ひろがるスカイ!プリキュア〜無個性なヒーロー〜   作:そらまめ24

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今話で映画が終わるまであと20分の段階、そらまめです。
やっとここまで来れた…あとちょっと、あとちょっと…!皆様、最後までお付き合いくださいませ!…これ15話いくかな…?

※ご報告※
第33/DX1編第9話“混ざり合った力”を少し書き直しました…エルちゃんを忘れていましてね…はい、流れなどは変わってはおりませんがセリフなどが多少変わりました。よかったらそちらを少し読んだ後にこちらを読んでいただければ、幸いです(これ報告したいがために1日投稿しました)。この度はこのようなミスをしてしまい、誠に申し訳ございませんでした…
では、今話も楽しんでくださいね!



第35/DX1編第11話 闇の中で

 

 

クラウディ「………ん、ここは?」

 

僕は…少しの間だけど気絶してたのか…目を覚まして周りを見渡したけど、ついさっきと同じ黒いドームの中の光景で、まだ縛られたままだった…

 

クラウディ「…あれ、確か僕達は沈んだんじゃ_」

五十嵐「沈んだと思ったら、またこのドームの中だった」

クラウディ「ッ、五十嵐…起きてたんだ」

 

五十嵐はあぁ、と短い返事をするとそれからは黙ったままだった。僕はこの状況を何とかしようと僕達を縛ってる布をどうにかしようと力を入れた。

 

クラウディ「ふぬぬ…!……ハァ、ダメだ、ビクともしない…」

五十嵐「…どうして助けた…?」

クラウディ「え?」

 

静かにしてると思ってたら急に話しかけてきた。

 

五十嵐「あの時、俺を見捨てていればあいつらと一緒に戦えるチャンスがあった、あいつを倒せる可能性が残ってた…なんでだ?」

クラウディ「なんでって…」

 

僕は五十嵐の問いに答えようと思ってたら、あの時思ったことがポロッと口から出てきた。

 

クラウディ「君が、助けを求める顔してた、から?」

五十嵐「…なんで疑問系なんだよ」

クラウディ「いや、気づいたらもう動いてて…」

五十嵐「…そうか」

 

僕が曖昧な答えをしちゃったせいなのか、五十嵐の反応は悪かった気がする。すると、五十嵐がまた話しかけてきた。

 

五十嵐「…お前に二つ、聞いてもいいか?」

クラウディ「二つ?…いいけど」

五十嵐「…一つ目、お前の目の前に二人の人がいて、その他の人は誰もいないとする。その二人は崖下にある川にいた。その崖から岩が落ちてきて一人は直撃しすぐ治療が必要、もう一人は落石の衝撃で川に落ちすぐに引っ張り上げる必要がある…お前ならどちらを助ける?」

クラウディ「どちら、を…?」

 

僕はこの五十嵐の質問は、何となくだけどしっかり答える必要があると思った…だから、これまでの経験踏まえて答えようと思った…それで一つ目の答えは、

 

クラウディ「…どっちも助けられる可能性は、ある?」

五十嵐「…答えによる」

クラウディ「…僕なら川に落ちた人をすぐに引っ張り上げられる力とスピードはあると思う…だけど、直撃した人をその場で助けられる力は、今の僕にはない…だけど、可能性があるなら人を引っ張り上げた後、すぐに二人を連れて医療関係の所へ行く…これはダメ、かな?」

五十嵐「…可能性が無いなら、川の人一択か?」

クラウディ「…ううん、やっぱり二人共助けようと頑張るかな…?」

五十嵐「…そうか」

 

五十嵐はまた淡白な返事をした後、二つ目の質問をしてきた。

 

五十嵐「…二つ目、親も含めた周りの人から夢を否定されてる人がいる。その人は努力をよくするが才能がなく、結果は実らない方が多い…そもそも、親に結果を見てももらえない。そんな人がいたら、お前ならどうする?」

クラウディ「…親から、も…」

 

…僕となんだか、似てる部分が多い…僕はお母さんから否定されたことはない…けど、肯定されたこともない。僕はヒーローになれるかって聞いたあの日も、ごめんねって謝ってきてくれた…でもそれは、今思えばあれはお母さんの優しい否定なのかもしれない…だからこの答えは、

 

クラウディ「応援する…否定しない…」

五十嵐「それは気休めのためか?」

クラウディ「ううん…その人は僕に似てるんだ…ヒーローになりたいっていう夢がある…けど、僕は無個性だから」

五十嵐「…無個性」

クラウディ「周りからは無理だって馬鹿にされて、親からは明確に否定はされなかったけど、肯定もされてなかったかな…」

五十嵐「…なんでそれでもなりたいんだ?」

クラウディ「憧れたから、夢になったから…どんなに困ってる人でも笑顔で助けるヒーローに…途中で諦めたりしちゃった時もあるけど、それでも僕は今この世界で、この力を得て…やっとヒーローになるためのスタートラインに立てた気がするんだ」

