ひろがるスカイ!プリキュア〜無個性なヒーロー〜 作:そらまめ24
竜魅さんに頭が上がらない、そらまめです。
この度、ヒロアカとシンフォギアのクロスオーバーを書かれている、伽華竜魅さんが書いてくださった『もしソラ達が超常の世界の出身だったら?』を題材にしたif作品を投稿いたします!……今更なのですが、本当にいいんでしょうか?
竜魅さんが書いたのに、これで私の作品が評価される様なことがあれば…と思い、全力で宣伝させてもらいます!!
※名出しや宣伝の許可はもらってますが、作品の概要についてはもらっていません。怒られる覚悟でやらせてもらいます※
竜魅さんの『この"沢山の歌声"で、"曲"で、ヒーローを目指します』は、以前の後書にも書いたように、文字に色を付けるなどの文章に一工夫があるので読みやすく、また私はシンフォギアの知識がタイトル名だけのもはや“無知/知識0”と言って過言では無い状態ですが、知識が無くても楽しく読めており、小説内で出てきた音楽を調べて聞いてハマるものもあったので、知識0の人が逆にもっと楽しめるかもしれない作品となっています!
概要欄も載せますので、このif作品も含めて読んでみてください!!
では、if作品も楽しんでくださいね!
〜概要欄〜
『この"沢山の歌声"で、"曲"で、ヒーローを目指します
https://syosetu.org/novel/340624/』
第0話 出会い
あの日のことを、私は今も覚えています。
4歳のころ、"個性"検査の帰りに
そんな姿を、本物のヒーローを見たから、私はヒーローに憧れ、夢になり、志しました。
ですが、それだけではありません。
6歳のころにヒーローになるため、田舎から1人で虹ヶ丘さんの家で居候することになって間もない頃でした。
都会に慣れていない私は不安なこともあり、それでもヒーローを目指すために、恐れずにいました。
ですがそれでも、学校でいじめにあってしまいました。まだ幼い頃の私は、強気でいても、どうしてもダメだった頃でもありました。
そして髪を引っ張られたときでした。
『かわいそうだろ…泣いてるだろ…! こ、これ以上いじめるなら、ぼ、僕が許さないぞ!!』
いじめていた男子を押しのけて、私に背を向けて、震えながらも守ろうとする姿。
緑色のモサモサとした頭が特徴でもある、私と同じぐらいの彼は、私を救ってくれたヒーローと重なりました。
あの出会いがあったからこそ、私は彼のことが——
——◆——
20XX年。静岡。
桜が満開に咲いている4月。
歩道を走る
「待ってよ『ソラ』ちゃ~ん!」
「そんなに急がなくても、
「それでも待たせてしまっては申し訳ないです!」
学ランを身に纏う中学生の少年少女。
右側にまとめてサイドテールにしている青髪の少女『青天ソラ』
薄ピンクのお団子ヘアにロングの髪をした少女『虹ヶ丘ましろ』
オレンジ髪で左目を隠している少年『夕凪ツバサ』
学校へ向かっている最中である3人だが、ある場所に必ず向かっている。
その場所に着けば、そこに同じ学ランを着て、大きく黄色いリュックを背負った緑のモサモサ頭の少年がスマホをいじりながら立っていた。
ソラ「『出久』さ~ん!!」
出久「ッ! ソラさん、おはよう」
ソラ「おはようございます!」
ソラが近寄れば、その少年は微笑んであいさつした。その挨拶をソラは元気よく返す。
緑のモサモサ頭をした少年の名は『緑谷出久』顔にそばかすがある童顔の少年だ。
そんな2人に、先ほど一緒に走っていたましろとツバサが追い付いてきた。
ましろ「はぁ…はぁ…やっと追いついた…」
出久「おはようましろさん、ツバサくん。朝からお疲れさま」
ツバサ「おはようございます出久さん……」
ましろとツバサが息を荒げるも、数回息を整えて、ようやく落ち着いた。
出久「そんなに急がなくても僕は大丈夫だよ?」
ツバサ「そうなんだけど…ソラさんがね…」
ソラ「出久さんが待っててくれてるんです! 待たせるわけにはいきません!!」
ましろ「気持ちは分かるよソラちゃん……出久くんも、早く来なくて大丈夫なのに」
出久「ア、アハハ……ヒーローの現場とか生で見たいから…」
この4人の少年少女は、幼馴染に当たる関係である
全員が集合すれば、仲良く学校へ足を動かした。
ちなみに、向かう際にヒーローの現場を見かけたことで、出久とソラは目を輝かせて走り出し、ましろとツバサは苦笑いしながら2人を追いかけた。
——◆——
教師「えぇ~お前たちも今年で3年ということで進路を考えなきゃいけないんだが……みんな…——だいたい、ヒーロー志望だよね!」
帰りのホームルームにて、担任教師が意気揚々とそう宣言した。
