俺がこの村に来て初めての夏が来た。
今日はれんげがダンスをしに行くというのでついて行ってみることにした。
「れんちゃん、ダンスってこんな朝早くからするの?」
れんげ「そうなん!毎朝いかないと駄目なん!」
「そうなんだね。一穂も呼んで一緒に練習する?」
れんげ「ねぇねぇは駄目なん。いつ誘っても『あと五分…五分だけ…』って言って全然起きないん。」
「一穂らしいな。って…れんちゃん!時間やばいよ!」
れんげ「本当なん!早く行くん!にぃにぃも早くなん!」
俺達は走った。今ならメロスをも追い越せそうな勢いで、風を引き裂きながら走り続けた。(本当はちょっと速いぐらいの歩きだが。)
〜神社の境内〜
「危なかったね。って、なんで皆いるの?」
蛍「あっ!おはようございます!」
夏海「おっはー。れんちょとだい兄ぃ。」
小鞠「おはよー。だい兄ぃ珍しいね。」
小雪「おはようね。れんげちゃんと太輔くん。」
「あっ。おはようございます。」
小雪「じゃあ、さっさと始めちゃおうか。太輔くんも参加する?」
「いいんですか?では、お言葉に甘えさせてもらいます。」
それから俺達はラジオ体操をした。れんげだけキレッキレのダンスをしていたが。
「って!ダンスじゃなくて、ラジオ体操じゃねーか!」
小鞠「どっどうしたの?急に叫んで。」
「あっ、ごめんね。れんちゃんがダンスするって言うから付いてきたんだけど、ラジオ体操とは思わなくて。」
小鞠「だから、いつも来てないのに今日来たのか。納得。」
それを傍目に
雪子「れんげちゃん、今日もかずちゃん来てないのかい?」
れんげ「ねぇねぇは今日も寝てるん。」
雪子「これは厳しく言ってやらにゃいかんね。」
れんげ「言ってやって欲しいのん。」
雪子「そういえば、れんげちゃんの両親は朝から畑仕事だよね。かずちゃんも寝てるんだったら、家でご飯食べてく?」
れんげ「食べるん!」
雪子「太輔くんも蛍ちゃんもおいで。」
蛍「いいんですか?」
雪子「人数多いほうが楽しいでしょ。」
「では、お邪魔させてもらいます。」
〜越谷家〜
雪子「小鞠〜!トマト買ってきてー!」
小鞠「わかったー!蛍!一緒に行こ!」
〜数分後〜
小鞠「ただいまー。」
〜それまた数分後〜
れんげがお茶碗一杯に盛ったご飯を持ってきた。
れんげ「だい兄ぃと蛍は大きいからもりもり食べてもりもりになって下さいん!」
「うおっ!れんちゃん流石にそれは…蛍ちゃん、食べられる?」
蛍「はっはい!食べられます!」
雪子「はい、おまたせー。」
一同「いただきます!」
「うまい!こっ…これは…。(海原雄山風)」
雪子「とまとだよ。そっちでは珍しいのかい?」
「こっちに来てからはよく食べるんですけどなと一人暮らししてた時にはわかめとか玉ねぎとかしか。」
雪子「そうなんだ。ちょっと酸っぱいけど美味しいでしょ。ところで、ここに来て最初の夏休みはどうだい?2人共。」
蛍「ラジオ体操とか野菜の置き売りとか…初めてのことが一杯で楽しいです!」
「自分は夏休みではないですけど、毎日が楽しいです。いつも一穂と一緒にいられるし、れんちゃんとだって遊べるので東京よりも楽しいです。けど、これだけ暑いと海とか行きたくなりますね。」
夏海「だい兄ぃ知らないの?ウチら朝ご飯食べ終わったら、海行くんだよ。かず姉から聞いてないの?」
「あー。そんな事を言ってたような…。」
夏海「だい兄ぃも一緒に行く?」
「いいのかい?」
夏海「いいに決まってるでしょ。皆いいよね。」
小鞠「いいと思うよ。」
れんげ「だい兄ぃも来るん?楽しみなん!」
蛍「はい。一緒に行きましょう。」
「みんな…良い子たちや…。(泣)」
〜海〜
一穂『海、来たね〜。』
「海、来たなー。薄々思ってたけど、やっぱり遠いなー。電車何本乗り継いできたのか…。」
一穂『てか、なんで田舎の海なのにこんなに人多いの?こんな海きても何もないってのにね〜。』
「帰省してきた人とかじゃないの?で、小鞠ちゃん。泳がないの?」
小鞠「まだいいです。」
一穂『水着忘れたとか?』
小鞠「海眺めるのが好きなので。」
一穂『とか言いつつ水着着ると中学生に見られないから嫌なんでしょ〜。』
「(一穂…この言葉は…)」
小鞠「そうですよ!折角そんなこと忘れて海満喫しようとしてたのに!」
一穂『そーだよね、ごめんごめん。えー、今こまちゃんって身長何センチだっけ?」
小鞠「140センチない程度です。」
一穂『ちなみに、太輔さんはどれぐらいあるの?」
