ひろがるスカイ!プリキュア〜無個性なヒーロー〜 作:そらまめ24
ちょっと投稿期間が短くなってきた、そらまめです。
前回はモチベが上がりすぎてテンションMAXの状態で書いてたので、おそらく今後は4、5日から3、4日、早くて2日に変わるかもしれないです(モチベが消失しない限り!(フラグ))。頑張って書いて行って、早くコラボを書けるようにしたいと思います!
では、今話も楽しんでくださいね!
出久「…フワァ〜…う〜ん、よし!」
ソラさんが僕達と一緒に戦うことを決めたあの日から数日、僕はすっかり体調は良くなった。ましろさんから動いちゃダメと強く言われ、ソラさんにも心配されたため大人しく寝たおかげでって考えると、少し恥ずかしいけど…
ソラ「おはようございます!」
出久「おはよう」
扉を開けるとちょうどソラさんが部屋から出てきて、お互いに朝の挨拶をした。
ましろ「おはよう、ソラちゃん、出久くん」
出久「ましろさん、おはよ…あ」
ソラ「おはようございます!どうしたんですか、その格好?」
ましろさんも部屋から出てきたから挨拶しようとしたら、普段着てる服とは違ってた。
出久「その服って、制服?」
ましろ「うん、そうだよ」
ソラ「とっても素敵です!」
ましろ「今日から学校だから」
出久「そっか、もうそんな時期だったね」
ましろ「そうだよって…ソラちゃん、学校って知ってる?」
ソラ「はい、もちろんです。スカイランドにも学校はありますから、私も通ってましたよ」
ましろ「そっか。じゃあそこら辺はこっちの世界と同じだね」
僕達は階段を降りながら学校について話して、玄関に着くとましろさんとソラさんが靴を履き始めた。すると、ソラさんがふと僕の方を見てきた。
ソラ「あれ、出久さんも行かないんですか?」
出久「えっと、僕も行きたいけど…」
僕も学校まで見送りたいけど、ましろさんの方に目線をやると、
ましろ「まだ治ったばかりだから、急に動くのはよくないと思うよ?」
出久「だよね…だから、僕は留守番しておくよ」
ソラ「…そうですね。それでは、留守番お願いします」
ましろ「いってきま〜す」
出久「いってらっしゃい、気をつけて」
ソラ「はい!」
二人は扉を開けて学校に向かって行った。ちょっとの間、玄関の扉を見続けてしまった…元の世界の学校、僕がいなくなって何か変わるかな…そう考えてると、お腹から音が鳴ったのが聞こえた。
出久「…そうだ、朝ごはん食べてなかった」
まだ朝食を食べてなかったのを思い出してリビングに向かうと、エルちゃんを抱っこして座ってるヨヨさんがいた。
出久「おはようございます、ヨヨさん」
ヨヨ「おはよう。もう体調は大丈夫なのかしら?」
出久「はい、もう大丈夫です」
ヨヨ「それはよかったわ。朝食なら冷蔵庫に入れてあるから、温めて食べてね。私はこれから少し作業があるから」
出久「はい、ありがとうございます」
僕はヨヨさんからエルちゃんを預かり抱っこすると、ヨヨさんは自分の部屋に戻って行った。
出久「…ご飯食べたら一緒に遊ぼっか」
エル「えるぅ!」
僕は朝食を食べた後、エルちゃんを抱っこしてると玄関の扉が開く音が聞こえた。リビングが開くと少し残念そうなソラさんが来てた。
出久「おかえり…どうかしたの?」
ソラ「…実は…」
ソラさんは学校に入りそうになって怒られてしまったと…スカイランドの学校は誰でも通えるようで、間違えてしまったみたいだ。
出久「誰でも通えるんだぁ、すごくいいね」
ソラ「はい。なら、なぜこちらはそうしないんでしょうか?」
出久「え?う、う〜ん…」
エル「えるぅ…?」
ソラさんの質問にすごく困ってしまった…エルちゃんは困ってる僕の顔を不思議がってた。正直に僕もわからないと言えば、そうですかとまた残念そうにした。
ソラ「…残念がってても仕方ありません。スカイランドはスカイランド、ソラシド市はソラシド市です」
出久「そうだね…ソラシド市だからって訳じゃないけど…」
ソラ「ならば!私は私のやるべきことをやります!」
ソラさんはそう言うと自分の部屋に大急ぎで戻って行って、これまた大急ぎで戻ってきた。戻ってきたソラさんは三角巾とエプロンを身に着けて、雑巾を手に持ってた。
出久「もしかして…」
ソラ「はい!家中をピッカピカにします!」
出久「家中を!?ぼ、僕も手伝うよ!」
僕はエプロンとかは持ってないから、三角巾を着けて雑巾を持ってきた。
ソラ「それでは、お世話になっている恩返しをしましょう!」
出久「うん!」
僕達はそれぞれ別々の場所を掃除し始めた。床から手すりに壁まで掃除した。
ソラ「ウワァ〜!出久さぁん!」
出久「だ、大丈夫だよ」
掃除機に慣れてないソラさんが自分で自分を吸ったりしちゃったけど…あとは合間に勉強したり、
出久「“空”って字はこうやって書いて…」
ソラ「へぇ、私の名前を漢字にするとこうなるんですね…どこかカタカナに似てますね」
