永遠の命を手に入れたくて!   作:ただの厨二病A

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第30話「闇に呑まれし月光」

〜〜〜[アーク視点]〜〜〜

 

アー「副会長が婚約者を刺して逃走?」

(新聞の情報だけだと、中身の事実が分からない。生徒会長として、副会長に起きている事の事実確認くらいはしたいけど、これにはオリアナとミドガルの政治の問題が関わっている。あまり関わらないべきかな。)

(でも、懸賞金かかっているのか。なら、少し街中で聞き耳をたててみるだけで、情報を集められそうかな。)

 

そして、外を出歩いていると、

(ん?あそこのホールに人が集まってる。何かあったのかな。)

 

♪〜♪♪〜♪♪〜♪、♪♪〜♪♪〜♪♪〜♪

(これは、ピアノか。)

(集まってる人の雑談から何か情報を拾えるかもしれないし、行ってみるか。)

 

(あれ?ピアノ弾いているのはハイカじゃないか?)

(そう言えば、入学1年目の夏休みに実家に帰省した時には、既にピアノが置かれてあったっけ。その時にピアノ始めてたのかな。)

 

ハイカの演奏が終わり、拍手で包まれた。

 

 

〜〜〜[ハイカ視点]〜〜〜

 

 

ハイ「あ、お兄様。」

アー「確か『悲愴』、だったっけ。いつの間にピアノ弾けるようになったの?」

ハイ「お兄様が入学した後の暇になった時間にやっていたら、いつの間にかできるようになっていました。」

アー「さすが文武両道のハイカ。」

ハイ「というか、お兄様なら最初の夏休みで帰省した時に気づいていたのではないですか?」

アー「誰かがピアノを始めたのは分かったけど、誰なのかは分からなかったから。」

アー「ところで、ピアノは誰かに習ったの?」

ハイ「いえ。ほとんど独学で、1,2年前に旅奏者がヤックノウ伯爵領内のホールに来た時に悲愴を教わったくらいです。」

(本当は、ネス様に『指の細かな動きを身につけるのに使えるだろう』と言われて悲愴を教わったのですが。)

 

ハイ「本来なら、今日ここで公演する予定だったピアニストで作曲家のシロンさんに教わろうかと思っていましたが、賊に襲われて亡くなられたとの事でしたので。」

 

〜〜〜[シド視点]〜〜〜

 

(グランドピアノか、、、!そうだ。)

 

〜〜〜[ネス視点]〜〜〜

 

(ローズ•オリアナがドエム•ケツハットを刺して逃亡と。いくらオリアナ国王をこちらが握っているのは言え、ローズ•オリアナを一時的に野放しにするのはシャドウガーデン、もしくは新たな第三勢力がそこに関与してくるリスクがある。)

(油断にも程があるな。関与までとはいかないが、ローズ•オリアナの様子を監視し、シャドウガーデンが接触してくる様子があれば対処しなければな。)

 

 

地下水路付近にて、

♪♪♪〜♪♪♪〜♪♪♪〜♪♪♪〜

(ふむ。この音はピアノ、月光か?月光含め前世での曲の多くをシロンが広めていたな。にしても、やけに月光を弾けているな。シロンことイプシロンに前世知識を広めたシャドウガーデンの奴の可能性がある。音のする方へ向かうとしよう。)

 

 

「〜〜〜として、守りたい想いがある!その為の、力が欲しい!」

シャドウの魔力がローズを包む。

「これは、」

それによってローズの悪魔憑きが治った。

「すごい。これがシャドウの魔力。」

 

「抗え。そして貴様に戦う意思があることを証明しろ。」

「忘れるな。真の強さとは力ではなく、その在り方だ。」

 

(シャドウガーデン盟主シャドウ自ら接触したか。フェンリル派アジト同時襲撃の時くらい大規模に動くつもりか?もしくは、シャドウが動くしかないほどシャドウガーデンを弱体化できているともとれる。)

 

(では、ブシン祭の間に強襲を仕掛ける準備を整えるとしよう。)

(月光の曲のように、光が残りわずかなものとなり、闇が全てを飲み込もうとしている今、しっかりと迎え撃ってやる。)




闇に差し込んだ一筋の月光か、闇に呑み込まれようとしている月光か。
最初の決戦はもうまもなくだ。
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