第11話「闇の下の下準備」
3rd 「我らはシャドウガーデン。」
チルドレン3rdが民間人を斬る。
3rd 「我らはシャドウガーデン。」
そこに1枚のビラを残していった。
(今のは教団のチルドレン3rdだな。このビラは?)
(なるほど。シャドウガーデンに濡れ衣を着せる下準備か。俺には人手が必要なことができないからな。だが、その下準備をしてくれるなら、それに乗ろうじゃないか。せっかくだ、期待しているぞ。痩騎士。いや、元ラウンズのルスラン。)
そして翌日
(アイリス王女に呼び出された訳だが、なんとなく空気が殺伐としている。)
アイ「集まっていただきありがとうございます。」
グレ「アイリス王女の命とあらば、当然の事です。」
アー「いえいえ、先日はあのような事もありましたし、アイリス王女の要請とあれば、集まるのは当然です。」
アレ「・・・」
アイ「では早速本題に入ります。」
アイ「先日の事件で、ディアボロス教団と名乗る宗教団体が大きくかかわっていることが分かりました。しかし、ディアボロス教団の施設から押収した多くの資料や物品も何者かの手によって焼失。これでは既存の騎士団は信用できない。そこで、私が新たに『紅の騎士団』を設立することにしました。あなた方には信頼のおける者として参加していただきたいのですが、良いでしょうか。」
(フッ、『信頼のおける者』か。俺が教団側だとも知らずにな。だが、あまりに情報を流しすぎるとバレるからな。そこは慎重にするとしよう。)
グレ「もちろんです。アイリス殿下の信頼に応える所存であります。」
アー「この国の平和を守る為、最大限に協力させていただきます。」
アイ「ありがとうございます。アレクシアもそれで良いですか?」
アレ「そうね。その国を守るためなら協力するわ。」
(なんとなくの溝がまだ残っているな。これならこの国を切り崩すのも簡単だろう。やるかどうかは分からないが、)
後日、学園の応接室にて
アイ「まずはこれを」
そう言って箱を開け、ペンダント型のアーティファクトを見せた。
シェ「アーティファクトですか。それも使用可能な状態の、」
アイ「先日の事件の折、ディアボロス教団と名乗る宗教団体の施設から押収しましたが、我々には詳細は分からない。そこで、シェリー•バーネット。王国随一の頭脳と名高いあなたに、このアーティファクトの解読を頼みたい。」
シェ「えっ?しかし、私はまだ学生ですし、」
アイ「あなたの研究成果は国内外に広く知られている。この分野であなたに勝る研究者などいないでしょう。」
アー「隣の魔剣士学園の方にも噂は聞こえてきています。」
ルス「いい機会だ、受けてみてはどうだね。」
シェ「ルスラン•バーネット副学園長、」
ルス「父と呼んでくれても構わんのだぞ。シェリー。君はいずれ世界に羽ばたく研究者になる。アイリス王女からの依頼は、君の輝かしい将来につながるはずだ。」
シェ「ですが、私はそんな、」
ルス「自信を持ちなさい。君ならやれる。これは君にしかできない仕事なんだ。」
シェ「分かりました。」
シェ「古代文字ですか。確かに、私向けの依頼ですね。」
アイ「万が一に備え、警備には『紅の騎士団』をあたらせます。」
シェ「紅の?」
ルス「確か、アイリス様が新設した、」
アイ「実は、このアーティファクトはディアボロス教団に狙われているのです。」
ルス「それは、物騒な話ですな。」
アイ「当然これだけでなく、他にも多くの資料や物品を押収し保管していました。しかし、先日何者かの手によって保管庫が焼失。残ったのは、このアーティファクト1つだけです。」
ルス「ああ、この前の火事ですか。そういえば、アイリス様が新たに騎士団を設立しなのは、その後でしたね。」
アイ「まだ小規模ですが、信頼できる者たちです。」
ルス「それほど既存の騎士団は信用できませんか。」
アイ「・・・」
ルス「ふむ、いいでしょう。2人までなら許可しましょう。」
アイ「2人ですか。私かアークさんが警護に当たれば問題ないですが、」
アー「僕には授業があるので、ずっとは警護できませんね。」
アイ「グレン、あなたに一任します。マルコと共に警備を頼みます。それとアークさんには漆黒の事件の調査をお願いします。」
グレ「お任せください。」
アー「分かりました。」
アレ「アイリス姉さま、なら私も漆黒の事件に協力します。私は彼を知っている。私が適任のはずです。」
アイ「アレクシア、、、」
アー「どうやら、シャドウについてかなりの関心があるみたいで、以前とは雰囲気が変わったみたいですね。ここは1つ、任せてみませんか?アレクシア王女の安全は僕が確保します。」
アイ「分かりました。学業に支障の出ない範囲で協力を要請します。」
アレ「ありがとうございます。」
アイ「アーティファクトの件、よろしくお願いします。」