第26話「邂逅の前触れ」
〜〜〜[シャドウ視点]〜〜〜
シャ「正体を隠してブシン祭に出場したい。」
(ガンマに引き続き、デルタ、イプシロン。さらに、ゼータ、イータまで居なくなった。残る頼みの綱は最初からいるアルファと、その次のベータしか居ないんだ。こうまでなると、お世話係として交代制になっていた頃の方が良かったように思える。そう考えていたら、僕はちょっとセンチな気持ちになった。)
アル「正体を隠して?それなら、イータが最後に開発した、魔力を通すと肌と変わらない触感になるスライムがあるわ。量産はできていないけれど、、、」
〜〜〜[ネス視点]〜〜〜
それからしばらく経ったある日、
(兵器の方はセカンドとサードに任せたおかげで、俺の方はアレの第1段階となる技が完成した。ちょうど良いし、ブシン祭で試すとしよう。)
アー「ハイカはブシン祭に予選から出たりするのか?」
ハイ「いえ、選抜大会での一手以外には決め手という決め手がありませんので。」
アー「そうか。それで、前回居なかった選手は、アンネローゼ•フシアナスとゴルドー•キンメッキ、ジミナ•セーネン、クレア•カゲノーとかか。」
アー「ん?クレア•カゲノー?」
(まさか、また勝負とか言ってくるのか?わざわざ予選から出るとか、よくもやるもんだな。まぁ、今年は王女達は出場していないし、適当にやれるだろう。)
クレ「呼んだかしら?」
(知ってた。)
アー「トーナメントでの勝負は受けませんよ。」
クレ「まだ何も言ってないでしょう!」
アー「では、勝負以外の要件という事ですね。それなら聞きますよ。」
クレ「勝負の話に決まっているでしょう!」
アー「では、僕らはこれで。」
クレ「って、待ちなさいよ!」
無視して歩く。
クレ「ちょっと!何無視してんのよ!」
さらに早歩きで行く。
クレ「ああ、もう!ブシン祭でどっちの方が高順位か勝負よ!」
(大声で言いやがった。それでも、ここでは無視するが。)
アー「とりあえず、クレアは撒けたかな、、、あれは?」
ハイ「今回、ブシン祭初出場のジミナ•セーネンですね。猫背でなで肩、その様子から見るに、剣の腕も高くないと思います。」
アー「確かに、普段の姿勢からもその人の実力は測ることができるけど、あれは少し怪しいね。」
(流石に、完全に脳を起こしてネスとして見ないと、これ以上正確には測れないか。それをすると、なんらかの拍子にジミナに気づかれる可能性がないとは言い切れない。殺気とかは完璧に操作できるとは言え、切り替えるタイミングには波長の乱れのようなものが出るかもしれない。変な動きはしないに限る。)
アー「彼を見ると、弱いという特徴しかない。」
ハイ「それなら、普通に弱いのでは?」
アー「いいや。この世に何でもできる天才がほぼ居ないように、この世に本当に何もできない馬鹿も居ない。」
(それに、できない事をできるようにする手段は何だってあるが、できる事をできない事にするというのはかなり無理がある。)
アー「つまり、意図的に弱い特徴を作り出しているという可能性が高い。もちろん、本当に何もできない弱者かもしれないけど、可能性としては世界に1人レベルかな。」
ハイ「なるほど。では、彼の本当の実力は?」
アー「それは彼が偽装をやめない限り分からない。それこそ戦う時くらいしかやめないんじゃないかな。」
ハイ「では、彼の試合は要注目という事ですね。」
アー「そうだね。ただ、」
ハイ「ただ?」
アー「わざわざ実力を偽装するという事には理由があるはず。そう簡単に見破れるとも思えないかな。」
(最近動いてる教団のドエムにはジミナ•セーネンを警戒するよう言って、予選を勝ち抜くようなことがあれば、一応名前を調べるように言っておこう。まぁおそらく何も出てこないだろうが。となると無法都市の住人が候補として残るな。)
(無法都市。正義なんかが存在しない、悪の安息の地、安住の地。ブシン祭が終わったら久しぶりに行ってみるか。)
二次創作の休息気分になる前に書くかもしれない閑話アンケート
①警察学校襲撃
一時期、学校がテロリストに占拠された!とか、想像を膨らませる奴が周りに居たと言うのを思い出した。そして、俺は思いついたんだ。正義を消す手段として、新たな芽を摘むのも大事だと。
②『氾濫』の始まり
高校を卒業して、少しの手違いはあったけど、初めての『ソレ』は面白かったんだ。常人がやれば精神が持たないみたいな事をよく耳にするが、面白いんだ。楽しいんだ。理想を自分の手で作っていると実感できて嬉しいんだ。
③悪の叩き上げ
強くなりたい?わざわざ俺に頼み込んでくるとは、良い判断だ。(他の奴らよりは、少し期待できると言った所か)良いだろう。同じ不良として、手を貸してやるよ。武器は何が良いとかあるか?拳でも何でも強くしてやろう。
④もしシャドウの相棒だったら
シャドウ、お前は言ったな。「正義の道をゆく者でも、『悪』の道をゆく者でもない。」と...