ひろがるスカイ!プリキュア〜無個性なヒーロー〜   作:そらまめ24

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実家に帰ったらなぜか別荘で働いてた、そらまめです。
遅くなってしまい申し訳ございません…実家に帰ってゆっくり出来るかと思ったら、まさか別荘でバーベキュー!…のためになぜか枝集めとか火起こしとかあって逆に疲れまして…(美味しかったけどね♪)
今話、結構捏造?が入るので気をつけてくださいませ…
あと、後書きでお知らせがあるので、最後まで読んでみてください!
では、今話も楽しんでくださいね!



第49話 アスレチック

 

 

五十嵐「ゴク…ゴク…フー…礼は言っておく」

 

たい焼きを喉に詰まらせた五十嵐にましろさんがコップにお茶を入れて渡すと、それを一気に飲み干した。

 

ましろ「いいよ、喉詰まらせちゃったの私達のせいだから…」

五十嵐「そうか…」

ソラ「それにしても、どうしてこんな所でたい焼きを食べてたんですか?」

 

ここで僕達が一番気になってることをソラさんが聞いてくれた。

 

五十嵐「あのバカにここに連れてこられて、計画も何も言わずどっかに行きやがった…どうしようかと思って山降りてたら近くの売店でたい焼き売ってて、昨日お前らがたい焼き作ってたって言ったのを思い出して買って食べてた」

 

五十嵐はある方向を指差して説明してくれた。そっちを見てみると確かに少し離れた場所に売店がやってて、カレーやラーメンなどのご飯系、ソフトクリームやたい焼きのスイーツ系と色々売ってた。

 

出久「カバトンに連れてこられたって、場所はわからないの?」

五十嵐「わからない…あいつホントにバカだ、計画を聞いてみようとしたら_」

カバトン『どうせ文句言ってくるから言わないのねん!』

五十嵐「って、バカなこと言うし、俺置いてどこかに行くし…ハァ〜」

 

五十嵐がこんなに疲れてるのを見たのは初めてかもしれない、それぐらい今回のカバトンの行動が許せないみたい…

 

ソラ「…五十嵐、今は特にやることは無いんですよね?」

五十嵐「あ?まぁ、無いが…」

出久「ソラさん?」

ソラ「それじゃ、一緒に遊びましょう!」

ましろ「えぇ〜!?」

五十嵐「ッ!?」

 

ソラさんの意見に皆んなびっくりした!

 

出久「ソラさん!?」

ましろ「どうして五十嵐くん誘ったの!?」

五十嵐「青髪、俺はお前達の敵だぞ?どうしてそんな発想になった?」

ソラ「確かに普段は敵ですが、今は悪いことしてないので!」

ましろ「なる…ほど?」

出,五「「いや説明になってないよね/だろ!?」」

 

ましろさんが納得しそうになりかけたけど、僕と五十嵐が慌てて止めた。

 

ソラ「ダメですか?」

五十嵐「ダメだろ…お前らはいいのか?」

ましろ「え?…私はいいよ!」

出久「ぼ、僕もいいよ」

五十嵐「いいのかよ…」

 

五十嵐は頭を抱えながら少し考え込むと、吹っ切れたのか顔を空の方に向けた。

 

五十嵐「…今回だけだぞ」

ソラ「ッ!やった〜!では、早速アスレチックに挑戦しましょう!」

ましろ「えぇ〜…もう行くのぉ…」

出久「頑張って、ましろさん」

五十嵐「ハァ…やれやれ…」

 

僕達は五十嵐を加えて、アスレチックに一直線のソラさんの跡を追った…

 

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____

 

 

ソラ「皆さん!早く早く!」

 

横に続く小さなネットのトンネルに、上に続く蜘蛛の巣のように木の柵が設けられた壁もあれば、下に続くハシゴを伝っていくとカーブしてうんていに変わって…すごくハードだった…ゆっくりやれば大丈夫なはずだけど、ソラさんがどんどん前に進んで追いつくので精一杯…しかも、

 

五十嵐「だらしねぇなぁお前、俺を助けた時の根気はどうした?」

 

五十嵐もソラさん並のスピードで前に進んでる…

 

五十嵐「まぁ、もっと大変そうな奴がいるが…」

ましろ「う、腕がもう、限界…プルプル」

出久「ましろさん!?」

 

僕の後ろでその場にへたり込んでる…しかも、アスレチックがもっとあってそれも相まって、ましろさんの絶望感がさらに高まる…

 

