ひろがるスカイ!プリキュア〜無個性なヒーロー〜   作:そらまめ24

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結局遅くなってしまった、そらまめです。
バイトとサークルが忙しい、という言い訳しか出来ません。次回は戦闘だけだと思うので、今度こそ早く投稿できるように頑張りたいと思います!
では、今話も楽しんでくださいね!



第9話 宝探し

 

 

ましろ「ホ〜ントびっくりだよ、まさかおばあちゃんがスカイランド人だったなんて」

 

エルちゃんを抱っこしながら山をしばらく進んだ頃、ましろさんからそんな言葉が溢れた。

 

ソラ「と言うことは、ましろさんもちょっとだけスカイランド人ってことですよね?」

ましろ「そう言うことになるね」

出久「…ヨヨさんが言っていたことが何となくわかったかも」

ましろ「うん?」

出久「ソラさんとましろさんが出会ったのは、運命なのかもしれないね!」

ソラ「それでしたら、私達と出久さんが会ったのも運命ですよ!」

ましろ「そうだよ!」

出久「ッ…そうだね!」

エル「えるぅ〜!」

 

二人からこう言ってくれて嬉しくなってると、僕が抱っこしてるエルちゃんが不機嫌になり始めた。

 

出久「よ〜しよし…」

エル「ン〜ッ…」

ソラ「エルちゃん、元気を出してくれるといいんですけど…」

ましろ「エルちゃん、はい」

 

エルちゃんの機嫌を直す方法を考えてると、ましろさんが何かをエルちゃんの前に出した。

 

エル「ン〜ッ…」

ましろ「ふわふわの綿毛だよ」

エル「ンッ!」

出久「う〜ん、これでもダメなのかな…?」

ましろ「じゃあ、これは?」

エル「…ウウ…」

 

エルちゃんが綿毛を見てるのを確認すると、ましろさんが持ってた綿毛に優しく息を吹いた。すると、綿毛が宙をふわふわと飛び始めた。

 

エル「える!える!えるぅ!」

出久「よかった…!」

ソラ「ましろさん、上手ですね」

ましろ「え?」

ソラ「エルちゃんのあやし方です」

ましろ「そう?」

ソラ「はい!赤ちゃんにとって大事なのは、今何を感じているのか分かってあげることです」

出久「ましろさんは優しいから、エルちゃんが好きそうなものも分かったんだね」

ましろ「そ、そうかな?」

 

ましろさんが少し照れながらそう言うと、

 

ソラ「よ〜し!私も何かエルちゃんのために…」

 

ソラさんは周りを探すと、何かを見つけたみたいでそこへ歩いて行った。

 

ソラ「こ…これは…」

 

ソラさんが何かを掴もうとしたものを見ると、見るからに危ないキノコだった。

 

出ま「「待って!」」

ましろ「それ、毒キノコ!」

ソラ「え!?」

出久「危なかった…山には危険な植物もあるから、よく分からない物は無闇に触ったらダメだよ」

ソラ「はい…危ないところでした」

ましろ「あとで家にある図鑑を貸してあげる」

ソラ「ありがとうございます、ましろさん」

 

二人が話してると、エルちゃんが急に泣き出してしまった。

 

出久「よ〜しよし…お腹空いたのかな?」

ソラ「そうだと思います。さっきミルクを飲まなかったから」

ましろ「じゃあちょっと休憩にしよっか」

 

僕達は近くにあった開けた場所でレジャーシートを引いて、そこで休憩することにした。

 

エル「コキュ、コキュ」

出久「飲み辛くないかな…」

ソラ「大丈夫ですよ。上手です」

エル「プハッ…」

ソラ「もういいの?」

 

僕はエルちゃんの汚れた口を拭くと、外方を向かれた。

 

出久「えっと、こうかな…よ〜しよし…」

エル「ケプッ…」

ソラ「出久さんも慣れてきましたね」

出久「こっちに来てから二人と一緒にお世話してるから、二人のおかげかな」

ましろ「そんなことないよ」

ソラ「出久さんの物覚えが早いんですよ」

出久「そうだといいなぁ…」

 

僕がそんな言葉を呟くと、ク〜ッという音が聞こえた。その音がしたと思う方を向くと、ソラさんが少し顔を赤くしてお腹を抑えてる…

 

出久「お、お昼食べよっか」

ソラ「そ、そうですね//」

ましろ「フフ…はい、お昼ご飯はパンだよ」

 

ましろさんは背負っていたカバンから、真っ白なパンがいくつも入ってるカゴを取り出した。

 

ソラ「あ、ありがとうございます!//」

出久「いただきます」

 

僕とソラさんはパンを一つ取って一口食べた。

 

ソラ「ウ〜ン、フワフワ!」

出久「すごく美味しいね!」

ましろ「よかったぁ。実は、上手く焼けたかちょっと心配だったの」

ソラ「え?これ、ましろさんが焼いたんですか?」

ましろ「うん」

出久「パンを作れるなんてすごいね!」

ソラ「しかも、プロ級の味です!…うん?」

 

ソラさんはパンを掴んで頭より高い位置に持っていった。

 

出久「ソラさん、どうしたの?」

ソラ「もしかして、このパン…雲の形ですか?」

出久「ッ!ホントだ…もしかして、スカイランドのイメージ?」

ましろ「うん。スカイランドがどういう所か分からないけど…名付けて“くもパン”!」

ソラ「くもパン!フフッ…あ!」

 

ソラさんが急に大きな声を出したと思ったら、ましろさんと何か内緒話をし始めた。声が小さいのと聞かれないように僕に背を向けてる状態だから、何を話してるか分からない。内緒話みたいだから聞く気はないけど…

 

出久「エルちゃん、くもパンだよ〜」

エル「えるぅ?…えるぅ〜!」

 

