ハッピー至上主義のヒロアカ冒険譚 作:もーまんたい
胴長太さん、☆8ありがとうございます!
こけらさん、☆9ありがとうございます!!
皆さんの高評価に見合うだけのものにしていくので、コレからもよろしくお願いします。
雄英校舎から、バスで移動する事数十分。
「着いたぞ。お前ら、準備は出来てるか?」
「「「はい」」」
1週間前とは見違えた彼ら1-A組は、相澤先生の指示に従い、バスを降りる。
俺達の目の前に、広がる巨大なドーム。
東京ドームを優に超えるそのドームは、あらゆる災害や事故の現場を模したエリアが設置されたもので、USJと呼ばれていた。
宇宙服のようなコスチュームを纏ったヒーロー。
スペースヒーロー『13号』
"個性"『ブラックホール』
あらゆる物を吸い込むブラックホールを腕に持つぞ!
吸い込まれたら、2度と出られないから注意が必要だ!
「僕の個性は、ブラックホール。
この力は使い方によっては人を殺せる力です。皆の中にもそう言う"個性"が居るでしょう」
そう、個性は人を容易に殺せる。
超常社会は、それを何とかヒーローという脆弱なシステムで抑え込んでいる。システムが脆弱だからこそ、それを担うヒーローへ、問われるのだ。ヒーローをヒーロー足らしめるモノとは何かが。
「相澤さんの体力テストで自身の力が秘めてる可能性を知り、オールマイトの対人戦闘でそれを人に向ける危うさを体験したかと思います。この授業では……心機一転! 人命の為に"個性"をどう活用するかを学んで行きましょう!
『君達の力は傷付ける為にあるのではない、救ける為にあるのだ』と心得て帰って下さいな」
パチパチ、とスピーチを終えた13号へ拍手が送られる。
「みんな、凄く真剣ですね。何したんですか、相澤さん?」
「俺は何もしてない。コイツらが勝手にやる気になってるだけだ」
相澤先生と13号が話し合う。
その間、俺達は暇だが喋らずに待っている。
「やっぱり、
「それが普通なんだがな……」
13号はA組とB組の違いに関心し、喋らずに待っている俺達を見て、驚いている。それに呆れたように返答する相澤先生。
「ところで、オールマイトは? ここで待ち合わせるはずだが……」
「通勤時に制限ギリギリまで活動してしまったみたいで、仮眠室で休んでいます」
「不合理の極みだなオイ」
オールマイトが来ない事に悪態をつく相澤先生だが、仕方ない、と言い、授業を始まるみたいだ。
「それじゃあーー」
……来る。
俺の呟きと共に、小さな黒い渦が現れる。
その渦は、揺れ動き、次第に大きくなっていく。
「全員、退避ッ!!」
「「「……ッ」」」
加速的に大きくなる渦からーー
ーー顔と身体を大量の手で覆った
「よう、何してんだ? 俺も混ぜてくれよ……」
俺のセリフをパクりやがって……。
コレが、A組が
★★☆☆☆☆☆
「よう、何してんだ? 俺も混ぜてくれよ……」
黒い渦くモヤから出てきたのは、全身を大量の手で覆った
ーー大量の
しかし、モブ男達はそれを確認する前に……
……USJからの退避を開始していた。
相澤の指示を受け、即座に動く。
自分達が、プロの邪魔になることを瞬時に理解し、最善の行動を取ったのだ。
「おいおい、逃げんのかよ……遊ぼうぜ……」
「お前達が遊ぶのは、俺だッ!」
相澤が大量の
「射撃隊行くぞぉ!!」
遠距離系の"個性"なのか、筒の形をした腕や指、髪の毛を相澤へと向けるがーー
「ありゃ? 出ねーー」
「そういう"個性"なもんでね」
遠距離系の
あまりの早技に、なッ、と驚きを隠せない
「個性を消すって個性かぁ〜〜!? へっへっへっ、俺らみてぇな異形型のも消してくれるのかぁ!?」
そう言って4本の腕を持つ異形型の
「いや、無理だ。発動型や変形型に限る」
「ぐぁ……ッ」
その拳は、異形型
「バカっ! 1人で行くから、そうなるんだ!!」
「おい! 全員で掛かるぞ!!」
多少は頭が使えるようで、1人で行くことは危険だと認識した
「ああ、そうされると弱いんだよ……だからーー
ーーその辺は
「嫌だなプロヒーロー……『有象無象』じゃ歯が立たない。おい、黒霧……アイツら逃すな」
「しまっーー」
黒いモヤを出している異形型
意識を生徒達へ持って行かれたことで、手を身につける
その瞬間ーー
「遊んでくれるんだろ? イレイザーヘッド」
「くッ……」
握られた腕の皮膚が
だが、そんな事は気にも止めず、白髪の
ぼとり、と顔につけていた手が、その衝撃で落ちる。
その音は、この手が
「あぁ……ごめんなさい、お父さん……」
手に対して謝る白髪の
お父さんだと……と一瞬、意識がそちらに向くが、そんな事はどうでも良いと、他の
そんな事よりも気になることが相澤にはあった。
……13号と共に退避させた生徒達のことーー
しかし、そんな心配もすぐになくなる。
ーーいや、あっちには影山がいる……。
アホずらで唾を飛ばしてくるモブ男の顔が思い浮かぶ。
そのアホずらを見ていると、13号達の心配は吹き飛んだ。
アイツがいるならーー大丈夫だ。
本来なら、最も疑わなければならない相手であるにも関わらず、相澤は疑うことができなかった。
この1週間見て、知ってしまったのだ。
ーー影山モブ男という男を。
ニヤリと笑い、相澤は勝利を確信し、宣言する。
「行くぞ、
「アンタもなぁ、イレイザーヘッド……」
ゾクゾク、と背中を悪寒が走る。
自身の勝利宣言を否定するような、凄まじい悪寒。
「ーー死ぬ準備は出来てるか?」
「………なッ」
目の前に、現れたーー脳が剥き出しの巨漢。
その
瞬間、相澤は死を悟る。
咄嗟にガードを腕で固めるが、それが無意味であると、悟ってしまったのだ。オールマイトを彷彿とさせる拳。
自身の腕など、小枝のように折られ、身体を突き破られるだろう……そう、絶対的な死が相澤を襲おうとしていたーー
しかしーーその拳は、死は、来ることはない。
「悪い、遅れた」
何故そんな格好をしているかは、わからなかった相澤だが、口角は自然と上がった。
そこにいたのはーー
ーーウルトラマンスーツを着たモブ男
パワードスーツを身につけ、顔を隠し、声を変えたモブ男がそこに立っていた。
ココ、もうちょい変えてほしいっての絶対あると思うので、みなさんご協力お願いします。
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1話 モブ男はモブじゃない
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2話 入試の採点
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3話 入学式と自己紹介
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4話 個性把握テスト
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5話 昼食
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6話 相澤消太は疑い続ける
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7話 通形ミリオは依頼される
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8話 次回、モブ男死す!
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9話 戦闘訓練
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10話 緑谷出久は憧れる
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11話 墓参り