五十嵐「………」

クラウディ「どんなに折れても、最後まで諦めなければ必ず夢に近づける…と思う…ごめん、どっちかの問題にどっちもって、あと最後の問題も曖昧で…」

五十嵐「別にいい…聞けてよかった…」

 

五十嵐はそう言うと、また黙り込んじゃった…僕もまた体に力を入れて布を破ってみようか考えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

五十嵐「お前がいたら…違かったかな…?」

 

 

 

 

クラウディ「…ん?」

 

僕は下の方から何か水が揺れるような音が聞こえてきた。下を見てみると、僕達が縛られて通ってきた底なし沼のような黒い水から、三人の人が浮かび上がってきてた…

 

________________

 

________

 

____

 

 

「……チ、ベ……、パ……!」

 

 

 

 

「…ーチ、ベリ…、パイ…!」

 

 

 

 

クラウディ「ピーチ、ベリー、パイン!」

ピーチ「ハッ!」

クラウディ「…ハァ、よかった…」

 

私はクラウディの呼び掛ける声で起きれた…そっか、私達…フュージョンに手も足も出なくて、クラウディ達のように取り込まれて…

 

べ,パ「「ピーチ!」」

ピーチ「…ベリー、パイン」

 

ベリーとパインも起きて、私の方に沼のような液体の中を頑張って歩いて近づいてきた。

 

ベリー「ほら、シフォン達を見つけましょう?」

パイン「こんなところでへこたれていられないよ?」

 

ベリーとパインが私に向かって手を伸ばしてきてくれた…だけど、私は…その手を掴めなかった。

 

ピーチ「………」

パイン「ピーチ…?」

ピーチ「…ごめん」

ベリー「え…?」

ピーチ「私…立てない…」

 

私はこの時、感情的になってたのか…涙が頬を伝ってた…

 

ベリー「何言ってるのピーチ…?こんな所早く抜け出して、シフォン達を_」

ピーチ「シフォン達がいなくなっちゃったのは私のせいなんだよ!?」

べ,パ「「…ッ!」」

 

私はこの時、取り込まれる前にフュージョンから言われたことを思い出してた…

 

フュージョン『他人に責められて傷付くことも、自分を責めることも、目の前で他人が傷つくこともなくなるのだ…そう、今のお前のようにな』

 

そこからはもう口が、考えが、気持ちが止められなかった…

 

ピーチ「シフォン達がいなくなったのも…」

 

私が抱っこしてたのに…私が一番側にいたのにいなくなった…エルちゃんも同じタイミングでいなくなっちゃった…きっとシフォンが連れてっちゃったんだ…

 

ピーチ「ふわふわくんが攻撃されることも…」

 

ふわふわくんが来た時、私が一番近くにいた…私の手が伸びる範囲だった…守れるはずだった…

 

ピーチ「二人があいつに取り込まれることも…」

 

私が一番近かったのに、私の方が軽傷だったのに、大怪我を負ったクラウディが真っ先に向かって…ベリーとパインに協力をしてもらったのに、二人は取り込まれた…

 

ピーチ「私が…私がちゃんとしてれば…」

パイン「ピーチだけのせいじゃ_」

ピーチ「私が、私が全部_」

クラウディ「そんなこと、言わないで」

ピーチ「…へ?」

 

私は声がする方に顔を向けると、私の目の前にクラウディが立ってた…試しにさっきまで縛られてた場所を見てみると、布が中から裂けるように破けてた。よく見ると、ふわふわくんも三人の後ろで立ってて、クラウディは肩で息をするほど息が上がってた。

 

クラウディ「そんなこと、言わないで…」

ピーチ「…でも、私が悪いのは事実_」

クラウディ「僕が五十嵐に向かって行ったのも、五十嵐と一緒に取り込まれたのも、これは僕の責任です」

ピーチ「え、ちっ違_」

クラウディ「五十嵐が攻撃されたのも、五十嵐がこの場に来た責任です」

ピーチ「わ、私が_」

クラウディ「シフォンちゃんとエルちゃんの周りには僕達もいた。いなくなったのは僕達の責任_」

ピーチ「違うよ!私が全部、全部…、ッ!」

 

私がさらに感情的になって涙を流してると、クラウディは私の目線の高さと合わせるようにしゃがんだ。

 

クラウディ「…あなたはすごいですね」

ピーチ「…私、が…?」

クラウディ「人は責任を負いたくなくて、言い訳をしちゃう…でもあなたは、責任から逃げない、責任にしっかり目を向けられる…だけど、僕はどちらも悪いと思います」

ピーチ「ど、どうして?私が全部_」

クラウディ「あなたは他人の責任も自分のせいにして、自分の責任にしようとしてる…それじゃいつか、あなただけが折れてしまいます」

ピーチ「…じ、じゃ…どうすれば_」

クラウディ「僕達と一緒に、背負わせてください…僕達の責任も、あなたの責任も一緒に」

ピーチ「ッ!」

クラウディ「あなたにはベリーとパイン、いつも一緒に戦ってる二人が、仲間がいるんですよ…それに、今は僕やこの場にはいないソラさんやましろさん、あげはさん、それに…エルちゃんもシフォンちゃんもいます…一人で全部背負わず、僕達にも背負わせてください」