「そうだなぁ…最近は測ってないからわからないけど186ぐらいはあると思うよ。」
一穂と小鞠『「でか…。」』
一穂『まっまあ、こまちゃんの周りに同じくらいの人がいないだけで、平均はそんなもんだよ。太輔さんが中学生の頃もそれぐらいだったよね?』
「そっ…そうだね。女の子は皆、それぐらいだったよ。ハハハ。」
一穂『たしか、14歳の平均は140センチぐらいだったかなぁ。』
小鞠「ほっ本当に!」
一穂『やべぇ、これが明治時代のデータとは、口が避けても言えねぇ。』
小鞠「明治!私、明治自体の人より小さいの?!140でもだいぶサバ読んでたのに!」
「まぁ、まだ中2何だからこれからおおきくなるよ!自信出して小鞠ちゃん!」
一穂と俺『「てか、サバ読んでたのかよ…。」』
俺達が若干の驚きとちょっとの引きを感じていると、蛍が遅れてきた。
蛍「すみません。水着着るの手間取っちゃって。」
ほたるの方を見る俺
「でっ…」
一穂は小鞠の目を手のひらで覆い隠す。
蛍「なにしてるんですか?」
一穂『いっいや…ちょっとしたゲームというか…。いないない〜。』
小鞠の目から手を離す。
小鞠「ばぁ〜l||l( ºΔº )l||l」
蛍の装甲板を見た小鞠は近寄ってきたれんげと夏海のジュース欲しいと言う呼びかけに、意気消沈しながら
小鞠「ジュースなら私が買ってきます。」
「それなら俺が…」
小鞠「いいんです。一人にしてください。」
蛍「せっ先輩、どうしちゃったんですか?」
「それは自分の胸に聞いてみたら?本当に。(本当に小5ですか?)」
俺はそう返すしか出来なかった。すまない小鞠ちゃん。
それから暫くして…
「小鞠ちゃん遅くない?」
一穂『確かにもう30分ぐらい経ってるし』
夏海「誘拐されてたりして。」
蛍「先輩誘拐されちゃったんですか!先輩が誘拐されたー((泣))」
一穂『まあまあ、皆落ち着いて。冷静に考えよ。まっまず、ウチは先生としてじゃなくてみんなの友達としてきてましてね、責任とかそう言うのは…ね。ヘヘッヘヘヘ…。』
「(こっこいつ…責任逃れしようとしてる…。なんてやつだ…。)」
みんなで探しに行くことに。しかし、いくら探しても小鞠ちゃんは居ない。すると、スピーカーから迷子センターからのお知らせが鳴り響いた。
ピンポンパンポーン〔迷子センターからのお知らせです。身長130センチ程度で髪がロングの名前を越谷小鞠ちゃんと言うお子様を「お子様じゃない!」〕
〜数分後〜
おれと一穂「『どうもすみません。』」
係員さん「いえ、こちらこそ。お子さんを迷子だと勘違いしてしまって、すみませんでした。」
「お子様だって。そう見られてるのかな。」(小声)
一穂『そうかもね〜。』
〜数時間後〜
れんげたちが立ち食いそば屋に立ち寄り一穂が乗り換えのホームで寝ている時。一穂の隣に腰掛けながら。
「あー。疲れたー。一穂も寝てるし俺も眠くなってきたな…。」ウトウト
目が覚め時計を見るとすでに9時半。
「はっ!れんちゃん達は!おい!一穂起きて!」
一穂『んっ〜。何〜。』
「れんちゃんたちが居ない!」
一穂『!?』
俺がアワアワしていると一穂は雪子さんに電話し始めた。
一穂『れんちゃんたちそちらに居ますか!』
雪子「どっどうしたの急に…そういえばかずちゃん寝坊して電車乗れなかったんだってねぇ~。夏海たちが言ってたわよ。」
一穂『そちらにいるんですね。よっ良かった〜。太輔さん、れんちゃんたち家いるって!』
「本当!良かったー。まじで焦ったわ。背中ビショビショ。」
一穂『乗り換えもちゃんと出来たみたいだし、私達も帰ろうか。』
〜最寄りの駅〜
「れんちゃんたち歩いて帰ったのか、凄いな。」
一穂『帰ったらみんなに謝りに行こう。』
いつになく真剣な顔で一穂はそう呟く。
「そうだね。ちゃんと謝ろう。」
流石に、俺も一穂も罪の意識があった。
「ただ、今は…。」(小声)
俺は車のハンドルを右に切ってお城に入っていく。
一穂『え?ここ曲がるとこじゃないよ。/////』
「みんなが居たら通り過ぎてたかもね。今夜は寝かさないよ。」
そう言って俺達はお城の中に入っていった。
最後の文が書きたくて物語のつなぎが雑になってしまった。猛省。けど、これ以上は無理…文才がない自分が憎い。
2人共お猿さんになってしまったし、罪の意識があるならすぐ帰ってすぐ謝るべきだろと私は思う。
不愉快になってしまった方が居たらすみませんでした。