〜旭丘分校の校内〜
夏海「この問題全然わからん。姉ちゃんこの問題わかる?分かるんだったら代わりにやってくんない?」
小鞠「なんでだよ…解んないんだったら先生とかに聞けばいいじゃん。」
夏海「ウチの昼休みが…。」
れんげ「問題集できたー!トントン(蛍に)出来たら前もって行けばいいん?」
蛍「そうだよー。前に持っていけば昼休みだって。」
ガラガラガカラガラ!
古い建物特有の引き戸と鴨居と戸車が擦り合って起きる音が教室全体に大きく響き渡った。
「お前ら!手を上げろ!」
みんながビクッとして静かになった。
ただ一人だけちょっとの焦りを感じていた人がいた。
一穂である。
一穂『(いっいかん…みんなに不審者の訓練の事を伝えるのをすっかり忘れていた…。いやー参ったね。はっはっは)』
するとマスクを着けている不審者は夏海を自分の方に引き寄せて
「こいつがどうなってもいいのか!?」
夏海「キャー!」
夏海は最初こそ驚いたがマスクの間から見えた顔に覚えがあった。それは太輔、通称だい兄ぃある。
夏海「……ん?だい兄ぃなにやってんの?」
「え?何って一穂から頼まれた不審者役だけど?」
(あれ?なんでみんな驚いた顔してんの?まさか一穂伝え忘れてるな。)
不審者(太輔)は夏海を丁寧に元の椅子に戻してちょっと焦っている一穂に近づいた。
コソコソと一穂に耳打ちをして…
「一穂、連絡忘れたの?」
一穂『そうなんだよねー。困っちゃったね。はっはっは。』
「笑い事じゃないよー。近所に変な噂立っちゃうよ。」
一穂『まだ、間に合うかね…。』
一穂と俺は周りを見回して頷いた。
一穂『えー、今日は不審者訓練をしようと思いまーす。みんな心してかかってねー。ちなみに急に来たのは現実のように従ったわけで決して忘れてたとかそういうのじゃないので勘違いしないでねー。』
夏海・小鞠・れんげ「絶対嘘だ(なん)」
それから訓練が終わり帰宅するためにバスに乗った。
〜バスの中〜
小鞠「いやー、驚いたね。だい兄ぃの不審者姿。」
夏海「本当だよなー。かす姉は告知忘れないで欲しいよなー。」
れんげ「みんな驚きすぎなん!ウチ見えてたん!だからそんなに驚かなかったん!」
夏海「嘘だー。れんちょんもビクッてしてたじゃーん。」
小鞠「そんな事より!夏海勉強全然わかってないでしょ!」
夏海「うぇ!なっ何急に…どうしたの姉ちゃん。」
小鞠「ごっごめん…なんか出ちゃった。で、夏海勉強解んないならだい兄ぃに教えてもらおうよ。私も教えてほしいし。」
れんげ「なっつんもこまちゃんも家来るん!」
小鞠「蛍も来る?」
蛍「えっ!いいんですか?(小鞠先輩とだなんて、嬉しいなー。)」
夏海「ウっウチは別にいいかなぁ〜。」
小鞠「そんな事言わないで行くよ。」
夏海「え〜。」
そんな会話をしながらバスを降りて宮内家についた。
れんげ「ただいまなん!こまちゃんたちもいるん!」
「おかえり、れんちゃん。それと、小鞠ちゃん達もいらっしゃい。」
小鞠・夏海・蛍「「「お邪魔しまーす!」」」
〜宮内家のコタツの中〜
れんげ「こまちゃんたちに勉強教えて欲しいん!」
「え?勉強を?(まあ、東京のそれなりの大学出てるから中1・2ぐらいだったら教えてられるか…。)ok!どんと来いよ!」
小鞠「この問題はどうやって解くの?」
「あーここはこれをこーしてこあーしてこーやったら出来るよ。」
小鞠「凄い!すぐ解けた!」
夏海「勉強ヤダー!もっと楽しい事しよーよ。ねーちゃん。」
「そうだ、夏海ちゃん。お兄ちゃんって普段何してるの?」
夏海「え?にーちゃん?ん〜と、いつもはギターとかやってるかな。だよな、ねーちゃん。」
小鞠「そうだね。基本的に喋んないから良く解らないよね。」
「そっかー。ギターか…ギターやってみたいとか思わない?なんか、男はギターやりたい欲ってのがあると思うんだよね。」
夏海「へー。そう。」
「あれ?思った以上に薄い反応…。なんか悔しいから休憩時間終わり!」
夏海「え!休憩時間だったの!だい兄ぃその話めっちゃ気になるからもっと話そうよ!」
「だーめ、ほら宿題やるよ。」
一穂が帰ってきた。
一穂『ただいまぁ⤵いやー疲れたー。あれ?みんな来てるの?」
蛍「おっお邪魔しています!」
一穂『いいよー。ゆっくりしてってねー。』
「一穂おかえり。みんなに勉強教えてたんだよ。」
一穂『わかったよー。ウチはお風呂入ってこようかねー。太輔さんも一緒に入る?』
「また後でね。その時はゆっくり入ろうか。」
小鞠「//////////////(大人の会話ってこんなのかな…。)」
夏海「かず姉って結構積極的?」
れんげ「ウチも入りたいん!」
蛍「(私も小鞠先輩と入れたら良いな。)」
書く気起きませんでした。
楽しんでくれたら幸いです。