ひろがるスカイ!プリキュア〜無個性なヒーロー〜 作:そらまめ24
また書いていただきました、そらまめです。
スー…私のところで出していいのだろうか…?まぁひとまず…竜魅さんありがとうございます!!
では、if作品も楽しんでくださいね!
路地裏。
勝己「クソがッ!!」
そこでは先頭に勝己と後方に他男子生徒2人がいた。
男子生徒1「なぁカツキ、今回のはやりすぎじゃね?」
男子生徒2「幼馴染なんだろ? それもあの青天や虹ヶ丘とも。まったく羨ましいぜ」
勝己「うっせぇわ。俺の道にいるのが悪い。それにあの青女も光団子もチビ鳥も、俺の神経を逆立てしやがる……! ガキのまま夢見心地のバカはよぉ…見てて腹が立つ!!」
勝己はイライラしながら片手に持っていた空の缶を爆破させた。
勝己「昔からムカつくんだよ……弱ぇデクを庇うようなあいつらが」
男子生徒1「うわぁ…さすがは『世界が自分中心で回っている』自尊心」
勝己「聞こえてんぞ!! つーかてめぇら制服で堂々とタバコ吸ってんじゃねえ! バレたら俺の内申にも火の粉かかるだろうが!!」
ここにはいない出久たちに対して暴言を吐きながら、勝己はタバコのことを言うが、そんなことよりもという雰囲気で他2人は顔を青ざめていた。
男子生徒1「お、おい…!!」
男子生徒2「カツキ、う、うしろ…!!」
勝己「あ? うし——」
「いい"個性"の…隠れミノ…!」
——◆——
ではなく、それにいたおじいさんがいました。
ソラ「あ、あなたは誰ですか!?」
私は咄嗟に出久さんを守るように立ち、おじいさんに問いかけます。
オールマイト「そう警戒しないでくれ。いや、警戒しちゃうだろうけど……私はオールマイトさ」
おじいさんはそう言いながら口から血を少し吐きました。
出久「ど、どういうことですか!?」
オールマイト「プールでよく腹筋に力を入れ続けている人がいるだろう? アレだ」
出久「ウソだーーー!!!」
オールマイト「本当さ…少年少女よ。くれぐれもネットに書き込まないでくれよ?」
オールマイト…?はフェンスのところで座り込むと、来ていた上着をまくり上げて、自身のお腹を見せてきました。
出久「ひっ!?」
ソラ「な、なんですか…その傷…!?」
ですがそれは、あまりにもひどすぎる、見るに堪えないという言葉が合うほどに、酷すぎる怪我の跡がありました。
オールマイト「5年前……
1日3時間しか、活動できない……。
出久「5年前って、『毒々チェーンソー事件』ですか?」
オールマイト「詳しいね、でもあんなチンピラにやられはしないさ!」
そう言いながらグッと拳を握りニヤリと笑いました。姿が違くとも、この人は正真正銘のオールマイトなんだと、なぜかわかりました。
オールマイト「これは世間には公表されていない。公表しないでくれと私が頼んだ。人々を笑顔で救い出す『平和の象徴』は決して悪に屈してはならないんだ」
オールマイトの覚悟…というものでしょうか…確かに『平和の象徴』が社会がどれほどまでに混乱してしまうんでしょう…
オールマイト「私が笑うのはヒーローの重圧、そして内に湧く恐怖から己を欺く為さ」
出久「…ッ!」
オールマイト「プロはいつだって命懸け。"
それって、遠回しに出久さんは……出久さんをチラッと見れば落胆した表情をしていました。
私は、出久さんに声をかけようとしましたが、そのかける言葉が見つからず、どうすることもできませんでした……ただ、彼の手を握ることしか……。
オールマイト「人助けに憧れるなら警察になるってのもある……夢を見ることが悪い事じゃない。だが…相応に現実も見なくてはな、少年」
オールマイトはそう言いながら屋上から中へ続く扉に向かいました。
オールマイトの言ってることはもっともでもあります。ですが、それでも、私のことではありませんが、自分のことのように悲しさと絶望さ、そして多少の怒りがこみ上げてきました。
出久さんは……あなた方が想像するよりも、誰よりも…私の知っている人の中で一番、努力し続けてる人です……それに、出久さんは……!!!