五十嵐「たく…青髪、一旦休憩だ」

ソラ「え?あ、ましろさん!?」

五十嵐「仲間の不調に気づけよ…」

 

二人が僕達の所にアスレチックをしながら戻ってきてくれた。

 

ましろ「ご、ごめんね、皆んな…私のことは気にせず、先に進んでいいんだよ…?」

出久「ううん、皆んなで少し休もっか?」

ソラ「はい、ましろさんを置いて行けませんからね」

五十嵐「そう言ってるが、さっき気付かずに置いて行きかけたよな」

ソラ「そ、それは気付かなかっただけで_」

五十嵐「なお悪いだろ」

 

ソラさんの言葉に五十嵐が揚げ足を取るように話しながら、僕達は休憩することにした。

 

出久「まさか、五十嵐と遊ぶことになるなんて…」

五十嵐「それはこっちのセリフだ…」

ソラ「…五十嵐、聞いてみたいことがあるんですが、いいですか?」

五十嵐「…聞くだけ聞く」

 

五十嵐がそう言うと、ソラさんは真剣な顔で五十嵐に質問した。

 

ソラ「五十嵐、あなたはどうしてカバトン達に協力しているんですか?前に言ってた、ヒーローが嫌いだから、ですか?」

五十嵐「…それを話してどうする」

ソラ「前に言ったじゃないですか…あなたを助けたいって」

五十嵐「それなら俺も言ったぞ、助けて欲しいとは思ってないって」

出久「五十嵐、僕も聞きたい。君がどうしてこっちに来たのかも含めて」

ましろ「わ、私も!」

五十嵐「質問多いな、お前ら………ハァ〜、言えば満足か?」

ソラ「はい!」

 

五十嵐はソラさんの言葉を聞いた後、少し考えてから口を開いた。

 

五十嵐「こっちに来たのは、事故みたいなもんだ」

ソラ「事故…?」

五十嵐「…8年前の…3月だったか…嵐に巻き込まれたと思ったら、こっちに来てた」

出久「ッ!!?」

五十嵐「訳もわからないまま、どうすればいいかわからなくて…生きるために、俺はあいつらに協力した…これでいいか?」

 

五十嵐はそう言うと、アスレチックの柵を飛び越えて竜巻を作って宙に浮き始めた。

 

ましろ「五十嵐くん、どこに行くの?」

五十嵐「お前らの頼みを聞いたんだ。今度は俺の頼みを聞いてもらう…俺はそろそろあのバカを探しに行く_」

出久「待って!!その話、詳しく_」

五十嵐「じゃあな」

 

五十嵐はそう言った瞬間、竜巻の勢いを強めてすぐに離れて行ってしまった…

 

ソラ「…彼もツバサくんのように、嵐でこっちに来てしまった感じなんですね」

ましろ「それも8年前…私達がまだ5歳の時から…出久くん、どうしたの?」

 

二人は僕の方を見て少し心配そうにしてた。僕は今、ものすごい驚愕した顔になってたと思うから…

 

出久「…五十嵐が言ってた、8年前の嵐…僕、知ってるかも」

ソラ「ッ、そうなんですか!?」

ましろ「その嵐っていったい…?」

 

僕は二人に知ってることを話し始めた…

 

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8年前、ましろさんが言うように僕がまだ5歳の頃、全国各地で同時に巨大な嵐が発生したんだ。それはあるヴィランの個性による人的な物で、そのヴィランは多量の薬物の服用によって一時的に個性が強まったことで、全国に影響を与えられたって記事で騒がれてた…

そして、その被害は言葉では表せられないほどだった…嵐によって土砂災害に津波、山火事の二次災害も起こって全国各地で建物の倒壊や負傷者が多数出て、亡くなった人も少なくなかった…さらに、行方不明者も全国合わせて50人近くいたみたい…

この事件はオールマイトが人命救助で活躍してて、調べたことがあったんだ…

 

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____

 

 

ソラ「…ひどい…」

ましろ「そんなことが…」

 

二人は悲痛な表情を浮かべながら、各々が思ってることを呟いてた。

 

ソラ「…その悪者はどうなったんですか?」

出久「なんとか捕まって、刑務所に入ったみたいだけど…ネットの記事で薬物の反動で、廃人になってるんじゃないかって…」

ましろ「…ッ」

出,ソ「「ましろさん!!」」

 

