ひろがるスカイ!プリキュア〜無個性なヒーロー〜   作:そらまめ24

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一応前話で宣言した文字数増やしを実行出来た、そらまめです。
4,000字を超えられまして、今私自身を褒めています♪私の目標では5,000字前後を目指してますので、これからも頑張って書いていきたいですね!…ただ、学業が疎かになってきてるのでそっち優先にします(テストが散々な結果となってしまって…どっちも頑張りはしますが…汗)
では、今話も楽しんでくださいね!



第41話 見守る

 

 

家に入ってから僕達はリビングでツバサくんの話の続きを聞いた。ヨヨさんからも、嵐が世界の繋がりにヒビ割れを生じさせて、一瞬だけトンネルが繋がることを説明してくれた…嵐の日だったから、こっちの世界とスカイランドが一瞬だけ繋がって、こっちに来てしまったのか…ちなみにソラシド市だけにそのトンネルが繋がるのは純粋に疑問に思った…

 

ツバサ「…それからずっと、ここでヨヨさんのお世話になっています」

ましろ「一年前って、私がこの家に越してきた頃だよね?ずっとただの鳥の振りをしてたの?どうして_」

出久「別の世界から来た鳥だ、って伝えても信じてもらいづらいからじゃないかな?」

ツバサ「出久さんの言う通りです_」

ソラ「ターイム!」

ツバサ「わァッ!?」

 

ツバサくんはソラさんの大声に驚いて、鳥の姿から男の子の姿になった。

 

ましろ「変わった!?」

出久「個性に似てる…」

ツバサ「びっくりすると、つい…」

ましろ「そうなんだ、ファンタジーだね…」

出久「ソラさん、急に大声出してどうしたんですか?」

ソラ「大声出すのは当たり前ですよ!私とエルちゃんがこっちに来た後なら、いつだってスカイランドのことを話せたはずです!なのに黙ってた、どうしてですか!」

ツバサ「そ、それは…」

 

大声出すのが当たり前なのかは兎も角、確かに…一ヶ月以上も経ってるのに、それまでにツバサくんが話しかけてこなかった…何か理由が…

 

ましろ「こ、怖い顔になっちゃってるよ、ソラちゃん…」

ソラ「ワンッ!!」

出久「ソラさん、一回落ち着いて…エルちゃん、こっちにおいで」

エル「える…」

 

僕は今の怒ってるソラさんに抱っこされてるエルちゃんが怖そうにしてたから、ソラさんからエルちゃんを預かってソラさんには落ち着いてもらおうと思った。

 

ましろ「…でもツバサくん、おばあちゃんにトンネルを作ってもらえば、とっくにスカイランドに帰れてるはずだよね?」

出久「もしかして、僕達に話しかけなかったりスカイランドに帰らなかったりしてるのは、何か理由が…?」

 

ツバサくんに理由を聞いてみたけど、ツバサくんは黙り込んじゃった…

 

ソラ「ヨヨさん!エルちゃんの側に、信用出来ない人を置いておく訳にはいきません!きちんと説明してください!」

 

ソラさんの言葉にヨヨさんはツバサくんの方を確認してみると、つばさくんは顔を横に振ってた。

 

ソラ「もういい加減に_」

出久「ソラさん、落ち着いて…エルちゃんが泣いちゃう」

エル「えっえるぅ…」

 

ソラさんは僕に抱っこされてる、今にも泣きそうなエルちゃんを見て落ち着いてくれた…

 

ソラ「…ごめんなさい…ですが、私はこの人を信用出来ません…」

 

ソラさんはそう言ってもう一度ごめんなさいって言うと、自分の部屋に戻って行った。

 

出久「…ツバサくん、ごめんね。責めるような感じになっちゃって…」

ツバサ「いえ!訳を話せなかった僕が悪いんです…」

ましろ「ツバサくん…」

 

ツバサくんはさっきので大分参っちゃった気がする…

 

出久「ツバサくん、無理にとは言わない…だけど、いつかその訳を聞かせてくれたら嬉しい…ソラさんも、訳を聞けば君を信じてくれると思う」

ツバサ「…わかりました」

 

ツバサくんの表情は変わらなかったけど、少しは暗さが取れたかな…

 