ソラ「ッ…! 待ってくださ——…!?」
私はオールマイトにそのことを言おうとしましたが、握ってる手があまりにも簡単に抜けてしまい、思わず驚いて振り返ってしまいました。
そして気づきました。
出久さんが泣いていることに。
ソラ「出久さん……」
出久「…! ご、ごめん……わかっていたけど、やっぱ…憧れにこうも言われると……やっぱ、悔しい…なぁ……!!」
ソラ「ッ!」
出久さんは感情が抑えられなくなったのか、膝から崩れ落ち、ボロボロと涙を流し続けました。
私はそんな出久さんに、ただ抱きしめて、慰めることしかできませんでした……。
——◆——
ビル内の階段を降りるオールマイト。彼はポケットに手を掛けた。
オールマイト「(早くこいつを……)…?」
オールマイトは両ポケットに手を突っ込み、中身を確認するもスッカラカンだったことに今気づいた。
すると窓の外から、遠くのほうで爆発が起こり、それに気づき振り向いた。
オールマイト「まさか…!」
オールマイトは顔を青ざめ、トゥルーフォームのまま急いで走り出した。
——◆——
オールマイトに現実を突き出されてから少しして、僕とソラさんは町中を歩いていた。
それに、ソラさんにみっともないところをまた見せてしまった……ソラさんも気を使ってるのか話しかけてこない。
プロが…トップまで言うんだ……わかっていたことじゃないか…!"無個性"がどれだけ頑張ってもヒーローにはなれない……それでも現実を受け入れたくなくて今まで頑張って来たんだろう?分析ノートだけじゃなく、ソラさんやましろさん、ツバサくんと一緒にトレーニングもし続けた…!
でも、ヒーローとは"個性"あってこその職業。
"無個性"がヒーローになれることは——
BOOOOMM!!!
出,ソ「「ッ!?」」
爆発…!?
あ、ここってさっきビル屋上から見えたところ…クセで来ちゃったのか…やめておけ。
虚しくなるだけ…え?
ヘドロ
アイツ…オールマイトが捕まえてたはずじゃ…!?
ソラ「なんであの
ソラさんの言う通り、あの
「なんでヒーローたちは助けないの?」
「
なっ!?その間に人質にされてる人が死んだら取り返しが……あっ。
出久「僕の、せいなのか………」
思わず、口に漏らしてしまったその言葉。だけどこの時の僕は気付いていなかった。
ソラ「い、出久さん…?」
僕が、あの時オールマイトにしがみつかなければ……ヒーローを目指すどころか、ヒーローに失態をさせてしまい、あまつさえあの無関係者だった人質の人が苦しむはめに……ごめん、ごめんなさい……!頑張って…!!きっとヒーローが助けてくれ——
勝己「…~~ッ」
出久「……ッ!!!!」
——頭の中で謝り続けていた僕は、気が付いたら、走っていた。
ソラ「出久さん!!?」
プロ1「お、おい!!」
プロ2「バカやろー!! 止まれー!!!」
ヒーローたちの止まれという呼びかけが聞こえる。
どうしてだ!?なんで出た!?
ヘドロ
勝己「……デクッ!?」
どうしよう!こういう時、こういう時は……はっ!25ページ!!
出久「ていっ!!!」
背負っていたリュックを、
ヘドロ
やった!一瞬怯んだ!!!
出久「かっちゃん!!」
僕はかっちゃんに近づき、掴もうとした。だけど泥のようなもののせいで掴めなかった。
勝己「なん…で、テメェが…!?」
出久「足が勝手に! なんでって……わからないけど!!」
そうだ。わからない。
足が、
ただ、あの時の君の顔を見た瞬間だった。
あの時の君の顔は……——
出久「君が、助けを求める顔してた…!」
——それだけが、僕の身体が勝手に動いてしまった意味だ。
ヘドロ
プロ1「無駄死にだ! 自殺志願かよ!!」
僕は咄嗟に目を瞑ったけど、痛みがしなかった……恐る恐る目を開けた。
オールマイト「本当に情けない……!」
出久「オール…マイ、ト…!」
身体から蒸気を漏らしながら、
オールマイト「君に諭しておいて……己が実践しないなんて!!」
オールマイトは僕とかっちゃんの手がちょうど同じ位置にあるところを掴んできた。
オールマイト「プロはいつだって命懸け!!
そして、オールマイトのその攻撃による風圧や衝撃で、僕はまた気を失ってしまった。
——◆——
あの後、オールマイトが起こした風圧による上昇気流が発生、雲を作り出すことで雨を降らし火災も抑え、飛び散った
そして僕はヒーロー達からものすごく怒られ、逆にかっちゃんは称賛された。そんなことで時刻はすっかり夕方になってしまい、僕はソラさんと帰り道を歩いていたのだが、ソラさんはがずっと思い詰めた顔をしていた。
ソラ「……出久さん」
するとソラさんから声をかけられて、僕は足を止めてソラさんに顔を向けた。
ソラ「……出久さんは、すごいです…」
出久「えっ?」
ソラ「あの時、出久さんは勝己さんを助けるために動きました…でも、私は……動けませんでした。それどころか、震えてしまいました」
ソラさんは自分の手を見ながら、そう話してきた。あの時、僕がかっちゃんを助けに行ったときのことだろう……。
ソラ「ヒーローたちは怒っていましたが、私は…あの時、出久さんは誰よりも——」
勝己「デクゥッ!!!」
ソラさんが言いかけた時、かっちゃんの声が聞こえて思わずそっちに振り向いたら、かっちゃんが走って来ていた。
そして少し距離が離れた位置で息を切らしながら、僕を睨んできた。
勝己「俺は、俺は! 助けを求めてなんかいねぇぞ…助けられてもねェ!! 1人でやれたんだ…"無個性"と"没個性"の出来損ないコンビが、見下すんじゃねえぞ! 恩売ろうってか!? 見下すなよ俺を!! クソナードどもがァ!!」
かっちゃんはそれを言い終えると、振り返って帰って行った。
タ、タフネス……!
