永遠の命を手に入れたくて!   作:ただの厨二病A

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もし、ネスがシャドウの相棒だったら、、、


【闇の閑話】永遠の暗影になりたくて!
閑話「永遠の暗影になりたくて!(前編)」


(悪魔憑き。この世界では忌み嫌われる存在らしいが、この世界の妹が生まれて早々に悪魔憑きを発症させていたのを見て、あれは魔力暴走だろうというとこが分かった。自分の魔力量に耐えきれずに崩壊する。超新星爆発みたいなもんだ。)

(悪魔憑きを金を払ってまで浄化している教会に、悪の気配があったがそこと関わっている暇なんてない。いち早く、魔力暴走の仕組みを理解し、自分の魔力量を倍増する必要がある。結局必要なのは力なのだ。そして、その力で悪の組織を作るでも良い。その手段なんていくらでもある。)

 

ネス「さて、この荷車に乗っている。悪魔憑きをもらっても構わないな?」

賊①「なんで、俺らが奪った獲物をタダで分けなきゃなんねーんだよ。」

ネス「本来であれば、対価を用意しておきたかったが、急ぎなもんでな。それに、わざわざ教会に運ぶのも面倒だろう?渡してくれるな?」

賊②「断ると言ったら?」

ネス「やり合ってる暇もないんでな。さっさと殺してしまうかもしれないが、それでも渡さないというのか?」

賊③「ふんっ、ガキ1人で勝てると思ってんのか?」

ネス「そうか。残念d...」

シャ「ヒャッハーーー!景気が良いねぇ、盗賊さん。じゃあ有り金、全部置いて行こうか。」

 

(こいつか。最近悪魔憑き探しで盗賊を探し回っていると、ちょくちょく盗賊が殺されているのは。まぁ良い。この混乱に乗じて悪魔憑きをもらっていくとしよう。)

 

 

シャ「ところで、そこの人は何をやってるのかな?」

(もう盗賊を狩り終わったらしい、もう少し時間かかってくれても良かったんだが?)

ネス「ふっ、俺に挑もうとでも言うのか?だが、あまり時間を無駄にしたくないんでな。盗賊の金類は自由に持っていくと良い。俺も必要なものだけ回収して去る。等価交換だ。」

シャ「う〜ん。まぁそれで良いよ。」

ネス「交渉成立だ。」

 

(見つけた。)

シャ「それって、悪魔憑き?」

ネス「あぁ。教会へ持っていけば、盗賊から奪うほどの量はないが、少なからず金がもらえるし、続ければ目に見えない利益も得られるだろう。」

(それを実行するなら、の話だがな。)

シャ「待った。その波長、覚えがある。」

(余計な事に口を出さなければ手っ取り早いものを、)

 

シャ「もしかして、魔力暴走?」

 

ネス「ん?あぁ、確かに魔力暴走の傾向はあるな。」

シャ「僕は思うんだ。魔力暴走によって、肉体が魔力に馴染み、より魔力を扱いやすい肉体へと変異させることができるのではないかと。」

(まだその段階なのか?血を使う上で、肉体の改造は付随してすでにやり終えたぞ。)

シャ「だけど、意図的に魔力暴走を起こすのはあまりに危険で断念した。」

(危険だから?そんなの臨機応変だ。問題は、魔力暴走を操って何を目指すかだ。改造する上で、それはバフになるかもしれないし、デバフになるかもしれない。何通りあるかも分からないデバフとバフを自分で試しつつ確かめるのは効率が悪い。それよりも、悪魔憑きを何体も集めて同時に複数やれば効率が良い。)

シャ「もし仮に、この肉体が魔力暴走の産物だとして、この肉塊を使って実験することができたとしたら、、、僕はリスクなく『陰の実力者』に近づけるはずだ。」

ネス「『陰の実力者』?」

シャ「物語に陰ながら介入する謎の実力者さ。」

(いわゆる第3勢力って所か。俺が嫌いなのは、あくまで正義。勇者だとか主人公的な奴だ。その点で見れば、第3勢力がどう動こうと敵対してこない限りは良いだろう。)

 

ネス「まぁ、目指したければ目指せば良い。だが、悪魔憑きは先ほど言った通り、俺が回収して行く。手出し無用だ。」

シャ「それは構わないさ。でも、共に歩まないか?キミが何を目指しているかは知らないけど、お互い実力を高めようとしているんじゃない?なら、協力しない?」

(なるほど。確かに協力する価値はあるだろう。第3勢力との繋がりができるのは悪くない。それに、十分な実力を手に入れた後に新たな悪の組織を作る時に重要な人脈となる可能性もある。)