出久「そう。カタカナは漢字から生まれて…」
エルちゃんのお世話をしたり、
エル「…ケプ」
ソラ「慣れてきましたね」
出久「そうかな?」
ソラさんのトレーニングに見学だけど付き合ったり、
出久「…僕も鍛えないと」
ソラ「出久さんもすぐこれぐらい出来ますよ!」
エルちゃんを背中に乗せながら腕立て伏せしてるソラさんを見て、自信を無くしたりしながら家事をどんどんこなして行った…
ソラ「やること、無くなってしまいました…」
出久「うん…」
結果、やることがなくなりソファに座るだけになってしまった…家中はピッカピカになって嬉しいけど、こう何もすることが無いのは…
出久「時間は…11時半…」
ソラ「う〜ん…」
出ソ「「あッ…」」
僕達は同時に思いついて、ヨヨさんの部屋の前まで行ってノックした。
ヨヨ「どうぞ」
ソラ「あの…何かお手伝い出来ること、ありますか?」
ヨヨ「ええ、ちょうどよかったわ」
僕とソラさんはそれぞれヨヨさんの手伝いをすることになった。ソラさんはいくつもある素材を擦り潰して、僕は擦り潰された素材や元々用意されていた素材を分量を量りながら混ぜ合わせる作業をしていた。
ソラ「結構、力入りますね、これ…!」
出久「こっちも、正確に量らないといけないから、難しい…」
ヨヨ「トンネルの完成まではたくさんの手順が必要だから、とっても助かるわ」
ソラ「お役に立ててよかったです。ヨヨさん、いつもこんなに大変なことを_」
ソラさんがそう言っている時、僕は分量を間違えてしまったせいかボンッと煙が僕の顔に立ち込めた。
ソラ「出久さん!?大丈夫ですか?」
出久「…ケホッ…うん、大丈夫」
エル「ヤアァ〜!」
エルちゃんは僕を見ながら楽しそうに笑ってた。
出久「笑わないでよ、エルちゃん…」
ソラ「………」
僕がエルちゃんを抱っこしてると、ソラさんは何か思い詰めたような顔でヨヨさんの方に歩いてた。
出久「…ソラさん…?」
ソラ「ヨヨさん」
ヨヨ「うん?」
ソラ「この間は、ごめんなさい!私、自分のことばかり…ヨヨさんに、嫌な態度を取ってしまいました」
ヨヨ「いいのよ、気にしないで」
ヨヨさんは優しい顔でソラさんにそう言葉を返した。
出久「何かあったの?」
ソラ「実はあの日…」
ソラさんから以前僕が聞いたソラさんの大きな声の理由を知った。それと同時にプリキュアは伝説の戦士の話も出てきたけど、今は置いといて…
出久「焦る気持ちはわかるよ…それに、原因の一端は僕にもあるよ。ソラさん、ごめんなさい」
ソラ「いえ!出久さんが謝ることでは…」
ヨヨ「そうよ、誰も悪くないの」
ソラ「ッ…はい」
ソラさんはヨヨさんの言葉に安心した顔をしてた。
ヨヨ「それよりどう?こっちの世界には慣れた?」
ソラ「はい。けど…私、お世話になりっぱなしで…皆さんにも迷惑をかけてばかりです」
出久「僕もです。最近はホントにお世話になりっぱなしでしたし…」
ヨヨ「そんなことないわ。ソラさんの何事にも一生懸命な所、出久さんのどんな時でも諦めない所、とってもいいと思うわよ」
ヨヨさんはそう言うと、ソラさんの方を向きながら話を続けた。
ヨヨ「戸惑うことも多いけど、こっちの世界は興味深いことばかり…そうでしょう?」
ソラ「はい。今日見たましろさんの学校もとっても楽しそうでした」
出久「そうなんだ。僕も見たかったな」
ソラ「なら今度一緒にお見送りに_」
ヨヨ「二人とも、学校に行きたい?」
ヨヨさんから、まさかの提案を聞いた。確かに、別の世界でも勉強はしときたい…でも…
ソラ「え、いえ!私はこの家の中で、やることがありますし」
出久「ぼ、僕も。これ以上お世話になってしまうのは…」
ヨヨ「そう?」
ヨヨさんからもう一度尋ねられると、考えが揺れる…でも…ソラさんも悩んでるみたい…
ヨヨ「ソラさん、出久さん」
出ソ「「はい!」」
僕達がヨヨさんの言葉に反応してヨヨさんを見ると、財布とメモを手のひらに乗せてた。
ヨヨ「ちょっとまた、買い物を頼める?」
ソラ「わ、わかりました」
僕達はヨヨさんから財布とメモを預かって、ヨヨさんの部屋から玄関に向かった。
出ソ「「いってきます」」
ヨヨ「お願いね」
出ソ「「はい」」
僕達は靴を履いて玄関から外に出た。
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エル「えるえる!」
ヨヨ「し〜…」
エル「える?」
ヨヨ「フフッ…もしもし?ちょっとお尋ねしたいことがあるんですが…」
以前コメントで「ソラにいつ字を教えてたの?」というコメントをもらっていたので、この日常回で少し書けました。あと、今更ながらやっと日常回を書けた気がします…数話暗い話が続いてたので少し安心感がありますね。自分で気持ちが落ちないように頑張らないと…
では、また次回!