ピーチ「クラウディ…」

べ,パ「「ピーチ!」」

 

クラウディの後ろにいた二人が、私に向かって飛び込んできて抱きしめてきた。

 

ピーチ「ッ…ベリー、パイン?」

ベリー「そうよバカ!私達がいるのに、なに一人で背負うとするのよ!」

パイン「私達が側にいるんだよ!辛くなったら頼ってよ!」

ピーチ「ッ…!ベリー、パイン…!」

 

私は抱きしめてきた二人を抱きしめ返した…この時、私の体が少し軽くなった気がした…誰かが支えてくれてるからかな…

 

ピーチ「…もう大丈夫、ありがとう」

パイン「ホントに?」

ピーチ「うん、二人に直接背負わせられたからかな?」

ベリー「フフ、何よそれ…」

 

ベリーとパインが立ち上がって、私に手を伸ばしてきてくれた…今度は私は二人の手に迷いなく手を伸ばした。私の手が掴まれると引っ張られて、私は自然と起き上がれた。

 

ピーチ「…皆んな、ありがとう!」

ベリー「まぁ、今回は_」

パイン「クラウディのおかげだよ」

クラウディ「ぼ、僕ですか?いや、二人の気持ちが伝わったんだと…」

 

クラウディはなぜかこのタイミングで謙虚になってたけど、

 

ピーチ「ありがとう、クラウディ!」

クラウディ「…はい!」

ピーチ「よし!皆んな、ここから出てシフォン達を探しに行こう!」

 

私の言葉に皆んなが頷いてくれてると、黒いドームにフュージョンの顔が映った。

 

フュージョン「まだ抵抗するとは…だが見つけてどうする?奴がどれだけの力を持とうと、私には敵わぬぞ」

ピーチ「シフォン達を探しているのは、そんなことのためじゃない!」

フュージョン「ん?」

 

私達はフュージョンに私達の思いを一生懸命にぶつけた。

 

ベリー「シフォンとエルちゃんは私達の、大切な仲間だから!」

パイン「だから皆んな心配して、探してるの!」

クラウディ「三人がシフォンちゃんを大切だと思う気持ちは、今日初めてあった僕達もよくわかる…それは僕達がエルちゃんを大切に思ってるのと同じなんだ!」

ピーチ「ごめんねシフォン、ごめんねエルちゃん…すぐに見つけるからね」

フュージョン「くだらん!そいつらもお前達も、私の中で一つになるのだ!」

 

すると、地面の液体が揺れ始めた。私達はバランスが崩れないように手を繋いだ。私はベリーとクラウディの手を掴んだ。クラウディはパインの手を、ベリーはふわふわくんの手を掴んだ。

 

ピーチ「私達は負けない…!こうしてお互いを感じて、支え合える限り…私達は、絶対に_」

ク,ピ,べ,パ「「「「諦めない/んだからァ〜ッ!!」」」」

フュージョン「終わりだ!!無となれ、消え去れ!!」

 

地面の液体が噴水のように溢れ出して、私達を真上から飲み込むように迫ってきた…

 

 

_それでも私達は、目を開き続けた(諦めなかった)…_

 

 

すると、私達の視界に一筋の光が見えて、次の瞬間には私達を覆う闇が晴れた…

 

________________

 

________

 

____

 

 

ピーチは見た…色とりどりな六人の戦士を…

 

 

ベリーは見た…黒と白、そして輝く三人の戦士を…

 

 

パインは見た…聖なる力を持つ二人の戦士を…

 

 

クラウディは見た…青空に見える光や雪、太陽である四人の戦士を…

 

 

今この場に、19人の戦士が揃った…

 

 




グダグダですみませんでした…これが私クオリティとでも思ってくださいな(開き直り)。私書いていると何かを忘れたまま続ける可能性があるんですよね(オリジナル設定とかは忘れないのになぁ…なんでだろ?)30話以上も書いてこんなミスをしてしまいましたが、パインの言う通りこんな所でへこたれず書き続けますね!…あと1日投稿が結構私に効きました…3日後に投稿させてくださいませ<(_ _)>
あと、今回のピーチ大丈夫でしたでしょうか?私、フレッシュプリキュア!見た記憶はないので性格が合ってるかどうか…映画の描写で責任感強めかなぁって予想しながら書いてるので…もし違ってたらパラレルワールドということで!!
では、また次回!

〜お知らせ〜
コラボ相手:BURNINGさん
オススメ作品:
『熱き太陽 静かなる雪の輝きに照らされて
 https://syosetu.org/novel/330971/
尊敬する先輩投稿者であり、原作とオリジナルを巧みに組み合わせるすごい投稿者です!ぜひ、読んでみてください!
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