ハッピー至上主義のヒロアカ冒険譚   作:もーまんたい

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感想見て、11話墓参りの前書きで言うことを完全に忘れていたことに気づきました。11話を読んで混乱した方、申し訳ない。

元々、11話の墓参りを並び替えて職場体験後に入れる予定だったのですが、それを前書きに書くのを忘れていたため、皆様を混乱させてしまい申し訳ありませんでした。

出来上がったモノをすぐ投稿しようと先走ってしまったことが事の発端になります……

……流れを説明しますと、
墓参りできた!→でも結構先の話になってる→早く投稿したいなぁ→後で職場体験のあとに入れ替えればいっか投稿しちゃお→前書きに書くの忘れた→読者困惑→感想にて気づく→現在。
って感じです……本当に申し訳ない……。

そして、それを伝えて下さった╰( U ・ᴥ・)m狗神丸さんありがとうございます。いいねボタン100万回押したいです。


新生活、開始

 

ーー退学。

 

雄英始まって以来、初となる自主退学ではなく、除籍や退学処分と呼ばれる学校側によって行われた退学。

 

雄英高等学校は、個性によって自身をコントロール出来ない子供を何人も更生させ、立派なヒーローにしてきた。もちろん、自ら雄英を去ることを決意した者たちもいた。だが、雄英が生徒を見限ることは今まで一度もなかった。

 

しかし、影山モブ男という男。

 

歴代1位の入試成績であり、主席。

オールマイトからも認められた学生でもあり、凶悪ヴィランの単独撃破という戦闘面はプロヒーロー顔負けの偉業を成している。

 

そんな彼は2週間という期間で雄英から去ることとなった。

 

それも、雄英からの退学によってーー

 

 

 

★★★★☆☆☆

 

 

 

運命とは、理不尽だ。

 

ハイスペックアニマルの根津校長の思考でさえ、ロジックを失う。相澤先生は何故か運命からの干渉を受け難くなっていたが、それでも多少は受けていた。

 

根津校長の発言に対して、いつもの合理性を語らなかったのが良い証拠だ。それにオールマイトとも連絡が取れない。なんでかって?運命の仕業ですよ、運命の。理不尽極まれりだな。

 

 

 

俺は会議室で退学処分に自身がなるのを、寝そべりながら聞いていた。

 

なんで寝そべっているかって? 上げて落とされた結果が、今の状態だ。ガッツポーズをとったまま倒れたってことだ。

 

「影山くん、我々に君を受け入れることはできなかったようだ……申し訳ないね……」

「根津校長……」

 

運命に干渉され俺に退学勧告を行う根津校長。

彼を恨むことは出来ない。

何故なら、彼もまた運命に思考を誘導されている被害者なのだから。

 

「クソお世話になりました……短い期間でしたが、ありがとうございました」

「影山くん……」

「影山……」

 

深くお辞儀をーー

 

ーー俺をこの学校に入れてくれてありがとう

ーー俺の退学に反対してくれてありがとう

 

そして、感謝を述べる。

 

彼らは運命に従っているだけで何も悪くない。

だから、俺はお礼を言う。

本当にお世話になったからな。

 

 

だが、運命も馬鹿なことをしたもんだ。

俺はもう……運命(おまえ)の変え方を知ってしまったぞ?

 

 

 

覚悟しろーー運命(おまえ)には絶対に負けない。

 

 

 

 

運命を捻じ曲げることを心の中で宣言し、俺は裁判風の会議室を去り、雄英からも去ろうとした瞬間ーー

 

 

ーーバンッ、

 

 

会議室のドアが勢いよく開く。

 

 

「もう大丈夫だ……私が来た!!」

 

 

ーー角のように伸びた金髪。

ーー日本人離れした彫りの深すぎる顔。

ーー筋骨隆々の身体に黄色いスーツ。

 

そこには……日本を自らの腕っぷしのみで変えた男ーーオールマイトの姿。

 

「オールマイト……」

 

俺は呟き、目を見開いた。

彼なら何かを変えてくれるかもしれないと心内で思いながら、オールマイトに退学阻止を願う。

 

その思いが通じたのか、

 

「私は彼の退学に、反対させて貰うッ」

 

オールマイトは高々と宣言する。

 

「「「…………ッ」」」

 

その迫力はNo.1ヒーローたる者に相応しいモノだった。現最強ヒーローから発せられる圧に、その場の全員が気押される。

 

しかし、そんな中で俺はーー

 

ーー通じたな、と心内でほくそ笑む。

 

 

 

 

 

 

ーー時は3日前に戻る。

 

オールマイトとの放課後2人っきりの特訓。

 

オッサンと2人っきりで誰が喜ぶんだ、と最初は思っていたが、運命に勝てる男との対面だと気づいた瞬間、運命に勝つ手立てが確立された。もちろん大喜びさ。そのせいでオールマイトとから少し引かれていたがな。

 

「オールマイト連絡先、交換しません?」

「そうだね、私が来れない日もあるかもしれないし……結構な確率で……」

 

1日1時間しか活動できないのだから仕方ない。

会えないことは残念だがーー

 

ーー俺が目的なのは会うことじゃない。

 

 

「オールマイト、

 

 

 

 

 

★★★★☆☆☆

 

 

 

 

 

感じてたよ……運命(おまえ)の力は落ちていることをな。

 

今までの運命(おまえ)だったら、俺を雄英には受からせない。それどころか入試すら受けさせなかっただろう。

あの時は限界だったから気づけなかったが……

 

……運命(おまえ)の修復力は()()()()()

 

そして、そこを突かない俺じゃない。

 

今までなら俺の力なんぞ、なんてことはなかっただろうよ……だがな。現在(いま)運命(おまえ)なら……どうだろうなぁ?