それにクラスの生徒らは"個性"を発動させながら元気よく手を挙げていた。
それを教師は微笑みながら"個性"使用を軽く注意する。だが教師が諫める中——
「せんせぇー! みんなとか一緒くたにするなよな!」
——1人の男子生徒が尊大に言い放った。
爆発したようにツンツンした金髪に獣のようにギラついき、つり上がった赤い瞳をしている男の名は『爆豪勝己』
彼は机に脚をかけていた。
勝己「俺はこんな"没個性"のやつらと同じ底辺なんざ行かねぇよ」
男子生徒1「そりゃねーだろカツキ!!!」
勝己「モブがモブらしくうっせー!!!」
そんな勝己の物言いに教室の生徒らがブーイングを行うが、教師が放った次の言葉に別の意味で騒然とした。
教師「あぁ確か爆豪は……『雄英』志望だったな」
男子生徒2「国立の!? 今年偏差値79だぞ!!?」
『雄英高校』。
誰しもが知るNo.1ヒーロー『オールマイト』の出身校としても有名な高校。
彼以外の他トップヒーローらも多くが雄英卒業生である。それ故、現在日本の最難関かつ最高峰のヒーロー科を有する高校と認知されているのだ。
勝己はその雄英高校に志望している。
勝己「そのざわざわがモブのモブたる所以だ!」
勝己は机に立ち上がると己の優秀さを高らかに謳い上げだした。
勝己「模試じゃA判定!! 俺は
教師「そいや緑谷と青天も雄英志望だったな」
教師のさりげなく、どこか呆れている声に、勝己は一瞬硬直した。
同時に顔を両腕で覆い隠していた出久はビクッ!と反応してしまった。
出久が恐る恐る顔を上げれば、他の生徒らが全員出久を見ては吹き出し、笑い出した。
男子生徒2「緑谷? 無理っしょ!」
男子生徒1「勉強と運動ができるだけじゃ、ヒーロー科は入れねぇんだぞ!」
女子生徒1「青天はともかく、緑谷は無理でしょ100パー!」
出久「そんな規定はもうないよ! 前例がないだけで……!」
出久が立ち上がり反論しようとするも、それよりも早く勝己は彼の机を爆破させて、出久を吹き飛ばした。
勝己「こらデク! "没個性"どころか"無個性"のお前が、なんで俺と同じ土俵に立てるんだぁ!?」
出久「そ…それでもやってみなきゃわからないことだって——」
勝己「やらなくても結果は分かり切ってるんだよ!!」
出久「……ッ」
勝己のその言葉に他生徒らも同意して馬鹿にしていた。だが、そんな2人の間に、1人の少女が割り込んだ。
ソラ「そこまでです勝己さん!」
勝己「ア”ァ”? 引っこんでろ青女! いつもいつもしゃしゃり出て邪魔しやがって!」
ソラ「出久さんをいじめるからです! ヒーローはこんな酷いことしません!」
ソラだった。彼女は出久に背を向けて、両手を左右に伸ばして出久を守るように勝己を立ちはだかった。
そんな姿を見た他の生徒は「なんであんな"無個性"が好かれるんだ」などと小言で呟いていた。
ソラ「出久さんは日々諦めずに、夢に向かって努力しています! そんな出久さんを馬鹿にするのは、私が許しません!」
勝己「ヒーロー気取ってんじゃねぇ…! てめぇのせいで俺の計画が台無しなんだ…!! ただ浮くだけのテメェに何ができるってんだァ! ア”ァ”!!?」
ソラ「結果何てやらないとわからないんです! 出久さんは恐れず、本気でヒーローを目指しているんです!」
ソラの反論に、ついには周りも何か言いたげな感じになったところを教師が止める。その後ホームルームをすぐに終わらせて、そそくさと帰って行った。
——◆——
ソラ「……」
僕とソラさんは校門へ足を運んでいた。だけどソラさんは今も不機嫌…というか怒っていた。
出久「ソ、ソラさん…僕は大丈夫だから…」
ソラ「そう言いますが、流石にあれは酷すぎます! 出久さんが頑張ってまとめた『ヒーローノート』を燃やすなんて!!」
出久「……うん」
ソラさんがちょうどトイレに行ってるときだった。かっちゃんたちが寄ってたかってきて、僕のノートを取り上げてはかっちゃんが『爆破』で燃やし、丸焦けにしたのだ。
原型はまだ残っていて、一部が少し焦げてるだけだったからまだ扱えるけど……その後のかっちゃんの言葉に、僕は怒りを露にしたけど、明らかに勝てないことは目に見えてしまっていたために、何も言い返せずにいた。
その後にソラさんがすれ違いで帰って来て、一緒に帰る際にノートを回収したのを見たソラさんは怒りを露にしていた。
ソラ「なんで誰も出久さんの努力を見ようとしないんですか…! 出久さんは誰よりも頑張っているのに…!」
出久「……ありがとう」
もし、もしソラさんたちがいなかったら、僕は今以上に落ちこぼれになっていただろう…身体を鍛えようともしなかっただろうな…。