 

ネス「ふむ。良いだろう。」

シャ「じゃあ自己紹介でもしようか。そうだな、」

シャ「我が名はシャドウ。陰に潜み、陰を狩る者。」

(こういう時は、雰囲気を寄せておくとするか。)

ネス「我が名はネス。闇を纏い、暗黒を超える者。」

シャ「良いね。」

 

シャ「ところで、キミは何を目指してるの?」

(中学の頃にも、大人数に公言したからな。隠す必要性はない。)

ネス「完全無欠の悪役。『正義は必ず勝つ』の反例を全世界に示す。」

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このIfルートでは、ハイカは生まれた直後に悪魔憑きを発症して追放され、ネスが本ルートよりも早く悪魔憑きの魔力暴走に気づいた等々により、いち早く強くなることに考え方が偏った。

10歳現在では、悪魔憑きの治療法は完全に習得しており、より効果的な魔力暴走のコントロールを目指して改良を重ねている。

 

────────────────────────────────────────────

そうして、3年。シャドウガーデンの七陰が揃った頃

 

 

 

ネス「ベータか。クレア誘拐の件か?」

ベータがメイドの変装を解く。

ベー「はい。」

ネス「別にあそこは大した拠点じゃないだろう。戦力的にもシャドウとシャドウ派の七陰だけで十分だ。」

ベー「ですが、シャドウ派ではまだ錠剤に対する対策が不十分かと。」

ネス「対策がされていなくても、十分に戦えるだろう。俺は減点主義的で、シャドウは加点主義的だから違うように見えるかもしれないが、そんな違いはそこまで大きなものじゃない。結果を得ることはできるだろう。」

ベー「ですが、クレア様は人間の悪魔憑き。教団に想定以上の戦力がある可能性も。」

ネス「良いだろう。そこまで言うのであれば、俺らも向かうとする。」

(シャドウは、教団を自分の作った架空の存在だと思い込んでいるからな。一応、行くとするか。)

 

 

教団の拠点前にて、シャドウが別ルートから先行した。

ネス「アルファ・ガンマ・イプシロン・ゼータは、シャドウに続いて退路を塞いでおけ。」

ネス「ベータ・デルタ・イータは、俺に続け。正面から突破する。」

 

 

ネス「ベータ、スナイパーを使う時は手で持とうとせず、地面に設置して撃て。デルタ、ベータの初弾に続いて強襲しろ。イータ、敵の数は多い、サクラのリロードを常に把握して動け。」

 

 

拠点を襲撃し始めてから少し経って、オルバが出てきた。

オル「なっ、」

ネス「来たか、オルバ子爵。教団がやっとマークしていた人間の元悪魔憑きに対して動いてくれたんでな。襲撃にしきた。」

オル「その名を、その秘密を、どこで知った!」

オルバがネスに向かって斬りかかる。

 

それをネスが受け止める。

ネス「一度、ブシン祭でアイリス王女と戦い負けたというのに、それよりも強い俺に生身で挑むつもりなのか?」

オル「ふんっ、実際に戦ったこともない奴がよく言えたもんだ。」

ネス「残念ながらその認識は間違っている。それに、お前は知っているはずだ。お前が出たブシン祭での優勝者、ネース•ザダーク。東国で作られたミスリル製の刀で全てを斬り捨てた男を。」

オル「まさか、それが自分だとでも言うのか?」

ネス「そうそう。あの刀は一応特注品でな。『偶然』今も持っているんだ。」

(もちろん、オルバ子爵がいると知っていたから持って来ただけだが。)

オルバを弾き返し、ミスリルの刀を取り出す。

 

オル「ふんっ、だがそうだとしても、舞台上で勝てる事と、実戦で勝てる事とは訳が違う!」

ネス「確かにそうだな。奥の手を隠したまま負けるか、錠剤を使っても負けるかでは、違う。」

オルバが錠剤を取り出し、1粒飲み込もうとした。

 

が、ネスがその錠剤を斬った。

ネス「お前がそれを使おうとも、その程度では負けないが、わざわざ強化されるのを待ってやる義理もないんでな。それに、悪魔憑きと同じ方法で戻すこともできる。」

オル「悪魔憑きを戻すだと?」

ネス「気づかなかったのか?俺が、クレア•カゲノーの事を元悪魔憑きと言った事に。」

オル「悪魔憑きを治せるのか!ならば、私の娘を…」

ネス「ふっ、お前は何か勘違いしているようだが、我らシャドウガーデンは教団と敵対しているのであって、正義ではない。悪魔憑きだって、無理に1人を治すのではなく、順当に数人を治す。その方が合理的だろう?」