 

自分で言ってはなんだが、俺の能力はチートだ。

 

だが、そのチートすらも打ち消してしまう運命(おまえ)修復力()も凄まじいモノなのだろう。

 

でも、修復力()の落ちた運命(おまえ)じゃあ俺のチートは()()()()()()ーー

 

 

 

ーーその結果が現在(いま)だ。

 

 

 

「私は彼の退学に反対させて貰うッ」

 

俺はオールマイトの言葉を聞き、ほくそ笑む。

 

 

ーー通じたな、俺の能力(チート)が……。

 

 

オールマイトの手に持つ装置(デバイス)に目がいく。

 

小さな円盤の装置(デバイス)

 

俺がチート能力「妄想は現実に(ディルージョン)」で創り出した()()()アイテムだ。

 

運命によって俺が退学させられるのは、10億年前から知っていたさ。だからーー騙させて貰ったよ……勝つため。

 

俺の能力「妄想は現実に(ディルージョン)」は世界を欺くことが可能だ。ただし、それ相応の努力をすれば、の話だがな……。

 

だから、相当苦労したよ。

この装置(デバイス)を創るのは完全自律思考型AI(アイ)の助力なしではなし得なかっただろう。

 

 

 

俺がオールマイトに渡した装置(デバイス)の正体ーー

 

 

ーーウルトラマンのカラータイマーだ。

 

 

カラータイマー。

ウルトラマンに出てくる胸についた赤く光るヤツのことだ。活動限界を確か示しているんだっけか? まあ単純に危機に瀕したとき光るって感じだ。

 

ただし、俺のは遠隔なんけどな。

俺が危機に瀕したときに、オールマイトに渡したカラータイマーが赤く点滅し始める。危機というのは、命もあるが退学を想定している。だから基本的に、俺が退学になりそうな時に点滅するように設定した。

 

「オールマイト、彼のことは退学させて貰うのサ。コレは既に決まったことで、前言撤回などあり得ないのサ。すまないね」

「……根津校長。貴方だってわかるはずだ……その()()()をつけた人間と影山少年が同じに見えますか……?」

「…………」

 

根津校長の目にある切り傷。

俺はそれが何故あるのかしらないが、オールマイトは知っているみたいだ。()()につけられたって言ってたか?……ってことは……。

 

「貴方の行動は、雄英そして日本の人々への思いあっての行動だと知っています。だが……相澤くんも()()()()()が、些か影山少年を目の敵にしすぎている」

「…………それは」

 

オールマイトの指摘に根津校長が返答しようとすると、

 

「俺も()()()は、オールマイトさんの言う通り、影山を目の敵にしていました。だが、ここまでする必要があるのかと、ふと疑問に思うことがあったのも事実。2週間と短い期間ですが、影山を見ていてその疑問は大きくなっていった……」

「…………」

「相澤くんもか……」

「相澤先生……」

 

相澤先生がオールマイトに続くように反論を開始した。相澤先生の影山を思う気持ちが、他の彼に感謝し憧れる者たちの思いが、オールマイトへと集約させていく。

 

「根津校長、思い返してみてください。自身の非合理的な思考の数々……俺ですら気づけたことだ。貴方が気づかないはずない……」

「…………私は……」

 

熟考する根津校長。

しかし、俺はまだ勝利を確信はしない。

俺の想定以上に運命の修復力が強ければーー

 

「私はーー間違っていたのかもしれない……彼を危険視しすぎていた……何故かは、分からない……思考の誘導……? 個性? いや、勘違いの連続……」

 

根津校長はオールマイトと相澤先生からの指摘によって、自身の勘違いの連続に気づく。まるで、間違った方へと誘導するような勘違いの連続。

 

「影山くん……申し訳ない。私は酷い思い違いをしていたみたいだ……君には酷いことをしたーー」

 

そこで俺は根津校長の言葉を遮る。

 

「……貴方は悪くない、根津校長。

 俺はそれを知っている。あり得ない勘違いの連続。普段ならしない思考……自分がし得ない選択」

「…………ーーッ」

 

俺の言葉に根津校長は目を見開く。

 

わかるぜ、校長。

運命って奴は俺たちの思考を誘導する。

例え、普段なら絶対にし得ないことだとしても、勘違いや思い違いによって()()()()()選択してしまう。

 

「だから、貴方は悪くないんだ……根津校長」

「影山くん……ーー」

 

何度も見てきたから分かるんだ。

 

「ーーだとしても、謝らせて欲しい。私は教育者として、間違った行動を行なっていた」

 

