「橘、俺と契約しよう。利休を止めるのはお前じゃなきゃダメだ」
「お前の魔力吸い尽くしてやんよ」
「程々にしてくれよ。俺もやらないといけないことがあるんだ」
「わかってるよ」
友達未満な三成との会話は地味に楽しい
「カルデアのマスター、途中までよろしくお願いします」
「うん!任された!」
「それと、俺は恐らく貴方と同じ時代に産まれました」
「え、え、え!?」
「じゃあ、頑張りましょう!」
爆弾発言をして俺は自分の持ち場に移る。
俺の役割はバフを盛り付ける役割だ。スキルの関係でArtsの攻撃が強くなるので、壱与さんや斎藤一を強くしていく。
「渦動君、紹介するよ。彼女は明里さん、君でいう所の思い人ってやつだよ」
「わぁー、君が有名な服飾士さん?明里でーす」
「おぉ、あなたの事は山南さんより聞いております。何でも彼が苦しい時に話を聞いて下さった方とか」
「そうなんですよー、彼ったらね~」
山南さんの顔が凄い赤くなってる。
幸せそうだね。
「では、お互い頑張りましょう」
「えぇ、最後はお任せください」
さ、準備だ。
岩屋にて、三成が悪巧みをしてるが…コイツ元々性格悪いのか?いや、きっと何も考えてねぇぞ。
「で、ミッチーよ。準備完了?」
「ミッチーってお前…あぁ、完了だ」
「おっけ、下に伝えてくるわ」
そういえば、手伝ってって以前利休さん達に言われた気がするけど、これが俺なりの手伝い方ってね。
「皆様、準備完了致しました。では、お願い致します!」
スキルをばら撒く事で、ガッツやArtsを強化していく。
俺がする事は、状況を見て利休さんをぶん殴る。これだと駒姫様も殴ってしまうが、仕方ない。ノッブさん的に言うと是非もないよね!
そうそう、あの子。シュシャって自分で言っていた子なんですが、どうやら捨と呼ばれる秀吉の息子のようです。聞いた時はふーんって感じでそこまで興味無かったんですが…茶々様やミッチーは全力で擁護してて面白かったから、少しアベンジャーのクラススキルを出したらめっちゃ謝って来て笑った。
勿論、俺も後で全力で謝罪したよ。子供服を作る事を条件に許された。
それにしても、カルデアのマスターやサーヴァント達はよくあんなのと戦えるよね。でっかい犬と利休さん(駒姫形態)を相手によくやりますわ。
犬は倒されたし、後は利休さんのみ…そろそろだね
「橘さんっっっ!!!」
「あいよ!!
時代の節目は今ここだ!
後悔せよ!
懺悔せよ!!
豊臣の時代は終わりだぁあ!!!
宝具!【
「橘様!?」
これが終わったら一緒に地獄にでも行きましょう。姫様…
俺は想いを拳に乗せてぶん殴る。腹パンだ。
「ぬああああ!」
クリティカルだ。
さ、終わりだ。今ので魔力を使い切ったので、体が光の粒子へと変わっていく。
「ニライカナイだっけ?そこで姫様をお待ちしております…それに、皆様!姫様を止めて下さりありがとうございます!お元気で!」
◆
で、ここがニライカナイってやつ?奥の光が眩いな…あの光が終わりへの道だろうか?そうに違いない。
「橘様」
「駒姫様?」
「今回はありがとうございました。いえ、今回もっていうべきでしたね」
凄い落ち着いてるうちの姫様。テンションが狂っちゃう
それに、なんでこんな所に…
「いえ、そんなことより…駒。君は幸せになりなさい。英霊となった身ではあるけど、姫様はまだ11歳だ。それなのに、恋を知らないなんて…そんなのは駄目だ。あぁー!!めんどくせぇ!俺が言いたい事は!」
姫様の肩を掴んで
「好きだよ。姫様」
伝えたい事は伝えれた。
「駒は、駒も、渦動さんの事をずっとお慕い申しております。ずっと…スキルに刻んであげます!」
「ははっ、そうですか」
俺は駒姫様から離れて光の方へ向かう。
「おい、馬鹿者」
すると急に後ろから嫌いな奴の声が聞こえる。
「どうして、止めやがる…ミッチー」
「なぁに、友が馬鹿な事をしようとするのを止めるのは当然の事だろ?」
「そうだよ。橘さん」
「カルデアのマスター…」
はぁ、これまた面倒な…
「伝えるだけ伝えて消えるのは卑怯だよ。それに、さっきの発言の意味を聞かなきゃいけない。あの光に行くというなら僕達カルデアは貴方を全力で止めます」
後ろの方には、カルデアの錚々たる面々がいる。
「はぁー、めんどくさい…俺は全力で光の方へ向かわせてもらう」
腕を回して準備運動をする。
回す事に、ステータス全体が上がっていくシステムが俺には搭載されている。
「…!?もしかして、ずっとそれを黙ってた?」
「あぁ、そうだよ。聞かれなかったからね。それに、僕の本来の仕事は服飾士だ。戦闘なんざできるだけ避けて通りたいね」
「じゃあさ、さっさと諦めてくれない?」
「無理って知ってるでしょ?…んじゃ、そろそろ!始めようか!