ましろ「お~い2人とも~!」
そんなことを考えていたら、校門のほうから声が聞こえて見れば、ましろさんとツバサくんが待っていてくれていた。
ツバサ「…? どうしたんですか?」
出久「い、いや……」
ソラ「勝己さんが出久さんのヒーローノートを燃やしたんです」
ましろ「えっ!? 出久くんそれ本当なの!?」
出久「ソ、ソラさん…!」
僕が言うのを戸惑っていると、ソラさんは迷いなくかっちゃんが僕のノートを燃やしたのを暴露した。
それを聞いた2人は驚いており、次には僕に心配してきた。
ましろ「ノートは大丈夫なの!?」
出久「う、うん…まだ読めたり書けたりはするから……」
ツバサ「……あまり溜め込まないで、僕たちに話してくださいね?」
出久「うん…ありがとう……」
ましろ「それじゃあ帰ろう? ソラちゃんも機嫌治して?」
ソラ「はい……」
僕たち4人は、一緒に帰るために歩き出した。
——◆——
帰り道のガード下を歩きながら私たちは、機嫌を直すためにも今朝のヒーロー現場のニュースなどをスマホで見ていました。
ましろ「新しいヒーローがデビューしたんだね」
ソラ「はい! 『Mt.レディ』というヒーローらしいです!」
ツバサ「『巨大化』ですか…街の被害とかはどうするんでしょうか……出久さんはどう思います?」
出久「……」
ツバサ「……出久さん?」
出久「えっ!? な、なに!?」
ツバサくんが出久さんに"個性"のことを聞いても、出久さんはどこか思い詰めたような顔をしていました。
学校で言われたことを思い詰めてしまっているんでしょうか……。
ソラ「出久さ——…?」
出久さんを呼びかけようとした時でした。背後から妙な気配を感じ取り、振り返ればそこには泥のようなものがいました。
すぐに気づきました。アレは
泥のような
ソラ「
ましろ「な、なんでここに……!?」
押してきたほうを見れば、そこには出久さんがいました。次の瞬間には出久さんは
ソ,ま,ツ「「「出久さん/くん!!!」」」
出久「ん”ーっ、ん”ーっ!」
ヘドロ
私はすぐに出久さんを助けようとしましたが、足が動きませんでした。
ヘドロ
私は出久さんのように、冷静になって出久さんをどう助けるか考えました。後ろにはましろさんとツバサくんがいる。
うまく誘導でも出来れば……。
ソラ「…!?」
だけど、出久さんの顔は「僕のことはいいから逃げて」と、そういう顔をしていました。幼なじみだからこそわかること……ですが、それは嫌です!
ソラ「出久さん!!」
ま,ツ「ソラちゃん/さん!?」
私は足を何とか動かし、
突然奥の方にあるマンホールが大きな音と一緒に吹き飛び、そこから拳と最初に、その正体が姿を現しました。
「もう大丈夫だ少年少女!」
誰しもが知っていて、出久さんが1番憧れているヒーロー。
不動にして平和の象徴と呼ばれている存在——
「私が来た!」
No.1ヒーロー『オールマイト』が、現れました。
オールマイト「
オールマイトは拳を握り、突き出すと風圧が発生して、
ソラ「出久さん!」
出久さんが地面に倒れるよりも早く、私は駆けつけて抱き留めました。
ましろ「ソラちゃん!」
ツバサ「出久さんは!?」
ソラ「……大丈夫です。気絶しているだけみたいです…」
よかった……出久さんが無事で……私は、出久さんを強く抱きしめました。
——◆——
「……」
「……」
声が、聞こえる……あれ、僕…泥のような、液体のような
出久「ん、んぅ?」
ソラ「! 出久さん…!!」
ましろ「良かった…!」
出久「ソラ…さん? ましろさんに、ツバサくんも……無事でよかった…!」
ツバサ「それはこっちのセリフです!!」
目を開ければ、心配そうな表情のましろさんにツバサくん、涙目のソラさんがいた。
出久「
ましろ「
出久「あの人って…——」
ましろさんたちが視線を別のほうへ向けたため、反射的に僕も向けた。
オールマイト「目が覚めたようだね! いや~良かった!!」
出久「——オ、オオ、オ、オールマイトォォォォオオオオッ!!!?」
憧れのオールマイトがいた。
出久「えっ!? ちょ、えっ!? な、ななななんでオールマイトがここに!? 夢!? 夢なのこれ!?」
ソラ「落ち着てください出久さん! 夢じゃありませんよ!!」
ましろ「オールマイトが助けてくれたんだよ」
出久「そうなの!? あ、さ、サインを…!!」
急いでバックからノートを取り出そうとしたけど、さっき落としたノートにしてもらおうとしたら、ソラさんが既に持っていて、僕に見せてきた。
ソラ「してもらいました!」
出久「してもらってるぅーー!!!」
もうサインはしてもらってた!!
