(ん?ここら辺の資料が漁られているな。やはり誰かがここへ来たとみるべきか。)
(漁られた資料は、ディアボロスの雫。その基礎理論までか。基礎理論は完成していたなら、俺でも完成させられそうだぞ。)
(見たところ、研究資料だけで問題になりそうな教団関連の資料はなさそうだな。)
(これは、魔物の血か。まだ新しい、どうやら侵入者はまだこの中に居る可能性が高いな。一度合流するとしよう。)
ファーストによって、魔物と1対1になるようにされた中でセカンドが戦っていた。
セカ「うわぁあぁ」
(剣の持ち方、魔力の扱い等に問題はないが、力が単純に足りないか。基礎でこの様子なら、教える技を調整する必要がありそうだな。)
その魔物を斬った。
ネス「侵入者が来てからそれほど時間は経っていないようだ。先を急ぐぞ。」
ファ「分かりました。」
奥へしばらく進むと、洞窟に来た。
ネス「光源の使用は最小限にしろ。目を慣らすか、音に頼るか、魔力を使え。」
そのまま進むと別れ道に出た。
ネス「赤い猫と青い犬の道に、『強き者の道を進め』か。」
(こういう場合は隠された判断要素もしくは、第3の選択肢がある奴か?)
魔力で強化し、耳を澄ませると、
??「...赤は警告色とし...」
ネス「(赤い猫側から声が聞こえる。こちら側に向かって来ているようだから、ここで待ち伏せするぞ。)」
〜〜〜[ゼータ視点]〜〜〜
やっと別れ道まで戻って来た。
ネス「こんにちは。及び初めまして。ゼータ、そしてイータ。」
ゼー「⁈」
(待ち伏せされた⁈気づけなかった、)
ネス「『偶然』とは時に恐ろしいものだ。こうして、偶然ここに侵入していたお前らと、偶然ここを拠点にしようとやって来た所で接敵するとは。」
ネス「だが、それは『運命』とも言われる。俺らとお前らがいつか接敵するのは必然。それが今だった。たったそれだけだ。」
ゼー「へぇー、じゃああんたらがここで死ぬのも運命なのかな?」
ネス「残念ながら、それはお前らの運命だ。」
ネス「ファーストはゼータの方を、セカンドはイータの方を殺れ。」
ファ&セカ「「分かりました。」」
それぞれ血の剣で斬りかかる。
ゼータはそれをスライムソードで防ぎ、イータはスライムで作った巨大スパナで受け止めた。
魔力の練り方を変えれているネス以外は魔力を吸われている為、お互いに拮抗していた。
ゼー「配下達に戦わせて、自分は高みの見物?偉そうだね。」
ネス「フッ、余裕そうじゃないか。そんなにも早く死にたいのか?」
ゼー「どうだか、」
ネス「良いだろう。ついでに色々試してやる。」
ファーストからネスへとバトンタッチする。
ネス「まず、今のお前と俺では明確な違いがある。」
ネス「俺は魔力が吸われないように練れているが、お前はそうではない。」
血の剣と不安定なスライムソードがぶつかる。
ネス「さて、この状況下でこれを防げるかな?」
ネスが左手で腰から弾を6発取り出し、そこに血でサクラを作る。
それを両肩両足頭心臓へ向けてそれぞれ撃った。
右肩へ来た弾をスライムソードで防いで弾が爆発し、左肩へ来た弾は体を捻って避け、右足への弾はスライムスーツに魔力を通して防いで爆発し、左足への弾は魔力を込めて防ごうとするが貫通し、頭と心臓への弾はスライムソードで防いで爆発した。
それらのダメージで倒れ込む。
ゼー「ッ、、、」
見上げると、ネスが左手にさっきの弾と同じものを持ち、くるくる回していた。
ネス「貫通は1か。ここでさえこの威力なら、改良の余地ありだな。」
ネス「まぁ、貫通力は速度とも比例する。補う手段はあるか。」
左手に持っている弾ごと血で包み、マスケット銃ほどの長さになった。
そしてその銃口をゼータに向け、撃った。
それを咄嗟にスライムスーツで防ごうとするが、スライムスーツごと貫通した。
(わた、しが、やら、れても、まだ、ある、じ、が、居る...)
次回、イータ死す⁈
・試作弾.改
魔力で強欲の瞳の弾頭を吹っ飛ばす形式。サクラを使わずとも、血で銃身さえ作れれば撃てる。
多量の魔力を吸い取ると爆発する為、貫通できなくてもある程度ダメージを与えられる。
ほぼ完成状態。