ソラ「なんなんですかあの人は! 出久さんが来てくれたから、あぁして助かっているのに…!」
出久「ソラさん落ち着て…」
かっちゃんの態度にソラさんは怒っていて、かっちゃんを睨んでいた。
ソラ「勝己さんの実力は認めますが、あの性格と出久さんをいじめることだけはやっぱり認められません! ましろさんやツバサくんのことも馬鹿にしますし!」
出久「あ、アハハハ……」
まぁ確かにかっちゃんは自尊心の塊だからしょうがないけど……でもかっちゃんの言う通りだ。何ができた訳でも変わった訳でもない。
今回ので僕はヒーローにはなれないが改めてわかった。ソラさんには悪いけど、僕はちゃんと身の丈にあった将来を……。
オールマイト「私が来た!!」
出,ソ「「うわっ!?」」
改めて帰ろうと歩き出した瞬間、目の前の曲がり角からオールマイトがいきなり現れた。
出久「オールマイト! なんでここに!? さっきまで取材班に囲まれてて……」
オールマイト「HAHAHA! 抜けるくらいわけないさ、なぜなら私は、オールマイゲボオッ!!」
出久「わぁーーー!!!」
ソラ「だ、大丈夫ですか!?」
オールマイトがかっこよくマッスルのポーズをしようとした瞬間、ビルの屋上で見せた痩身の姿へと血を吐きながら変わった。
僕は思わず悲鳴を上げて、ソラさんは心配していた。
オールマイト「ゲホッ、大丈夫さ少女よ……少年、礼と訂正…そして提案をしに来たんだ」
出久「提案、ですか?」
オールマイト「君がいなければ、君の身の上を聞かなければ、私は口先だけのニセ筋となるところだった! ありがとう!!」
ソラ「に、ニセ筋…?」
出久「そんな……いや、僕が悪いんです。オールマイトの仕事の邪魔して、"無個性"のくせに生意気なこと言ったり、勝手に飛び出して混乱させちゃったりして……」
ソラ「出久さん……」
そもそも、僕があの時オールマイトに抱き着かなければ、あの
オールマイト「そうさ!」
……えっ?
オールマイト「あの場の誰でもない、小心者で"無個性"の君だからこそ! 私は動かされた!!」
……ッ!!
オールマイト「トップヒーローは学生時から逸話を残している……彼らの多くが話をこう結ぶ!! 「考えるより先に体が動いていた」と!!」
…そうだ、僕は、あの時……!
胸の奥が熱い…目が、揺らいで……。
オールマイト「君も、そうだったんだろう!?」
出久「……ゔん…!!」
膝をついて、胸を抑える。
オールマイト「君は、ヒーローになれる」
僕があの日、お母さんに言ってほしかった言葉は……あの日、ましろさんが、ツバサくんが……
ソラ『出久さん、あなたは誰が何と言おうとーー』
ソラさんが言ってくれた言葉……
ソラ『私の、最高のヒーローです…!』
みんながいたから、僕は……!!
——◆——
オールマイトが、出久さんに言った言葉で、出久さんは涙を流しました。
あの時の行動が、出久さんの人助けが、オールマイトの心を突き動かしたと言っておりました。
やはり、出久さんはすごい人です……憧れの人の心も動かすことが出来るなんて……。
ソラ「出久さん…」
出久「……ソラ、さん…」
私は出久さんの手を取り、そっと立ち上がらせました。
ソラ「あの日、私は、いえ、私たちは言いました。出久さんは私たちの最高のヒーローで、本当のヒーローになれると」
出久「! ……うん!」
出久さんは涙を拭いて、笑いました。
それにつられて私もまた笑いました。
やはり、出久さんは笑顔が一番似合います。オールマイトのように。
オールマイト「(この少女は少年の友人、いや恋人かな? いや、それでもだ。"無個性"である彼にヒーローになれると言えるとは…それに、私
出久「は、はい!」
そう言えば、オールマイトは礼と訂正、提案をしにここに来たんでした。
先ほどまでのは礼と訂正。そしてこれからは提案の話……するとオールマイトは両手を左右に伸ばし、顔を上に見上げながら言いました。
オールマイト「君なら私の"
出,ソ「……え?」
それは、あまりにも理解するには難しいことでした。
これは——
無限にひろがる青い空の下
優しく眩しい光に照らされながら
天より高く溢れる勇気で
どこまでもアゲていき
気高き神秘のように
途切れず、溢れる希望をその胸に宿して
少年少女たちが最高のヒーローになるまでの物語——
if設定出します!
・ましろは光、ツバサは鳥になる個性(勝己は個性と見た目であだ名呼び)
・出久、トレーニングしてる
・ソラ、秘密知る
一番最後の数文…すごくカッコよくないですか⭐︎
この作品、私も楽しみなんですよね♪(あれ、投稿者としてあるまじき発言では…汗)
では、本編もよろしくお願いします!