出久「僕はエルちゃんをソラさんの部屋に連れて行くね」

ましろ「うん。おやすみ、出久くん」

出久「おやすみなさい、ましろさん、ヨヨさん、ツバサくん」

ツバサ「お、おやすみなさい」

ヨヨ「おやすみなさい、ソラさんのことをよろしくね」

 

エルちゃんを寝かしつける時にソラさんを気にかけようとしたことは、ヨヨさんにはバレバレだった…僕はソラさんの部屋の前まで来てソラさんに呼び掛けた。

 

出久「ソラさん、エルちゃんを連れてきたよ」

ソラ「…どうぞ」

 

ソラさんの返事が帰って来たから、扉を開けて中に入った。すると、ソラさんはベッドに腰を掛けて落ち込んでた。

 

出久「ソラさん…さっきのこと、気にしてるの?ツバサくんは_」

ソラ「ええ、悪い子ではない、私もそう思ってます」

出久「えっと、ならどうして落ち込んでるの…?」

ソラ「…怖かったんです」

出久「え?」

 

ソラさんから思わぬ答えが帰ってきた。

 

ソラ「もしあの子が、カバトンや五十嵐の仲間だったら…今頃エルちゃんは連れ去られてました…私はまだまだ未熟です…」

出久「ソラさん…」

 

ソラさんの言う通り…ツバサくんだったからよかったけど、もし本当にカバトン達の仲間だったら連れ去れてたかもしれない…

 

出久「ソラさん、それなら僕も同じ、僕も未熟だよ」

ソラ「ッ、出久さんは違います。朝見せてもらったノート、未熟だったらあんなに纏まったデータを何冊も書けません…それに、最近特訓し始めたばかりなのに、すごい速さで成長していてもうすぐで私に追いついて、もしかしたら追い抜きそうじゃないですか」

出久「それなら、ソラさんの方がすごいよ。朝の気配を感じ取れたりして、僕は隣の部屋にいたけど気づけなかったのに、ソラさんは一階にいて気づいた…それに、もしソラさんが未熟だったら、まだ追いつけてない僕はもっと未熟だよ?」

ソラ「あ…確かに、そうですが…」

 

ソラさんはどうしても自分のせいにしようとしてる…

 

出久「ソラさん、あなただけが悪い訳がないよ。隣の部屋にいる僕にだって、それはましろさんにだって言える。皆んなが悪かったんだ」

ソラ「皆んなが…」

出久「だから、皆んなでこれから気をつけていけばいいんだよ…一人で溜め込まないで、僕達がいることも忘れないでね」

ソラ「…はい」

出久「…僕は部屋に戻るね。おやすみ、ソラさん、エルちゃん」

エル「える!」

ソラ「…はい、おやすみなさい」

 

僕はエルちゃんを揺かごに寝かせて、僕は部屋に戻った…

 

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出久「…あれ?」

 

朝になって自然と目が覚めて、学生服に着替えた後に一度顔を洗おうと思って部屋を出るとソラさんの部屋の扉が薄ら開いてた…

 

出久「…ソラさん?」

ソラ「…あ、出久さん」

 

僕は扉が空いてたのが気になって少し中を見てみると、ソラさんが揺かごの前で体育座りをしながら寝てるエルちゃんを見つめてた。心配になってソラさんに声を掛けてみると、ソラさんは少し遅れて返事が帰ってきた。

 

出久「…もしかして、心配でずっと見てたの…寝ないで」

ソラ「はい…すみません、出久さん…ヨヨさんに今日は学校を休むと伝えてください…」

出久「ッ…うん、わかったよ」

 

僕はソラさんに言われたことをヨヨさんに伝えるため一階に降りた。リビングにはヨヨさんが先に起きてお茶を飲んでた。

 

ヨヨ「おはよう、出久さん」

出久「おはようございます、ヨヨさん…あの、今日はソラさん、学校を休むと…」

ヨヨ「あら、そうなのね」

出久「…ヨヨさん、ソラさんが寝てないのわかってたんですね」

 

ヨヨさんの反応からこうなることはわかってたようだ…相変わらずヨヨさんはすごい…

 

ヨヨ「…出久さんも休むのでしょう?」

出久「…そっちもわかってましたか、アハハ…」

ましろ「ふわ〜…」

出久「あ、ましろさん、おはようございます」

 