ましろさんの顔色が少し悪くなったと思ったら、急にその場で崩れ落ちそうになった…なんとか二人で支えることで、ましろさんは落ちずに済んだ。

 

ましろ「ご、ごめんね、二人共…出久くんの世界では、そんなことが起こるんだって想像したら、目眩が…」

出久「…ごめん、こんな話しちゃって」

ましろ「ううん、五十嵐くんがどうしてこっちに来ちゃったのか知ることが出来たから、ありがとうだよ」

ソラ「…私も、詳しい話を聞けてよかったです」

 

ソラさんはそう言うと、一度息を整えてもう一度話し始めた。何か決心するかの様に…

 

ソラ「出久さん、私は五十嵐を元の世界に帰らせてあげたいです」

出久「…うん、そうだね」

ましろ「それじゃ、今度会ったらおばあちゃんがトンネル作ってるから、出来たら一緒に通ろうって誘うよ!」

ソラ「それいいですね!」

出久「じゃ、話に行くために、アスレチックを攻略しよう!」

ソ,ま「「おぉ〜!」」

 

僕達は新たな目標を決めることが出来た。それを達成するために、なぞときで得られたヒントを使いながら、アスレチックを進んで行った…

 

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____

 

 

五十嵐「…ハァ…」

 

俺はあのバカを空から探しながら、さっきの話を思い出してた…怒りを覚えながら…

 

五十嵐「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

五十嵐『お父さん…お母さん…お姉さん…』

 

激しい突風と雷雨…傷だらけの自分…転倒してる車…視界を埋め尽くす土砂崩れ…土に埋もれた家族…

 

五十嵐『…やだ、やだよぉ…』

 

必死に手を伸ばして掴んだ家族の手…氷の様な冷たさを感じる家族の手…

 

五十嵐『ッ、〜〜〜!!…わァッ!?』

 

自分の頬を伝う水…浮き上がる自分の体…

 

五十嵐『…た、助けて…助けて…!』

 

上手く個性が扱えない現状…地面から徐々に離れていく…家族から徐々に離れていく…

 

五十嵐『…助けて…ヒーロー、僕の家族を助けてよォッ!!』

 

たった一人で宙を浮く絶望…家族を失ったという絶望…自分の声が届かない絶望…

 

五十嵐『…なんでいないの…ヒーロー…』

 

憧れへの諦め…憧れへの怒り…憧れへの嫌悪感…そして…

 

五十嵐『…もう…いいや…_』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_もう全部…どうでもいいや…_

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

五十嵐「ッ…」

 

俺は顔を振って、思い出してた記憶をもう考えないようにした。

 

五十嵐「…俺はもう、あの時と違う…!」

 

俺の怒りのせいか、焦りのせいか、俺の周りを吹く風が勢いを強めた。俺は一度地面に降りて、ゆっくり息をして落ち着こうとした。

 

五十嵐「スー…ハー…俺にはまだ、兄さんがいる…」

 

俺はあのバカを探すのをやめて、ポケットからディープパッドを取り出して、トンネルを開いた。

 

五十嵐「…フュージョン」

フュージョン「フー…?」

五十嵐「…少し、作業を急ぐぞ」

フュージョン「フー!」

 

フュージョンの返事を聞いた後、俺はトンネルに歩みを進めた…

 

五十嵐「…兄さんの、目的のために…!」

 

 




大分捏造が入りました…ダグ付け直した方がいいですかね?
あと、少しお知らせなのですが…今取っておりますアンケート、if作品の件なのですが…まさかの、以前この小説のイラストを書いてくださった、伽華竜魅さんが書いてくださることになりました!!…どうしてこうなったんでしょうか♪(プチコラボだ!!)
竜魅さんは今現在、ヒロアカとシンフォギアのクロスオーバー作品を書かれております…文章のクオリティが高く、手間暇かけているためか読みやすい作品となっております!そんな方に書いていただけるとは光栄です!し・か・も!私の書き方に似せると配慮してくれるという…コラボ相手全員優しすぎ♪…私、恩を返せる気がしないのですが!?
if作品の投稿は、アンケート終了した次の投稿日にしようかと思います!あと、私のif作品を期待していた方…ごめんなさい、またアンケートを取ってその時に書くか、竜魅さんの続きを書く感じで許してください<(_ _)>(ただ竜魅さんが書いた方が面白いとおm((((((ボゴッ)
では、また次回!
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