Avenger、橘 渦動!押して参る!」
前衛には、新撰組の面々や、恐らく武将達。後衛にはノッブがいる。
面倒な…マスターを狙おうにもサーヴァントが邪魔だし、サーヴァントを狙おうにもマスターが回復してくる。
いや、ここは生と死の狭間の世界。まともに動けないはずだ。
まぁ、俺には関係ないけども。それに、ここを通るのは初めてではないような気がするし、この体はここに対応出来ているのか?
「切り捨て御免っ!」
「芸術家風情がぁあ!!大殿の前に出てんじゃねぇ!!」
前から侍と武将。後ろから鉛玉。
余裕で避けられる!
まずは、1人目で武将を狩る。
「ふっ」
長髪の髪がボサボサの人が来るが、避けて殴る。…2人目
そうして、避けて殴るを繰り返す。
最後に立っていたのは、カルデアのマスターとミッチーのみ。茶々様とシュシャ君は親子の絆を確かめあっている最中だ。
「ミッチーもどいてくれよ。お前らが俺に勝てる訳ないだろ?」
「断る!お前はここでできた悪友だから!俺が殺した駒姫様を幸せにする義務があるから!俺は…どかない!!」
「……そうかよ。残念だ。宝具【
宝具でミッチー殴る直前。女性の影が現れた。
ここでお前が来るかよ
「ちっ…何だよ。姫様」
「おやめください。罰なら、駒も一緒に受けます…」
「はぁ?一体何を言って」
「私が多大なる迷惑をおかけしたから、それの尻拭いするつもりでしょう?死んで終わりだなんて、それこそダメです。我々は英霊となり、死んだ身ではありますが…ですが、英霊なりの罪の償い方があると思います……一緒にやり直ししましょう」
「えぇ、それに罰と言うならこの利休めが受けるべきでございます」
利休さんまで来ちゃったか…
「はぁ〜、上司の命令だ…従わない訳にはいかないよな〜…」
「!?えぇ!えぇ!存分にコキ使ってあげます!それに、私の初恋ですもん!頑張るぞー!」
「利休はそちらの手解きはできかねるので、茶の方を頑張りましょう」
「はぁ〜…じゃあそういう事だから、カルデアのマスター」
「藤丸立香」
「名前かい?」
「あぁ」
「いい名前だ。もし、俺を呼べたら一緒に語ろう。同じ世代の人間として」
「やはり君は…」
「お察しの通りだよ。それとミッチーもすまんな」
三成は呆れたようにこっちを見る。
「あぁ、こういうのに憧れていたから問題ない」
「…反応に困るな〜」
「えぇ!?」
それから俺は殴った人達の手当をした。そして、気付けば
ミッチーが光の粒子へと変化していた。光へ向かった訳では無い。が、シュシャ君を追うようにそうなったので、本当にアイツは豊臣が好きなんだな〜って思う。
「また今度遊ぼうや、ミッチー」
「あぁ、じゃあな」
さぁ、後はどう帰るかですが…
「お待たせしました!」
壱与さんが急に現れた。
ビクッてなったわ。
それからは何故かカルデアに召喚され、マスターが藤丸君になり、いつも通り服を作製している。
「橘様ぁあああ!!!」
「グハッ!」
この子…腹にダイブしてきやがった…痛てぇ…この子自分がバーサーカーって知らないんじゃい?
「お茶入れて来ました!飲んで下さい!」
「あの、茶碗が近いです。押し付けないで下さい」
「あら、ごめんなさい」
いつかまた、姫様に想いを伝えられたなって思う。
「ダ・ヴィンチさん。少し相談が...」
「ん?どうしたんだい?」
「サーヴァント・ガールズ・コレクション……SGCを開催したいです」
「いいね!!」