮りたくないかで言えば撮りたい。けど──」
「ならいいじゃん!」
「あっ、はい」
「はいチーズ」
パシャ…………パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャ
「絶対撮りすぎだろ!」
「差分ありだね」
「そういう話?! 差分の差小さすぎるだろ!」
「私は表情ちょっと変わってるよ」
「はぁ? そんなわけ……本当だ」
「でもよかった。緋彩くんも変わってる」
「うんそうだね連写されて困惑顔になってく過程が撮られてるね」
「うまく撮れてるでしょ」
「うん確かに前とは雲泥の差だ」
「昨日練習したから忘れないうちに撮っておこうと思ってね」
「さいですか」
「ついでにその伊達メガネとって写って」
「はい」
「…………うんいい感じ!」
「まあ僕たち顔がいいからね」
「前から思ってたけど、自分の顔にどれだけ自信があるの?」
「アイドルに俳優、芸能人を並べても僕よりも顔がいいと思う人はいないと思ってるくらい」
「…………好みじゃないかなそれ」
「好みだとしても、僕はそれくらい自分の顔が好き」
「私もそれくらい根拠のない自信を持ちたいよ」
「あかねさんは努力してるから、根拠のある自信じゃん。そっちの方が間違いなくかっこいいよ」
「……確かに。あれそしたら緋彩くんは……?」
「僕もやりたい事は本気でやってるから自信あるよ」
「根拠あるじゃん」
「あったね!」
「あ、人来た……」
「ん? いらっしゃいませー」
「いらっしゃいませ」
「ありがとうございました」
「また来てくださいね」
「…………うちの店員さんでしたっけ?」
「先ほどから入りました。新人の黒川あかねです。よろしくね」
「採用! お給料はサイダーとホームパイでいいかい?」
「やったーありがとう!」
おやつをとりに戻った緋彩を見送る。
「うん。私もなかなかかわいいんじゃないかな」
先ほど客を相手するために、緋彩に渡されたエプロンを見ながら笑う。
美形二人に並んで相手された客は、顔を赤くしていた。たまたま店に入ったようだったが、あれは間違いなくリピーターになる。
二人の顔を見るために。
残念ながらあかねは今日限りであろう。これから来ても
「お待たせ……何ニヤニヤしてるの?」
戻ってきた緋彩の声にあわてて表情を取り繕う。
「なんでもないよ! おかしうれしいなー」
「? まあそういうならいいけど」
「そういえばなんだけどさ」
「ん」
「お父さんとお母さんと何話してたの?」
「……うーん大したこと話してないよ」
「たとえば?」
「あかねさんは学校で友達いるのかとか、いつから付き合ってるのかとか」
「なんでそんな事話してるの??」
「保護者会みたいなものじゃない?」
「どちらかといえば私が緋彩くんの保護者だと思うけど」
「確かにそうかもしれない」
「でしょ?」
「でもあかねさん家で僕のこと……」
「まって! まってまってまって! 何聞いたの?! 言え! いや言わなくていいから!」
「いや何も聞いてないけど」
「ぅえ?」
「適当に言っただけ」
「「………………」」
なんとも気まずい雰囲気で顔を見合わせ黙る二人。
「あ、いらっしゃいませー」
「はい、今日はこれで終わり」
「お疲れ様」
「それで、何買うんだっけ?」
「そうだ、ノート買いに来たんだよ!」
「なんでそれが店員やってるの?」
「私に聞かれても……」
「まあいっか」
「買えればいいんだよ」
「ほら持ってきて。さっさと会計済ませちゃおう」
「ん。わかった」
あかねが持ってきたのはやはり前回と同じく大量のノート。
「……相も変わらず沢山買うねぇ。というか増えてる?」
「最近は自分の役だけじゃなくて、読んだ物語のキャラクターもやってるからかな」
「熱心だねー。いつも思うけどすごいよ」
「そうかな?」
「人が努力してるのを間近で見てるの好きなんだよね」
「ふーん」
「反応が冷たい」
「ならどうやって返せば良かったの?」
「知らない」
「無茶振りだった?!」
「数学しっかりやるんだよ」
「わかってる。君は僕のお母さんか」
「友達だよ」
「知ってる」
「ふふふ」
「……」
「なんで緋彩くんが照れてるの??」
「思ったよりも自分で言って恥ずかしかった」
「緋彩くんもそういうところあるよね」
「褒められてる?」
「褒めてるよ。緋彩くんの魅力だね」
「どーも!」
「私はこれで帰るね」
「気をつけて帰るんだよ」
「うん。バイバイ」
「ばいばーい」
月下緋彩
インスタとかやってない。連絡取れればいいと思ってる。
黒川あかね
棒インスタなグラムってフォローしてる人の写真とか流れてくるよね。その中に先輩たちがいないわけ……ん?誰か来たみたいなんで、ちょっと行ってきますね。
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