(心の声)※人物がなかったらオリ主の
「(小声)」
ハイカが、ファーストとして活動するようになってから5年。
ヤックノウ子爵はヤックノウ伯爵へと位を上げていた。
ハイ「カゲノー男爵の長女に、お兄様と同じ歳の才能ある魔剣士がいるそうです。会ってみませんか?」
アー「カゲノー男爵。確か、僕と同じ特待生としての入学が決まっているクレア•カゲノーか。」
ハイ「そうです!男爵家なのに凄くないですか⁈」
アー「さては、同じ女の子だから見習えば強くなれると思っているな?」
ハイ「さすがお兄様、バレてしまいましたか。」
(実際は、最近教団の小規模拠点が潰されているから、その近くのカゲノー領の様子を見ておきたいから、誘うようにネスとして指示しただけだが。)
アー「でもそうだな。あまり外の世界に触れて来なかったから、模擬戦してみるのも良い訓練になりそうだな。会ってみようか。」
〜〜〜[シド]〜〜〜
(今日、才能豊かな姉さんと模擬戦がしてみたいという事で、ヤックノウ伯爵家の子供が訪れてくるらしい。なんと言っても、子供達の功績で子爵から伯爵になったらしいから、その子供達は主人公候補に違いない!)
オト「これはこれは、ヤックノウ伯爵殿。遠いところを、お越しいただき、ありがとうございます。」
アー「いえいえ。閉鎖的空間では・・・」
そして色々と社交辞令的な会話をした後、姉さんはアークと、僕はハイカって子と模擬戦をすることになった。
シド(実は、主人公と陰の実力者は昔に会っていて、終盤になって思い出す・・・)
アー(カゲノー男爵と拠点襲撃犯の関係性・・・)
クレ(私の可愛い弟は渡さないんだから!)
ハイ(お兄様を盗られる訳にはいきません!)
ほぼ三者三様の事を思いながら模擬戦に挑む。
〜〜〜[アーク]〜〜〜
(クレア•カゲノー。見た感じでは、アークとしてでも勝てそうだな。)
クレアが踏み込み、剣を振って来る。
それを剣で受け止め、何度か剣がぶつかり合う。
クレアが剣を大振りする。
それを右下から剣を振り上げて吹き飛ばす。
その後、剣を左手を軸に回転させ、そのまま斬ろうとする。
それに反応したクレアが剣で叩き落とす。
それを右手を離して受け流し、剣を持ち上げる。
右手で剣を握り直し、そのまま剣を首元に持っていく。
(確かに才能豊かと言われることはあるが、拠点を潰すほどの実力はない。隠している可能性もあるが、悪魔憑き候補だったな。そのうち教団の方が動くだろう。)
〜〜〜[シド]〜〜〜
(ハイカ•ヤックノウ。確か、拳銃を開発して騎士団に無償提供したというネームドキャラ。そして、僕以外の転生者候補。)
シド「えいやぁーーー」
軽く踏み込み、剣を振る。
ハイ「気合いに力がこもっていないですよ。」
その剣を受け止め、弾く。
ハイ「やあーーー!」
左足に力をこめて踏み込む。
(この動き、剣道がメインに含まれている。)
剣を頭の上に持っていき、防ごうとする。
それに剣が当たり、シドが吹き飛ばされる。
〜〜〜[アーク]〜〜〜
ハイ「お兄様。クレアさんと戦って良いでしょうか。」
(ハイカは、ファーストとして訓練したとはいえ、アークと互角の実力くらいだ。それに、実力をある程度隠させているから、クレアとハイカだとかなり互角って所か。)
クレ「そうね、アンタとは戦っておきたいわね。」
アー「模擬戦する分にはなんでも良いよ。そのために来たんだから。」
ハイ「ありがとうございます。お兄様。」
(なんか、火花の効果音が聞こえてくる、、、)
そして模擬戦が始まる。
シド「お姉ちゃん、頑張って〜」
クレ「シドは渡さないんだからっ!」
クレアが先手をとる。
ハイ「お兄様を盗らせはしませんっ!」
それをハイカが受け止め、弾く。
何度か剣が交わるが、お互いに受けて弾いての繰り返しだった。
アー(やっぱり互角って所か。ファーストとしての実力がある分、最終的に勝つのはハイカになりそうだな。)
シド(姉さんと互角か。でも、まだ本気を出していない。)
ハイ「やあーーー!」
クレ「はあーーー!」
お互いの剣がぶつかる。
(引き分けといったところか。)
お互いの剣が吹き飛び、両方とも脱力していた。
クレ「やるじゃない、」
ハイ「あなたこそ、」
そうこうしてカゲノー男爵訪問は終わった。
アー(まだ十分に可能性は残っているが、襲撃犯との明確な癒着は確認できなかったか。まぁ、表からの探りだけで露見するようでは教団に対抗できないか。それに、土地の様子は夜のうちにジャンプして確認できた。)
シド(やっぱりハイカ•ヤックノウは転生系主人公に違いない!ちょうど同い年だし、モブとしての学園生活に明け暮れられそうだ。)
会敵の時は近い。
死にたくなければ逃げろ。
残された時間は僅かだ。