ランセの国より来たる者 作:野良ブショー
ポケナガを150時間プレイした作者です。
ポケナガやってて自分の思うこんなブショー居たらなぁと当時ノートに書いていたのを発掘したので
じゃあこのブショーが最新作の地方に来たらどうなるんだろう?と思ったのが始まりで書きました。
主人公はヤシャの国の出の名もないブショー(シノビ)です。悪・ゴーストタイプが主に相性が良く、毒とドラゴンタイプのポケモンとも相性良いという設定。
拙い文ではありますが、よろしくお願いします。
ランセ地方。ブショーと呼ばれる人々がポケモンと気持ちを通わせる『リンク』をする事で使役する。
そんな中、ランセ地方のヤシャの国…悪タイプのポケモンが多く生息する国にて、そのブショーは未知のポケモンと遭遇する。
「ゾロア…だよな…?でも白い…」
「クォン…?」
そのポケモンはゾロア…と姿は似ているものの全体的に白く、また稀に見かけるゾロアと違い、活発というよりも大人しい雰囲気だった。
「…どの道一匹じゃ野垂れ死ぬよな…仕方ない」
フルフルと身体を震わせながら自分を見上げるゾロアへ、そのブショーは『リンク』を行う
「…ぐっ…!?」
『リンク』をする事によって白いゾロアから流れ込んで来たのは、自分に対する恐怖心や、寂しさと言った、辛い感情だった。
そんな感情を受け止め、心を通わせようと目を閉じたそのブショーは、確かな繋がりを感じると目を開ける
「…なるほど、お前もひとりぼっちか…なら一緒に行こうか」
「クワン!」
手を差し伸べれば、白いゾロアは腕を伝って肩へと乗る。
そんな白いゾロアの頭を撫でながら、そのブショーは後ろを見る
「…無闇にイクサを続けるこのランセに俺の居場所はない。…もしかしたら新たなブショーリーダーによって統一されるかもしれんが…それまで居続けるのは無理だ。ランセを出て、新たな地へと向かうとしよう」
そう言ってヤシャの国の海岸沿いへと歩き出すそのブショーの背後には
ミカルゲ、サザンドラ、ゾロアーク、バンギラス、シャンデラ、マニューラ、ゲンガーが居た。
「…確かランセの外にはボールに入れて連れ回すなんてのがあったな…」
だいぶ前に仕えたとあるブショーの話を思い出しながら、そのブショーは海岸へと辿り着く。
海岸には鉄製の立派な船が浮いていた。
「…フクツまで遠出した甲斐はあったな、これならみんな乗れる」
こんなものが海岸沿いに浮いていれば確実に怪しまれるが、ゾロアークの特性が『イリュージョン』だった為、誤魔化す事は出来た。
そのまま白いゾロアを肩に乗せながら船に乗り込むと、そのブショーのポケモンも続けて乗る。
「さて、出発するとしよう。まだ見ぬ地へ」
そうして船はランセ地方を出て行き
数日で嵐に遭遇して大破した。
そのブショーとポケモン達は運良く、とある地方へと流れ着いた。
広大な自然が広がり、非常に起伏の激しい地形に多数の川が流れ、湖や沼地、荒野に砂漠、雪山など様々な環境がひしめき合い中央に大きな穴の空いたテーブルのような形の地方…パルデア地方へと、たどり着いた。
「かはっ…ここ何処だ?」
「わっ!?海岸に変な格好の人と強そうなポケモン達が!?大丈夫ですかー!」
そんなブショーの初遭遇の相手は…
一先ずは、大丈夫だろう…多分…