【ポケモンプラチナ】失ったポケモンは二度と戻らない。【ポケモン視点】 作:null cedar
youtube:https://www.youtube.com/watch?v=_plww7wpt5Q
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/watch/sm43630221
「ねぇねぇ、君はなんで私達の仲間になってくれたの?」
私の視線の先には、つい最近仲間になったグレッグルのにしなり君がいる。にしなりくんは湿原で見つけたポケモンで、ゆるすぎ君も目の色を変えて捕まえようとしていた。
「なんでも何も、あんたらが俺を捕まえたんだろ?」
一見するとにしなりくんの言い分はもっともだった。私達がグレッグルを見つけるや否やすぐさま捕まえにかかった。端から見れば仲間になった、という言葉は当てはまらない。それは捕獲された。ということになるだろう。
「でも、にしなりくんは捕まるためにアタシたちの前に姿を現したじゃん?」
私の言葉ににしなりくんは普段は細めている目を開く。
「へぇ……どうしてそう思うんだい?」
「だってさ……おかしいんだよ」
「おかしい?」
「そう、にしなりくんが私達の前に姿を現すのっておかしいんだよ」
「なぜ?」
「にしなりくんって乾燥肌じゃん。こういう湿原では常に肌が濡れてるからこれ以上無いほどにいい環境なんだろうけど、でも、だからこそ私達のパーティ構成見たら逃げ出すはずなんだ」
「……その理由は?」
「私達のパーティ、ヘルガーやブースターといった炎ポケモンが多いじゃない。そんな乾燥肌じゃ炎ポケモンが多いだけで避けたいはずなんじゃない?」
「でも別に炎技を俺に使うわけじゃないだろ? そりゃあ近くで炎が吹き荒れれば少しは嫌だけどそれだけで避ける理由にはならない」
「そこで私の出番だよ。なによりもね、私を見て乾燥肌の子が逃げ出さないのはおかしいんだよ」
「……」
「私は天気を日本晴れにすることができる! ピッカーーンって。なんなら今やってみようか? ピッカー」
「あー分かった分かった! 勘弁してくれ。アンタの言う通りだよ。俺は苦手な晴れ仕様のパーティと知りつつあんたらに近寄ったよ」
「……なんでぇ? 私はそれが気になるの」
「あんたらがギンガ団に因縁があるっぽいからな」
「にしなりくんもギンガ団嫌いなのぉ? 私は嫌いだよ。あいつらは私の友達に嫌なことしたし、爆弾とかでみんなを困らせてるじゃん」
「そうなのか。その事情は知らなかったが……。俺の場合はな、アイツらがやった乱獲のせいだよ。アイツラが俺の家族や大切なやつを……」
「うん、そっか。じゃ一緒にアイツラこらしめよ!」