ましろさんも起きて、眠そうだけど一階に降りて来てた。

 

ましろ「出久くん、ヨヨさん、おはよう…あれ?ソラちゃんは?」

ヨヨ「今日は学校休むって」

ましろ「え?」

出久「実は僕も…」

ましろ「え!?」

 

ましろさんはヨヨさんと僕の言葉に驚いた。

 

ヨヨ「寝ないでエルちゃんの側にいたみたい」

出久「僕はそれでソラさんの体が心配で…僕はそろそろソラさんのところに戻りますね」

ヨヨ「えぇ、ソラさんのこと、お願いね」

ましろ「出久くん、私の分もお願い」

出久「うん、わかったよ、ましろさん」

 

僕は一度学生服から着替えようと自分の部屋に戻った…

 

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____

 

 

ソラ「………」

 

出久さんが声を掛けられてからも、ずっとエルちゃんを見守り続けていると、

 

出久「ソラさん」

ソラ「ッ、出久さん…」

 

私の部屋に出久さんが入ってきました。

 

出久「僕がエルちゃんを見てるから、ソラさんは休んで」

ソラ「え…出久さん、学校は?」

出久「僕も休むよ…僕もエルちゃんを見守りたくて」

ソラ「…そうですか」

出久「ソラさん、僕が見守っておくから、寝た方がいいよ」

 

出久さんはそう言ってくれました…ましろさんと同じくらい、ホントに優しい…ですが、

 

ソラ「いえ、私も見守ります…見守り続けます」

出久「…そっか」

 

出久さんはそう言うと、私の隣に並んで体育座りしてエルちゃんを見守り始めました。

 

出久「じゃ、一緒に見守ろう?」

ソラ「…はい」

 

それからしばらくの間、エルちゃんを起こさないように静かにしながら、二人で見守り続けた…のですが、

 

ソラ(…少し…気になります…//)

 

私と出久さんの肩が拳一つ分くらい空いていて、なぜかそれが寂しく思ってます…

 

ソラ(なんで気になるんでしょうか…合わせてみたら、わかるのでしょうか?//)

 

私は試しに出久さんに近づくように横にズレて、肩同士をピタッとくっつけてみました。出久さんは急に私が行動したせいなのか顔を真っ赤にしましたが、エルちゃんを起こさないためにジッと固まっちゃいました。

 

ソラ(フフ…理由はわかりませんが、安心しますね…//)

 

私がそう思ってると、段々私の意識は薄れていき、眠気に勝てずに眠ってしまいました…

 

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出久(ややや、やっやばい…!?////)

 

ついさっきソラさんが近づいて肩同士がぶつかった…それどころか、ソラさんは眠気に勝てなかったのか眠って、その時に頭を僕の肩に乗せてきた…

 

出久(ど、どうすればいいんだァァァ…!?////)

 

僕は頭の中で絶叫してると、エルちゃんが目を覚ました。

 

エル「える?」

出久「エ、エルちゃん、おはよう…////」

エル「えるぅ!…え〜る〜!」

出久「え、下ろしてって…?ちょ、ちょっと待ってね…////」

 

エルちゃんが揺かごから降りる動作をしたから、僕はソラさんの頭を支えながら恥ずかしがりながらソラさんを横抱きして、ソラさんのベッドの上に寝かせた。その後、エルちゃんを揺かごから下すと、

 

エル「える!」

出久「えっと…リビングに行きたいの?」

エル「えぇるぅ〜!」

 

エルちゃんは扉の前までハイハイして、扉を何回か叩いた。僕はエルちゃんに質問してみると頭を振った。何がしたいのか気になったから、試しに扉を開けてみると、エルちゃんは部屋から抜け出して、何処かにハイハイし始めた。僕はその後を着いて行くように部屋を出ると、扉の隣にツバサくんが立ってた…

 

 




前話で一緒にデータを投稿したのですが、他にもソラとましろの分も書いた方がいいでしょうか?あげはやエルちゃんは…まだいいとして、欲しい人がいましたら頑張って書いてみます(1,000字未満だと投稿できないので、投稿出来ない場合は出来るようになるまで待たせることになってしまいますが…)
次も一日後に投稿できたらと思いますが、課題もありますので二日後に投稿になるかもしれませんが、ご了承ください…
では、また次回!
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