ひろがるスカイ!プリキュア〜無個性なヒーロー〜 作:そらまめ24
オリジナルを書くのに時間がかかりました、そらまめです。
前回出てきたオリキャラとの戦闘をどう書いていけばいいかわからなくなったため、時間がかかりました。遅れてしまい申し訳ございません<_◯_>。いつもは3,000字ほどですが、今回は5,000近く書いてみました(遅れた理由の1つでもあります)
では、今話も楽しんでくださいね!
僕達の前に突然現れた五十嵐は、僕達に向けて左腕を振った。すると、少ししたら強い風が僕達に向かって吹き出した。
クラウディ「グッ!」
スカイ「ウッ!」
ましろ「ッ…キャッ!」
スカイ「ましろさん!」
ましろさんが強い風で浮かされてしまった。それをスカイがその場から飛んで、ましろさんを空中で掴んでビルの上に飛んだ。僕はそれを見て大丈夫だと思った後、強い風を出している原因の五十嵐に地面を蹴って向かって、蹴る構えをした。
五十嵐「ッ!」
五十嵐が僕の蹴りを受ける前に五十嵐は右腕を軽く振った。でも、強い風は来なかったからそのまま五十嵐を蹴り飛ばした。だけど、五十嵐は全然吹っ飛ばずダメージも少なそうだった。左手で僕の蹴りを防御してたけど、それだけでこんなに軽減される…もしかして、
クラウディ「風で僕の攻撃を…!」
五十嵐「その通り、風で威力を和らげさせてもらった…それよりいいのか、俺ばっかり気にして」
クラウディ「?」
ランボーグ「ランボー!」
スカイ「クラウディ、後ろです!」
僕はスカイの言葉を聞いて後ろを向くと、ランボーグが飛ばしたペットボトルが向かってきてた。僕は慌ててその場から離れスカイの方へ飛んだ。ペットボトルはそのまま進み、五十嵐の方に向かって行ったけど、五十嵐は振っていた右腕を戻して左腕を振ると、ペットボトルは五十嵐の上に向かって飛んで空中で爆発した。
クラウディ「危なかった…」
スカイ「クラウディ、私はランボーグを相手します。なので、彼の方をお願いします!」
クラウディ「わかった!」
僕はスカイと話した後、五十嵐に向かって飛んだ。そのまま飛び蹴りを当てようとしたけど、五十嵐はまた右腕を振り風で攻撃を和らげられ、防御されてしまった。僕が着地すると同時に五十嵐が僕に向かって左腕を振り下ろし強い風を起こしてきた。
クラウディ「ッ!(右腕と左腕を使い分けてるけど、理由がまだわからない…けど、考えられるのは…!)」
僕はまた五十嵐に向かって攻撃するために、その場で上に高く飛んだ。
五十嵐「空中に飛んだら、ただの的だ!」
五十嵐は僕に向かってもう一度左腕を振り下ろした。それを見た僕は以前の戦いの時みたいに空中を蹴った。すると、僕は五十嵐の上空まで移動することが出来た。
五十嵐「な!」
クラウディ「フッ!」
僕は踵落としのように五十嵐に攻撃をした。五十嵐は今度は腕を振らず、その場から大きく飛んで避けた。
クラウディ「(これは避けた、なら!)」
五十嵐が着地するであろう場所に向かって走り、僕は右脚を後ろに回した。
五十嵐「また同じ攻撃を…!」
五十嵐は右腕を振ったけど、僕の攻撃を見た瞬間に後ろに下がった。僕はさっきの二回の攻撃は五十嵐に向かって足を突き刺すように蹴っていたけど、今は回し蹴りのように足を振った。これで五十嵐の左右の振り分けがわかった。
クラウディ「やっぱり…君は風を操って竜巻を生み出してたのか。多分、外に向かって吹く風を出すために右腕で振って、時計回りの竜巻を生み出してた。だったら、上からの攻撃や風と同じ向きの攻撃は防げないんだ…!」
五十嵐「…その通り、偽善者にしてはよくわかったな…
そう、俺の“個性”は風を生み出したり、操ることが出来る『暴風』だ」
クラウディ「ッ!!個性…!?」
五十嵐は今、個性って言った。けど、この世界には僕の世界のように特異体質という意味の個性は無い、なのに…
クラウディ「なんで、君は個性って言葉を…!」
五十嵐「…お前ならわかるだろ。同じ世界から来たなら…」
クラウディ「ッ!」
五十嵐は僕と同じ世界から来た、僕と同じヒーローがいる世界…でも、それならあの言葉が気になる。
クラウディ「…僕と同じ世界から来たなら、なんで偽善者って言う言葉を使うの…?」
五十嵐「…
五十嵐はそう叫ぶと地面に5本の指を付けた。
クラウディ(あの構え、カバトンの…!)