出久「わぁぁ~!! ありっありがとうございます!! 家宝に!! 家の宝に!!」
オールマイト「OK! ファンにサービスするのはヒーローとして当然のことさ!」
何度も頭を下げる。もう本当にこれは家宝にしないと!!!
オールマイト「元気そうで何よりだ! いやぁすまなかったね!!
や、やっぱり生だと違う……!画風が!!!
オールマイト「しかし、君たちのおかげさ。ありがとう!! 無事詰められた!!!」
ツバサ「(ペットボトルに本当に詰められてる……)」
オールマイト「じゃあ私はこいつを警察に届けるので! 液晶越しにまた会おう!!」
出久「……ぁ!」
こんなのもう一生ないだろうって思うぐらいのチャンスだ。聞くなら今しかない。あ、でも行っちゃう…!
出久「まっ、待ってください!まだあなたに聞きたいことが——」
オールマイト「プロは常に
——◆——
オールマイトはあっという間に大空へ飛んで行ってしまいました。
ましろ「……行っちゃったね」
ツバサ「生でも画風が違うってすごいですね」
ソラ「はい! さすがはオールマイトです! そうですよね! 出久さ——」
隣にいるはずの出久さんに声を掛けましたが、そこに出久さんはいませんでした。
ましろ「あ、あれ!? いない!?」
ソラ「い、出久さん!? どこ行ったんですか!?」
ツバサ「……あっ! あ、あれ…!!」
ソ,ま「「え? ……えぇ!?」」
ツバサくんが先ほどオールマイトが飛んでいったほうを指を指し、私とましろさんもその方向を見れば、オールマイトに誰かがしがみついているのが遠くからでもわかりました。
ま,ツ「な、なにやってるの/んですかー!!!?」
もうあんな遠くまで行ってしまっては普通に走っては追いつけない距離でした。
ソラ「……ましろさん、リュックお願いします!!」
ましろ「ソ、ソラちゃん!?」
私はましろさんにリュックを預けて、走り出します。
そして"個性"を使って
ソラ「私は出久さんを追いかけます! ましろさんたちは先に家に!!」
私は全速力で、出久さんとオールマイトを追いかけました。
少しして、2人が人気のいないビルに降りたのを確認したので、徐々にスピードを落としてそのビルに着地しました。
ソラ「出久さ——」
出久「"個性"がなくても、ヒーローになれますか!?」
出久さんに声を掛けようとしましたが、それよりも早く、出久さんは振り絞った感じでオールマイトに問いかけました。
やはり、憧れに聞けるなら聞きたい…ということですね。
オールマイト「"個性"が……」
オールマイトを見れば、オールマイトは出久さんの問いかけに立ち止まりましたが、急に咳き込み、オールマイトの身体から蒸気のようなものが出てきました。
オールマイト「いかん…holy shitだ…!」
出久「"個性"がないせいで…そのせいだけじゃないかもしれないけど…」
ソラ「い、出久さんストップです! オールマイトが!!」
出久「ソラさん!? なんでここに……ぇ?」
オールマイトに問いただしている出久さんを一度止めました。出久さんは私に驚いていましたが、オールマイトを見てすぐに止まりました。
オールマイトを見れば、先ほどの蒸気に包まれていました。そしてそれが晴れました……ですが。
オールマイト「……」
出,ソ「「し、萎んでるぅーー!!?」」
萎んだオールマイトがいました。
ほんのちょこっと今回出てきた中の設定、出しておきます!
・出久とソラ達は幼馴染(一応、勝己とも…)
・ソラの個性は『飛行』空を飛ぶことが出来る…だけの個性です!(東方の博◯霊夢と同じだと思います)
・出久とソラが秘密の共有者(になるかも!)
改めて竜魅さん…if作品を書いていただき、ありがとうございました!(今度メールで何かお礼が出来ないか聞いてきます…(使命感))
では、本編もよろしくお願いします!