僕は二人の内緒話が終わるまで、エルちゃんを喜ばせようと頑張った。

 

________________

 

________

 

____

 

 

ソラ「ましろさん、くもパンの作り方を教えていただけませんか?」

ましろ「いいけど…急にどうしたの?」

ソラ「え、えっとぉ…くもパンってクラウディ…出久さんに合ってるなぁって思いまして…//」

ましろ「…ソラちゃん?(もしかして…)」

 

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________

 

____

 

 

お昼を食べ終わって、再びスカイジュエル探しに戻った。山をもう少し進むと川が見えてきた。

 

ましろ「おばあちゃんが言ってたのは、この川だけど…」

ソラ「本当にあるんでしょうか?」

 

少し川を見渡してスカイジュエルがあるか見ようと思った時、僕とソラさんの腰辺りから音が聞こえた。確認してみると、ミラージュペンが光ってた。

 

ソラ「ペンが光ってます!」

出久「そういえば、ヨヨさんはミラージュペンが在りかを教えてくれるって…」

ましろ「じゃあ、スカイジュエルが近くにあるってことだね」

ソラ「さぁ、宝探しの時間です!」

 

僕とソラさんはミラージュペンを前に出しながら歩いて、スカイジュエルを探し始めた。川の流れに沿って少し歩くと、自然に出来たとは思えない石が積まれたオブジェクトがあった。

 

出久「絶妙なバランスだね…」

ソラ「す…すごい。一体、誰が何のために…」

ましろ「うん。確かにすごいけど…」

エル「え…える…へクシュ!」

 

エルちゃんがくしゃみをすると、石のオブジェクトは一瞬で崩れた。

 

出ソま「「「あ…」」」

エル「える…」

出久「…見なかったことにする?」

ソま「「そうですね/そうしよっか」」

 

僕達はさっきのをなかったことにして、スカイジュエル探しを再開した。また少し歩くと、高さ2mほどの大岩があった。

 

ましろ「まさかこの中に…な〜んて…」

 

ましろさんがそう言ってると、ソラさんがましろさんに背負ってたカバンを渡した。

 

出久「もしかして…」

ソラ「やってみましょう」

ましろ「ソラちゃん、本気?」

 

僕とましろさんはこの岩をどうにか出来るのか信じられなかった。可能性があるとすれば、プリキュアに変身する手があると考えてると、ソラさんが見たことない構えをし始めた。その構えは少し不思議な動きだったけど、この大岩を割れると確信させる何かを感じた。

 

ソラ「ンンッ…ハァッ!」

 

ソラさんが大岩に向かって拳を放った。すると、大岩は綺麗に縦に亀裂が入り真っ二つに割れた。

 

出久「すごい…!」

ましろ「本当に割れた!…あ、化石?」

 

大岩の断面には何かの化石があった。

 

ソラ「押忍!」

ましろ「いや、確かにお宝だけど…」

出久「スカイジュエルじゃなかったみたいだね」

 

僕達はまた歩き始めたけど、一向にスカイジュエルが見つからなかった。

 

ソラ「見つかりませんね」

 

ソラさんがそう言うと、ソラさんのミラージュペン光がが急に強まった。

 

出ソま「「「!」」」

エル「える!」

ソラ「すごい光!」

 

ソラさんのミラージュペンの先を見てみると、川の中に水色に光る部分があった。それに近づいて手に取ってみると、本で見たスカイジュエルだった。

 

ソラ「ありました!」

ましろ「これでスカイランドと通信が出来るね」

ソラ「やったー!やりました!」

 

ソラさんがそう言って飛び跳ねながら喜んでると、後ろから何かが崩れる音が聞こえた。

 

カバトン「ダ〜ッ!」

出ソま「「「うん?」」」

カバトン「おい!びっくりして崩れちゃったじゃねぇか!どうしてくれるのねん!」

ましろ「あなたは…」

カバトン「お前ら…」

ソラ「カバピョン!」

出久「カバトンだよ?」

カバトン「何で邪魔な脇役しか名前覚えないのねん!いい加減覚えろっつうの!…うん?」

 

カバトンが急に落ち着くと何かを見つめてた。それは、僕が抱っこしてるエルちゃんだった。

 

エル「え…えるぅ…」

カバトン「ヒヒッ…捜し物が向こうからやって来るなんて、ラッキー。その赤ん坊をこっちへよこしな」

出久「!」

 

僕はエルちゃんをスリングごとましろさんに渡してエルちゃんを守るように前に出た。

 

出久「絶対に渡さない!」

カバトン「フッ…な〜ら、仕方ないのねん。カモン!アンダーグ・エナジー!」

 

カバトンがそう言って手を地面に着けて、アンダーグ・エナジーを今度は近くの竹に注ぎ込んだ。

 

ランボーグ「ランボーグ!」

カバトン「よ〜し、赤ん坊をゲットするぞ!」

ソラ「ましろさんは隠れていてください!」

ましろ「うん」

 

ソラさんはそう言ってミラージュペンを構えた。すると、その掴んでる手は少し震えてた…

 

出久「ソラさん、戦おう…一緒に!」

ソラ「っ!…はい!」

 

僕達は並んで立ちミラージュペンを構えた。

 

出久「ヒーローが来た!」

ソラ「ヒーローの出番です!」

 

 




くもパンって名前を聞いた時、ソラは意識するかなと思いこうなりました。あと、出久はちゃんと育メンにしないと…将来で、ね?(くっ付かせる気満々で笑)
あと、こんな投稿期間なのに…別シリーズ書いてみたいなと思い始めまして…今の自分じゃ到底不可能なのでちゃんと1シリーズずつ書いていこうと思います。
では、また次回!
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