五十嵐「吹け!アンダーグ・エナジー…!」
五十嵐の手のひらからカバトンと同じ、アンダーグ・エナジーが出てきた。違う点は五十嵐を中心に渦巻状に放出されてることだ。
五十嵐「吹き飛べ!“狂・暴風”!」
五十嵐が一度両腕を広げると、左腕が上で右腕が下になるように交差させて振った。すると、僕に向かって今までのような強い風とは比べ物にならないほどの強風、暴風が襲ってきた。しかも、その風に五十嵐が出したアンダーグ・エナジーが纏って強化されてる。僕は、耐えることもできずに吹っ飛ばされ、ビルに思いっきり叩きつけられてしまった…。
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スカイ「フッ!」
ランボーグ「ランボッ!」
ランボーグが放つペットボトルの攻撃をパンチやキックで弾き飛ばしていた。
スカイ(早くランボーグを倒して、クラウディに加勢しないと…!)
スカイはつい先ほど現れた五十嵐という少年が、危険だと予感していた。スカイは全力で投げ返したペットボトル攻撃を、難なく地面に叩きつけたのだ。さらに、自身を浮かせたりましろを飛ばしたりなど人を浮かせられる強い風を操るとなれば放置できない。
カバトン「今度こそとっておきを喰らわせてやれ!」
ランボーグ「ランボー…グー!」
ランボーグがつい先ほどと同じように巨大なペットボトルを飛ばしてきた。スカイはまたそれを止めようとした時、
ましろ「出久くんッ!」
スカイ「ッ!」
スカイはましろが叫んだ方向を見ると、ビルに叩きつけられたクラウディが見えた。
スカイ「クラウディ!…ハッ!」
スカイはクラウディの方へ注意が向いてしまい、巨大なペットボトルが眼前に迫ってしまっていた。
スカイ「アァッ!!」
ましろ「ソラちゃんッ!」
スカイは避けることが出来ずに命中し、爆発を受けてしまった。
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クラウディ「グ…ウッ…!」
ビルに叩きつけられた僕は、かなりのダメージを負ってしまって動けなかった。五十嵐は倒れてる僕に近づいてきた。
五十嵐「…ごっこ遊びは終わりだ、偽善者」
クラウディ「ウゥッ…」
五十嵐「ただ、お前は偽善者の中じゃマシだった」
クラウディ「…?」
五十嵐「誰かを助けるお前の行動は、少なからず偽善者じゃなかった。それだけだがな」
五十嵐はそう言うと、僕から視線を外して何かを見た。僕もそちらの方を見たら、ペットボトルの攻撃を受けて倒れてるスカイが見えた。
クラウディ「スカイ…!」
五十嵐「ただ、あいつはダメだ。そこらの偽善者と何も変わらない」
クラウディ「…どういう…?」
五十嵐「お前が一緒にいたあいつと一般市民を守った時、あいつは何もしなかった…何も出来ていなかった、恐怖してた…何が出番だ、偽善者が…!」
クラウディ「………せ…」
五十嵐「ん?」
クラウディ「取り消せ…!」
僕は、五十嵐の言葉を取り消すように言いながら、傷付いた体を起き上がらせた。
クラウディ「怖いに決まってる…僕だってそうだ。それでも、人を助けたいと思ったから動いたんだ…彼女だって同じだ!怖くても、憧れのように人を助けるためにプリキュアに変身して戦ってる…彼女は、偽善者なんかじゃない…ヒーローだ!」
僕はそう叫びながら、五十嵐に右拳を顔に当てた。五十嵐は警戒していなかったのか、防御も出来ずに後ろに倒れそうなのをバランスを取って耐えてた。
五十嵐「…ついさっきの言葉は取り消しだ…また同じように吹き飛べ、偽善者!」
クラウディ「今度は負けない!」
僕はその場から上に向かってジャンプした。五十嵐は再び5本指を地面に付けた。
クラウディ「“ひろがる…クラウディスマッシュ”!」
五十嵐「吹け!アンダーグ・エナジー!“狂・暴風”!」
僕が上から、五十嵐が下からお互いの技をぶつけ合った。すると、徐々に僕の足は五十嵐に近づいていった。
五十嵐「く!」
クラウディ「グゥ…ハァー!」
僕の蹴りは五十嵐の交差した腕の間を抜けて、顔に命中した。五十嵐は地面にめり込むように倒れ、僕はそこから少し離れた位置に移動した。
五十嵐「…浄化技には、勝てないか…」
クラウディ「…僕の勝ちだ…!」
五十嵐「…絶対に認めない…!」