すまない、とそう言って根津校長は俺の目の前で深く頭を下げる。

 

「君の退学を取り消しにした後、私は雄英を去る……。それでどうか手打ちにして貰えないだろうか……」

「いえいえいえいえいえいえ、そんな校長が辞めるようなことじゃないですよ!」

 

根津校長から飛び出したまさかの発言に俺は全力で阻止しにいく。

 

「つか、辞められるとガチで日本がヤバいですって!! 雄英統治できるの貴方くらいなんだから、そんな簡単に辞めるなんて言わないで下さいよ……」

 

一年で貴方がいるかいないか、世界の運命は決まってしまう。俺が変えたいのはそっちじゃない。だから辞めて貰われると困るんだよ。

 

「影山くんがそう言ってくれるなら……私は辞めないのサ」

「ありがとうごさいます(?)」

 

どうやら根津校長が雄英からいなくなる最悪の自体は避けられたみたいだ。危ない危ない。貴方と発明がいないと世界が終わるから……本当に辞めるとか心臓に悪い冗談だわ……。

 

「影山少年、良かったなァ!!HAHAHA!!」

「うわっ、お陰様で……ありがとうございました、オールマイト。それに相澤先生も……ありがとうございました」

「俺は何もしてない、オールマイトが来るまで俺も反論出来なかったしな……」

 

俺は肩をオールマイトに組まれながら、相澤先生とオールマイトに感謝を述べる。

それに対して相澤先生は何もしてないと答えるが、俺は違うと思った。

 

貴方が俺の退学を取り消したいと思わなければ、オールマイトの力だけでは無理だったかもしれない。そのダメ押しの一手を打ったのが、貴方だ……相澤先生。

 

「いやー良かった良かった」

「本当に…………。てか、オールマイトが来てくれないのかと思いましたよ! 何してたんすか!?」

「ああーー、それは……申し訳ない」

 

ま、どうせヴィランが暴れてたりしたんだろうけど。俺の予想は見事に当たり、午後のニュースにてオールマイトの活躍が報道されていた。

 

「ま、来てくれたんで良かったですけど……」

「ごめんね、影山少年」

 

俺がオールマイトへの苦言を呈していると、

 

「影山くん、すまないが今ちょっと良いかい……?」

「はい、大丈夫ですけど……」

 

なんか嫌な予感がするなぁ……ココからどんでん返しはやめろよな……流石にもう手はないぞ……。

 

「私は自身の勘違いに気付けたが、まだ気づかない先生たちは沢山いるのサ。だから、申し訳ないが監視役をつけさせて貰えないかな?」

「あーー、なんだそんな事かぁーー……。全然OKですよ」

 

そんな事なら全然良いさ。多分、今までも何人か監視役なんていただろうし。今と変わんないじゃん。

 

「いや……監視役と言っても四六時中なんだが……良いかな……?」

「四六時中……と言いますと……?」

 

ほえ? と、俺が疑問に思っていると、

 

「四六時中……つまり先生の家で住んで貰うことになるのサ」

「ああーー、なんだそんな事かぁーー……ぇえええええええええええええええええええええええええええええええええええええッ!?」

「すまないね……コレも他の先生方を納得させるためなんだ……申し訳ない」

 

確かに……そうだ。

根津校長が納得したと言っても他の先生が納得しないと裁判は収束しない。そのためにも、他の先生方を納得させるためにも、何かしらする必要がある。だから……仕方ないか……。ならーー

 

「わかりました、じゃあ相澤先生ん家でお願いします」

「おい」

 

すまないね、と根津校長がバツ悪そうに謝る。

 

「じゃあ家まて案内よろしくお願いします、相澤ルームメイト」

「お前だけ外で過ごしても良いんだぞ……」

「すみませんでしたァァアアアア!相澤先生ェ(土下座)」

 

案内よろ、と言うと脅されたのでスライディング土下座。

 

「まあ良い、なら引越しの準備でもしとけ」

「ラジャー!」

 

 

こうして俺の退学騒動は終幕した、と思われた。

 

 

 

 

 

相澤先生のお宅にて。

 

「ココが家ってマジ?」

「マジ」

 

俺は相澤先生が家と呼ぶ、()()()()へと連れられてきていた。

 

「じゃあ俺、帰りますんで」

「待て」

 

ガシッと肩を掴まれる。

 

「は、離せぇぇぇ……俺はこんな所には住まねぇぇぇ……」

「大丈夫だ、しばらく住めば馴染んでくる」

 

馴染むって何? 体臭とかの話? 

絶対馴染みたくないわ……全身黄ばみそう……。

苦笑いが止まらねえぜ、ははは、はぁー……。

 

「ようこそ、相澤宅へ」

「はっははは」

 

口角がヒクつかせていると、冷や汗が垂れる。

 

俺の監視生活(新生活)が始まった。

 





なんかウルトラマンの装備が多いですが、呪術廻戦やブリーチ、東京グール、ドラゴンボール、ワンピースとか色々出していく予定です。

感想はやっぱし返さない方が良いみたいですね。

感想欄は自由帳としてお使いください。
たまーに、指摘やら疑問にはお答えするかもしれません。
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