ネス「さて、そろそろ時間切れだ。死んで来い。」

ネスがオルバの居る地面に刀を突き刺し、破壊してオルバを脱出通路に無理やり落とした。

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戦い方を教える時、シャドウとネスで意見の食い違いがあり、2人別々で七陰に対して訓練を行うことになり、それぞれシャドウ派とネス派で区別される。その他構成員にもそれが引き継がれ、スリーマンセルも同じ派で作られる。

シャドウ派:原作同様、借り物の力で最強に至る道は無いスタイル。剣技も原作通り。シャドウ的には陰の実力者っぽく振る舞えれば何でも良い為、成果を挙げれば認められると構成員は認識し、加点主義と言われている。

ネス派:実力を得る為に手段を選ばないスタイル。剣技や戦い方も正々堂々から姑息な手段まで、全てを扱う。ネス的にはとにかく訓練で実力をつければ成果を挙げられると考えている為、訓練ができていれば成果を挙げられなくても良いと構成員は認識し、減点主義と言われている。

アルファ:シャドウ派。正義色強めの為(正義が嫌いだからこその悪役なんだ)

ベータ:ネス派。殺すのを躊躇っているのを見て、足手纏いじゃなくするためにネスに徹底的に訓練された為(恐れるべきは有能な敵よりも無能な味方)

ガンマ:シャドウ派。ネスは完全な悪と関係のない商業知識等は一切持っていない為(知略には使えるだろうが、結局実力は必要)

デルタ:ネス派。実力主義の世界で生きてきたデルタには好意的で、待てや戦術を叩き込んでいる為(裏社会とは、実力が全てだ)

イプシロン:シャドウ派。戦闘において邪魔になる非合理的なことをやっている為(何をとは言わないが)

ゼータ:シャドウ派。ネスは自力で永遠の命を手に入れる為(おせっかいは不要)

イータ:ネス派。研究開発能力に目をつけた為(サクラの製造を任せるとするか)

 

────────────────────────────────────────────

時を進める事2年ちょい、学園襲撃が終わった頃

 

 

 

レッ「そ、それで、情報を話したから外に出してくれるんだよなぁ。」

ネス「あぁもちろんだ。『情報を話したら、この拠点の外に出させてやる。』これに関して嘘はつかない。だが、反逆遊戯のレックスとして教団に戻れるとは思わない事だな。」

レックスを連れて、アレクサンドリアの塀近くに来る。

 

ネス「さて、じゃあここから外に出るんだな。」

レッ「おいおい、この先は毒霧じゃねえか。」

ネス「それがどうした?この塀の先が、この拠点の外だ。」

レッ「毒霧の中に入ってったら死んじまうだろ!俺は出ないぞ。」

ネス「残念ながら、俺は『出ることを許す』ではなく、『出させる』と言った。お前の意思がどうであれ、ここから外に出るのは確定事項だ。」

(あと、出た後に殺さないとも言っていない。)

ネス「という事で、いってきな。」

レックスの背中を蹴り、毒霧の中へと入らせる。

 

 

(これまでの中では最も毒霧の中で長く耐えた方か。毒霧に気づいたのもこいつが初めてだしな。)

ネス「スライムで死体を回収してイータの研究室に運べ。」

417 「はい。」

 

(さて、そしたらアレの対処に移るか。)

ネス「あと、シャドウに手紙を送れ。『のりきのうりゅへちいこ』だ。」※霧の龍の地へ来い

415&416「「はい。」」

 

(シャドウ、お前は言ったな。「正義の道をゆく者でも、『悪』の道をゆく者でもない。」と...)

 

 

 

 

 

To be continued...?




デルタとの絡みとか、まだ書こうと思う内容が多々あるし、意外に一個の二次創作にできそう?
でも、ちょっと1回休憩。
あと、散りゆく陰へのレクイエムも要検討。いろいろと検討を加速しないとな...(で、加速ってどうするんだ?)

閑話アンケート 詳細は26話後書きへ

  • ①警察学校襲撃
  • ②『氾濫』の始まり
  • ③悪の叩き上げ
  • ④もし、シャドウの相棒だったら
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