五十嵐は起き上がると、左腕を軽く振って体を浮かして去って行った。
クラウディ「…ッ!スカイ!」
僕は倒れているスカイに向かって行った。ランボーグがさらにスカイに攻撃をしようとしたのを見て、ランボーグに向かって足を振った。
ランボーグ「ランボ!」
ましろ「出久くん!」
カバトン「な!邪魔な脇役!余所者はどうしたのねん!」
スカイ「…クラウディ」
僕は倒れてるスカイに手を伸ばした。
クラウディ「スカイ、立てる?」
スカイ「…は、い…!」
スカイは僕の手を掴んだから、僕はスカイを引っ張って起き上がらせた。
クラウディ「あとはランボーグだけだ!」
スカイ「はい!」
カバトン「ランボーグ!撃てなくなるまで撃ちまくれ!」
ランボーグ「ランボーグ!」
ランボーグがカバトンの指示で、ペットボトルを絶え間なく出し始めた。僕はスカイと一緒にペットボトルを弾き飛ばし続けた。すると、ランボーグからペットボトルが出なくなった。
ランボーグ「ランボ!?」
クラウディ「今だ、スカイ!」
スカイ「“ヒ〜ロ〜ガ〜ル〜…スカイパンチ”!」
ランボーグ「スミキッタ〜…」
スカイが放った拳がランボーグに命中すると、浄化されて元の自販機に戻った。
カバトン「カ、カバトントン…!」
カバトンは悔しそうにそう唱えて去っていった。僕とスカイは元の姿に戻った。ましろさんは驚いたような顔をしていたけど、ハッと思い出したように近づいてきた。
ましろ「大丈夫!?ソラちゃん、出久くん!?」
出久「僕は大丈夫」
ソラ「私も大丈夫です」
ましろ「よかった〜…ハッ、それよりも_」
ソラ「分かってます、ましろさん。騒ぎになる前に…」
ソラさんがましろさんにそう言っていると、ましろさんが僕とソラさんの手を掴んで引っ張り始めた。
ソラ「あ、あ…?」
出久「ましろさん…?」
僕達はその場から離れてもましろさんは手を離さずに移動し続けた。すると『Pretty Holic』という看板があるお店の前に着くと、お店の中に入った。
ましろ「…あ、よかった〜!まだ売り切れてなかった」
ましろさんは商品棚から1つのメモ帳を手に取った。
ソラ「え〜っと…」
ましろ「どうかな?」
ソラ「どうかな、って…」
出久「あ、もしかして…ソラさんのヒーロー手帳の?」
ましろ「そう!代わりにならないかな?」
ましろさんは発売前から情報をチェックして、お小遣いを貯めていたようだ。
ましろ「でも、今これが必要なのは私じゃなくて、ソラちゃんって気がするから、ね?プレゼントさせて」
ソラ「ダ、ダメです!もらえません!」
ましろ「フフッ…」
出久「…貰ってあげたら?」
ソラ「…どうして…」
ソラちゃんが少し困惑してましろさんに聞くと、ましろさんは嬉しそうに言った。
ましろ「本物のヒーローを見ちゃったから…かな」
ソラ「あぁ…!」
ましろ「出久くんにも渡したかったんだけど、お小遣いが無いから貯まったら_」
出久「いや!僕は大丈夫だよ!」
ソラ「…フッ…貰ってあげたらどうです?」
出久「あ…ハハ、言い返されちゃった」
僕はソラさんの言葉に思わず笑ってしまった。ましろさんはソラさんにメモ帳を差し出すと、ソラさんをとても嬉しそうに受け取った。
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ソラ「…う〜ん…」
ソラはましろから貰ったメモ帳の記念すべき1ページ目に何を書こうか悩んでいた。
ソラ「………」
出久『僕にとってのヒーローだ!』
ソラ「…//」
クラウディ『彼女は、偽善者なんかじゃない…ヒーローだ!』
ソラ「…////」
ソラは出久の言葉を思い出すと、思わず顔を赤くして机に突っ伏した。
ソラ「…出久さん…よし!」
ソラは顔を上げて何かを決めると、メモ帳に書き始めた。しばらくすると、扉をノックする音が聞こえた。
ましろ「ソラちゃん、晩御飯が出来たよ〜?」
ソラ「は〜い!」
ソラは立ち上がり部屋の扉を開けてましろについて行った。机に置いてあるメモ帳は開きっぱなしで、そこには癖っ毛が目立つ一人の少年と一人のヒーローが描かれていた。
オリジナルだったのでちゃんと書けているか心配ですが、私としましてはこれが今の全力だと思います。いずれはもっと面白い小説を書けるように精進していこうと思います!
では、また次回!